紫の詞の世界 王様の直訳だけをかじって、なめるんじゃない! GILLANはホントにスーパー大詩人だ! ラブあり、お笑いあり、ショート・ショートあり、ホラーあり、 説教あり、哲学あり、社会批判あり、ファンタジーあり、SFあり、 喜怒哀楽、また、この世界のあらゆる事象がつまっている。 こんな、ヒト、他に誰がいるかあああ! しかし、一貫しているのは 「どんな時でも、なにがあっても、絶対、負けないで強く生きるべきだ!」 という、強烈なメッセージ。 詞の世界においても、ゾンビが賞賛してやまない大師匠なのでした。 Clear Air Turbulence FIVE MOONS Scarabus Srags To Bitches PRE-RELEASE Secret of The Dance Message in a Bottle Mr.Universe No Easy Way On The Rocks Night Ride Out of Phenix No Laghing in Heaven Bite The Bullet For Your Dreams Born To Kill CLAR AIR TURBULENCE
(澄み切った大気の乱舞)
目覚めよ! そうだ! 目覚めよ!
天上をめざせ!
白いこぶしと 蒼ざめた顔たち!
おまえたちの頭上はるか 空の彼方をめざすんだ!恐怖! そして 混乱!
金属的な声が
病的な妄想を煽り立てる
白いこぶしと 蒼ざめた顔たち!
おまえたちの頭上はるか 空の彼方をめざすんだ!光を求めて 宇宙を旅する
星界の迷い子たち 一万人
おまえたちの頭上はるか 空の彼方をめざすんだ!おだやかな青い空
とても いい気持ち
追憶にひたってみようか
過ぎ去りし日々のごとく 平穏に
ゆったりと 二輪馬車は太陽に向かう
ところが 突然
ダルース!
ダルース!
ダルース!
ダルースにつっこんでいく!私にはわかった!
ようやく 理解できた!
百万の魂が
万物創世よりもっと以前の夜明けへと
救いようのない輪廻を くりかえしている
いにしえの鐘が 響きわたりつづける中を
・最後の章のみ、一人称になる。すると、語り手はそれまで、
輪廻してゆく魂たちを、ながめていたわけだ。
宇宙旅行に隠喩した、死後の霊魂の物語? つっこんでみれば、人類破滅後の?
・ダルースDuluthというのは、アメリカのミネソタ州にあるリゾート地
(みたいだけど、本当のところはわからない。)
歌では、くどいほどに「Get into Duluth!」を繰り返す。
結局、死した魂のつかの間の安寧の地のことか?
・そして、当時のインタビューによれば、この曲と、
次の「Five Moons」はダイレクトにつながっているという。
すなわち、Duluthに行き着いた魂たちのその後の生活を、
歌っているわけだ。
空がまた ちがった色に変っていくよ
めずらしいよね 黄色だなんて
ふるさとには もう 帰れない
百万人の ぼくらにとって
一緒にいるのは 五つの月だけどうにかなるかも しれないね
やりなおすんだよ あたらしい土地で
さいわい いのちは だいじょぶそうだし
一緒にいようよ 五つの月とばくは みんなに うそなんか いわない
みんなが 許されるように 祈りもしないみんな 本当に 遠くへきてしまった
ねぇ 今までとは違う 生き方をしようじゃないか
もしも ここに 緑の草原さえあったら
もしかしたら…… いや きっと
笑えるようになれるだろうよ空がまた ちがった色に変っていくよ
びっくりしたんだ 雨がぽつぽつ
雲がなみだを ばらまきだしたら
お空の月は 4つになってたばくは 夏の夕立ちなんかで 泣いたりしない
そんなもの どこにも ありはしないけど黄色い空に のびてく街が
はきだす煙は とっても悲しい
たくさんの木が 切りたおされて
お空の月は たったの3つ愛するひとには うそなど つけない
愛するあなたには うそなど つけないあなた 大切なこどもをなくした 灰色かあさん
ぼくの両手に だかれにおいで
こんやも きっと 雨になる
それでもきっと どうにかなるのさ
お空に残った ひとつの月と
・すごく哀しい、しかも、生きていくことは肯定しなくてはならない。
人はまた、同じあやまちをくりかえす。
しかし、どんな所でも、人は生きていかなくてはならないし、
生きる希望はどんな場合でもある。また、なくてはならない。
たとえ、「大地の母」の、いとおしいこどもたちを奪うことになっても。
スキャラバス様のパイを
おひとつ いかがかな
とても カラダによろしいぞ
犬の足 トカゲの舌 山羊の口臭に 死人の髪の毛
たっぷり入って 滋養強壮には もってこいじゃ
そんなところで なにをためらっておられる?
いらっしゃらぬか 魔術師の住み家へ
ところで おぬし なにか望みはあるかのう?
わしはこの業界でも トップをはっているのじゃぞ
もし このわしに誠意をもってつかえてくれたら
金の塊でもなんでも 望みのものを つかわそうあるとき
わしの命を狙うものが 5人おった
そのうち 生き残ったのが4人
いや 死んでしまったほうが
しあわせだったかも しれぬがな
ふっふっふ
来るがよい おそれをしらぬ者どもよ
最初に3人 後から2人が
剣やら護符やらを手に訪れた
わしの呪文ひとつで
天がにわかにかき曇り 雷鳴が響きわたった
明るくなってみると
ニンゲンの姿をしているのは 2人だけ
カエルが2匹 ネズミが1匹
雨の中で鳴いておった
はっはっは! どこへなりと 行くがよい!なあ!
オレがぼうっと空想している時は
ジャマしないでくれよ!
うっとうしい現実より
よっぱど 楽しく「生きてる」ってカンジなんだから!
あっちへ いっちまえよ!スキャラバス様のパイ
どうじゃ お気にめさんかな
犬の足 トカゲの舌 山羊の口臭に 死人の髪の毛
たっぷりはいって 滋養強壮には もってこいじゃ
そんなところで なにをためらっておられる?
いらっしゃらぬか 魔術師の住み家へ
いや 失礼 お話の途中だった
ニンゲンで残った2人のうち
1人はもう 大変に いけすかないヤツだったから
永遠に呪われるゾンビにしてやった
最後の1人?
こいつの方はなかなか 美丈夫だったゆえ
石に変えて 私の魔法の玉座に飾ってある
どうじゃ こっちにきて ごらんにならぬか?
・ホラー映画のクラシックからヒントを得たという。
ホラーをやってても、なんとなく、明るく滑稽だ。
CDの訳詞が、あじけないんで、これも、いっぱい私の言葉をくっつけた。
SLAGS TO BITCHES
(あばずれ女にゃ やくざな男)
おまえは一人じゃ なんにもできない
おつむはからっぽ ケダモノ脳ミソ
それでも ベイビー 一緒にいようぜ
オヤジによろしく オフクロさんにも
おネエさんにも ――いればのお話
おれには おまえのお金がいるよ
おまえのスキな モノをあげるから
これで おあいこ 一緒にいようぜくず野郎から お金持ちってば
願ってもねえ ナイスな美談だ
おまえのポッケ(の中の紙幣)に おれは首ったけ
ここらでやめたら オトコがすたらぁ
あばずれ女に やくざな男
こんな似合いの カップルあるかよプライベートのビーチでパーティー
そうかと思えば お馬でぱからん
まったくベイビー おまえとでなきゃ
どっても 入っていけない世界
なにがあっても なかよしこよしだ
けんかはいやだよ かみかみするだけ
おまえに転がりこむ 遺産たら
おまえひとりじゃ もてあますだろう
だから ベイビー 一緒にいようぜどうだい この服キマってないか
成金みたいに みえるかやっぱし
唾をぺっ!では 紳士的は失格?
おまえにしたって 淑女にゃみえねえ
金が欲しいぜ もっとよこせよ
それが当然 権利ってもんだ
おまえは おれをおもちゃにしてる
わからないほど たこでもないけど
それ言っちまえば おまえはおバカだ
だから ベビー 一緒にいようぜ
一度 オヤジに 話してごらん
おれのオンナに なるってことをさ
おまえにホンキで ホレてるんだから
相手がやくざじゃ オヤジは言うだろ
「うちのムスメは とり乱してるだけ!」
そしたら オヤジに微笑んで
そっとお耳に ささやいてあげな
「あたしのおなかに 赤ちゃんがいるの」
あまえのオヤジは 大金持ちだね
だから ベビー おまえと一緒さ
・タイトルは「from rags to riches」 と韻を踏んでいる。
Dai会長作成のギラン辞典、曰く、
「Money:ギ師の歌詞で、最大の頻度を誇る単語のひとつ」だって。
「金」と「あばずれお嬢さま(死語?)」と「ひも」
にまつわる愉快なストーリー。なんか、ほのぼのしてます。
お嬢さまの告白のセリフで「1たす1は2じゃなくて3」、
ていうのは「子供ができちゃった」ととりました。
CDの訳詞は「女には、羽かざりも必要なものです」。??
地にうつる影はなく
悲鳴ですら だれにも聞こえない
貴女にかけられた呪縛
私だけが 貴女を解き放てる
こよいまた 漆黒の闇
オパールの色の光とともに おとずれる貴女を
私は魅了されて みつめ続ける
暁光さしこむころ 消えゆくはかなさに
いつも さいなまれながら恋のきずなに 捕らわれたからは
奥津城の地より何なりと 命じるがいい
―― 貴女のしもべに
幾星霜もの 時を越えて
過ぎ去りし日々をさかのぼり
こときれてゆく うるわしきほほの 涙に
くちずけ させてはもらえないだろうか
この私の命とひきかえに
貴女に 安寧をささげようめくるめく時は 流れてゆく
私の胸を焦がしながら貴女の墓石から そう遠くない
おだやかで ひそやかな地中に
私を埋葬して欲しい
そこで 手をとりあえるものならば
こころはいつも うつろいゆく 貴女のように
私の瞳も 色合いを変えて
「不死者」の仲間入りができるだろうから
さあ そうしてからは
いかなる 二人になったらよいのか
わかりさえすれば ともに解き放たれるだろうに
・ミステリアスでロマンチックな歌。こういうのに弱い。
私の「エレーヌ」のもとネタ、かな?
オレは見た
薄暗がりの部屋を
いろっぽくダンスをしながら
よこぎってゆくオンナ
オンナのひとみは欲情でぎらぎらしてたオンナはオトコをダンスに誘ったが
そいつはたいそう
ボクネンジンだったから
オンナを満足させられなかったさあ オレにチャンスがまわってきた
しくじったりしないぞ
うっわ! そこで ようやく気がついたんだ
オンナの「ダンスの秘戯」にねダンスしながら
ほんの少しだけ オンナにくっついたから
オレがこんなにびんびんになってるって
知られたかもしれなかった
ありったけのテクを使って
オンナもめろめろにしてやろうと がんばったもはや お遊びなんかじゃなくなっていた
オレはもう つっこみたくてしかたがなかった
もう だめだ! がまんできない!
とうとう オンナに触ってやった
そのとたん!
オレはあっさり イッてしまった
・・・・・・・・・・・
あああ もう このオンナを知ってしまったら
もとにはもどれない
足を洗うには 遅すぎるよ
くっそう みすみすチャンスをだめにしちまった
だから もう二度と
「舞踏の秘戯」を味わうことはできないだろうオンナが踊ると みんなむらむら
あそこのしまりを 宣伝してるみたいなんだ
いっぺん 味わってごらん
「ダンスの秘戯」を
オマエだって やみつきになるから
・セクシーな歌だと思ってたら、やっぱり「どえっち」だった。
この訳は、やりすぎかもしれないけど、ニュアンスとしてはこーだろ!
ライブのオープニングに、シャウトしながら、
こういうの歌わんといてくださいよ、はずかしい。
(といいながら、一緒にさけんでた私でした。)
1945年の酒場で オレは生まれた
まったく どうやって 生きてこれたってのかね
ハナシしてたら ちょっと ノドがかわいちまった
おーい ビール工場までつれてっとくれ
そこで死ねたら 本望ってやつさ (ハハハ)シカゴに行った時 ベッドにころがされた
あんまり 黄色いんで
くたばっちまったと思われたらしい
半年は酒飲むなって 言われたけれども
大丈夫 ほどほどにやるから って答えたね
スコッチの上物を 日に1本くらいにしておくから色恋沙汰と 歌うことがわかりかけたら
なんだか少しだけ 世間がみえてきた
オレの船が難破しちまった?
ボトルに手紙をつめて 送ってやる
「もう1ガロンよこせ 全部 カラになりやがった」ああ ボトルの底におまえの顔がみえる
笑ってるね! オレも楽しい!
おまえがカラッポになったら
オレももう もう やってられねえ
一緒にそのへん 捨てられちまうだろうなぁ!
・1945年はギ師の誕生した年。大酒飲み師匠の自伝。酔っ払い賛歌。
ユーモラスで、とぼけていて、皮肉がきいていて、シャウティング満載!「オレの船が難破しちまった」? 「しんしょうつぶした」のメタファだろっ!
最高! オレも飲もう! あ、「酒場でダバダ」みたいかも?
アナタは神様? それともニンゲン?
毎日 怯えて暮らしてるの?
それじゃあ ぼくらってなんなんだろう?
単なる カンビールの泡かもしれないね
ほんとのところが知りたい ただそれだけ
いったい ぼくはどこに行くんだろ?どんどん どんどん 走りつづけたら
落ちちゃうだろうか 世界の果てに
丘をはいあがり 壁を登りつくしたら
落ちちゃうだろうか 世界の果てに
世界が創造される前から 百万年も
ここにいるだけ もう まちきれない
ほんとのことが知りたいだけなんだ!そのうち どこかに行き着くかもしれない
もしも 行き先を知ってしまったら
だれも そこへはたどりつけない
ほら みんな そういうふうには思わない?
あ ぼくはいいんだ このままでレンガのかべのむこうに なにがあるのだろう?
とても 厚いかべにみえるけど
この世の中は まやかしばかり
思い通りに いったためしがない
壁のむこうなんか わかるはずがないぼくをもうちょっとだけ 歩かそうとして
ぼぼえみかけてくる アナタ
ほんとに笑ってるのかも わからないのだけど
きっと ぼくって どっかおかしくできているんだよ
青い地平線をあとにして
どんなにがんばって 進もうとしても
それでも 結局
みえるところにしか いかれないって
・「永遠/無限と人間」について、真正面から取り組んだ歌詞。「哲学者」ギラン。
NO EASY WAY
(だいたい楽な道なんて あるわけがないよ)「オイラ 楽な道をいくぜ!」
可愛いジョンは 言っていたっけ
ヤツは お日様の光にバイバイ
高いとこから 飛び降りて死んじゃった
拳銃なんか いらないから
確かに 楽かもしれないけど
おいおい そりゃ 楽な道とはいわないぞ
とっても 楽とは思えないけどなあ
ううん 絶対! 楽じゃない!
だいたい楽な道なんて あるわけがないよ「アタイ 楽な道をいくわ!」
可愛いアンは 言ってたっけ
彼女 家の金を持って 家出した
それからは
顔をそむけながら 客にむかって脚を開く毎日
雨の日に ずぶ濡れにならないように
おいおい そりゃ 楽な道とはいわないぞ
とっても 楽とは思えないけどなあ
ううん 絶対! 楽じゃない!
毎日が 雨降りみたいじゃないか!あなたはすてき とても美しい
涙や 悲しみは あなたに似合わない
なにか 悩みがあって
死にたいくらい なのかもしれないけど
つらいことから 逃げられる簡単な方法なんて
残念ながら どこにもありはしない
あ いや ひとつだけあったよ
ねえ・・・
明日はきっといい日だって 考えてみてごらん
・ギランの2人の友達についての実話だそうです。
なんという、力強く、やさしく、きびしいメッセージ!
「なにがあっても、あきらめずに、強く生きろ!」
最初、聞いたときは、ひどく皮肉な歌詞にとれた。特に最後の段。
でも、時間がたってくると、そうじゃないってわかった。
NIGHT RIDE OUT OF PHOENIX
(不死鳥の死ぬ夜)砂漠の大気はつめたく 月は煌々と輝く
不死鳥より離れ 夜を駆けると
あたりは不吉な予兆に満ちていた
私の墓所の上を 歩く者さえあり
今宵 なにかが起こることを知った不死鳥より離れ 夜を駆ける
駁毛の雌馬にまたがり 砂漠のなかを
不死鳥を照らす 月明りのもと
蜥蜴に見守られながらあたりの荒野に 薔薇が咲き乱れ
孤独な私を幻惑する
もう 故郷に還ることはないだろうすると この世界の外より
黒い雄馬が 舞い降りてきた
乗っている男は ただ笑い 天上を指し示す
それで 私はこの世の運命を知った恐怖に怯えながら
見降ろす 下界の荒野
もうすぐ
運命の時がやっているそれでも 私は飛翔をつづけた
復讐をもくろみ 飛んでゆく
邪悪なものの すぐそばを
そして 寒さにこごえながら
死期のせまった不死鳥をながめているなんらかの理由があって
私は選ばれたのだ
悪魔の憎しみがもたらす 結末を
みさだめなくては ならない
そして
不死鳥に焼き殺された人々が
私に 過酷な運命を背負わせるということも
わかっていたそれでも 私は飛翔をつづけた
復讐をもくろみ 飛んでゆく
邪悪なものの すぐそばを
そして 寒さにこごえながら
死期のせまった不死鳥をながめている
・これはまた、非常に難解な詞である。
歌詞カードの訳詞をみても、なんのことやら、さっぱりわからない。
錬金術、また、黙示録のイメージが濃い。
コトバをいじっているうちに、見えてきた!
これは、やはり、黙示録の歌だ! 雄馬や騎手もでてくるし。
・語り手:預言者。根拠は「なんらかの理由があって 選ばれた」の段落。
人類の終末を見届ける役目をおわされ、それが、幻視後の彼の運命を暗くする。また、「私の墓所」というの は、すでにその時、死んでいることを表わす。
・不死鳥:核ミサイルのこと。みずから炎に飛びこんで、再生するイメージを人類を 焼き滅ぼす炎にみたてたのではないか。報復攻撃も当然、あるだろうから、「復讐をもくろみ 飛んでゆく 邪悪なもの」というのは、不死鳥そのもののこと。それにしても、「死なない」鳥が、「死んで」ゆく、という発想は、いかにも、ギっぽく パラドキシカルでいい。
足にささったガラスに泣きながら
路上で遊ぶ 子供たち
未来にあてもなく するべきこともなく うけいれてくれる場所もないおまえを がんじがらめに 縛りつけようと
規律を あてがった者たちがいた
昔は自由気ままに 大空を飛び回っていた おまえ・・・
いまでは 破れたつばさをもてあまし 途方にくれている人間であることが 誇りだった あの頃
理想に向かって ささやかながら 前進してたっけ
でも その誇りを賭けて 決意したことが
完全に 裏目にでてしまったんだ
名前も住み家も おさえられ
飼い犬同然に 管理されてしまった
へ理屈のかけひきに 捕らわれて
いまでは いい考えも浮かばず 途方にくれているしっかり その両腕で抱き締めろ! 放すんじゃない!
生まれながらに 授かっている権利を!
そうだ! いいぞ!
おまえを欺き 近寄ってくる悪魔から
目をはなすんじゃないぞ!
絶対に 目をつぶるんじゃないぞ!
そうだ 毎晩でも アタマをつかうんだ
むしり取られちまったものを 取り戻せるように
いいか なにがあっても
その怒りの感情を 忘れるんじゃないぞ
どうせ 逃げも隠れも できないんだからわかってるはずだよな
この瞬間にも
おまえを出し抜いて ふぬけにしようと狙ってるぞ
かつては 毎日 汗水流して 充実していたのに
いまでは こぶしに力も入らず 途方にくれているおまえを
・社会対個人。また、この世界対人間。ガラス対子供。絶対対有限。
生きるということは、摩擦し、傷ついていくことなのか。
それでも、強い意思を捨てしまってはダメだ。
(天国なんかじゃ笑えやしない)
オレは昔 とても悪いやつで 楽しいことをいっぱいやってた
みんなはオレの運命について いろいろ忠告してくれたけど
正々堂々 立ち向かってやるつもりでいた
地獄におちるぞ ってほくそ笑みながら言ったやつがいた
地獄じゃ炎が燃え上がってるぞ とおどかしやがった
それでも オレはハッピーなワイルド・マンだった
好き放題に やりたい放題
オレはワイルド・マン
酒かっくらって たばこもスパスパ
こましたオンナも 数知れず
もーそりゃ たくさんのオンナたちとやったね
いや スイミーングじゃなくて
ウイメーンだぜ ウイメーンだけど一度は 天国とやらに 行ってみたい
とってもいいところに違いない
天国とやらに 行ってみたいね
きっと すてきなところだろうなオレはこころをいれかえて 祈ることにした
このオレの魂をお救いくださいってね
もちろん 教会へ行って お祈りもした
バチあたりな癖とは みんな縁を切った
なんと 教会の外でも お祈りをした
カタギな職について金をかせぎ
貧乏人に恵んでやって
あげくの果てに こっちが貧乏になった
でも これで 確信したぞ
オレは絶対 天国にいけるんだと
これで 邪悪な欲望を焼きつくす炎が
高く高く高く 燃え上がっている
地獄の底に落ちなくてすむんだやっほー 天国に行けるんだよ
やるだけのことは やったんだから
どうだい 天国に行けるんだよ
あらいざらい悔い改めたんだから真珠色の門をノックした
わりいけど 長蛇の列から抜け出しちゃってさあ
セント・ピーターにハイ! って手をふったのさ
そしたら ヤツはオレのカードをチェックして
すんなり なかにいれてくれた
オレは微笑んだ
両腕をふりまわして げらげら笑った やったぜー!
そしたら いきなり逮捕された
??????
「こら! キミは行き先を誤ったんじゃないのか?
自分のやったことが恥ずかしいとは思わないのかね? ん?
ここでは われわれは1時間に1回祈りをささげ
聖書からの引用句を読み
厳粛にしていなければならないのだよ」
なんだって?
オレはいった
「オレはあんたたちの同類じゃない!
なりたくもない! こっから出してくれ!」天国から出してくれ!
ちょっとした手違いだったんだ
悪いけど とても ここにはいられない
知らなかったんだよぉ 天国なんかじゃ笑えやしない
出してくれよぉ! ここにはいられないっちゅーの!それから もう あんまりショックでわけがわからねぇよぉ!
こんなはずじゃあ なかったんだよ
ここったらまるで 躁鬱病患者の巣窟じゃん
「ちょっとう! アタクシを転勤させてもらえませんか!」
「だーーーめだ!
一度 来てしまったからには
もっと よい子になるように ずーーっとここにいなきゃならん!
キミのタマシイを より清きものするためにだなぁー」
「より清き って 別にそんなこと どうでもいいんスけどぉー」
「そいじゃぁ 地獄に行きたいってのかね?
なまはんかな オイタじゃあ だめだな そりゃあ」
「わかったスよおお もっともっと 悪くなるよう努力しますからぁ」
「残念だが もう遅すぎるのだよ」
「どういうことですかぁ? 遅すぎるって」
「遅すぎるったら 遅すぎるんだよ」
「えええええええっー! やですよっ! マジでっ!」
と・こ・ろ・で・天国から出してくれ!
ちょっとした手違いだったんだ
悪いけど とても ここにはいられない
知らなかったんだよぉ 天国なんかじゃ笑えやしない
ねぇ カミサマ! なんてヒドイところをお造りになったの?!
もう クルっちまうよお!
地獄にでも どこでも 連れってってくれい!
天国なんかで笑えやしない
もしかして ここって ホントの地獄じゃないかぁ
・すげー冒涜の歌。オジーなんか、軽くふっとびそう!
よくまあ、盲信者に襲撃されなかったもんだ。
でも、ここでも「今を後悔しないよう 好きなように強く生きよ!」という
おなじみのメッセージを感じる。
クビになって 食う金もないうえに
そこらじゅう 落とし穴だらけで 生きる場所がない
歯を喰いしばれ!土曜日の夜なのに サイフはすっからかん
可愛い彼女は ダチ公といちゃつきやがって
「じゃあねっ! ボク!」ときた!
それでも 歯を喰いしばれ!明日こそ いい日だって
肝に銘じるんだ
もうちょっとは マシな日に違いないってまわりのうすのろどものツラをおがんでやんな!
オマエはそいつらより ずーっとはるかに
デキルぞ! ステキだ! パワーがあるぞ!ばかどもに オマエがつぶせるか!
くずどもに オマエの気分を害せるか!
あほうどもに オマエの夢がこわせるか!
いくら浮かれてたって ぼんくらは ぼんくらさ
しょせん オマエの敵じゃないだろ!
・「弾丸を噛め」>「歯で噛んで止めろ」>「歯を食いしばれ」
って、ことかなあ?
ものすごくおちこんでいる時の、私の希望と勇気のもと。
こころから感謝してるよ、導師ギラン。
どこにでもいそうな貌だけど
くちびるは蘭のよう
はるかな夢をみる瞳愛を交わすにふさわしい手
母のようにあたたかい腕
未来の希望を夢みる瞳はたからみえているよりも もっと深く
きみを知るすべは あるのだろうか?
たとえば
瞳の奥にかくれてる秘密の夢を悪い時代に生まれたものだね
生きていくだけで もう せいいっぱい
もっと すてきな生活が
どこかにあるに違いないのに
あまりにも多くの人間
あまりにもいろんな人々
はたしてここで 生き残れるのだろうかそのうち いつか 死亡率がゼロになり
人の悲劇も なくなるかもしれない
さあ ぼくにさわっておくれ
その日がくるまで きみの夢のために戦うよ王女様のように 優雅に微笑むのに
暗いところでは 泣いてしまう
またひとつ なくした夢を想って昔ながらの恐怖と
知ってしまうことで生じる畏れは
ひにひに大きくなってゆく
いにしえの 無垢だったころの夢に
もどれたら どんなにいいかわからない無意味に時間をすごすようになってから
もう 久しい
気の遠くなるくらい 数多くの人達が
みな 必死に生きている
悪い時代に生まれたものだね
生きていくだけで もう せいいっぱい
もっと すてきな生活が
どこかにあるに違いないのに
あまりにも多くの人間
あまりにもいろんな人々
はたしてここで 生き残れるのだろうかそのうち いつか 死亡率がゼロになり
人の悲劇も なくなるかもしれない
さあ ぼくにさわっておくれ
その日がくるまで きみの夢のために戦うよ
・ラブ・ソングでも、師がやると、一筋縄ではいかなくなる。
これは、楽曲も最高にかっこいい。
ちょっと無機的ながらも美しい、コリン・タウンズのピアノの音。
(ピアノでリフができるなんて、コリンに会うまで知らなかった!
MIDIをやるようになってから、すごく影響うけてる! Thank You!)
ずっこん、ずっこん、マッコイ・ベースに、ギ師の甘いささやき。
中間部から、エンディングのピアノ・ソロ、サウンド・エフェクトまで、
本当に夢をみているよう。
(第一部)
木片を拾って 組み合わせる
幾度も 幾度もくりかえす
寝泊りする小屋ができあがるまで肉を食うためには
獲物を狩る場所が必要だ
土地か 森か
そんなに広くなくてもいい
食べてゆくことさえできれば
そうして
あたたまり 満ち足りれば
ようやく ベッドにはいることができる獲物にとって
おまえは 生まれながらの殺し屋
いい気分にしてくれる女をみつける
女も一緒になることを望み 妻となる
そうして
あたたまり 満ち足りれば
ようやく ベッドにはいることができる女にとって
おまえは 生まれながらの殺し屋じつに単純な生活だ
子供たちは大きくなり
一面が干し草の こがね色の草原で
はしゃいでいる
太陽がかたむいてゆくと
家にあかりがともるある日 見知らぬ者どもが
おまえをたたきのめし
土地も妻も子供も 奪ってしまう
おまえの涙は 血とまざりあう
棒を握りしめ 銃を手にした相手に
戦いをいどんでゆくそうだ
おまえは 生まれながらの殺し屋なのだ「生きていく」とは
どういうことなのかと 考えようとしても
かえって わからなくなるだけ
たとえば 正しく生きるとは?
たとえば 真理とは?
たとえば 人間とは?
たとえば 明日とは?
それじゃあ ひとつだけ 教えよう
未来とは 過去の続きにすぎない
賢き者たち 指導者たちは
若者たちを鍛え より強きものにしようとする
平和に おだやかに
より永く 生きていけるようにと
みんな 生まれながらの殺し屋なのだ(第二部)
ろくでなしどもが叫んでいる!
おかげで 甘い夢から覚めてしまった!
愛と自由と平和? 確かに甘い夢だった
現実とは ほら
わかるか? この感じが?
こころの底から こみあげてくるだろう?
だんだん くっきりと形をなしてゆく この感じ―――― 殺意?!
生まれつき 殺しができる
そうでなくては 身を護れない
生まれつき 殺しができる
そうでなくては
弱肉強食という自然の掟に
勝ち残ることはできない生まれつきの殺意
とはいっても 心配はいらない
だんだん 社会に順応していくから
のみならず 社会自体が もっているものだから
おまえ ひとりが 嘆く必要などない
生まれつきの殺意
それは 人類全員の業でさえある
おまえ ひとりが
死ななければならない理由もないその証拠に
聞け! 銃撃の音を!
見るがいい!
社会的正義に名のもとになされる
虐殺の数々を!(第三部)
おまえの家
おまえの人生
おまえの子供たちと妻
おまえの蒔いた種子は 実を結んでゆく
限りない 繁栄のためには
理性的になってなど いられないただ これだけは確かだ
おまえはおまえで 他人のものではない
自分のために 生きなければならない
「生きていく」とは
どういうことなのかと 考えようとしても
よけい わからなくなるだけだが
たとえば 正しく生きるとは?
たとえば 真理とは?
たとえば 人間とは?
たとえば 明日とは?
それじゃあ ひとつだけ 教えよう
未来とは 過去の続きにすぎない
賢き者たち 指導者たちは
若者たちを鍛え より強きものにしようとする
平和に おだやかに
より永く 生きていけるようにと
みんな 生まれながらの殺し屋なのだ
・なんて、難解な歌だろう。そして、厳しい歌だろう。
詞の言葉は、単語、断片が多く、とても解釈が難しい。
ギ師は、タカ派か? まっさっかー。
これも、個人が運命にうち勝っていくための、教訓ととらえる。