意地でも、ホラー大好き!
平成19年2月6日更新
 いろいろ事情があって、なにしろ、朝5時前起床の生活のため、
ビデオ&DVDを観賞する時間が極端に減ってしまった。
 それでも、無理矢理時間をつくって観ちゃったぞ!
 ホラーなくして、なんの人生ぞっ?!
 
まいごになったら、ホームへ
ホラー辞典は、別館へ!!



死霊の門
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★☆
「過去、黒魔術の儀式が行われた家に4人の若者が1万ドルの報酬で修理を受け負い、宿泊する。いろいろ怪奇現象が起こり、心霊専門の大学教授まで引っぱり出すが、あっさりと死んでしまう。」

B-C級の『家もの』ホラー。若者4人。
ハナシ自体は「なんで、今ゴロこんなー?」というパターンのものですが、キャラが楽しく飽きません
1、男、役者のタマゴ。やさ男。ヌケっぽいが、魔物にとりつかれると兇暴な顔になる。それでも、「なーに、それえ?」と、演技の練習と思われちゃう。
2、その彼女。勝ち気。ハダカ担当。
シャワー・シーン、けっこう濃厚なベッド・シーンあり。
役者くん、取り付かれて大発奮! 彼女をイカせまくる!!!
3、大学生。論文書く。パソコンにエロ文章を書かれて怒る。オカルトに詳しく、解説係。
4、その彼女以前。ブロンド、メガネのインテリ風で、キツい性格。
と思ったら、とりつかれた役者くんとセックスしちゃう! これ、いいです。ずっきん!
 その最中へ、役者くんの彼女が来る役者くんにはエッチの記憶がなく、困ります。
それから、家の管理人、警官、教授、この家の子孫である女性助手(幽霊にそっくり)。

屋敷の地下室に、地獄への門があって、封印が解けて魔物が出てくるというのですが、
正直、なんのためのものなのか、わかりませんです。
シャワーの女の子にいたずらしたり、メガネ娘の人形にエロいかっこうさせたり、コンピューター・にエロい文章うちこんだり、男に乗り移ってセックスしたりと、
なんだかエッチな幽霊で、舌と爪が伸びます。
エッチの他にしたことといったら、電器屋さんとカップル一組と、男数名を殺しただけ。
それ以降ナニがしたかったんでしょうか。
フルチの『死者の門』みたいに町中うろうろもありませんし、大挙して家の外に出る気もないようです。
うーん。これじゃ、なんのために、門を開けたのかわかりませんねえ。
タンジュンにエロがしたかったのか、エロで観客を楽しませたかった(楽しんだよん!)だけなのか?
しかし、ずいぶん、スケールの小さい「地獄の門」ですねえー。



キャビン・フィーヴァー
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★
「山のキャビンに止まりこんだ、カップル2組とアホ男1人。そこに顔血まみれの男がやってくる。伝染病らしい。車を乗っ取られそうになり、焼き殺して撃退するがあたりは血の海、ビョウキ男は貯水池にどっぼーん! そうとは知らず、女達は水をごくごく。でもって、肌から血がだぶだぶ。この病原体は肌を腐らせ血まみれにし、血へどを吐かせるというものらしい。」

なんだか、「タバコ屋の店先でディスコ大会」みたいな志の低いタイトルですが、
『奇病モノ』です。ビジュアル的にはそんなにハデではありません。
罹患した人は狂わないし、人を襲わないし、食べもしませし、変身もしません。
肌にじわーっと痣ができて、『とびひ』みたいになり、そのうち、血を吐き散らかします。
かかってしまえばおしまいという、意外にジミな病気です。
貯水池とかにおっこちなければ、隔離しておしまいのはずです
しかし、病原体の由来とか、伝染経路とか、まったく語られていないので、
決定的に説得力に欠け、事態の恐怖が予感できません。
「患者はただちに射殺せよ!」という命令がでているわりには、定番のガスマスク特殊部隊も出動しません。
警官が銃で撃ち焼いておしまい、疫学的な調査もなく、リアルなのか、そうでないのか?

救いがないだけに展開が望めず、その分、
行き当たりばったりの人々や事件で時間をつないでいるという印象です。
でも、これはこれで、なかなかおかしくて、カミツくのが好きなコドモとか、銃をかかえておっけかるオヤジ3人とか、ほとんど何もしないで死んじゃう犬つれた人とか、彼女を置いて勝手に逃げちゃう主役みたいな彼氏とか、
どういう神経で脚本を書いているのか、わかりませんが、予定調和から逸脱した
先の読めないスリルがあります。
また、某有名ホラーのまねっこのようなラストも笑えます。
最後に残ったひとりが、「オレは生き残ったあああ!」 と叫びながら銃殺されちゃうって、
アレだぜ、絶対!!

しかし、ナニが一番驚いたかと言うと、女性2人のうちの1人、
『たぶんこの人は生き残るだろう』級の美人のお姉さんが、
始まってすぐセックス・シーン!
 しかも、後に逃げちゃうカレシのアナルに指つっこんじゃう!カレシは「サイコー!」って、おいおい……。
これには、アングリ……。
その上、
「どうせ死ぬんだから、誰でもいいからセックスしたいわ!」
と言って、もうひとりの男ともしちゃう!
「ゴムは?」
「そんなもん、いいわよ!」
リアルだよなあ。しかも、美人でスタイルもいい(腹筋2本線あり)ときたもんだ!
そして、最後は犬に食われて死体もマトモにないという、
いったい、どうしてこんなキレイな女優さんが出演をオッケーしたのか、
嬉しいながらも理解に苦しみます。

なんちゅう、スゴロイ作品なんでしょう、これ!!!



フォレスト・オブ・ザ・デッド
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★
「林業している企業が、樹木の発育を3倍にする薬品を開発。切り株から流れる液体は人間をゾンビに変える。森林伐採の人達、彼らに敵対する環境保護団体の姉さんが生き残り、そこに企業の御曹子が調査にやってくる。事態は絶望的、森林は閉鎖され、出られない(バリケードくらい乗り越えろや)。車はぶっこわれる。他の伐採業者のキャンプへいくと、連中はみんなへろへろの狂人みたいになっている。さあ、どうしよう。」

一応、ぐろぐろシーン満載のゾンビ映画なのですが、
どーもノリがよくありません
はらはら、ドキドキ、エグイー!
と喜ぶよりも、ハナシの不備の方が目立ってしまいます。
シリアスなら、シリアスで、もっとつっこんだシカケや描写、人間関係、カタルシスが欲しいです。
それでは、何が不足なのでしょうか?
キャラが生きていない。
これが最大の問題です。
・黒人のきこりのリーダー。もっとリーダーらしい見せ場があってもいいのに、キバルだけキバリ、あっけなく死んでいまいます。
・白人のやさ男の御曹子。父親に無理矢理、調査に行かされるのですが、音信不通、生死不明の場所に、ひとりで、何の装備もなく向かうのはヘン。
 武装調査団くらいひきいなきゃ、やられるだけですよん。
 行方不明になった息子に、父親は救援隊を送って盛り上げたりもしないで
ラストに写真で忍ぶだけってのもヘン。
 環境保護団体の姉さんと恋仲になるのですが、ロマンスに伴う葛藤みたいのもなし。
 おしまいの『いきなり自己犠牲』も無理がありすぎ。
・環境保護団体の姉さん。なんでいるのか、存在理由がよくわからないヒロイン
 単に、女がいればいいじゃん! って扱いです。
 環境保護団体のリーダ−なんだから、もっとムチャクチャして、みんなの足をひっぱって迷惑をかけるとか、おっぱいぽろりとか、見せ場を造ればできるはず。
・狂気の木こりのリーダー。この人、さんざん仲間うちで大暴れ、ヒロインをレイプにしにいきながら、御曹子にけちょんと撃退され、いつの間にかいなくなっちゃいますどうした?! 悪役!!
 一番、使いようのあるキャラなのに、もったいない。
 クライマックスでゾンビに囲まれながら、環境保護団体の姉さんを御曹子と取り合って一騎討ちくらいやって欲しいものです。
・研究者あがりの卑怯な男。キャラとしては、この人が一番おいしい。行動もズルくていいです。 しかし、やっぱり、姉ちゃんをダマして誘拐するとかして欲しかった。
閉鎖された森林が舞台で、そこにいろいろなスリルやドラマが生じるはずなのに、
人間はただ逃げ回るだけです。これといった見せ場もありません。
えええい! もっとなんとかしろよー! つっこみどころはけっこあるはずだぞー!
これでは、企画倒れといわれても仕方ありません。

以上、考察が楽しめました。
自分がハナシを作るんだったら、こうする! という具合いに観賞するのは、楽しいものです。
B級のよさですね。



ゾンビ自衛隊
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★★(最高得点)
「冒頭でいきなり、『靖国参拝賛成、自衛隊賛成、アメリカきらい、しかし、ロメロは好き!』という、スバラしいタカ派のナレーション。
UFOが富士の裾野に落ちて来きた影響で、死体が歩き出し人間を食べる。カジられるとゾンビになる。
アイドル撮影ロケ中の一団がアイドル以外全滅。
ヤクザが殺人中、下っ端以外全滅。
不倫中のカップルが痴話喧嘩し、妊娠中の女が転んでアタマを打って死ぬ。
樹氷で自殺死体(ムロン、蘇る)回収中の自衛隊のもと、アイドルとヤクザが助けを求め、不倫カップルの別荘に行き着くが、まわりはゾンビでうじゃうじゃ。さあ大変。次々殺されてゆく自衛隊に一般市民。だが、この紅一点の女自衛隊員は無敵の戦闘兵器だった!


こっちはもう、ケチのつけようのない素晴らしい作品!
邦画の情けなさ、
予算のなさを逆手にとったスーパー・エンターティメントでした!!


それぞれのキャラのユカイさ!!
・わがまま、アイドルさん、さいこーにおかしい!
 ピンチにオトコを見つけると「助けて! お願い! アタシをどうしてもいいからあ!」を連発。ファンの自衛隊員が「CDにサインしてください。」というと、「そんなんでいいのお?」と御不満。ゾンビが出るとパンツ丸出しで逃げ回り、最後は鞘当てをやってた男2人に仲良く左右の脚を喰われちゃう。
・隊長のボケっぷり!
 自衛隊→実戦には杓子定規とゆう、一部SFマニアの批判を地でいっていて、
 いちいち、隊員に許可を求められないと行動できない。
 しかも、最後には仲間に撃ち殺される。
・不倫カップルのオバカぶり!
 喧嘩中、転んで死んだなかなか肉感的なOLを、困りながらずりずりひきづり、
 女が蘇ってくると状況を理解しないまま、猟銃でぼっかあん。その後も困り続ける男。
・いかにも作りましたというコドモ人形にありがちな展開
 妊娠女がゾンビ。これでもう、赤ん坊がどう出るかは明らかっすよねえ!
 それがまた、いかにも人形という情けなさ!
そして、
・やっぱり、こうきたか! という女兵士の豹変のかっこよさ!!!
 このまま、お終いのわけがない! 
というと、最後は生き残った女性兵士の孤軍奮闘というのが定石ではありますが、
それを思いきり、ばかばかしくやってしまったのがコレです。
実は彼女は
無敵のスーパー・サイボーグだったああ!!!
ワタシも満足。

そうして、ものすごく感動したのが、その他大勢ゾンビさんたちのくねくね演技!!!
これ、すばらしい!
海外のC級映画なんかだと、マジメにゾンビをやってない人がけっこういるのに、
この映画のゾンビさん! もう、翌日、カラダが痛いんじゃないかと心配するくらい
くねくね、ごにょごにゅ、ゾンビしていました。
お疲れ様でした!!!



血まみれ女子高生 処女のしたたり FAIR GAME 1982
★★★
「女子高生3人組は親をだまくらかし、海辺の別荘地へとドライブに行く。途中、黒塗りのワゴン2台にさんざんつきまとわれ、大変な思いをする。同時進行で、彼氏の命令で小切手詐欺をした女の人がいて、この人も別荘地へ。でもって、ワゴンのちんぴら達は別荘を嗅ぎつけ、女子高生を襲う。また、小切手詐欺女の彼氏は、女を縛りつけガソリンを巻く。女子高生の運命は?」

思わせぶりの大嘘邦題の見本です。
『血まみれ』になるのは1人だけ、それもタラリくらいです
『処女』かどうかなんて、わかりません。 たぶん、違うでしょう。
レイプ・シーンはおろかハダカもありません。
詐欺女が着替えでおっぱいだすだけです。
当然、『したたり』もありません。
うーん、ここまでいくと完璧だ!(ナニが?)

しかし、やっぱりこの映画で致命的なのは、カンジンの女子高生がさほどブスでもないんですが、
みんなキャラが立っておらず、どーでもいいような女の子ばかりで、感情移入ができないってことです。「こんなヤツラ、どーなったっていいじゃーん!」てなもんで。
それに加えてシーンや場面転換が「一応、カメラまわしときゃいいや。」
てななげやりな雰囲気で、緊張感がなーい!
おまけに、御都合主義なのか、ナンなのか、
女の子ときたひにゃ、
逃げたとっさのキンケリや、石なぐりで、暴漢達を次々に一撃で殺してしまいます
すげーなあ。むこうは犬やら、銃やら持っているのに。
この女子校生どもも、サイボーグなのか?

でもって、女詐欺師と1人が友達になるのですが、本筋とはまったく関係ない。
パッケージで猿ぐつわされているのも、この人です。
ルックスそこそこなんですが、この人もわりとどーでもいい人です。
彼氏との抜き差しならない関係をもっとしつこく描けばもっとなんとかなったんでしょうが。

チープでぼけぼけした画面の雰囲気が楽しめないこともありませんが、
製作者はもっとアタマを使って、ドキワクさせて欲しいものです。
単にやる気がないだけなんでしょうか?



血の祝祭日2 BLOOD FEAST2
(ママンさんに感謝。)
★★★★☆
『オープニング。路上で立ち話をしていた労働者2名がどうしたことか、いきなりゾウモツをつかみあう。さて、何のシワザなんだろうか?
 数十年前に、大量猟奇殺人事件があった肉屋で、殺人者の孫が仕事を始めた。最初はマトモだったが、彼のジイさんを狂わせたイシュタルの像の目が光ると、殺人肉屋に早変わり。早速、仕事の依頼が来る。美女の結婚式の食事。新郎は刑事で、母親はすごくイヤな女。肉屋はさっそく材料集めにかかる。手始めに下着のみせびらかしごっこをしている新婦の友人のイケイケ姉さんたちを襲う。彼女らはきゃあきゃあいいながら、ひとりひとりハダもアラワに惨殺され、目をくり抜き、舌をひっこぬき、両手をミンチに、アタマの皮を剥かれ脳味噌をひっぱりだされ、ゾウモツを散らすのであった。
 さて、新郎たる刑事は死体を見る度にゲロを吐き、相棒のでぶっちょ警官はヒマさえあれば、食い続け、見当はずれの捜査をしている。ついに結婚式の日が来て、みんなは人肉料理を賞賛する。肉屋は憎き新婦の母親を抹殺しようと目論むが、刑事2人と新婦が追跡する。そして、惨劇! さらに意外な結末がっ?!」

ハダカとゾウモツの名匠!! 
ハーシェル・ゴードン・ルイス監督のチョー名作の続編!!
ワタシ的には大傑作!!!
ひたすらキャピキャピ・ギャルのヌードと、これでかっ! ちゅう人体解剖、それに、今回はなんともトボケまくりのギャクで押しまくってくる。
いやしかし、ルイス監督って、こんなに妙なユーモアのセンスがあったっけ?
あのブラックな名作『2000人の狂人』を撮ったヒトだから、あっても当然か?
おっぱいにハラワタに脳味噌に血シブキ、それら鮮烈なシーンを、どよよん、ぬぼーんとした脱力系の笑いが包囲しております。
小技の効いたマヌケなキャラ達の言動に、こちらの脳味噌が宙に浮いてくるような快感!!!
深夜、観賞していて、なんとも満ち足りた気分になるのですよ。
しかも、戦慄(??????)のエンディング!!
そのぼよよん、ボケぶりには、
開いた尿道がふさがりませーーーーん!!
エロとグロがエグければエグいほど、その一方のボンクラぶりがインフレーションするという奇妙な法則が実感できます。

「エジプトのイシュタールの影響だ!」
「いや、イシュタールはバビロンだろう!」
というつっこみが笑わせます。
問題のイシュタール像も、いかにもマメ電球を目に埋めこんだ発砲スチロールだし。



ゾンビ・オブ・ザ・デッド 3 エボルーション・キング 邦画
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★ ☆傑作!!!
「妊娠期間を短縮する薬は、ゾンビ製造薬だった。夫に逃げられた不妊婦だけのすたれた産婦人科医院。院長は今日もその婦人と診察室で堂々とセックスする。娘は下着姿でおかまとプレイし、コソドロを撃退。院長のヒゲの弟は、ゾンビ製造薬合成に成功した精神科女医とセックス。さあ、どうなることやら。」

タイトルからして、本格的なゾンビB級映画を予想し、観賞を開始したところ、下着のお姉ちゃんが、イメクラみたいなことをやってて、その後、延々ドウボウさんと方言でエロ漫才。
え? 邦画じゃん。しかも、なんだ、この緊張感のなさは? DVDを間違えたか?
と思いきや、まさしく、『ゾンビ・オブ・ザ・デッド 3』でした。
こりゃ、ホラーをネタにしたコメディ・ポルノですね。

ムチャクチャいい加減な設定に展開、ボケボケの雰囲気。
3人のおねえちゃんが、ハダカになって、ぷるるるる!!!
ああ、なんてキモチいい!!
女の子のハダカっていいなあ、癒されるなあ!!
と深夜にひとり、感激しました。

主演の院長の娘のブラジャー・パンティの方言おねえちゃん、
すごく明るくてきだての優しいカンジがいい!!
なにしろオープニングで、おいしそうにカップ麺を食べるシーンが絶品!!!
あんなにうれしそうに食べるなら、そばに来て食べて欲しいくらいです!!!
(って、ナニ感心してんだろ、オレ?)

それから、セックス・シーン満載の悪の精神科女医さん
なにがスゴイって、ラスト・シーンでずーーーーっと勝ち誇って笑い続けている。
アウトテイクがまたスゴイ!!! どうやったら、あんなにバカ笑いが続けられるものなんだろう?
なかなかデキることじゃないっす。

ネットでの評価は最悪だったんですが、ワタシ、これ、大好きでーす!!



ザ・ディ・シャッフル 死霊の群れ 邦画 R指定
★★★☆
「フィアンセにバカにされっぱなしの主人公がいた。このフィアンセは、獣医の父親の元愛人だった。その後、ラブホテルに呼んだ3時間5万円のホテトル嬢の優しさに大感激、フィアンセにいちゃいちゃを見せつけてやろうと呼び出すが、さらにバカにされ、怒って狂犬病の血液(?)を飲ませてしまう。フィアンセは狂いだし、助けに来た隣の部屋のカップルの男をカミ、男、女をカミ、ラブホテルの外にも狂犬人間は増殖してしまう。」

『ゾンビ・オブ・ザ・デッド 3』と同じ監督作品で、こっちも、世間の評価は最悪です。
なもんだから、思わずオーダーしてしまいました。

コンセプトは『ゾンビ・オブ・ザ・デッド 3』と同じで、ベタな物語入りのソフト・アダルト・ビデオに『処刑軍団ザップ』パクリの狂犬病ネタさらには『サンゲリア』を思わせる絶望的なラスト・シーンお気楽なエッチ・ビデオで、深夜、酒飲みながらの観賞向きです。目くじら立てて怒るほどのものでもない。

しかし、女性キャラに、『ゾンビ・オブ・ザ・デッド 3』ほどの個性はなく、面白さではそっちより数段落ちます。 それにしても、路上の一角に十何人かメイクした人を集めて、それをホテルの屋上からながめ『地上壊滅』を表現するというチープさ!!! なんか、いいっすね!!!
『自殺サークル』の「天守閣から200人投身自殺!」なんぞとコトバでごまかすより、よっぽど、ウソっぽくていいです



ショーン・オブ・ザ・デッド
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★
「ショーンというウダツのあがらない思いこみオヤジが彼女との別れ話の最中に、世界はゾンビ・ワールドに突入。母親、ルーム・メイト、友人カップルをひきこんでの、脱出作戦開始。はたして、成功なるか?」

ゾンビ・コメディ。全米で大ヒットだって。
しかし、ギャグがくすぐりばかりで、笑えない。
そこそこルックスの女性が3人も登場するのに、おっぱいは封印のまま
スラップスティックなギャグも、グロいギャグもなし。
ワタシには、高級過ぎる
世の中で非難の嵐を浴びている
C-Z級オマヌケ低予算ホラーの方がずーーーっと笑えるんですが。
『ゾンビ・オブ・ザ・デッド 3 』とか。



GERRY
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★☆
「男2人がドライブの途中、山におりて歩くが道に迷い、延々歩く。三日も(もっとのような気もするが)。で、死にそうになる。」

意味不明、意図不明の映画です。
エピソードらしい、エピソードもなく、(あえて言えば、一人が岩の上に乗って降りられなくなったくらいか)絶景の中を延々歩きます。
キャンプはするんですが(どこから木を?)、水も飲まず、食事もせず、うんこもせず(画外でしてるのか)、そのくせ、まったく、疲れもみせず、平気な顔です。ケンカもしません。これで、1時間40分押しきります。ワタシは深夜に4回眠りました。映画館の観客はブーイングするとか、暴動を起こすとかしなかったんでしょうか? それとも、全員、眠っちまって、気がついたら終わっていたとか? (ワタシはそのパターンでした。)
これにくらべれば、単調で平板で眠いといわれるジャン・ローラン監督作品なんか、血わき肉踊るスーパー大活劇ですよん。



自殺サークル
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★
「50人の女子高生が電車のプラット・ホームから集団自殺。それに影響を受けたか高校生が、昼休みに屋上から集団飛び下り自殺。ネットに、自殺を記録するサイトあり。意味ありげに自殺っぽい歌を歌う少女グループあり。自殺現場に人間の皮膚を張り合わせたパッチあり。自ら『自殺クラブ』の犯罪者と名乗る教祖ローリーあり。担当刑事の一家も自殺。刑事も自殺。恋人が自殺した女が、少女グループとの関連から自殺を起こしている少年少女を発見するが、皮膚を切りとられる。しかし、自殺はしなかったが、物語の後に自殺するかもしれない。」

なかなかの秀作です!!!
まず、ジャパホラの定番、『愛』が登場しないのがいい。
唯一の難点は、刑事の家族が自殺、刑事も自殺という、ありがちな展開。
家族肉親をダシにするのは、いい加減にしろよ! ジャパホラ!!!
予想できて、ブザマなだけだぞ!
それ意外は大変良かったです。
まず、50人の集団自殺。それから、乗りで投身自殺しちゃう高校生達。
これなんか、たとえば、横断歩道で信号待ちなんかしてる時。「一歩出たら、死んじゃうよな。」とか感じる時のリアリティがあります。
ネットの批評を見ると、最高から最低まで、賛否両論。
ジャパホラにつきものの、お涙ちょうだいを求めている向きには、不評なようです。
ショッキングな描写の羅列、そして、収拾も解決もつかないままでおしまい。
あくまで、解決は観客の想像にまかせられています。
消化不良の感もありますが、『愛』でかたずけちゃう定番ジャパホラより、はるかに気持ちいいです。
監督の志が高過ぎて、空回りしているようなところもありますが、とても楽しめました。
デカピンクオー・ピンクの夢の共演もあります。



タロス・ザ・マミー
(スギハルさんに感謝。)
「50年前に呪われた『タロス』の墓が発見され、3000年の封印を解いていまう。発見者達はぼろぼろになり、考古学の博士が自爆。現在になって、孫娘が発掘した。その後、亜麻布がひろひろと人を殺し、最初は目、次に肺と、臓物を抜いていく。どうやらタロスさん、復活を目論んでいるらしい。孫娘と異国人の刑事が事件を追う。」

これって、メジャーなんですか?
キレイでメリハリがなく、最後のどんでんがえしにも、まったく必然性がないという。
ナイゾウ奪って、復活!!!
なんていうと、フツウ、『やれ! グログロ!』と気合いがはいりそうなもんだけど、
ミイラの包帯がひろひろと、なんの脈絡もない人にカラミついちゃうだけ。
感情移入も興奮もなし。
ハーシェル・ゴードン・ルイスが天才に思えてくるぞ。
なんで、こんなヘタクソな作りかたしたんだろうか? 
メジャーだからか?
クリストファー・リーが老博士の役で登場し、おやっと思わせてくれるんですが。

さらに致命的なのが、
主役たるヒロインがまったくかわいくないし、魅力もない
外人刑事も、別にどうってことない。
タロスの心臓をダレがつけてようが、どうでもいい。
もっとヒドいのは、せっかく蘇ったタロス様が、
この世で何をするんだか、まったくわからないこと。
市民にまじって、大人しく暮らしたりして。
このハナシで120分はツラすぎる!!



集団殺人クラブ
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★
「援助交際女子高生、ひょうな事から、相手の『タケゾウ』が死んでしまう。警察ざたを恐れた彼女は仲間を4人、呼んで山に埋めてしまう。しかし、『タケゾウ』は死なないのか、女子高生につきまとう。みんなでバラバラにしてしまうが、その帰りに5人は道に迷い無気味な洋館に辿り着く。そこで、『タケゾウ』、正確には『タケゾウ』の左手に襲われ、ひとりひとり死んでゆく。」

グロくて、オバカです!!!
女子高生5人がきゃぴきゃぴ逃げまわったり、チェーンソウや斧を振り回しているだけで、すがすがしい気分になります。
この『タケゾウ』君。バラバラにしても、車でひいても、なにやっても死なない。
いわばオヤジ版『富江』ですね。
ちゅうか、悪気はなく不細工で情けない『美女・富江』のパロディみたいです。
最初、『タケゾウ』君が勝手にぶっとんでいって、コートかけに首をつっかけて死んでしまうシーンから、
「こりゃあ、オバカだ!!」
と思いましたが、シリアスなシーンはシリアスにオバカなシーンは徹底的にオバカに描くという、
娯楽に徹した姿勢には拍手を送ります。
女子高生同士のイジメや仲たがい、共闘を誓って、あっさり裏切ってしまう、
なんていう、心理的な描写もはちゃめちゃなグロ間のアクセントとして生きています。



バイオハザード2034
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★
「西暦2034年。地上を殺人ウイルスに占拠された人類は地下都市に移住していた。主人公はスゴ腕の保安部員だが、ミスにより市民の犠牲を出し、酒に溺れていた。彼のパートナーの金髪おばさんに指令が下る。地上に派遣した部隊が消息を絶ち、だが、生命反応はあると。ただちに事態を究明せよ、と。金髪おばさんは主人公を指名、荒くれどもと死の世界である地上に行く。ワクチンは48時間しかきかない。だが、地上にはゾンビがうようよと。政府は新ワクチンを開発しようとして、ゾンビ化薬をばらまいてしまったのだった。」

タイトルからして、『バイオハザード』のバッタもんかと思いきや、
     マジメで爽快なアクション娯楽大作でした。
なにしろ、銃撃戦満載です。
デッパでナンパな若者主人公がめちゃくちゃ強い!!
銃でも、素手でも、ゾンビをばったばた!
しかし、アタマ撃てば死ぬのに、弾丸の無駄使いだよなあ。
パートナーがヤング・ギャルでなく、頼りになりそうな金髪おばさんというのもシブイ。
お色気担当と思われた女兵士がそれらしいシーンもなく死んじゃったという、ハードさ。
死の地上に、先発隊の残したブキミな映像が不安を盛り上げます。
テキ出現の後は、とにかく、ばばばばばばばっば!どん! だだだだだだだだだだだ!
ばばばばばばばっば!どん! だだだだだだだだだばばばばばばばっば!どん! だだだだだだだだだばばばばばばばっば!どん! だだだだだだだだだばばばばばばばっば!どん! だだだだだだだだだばばばばばばばっば!どん! だだだだだだだだだばばばばばばばっば!どん! だだだだだだだだだ1
深夜でも息もつかさず楽しませてくれる作品です。



ウエスト・オブ・ザ・デッド
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★
「かなり昔、メキシコの鉱山主が不死の神のグッズを手に入れ、村人全員を鉱山に追いこんで爆破、生贄にした。ちょいと昔、父、母、19才の娘、足の悪い弟がその村のホテルに泊まる。姉はひと風呂浴びて、表に飛び出し、ゾンビ軍団の犠牲になる。現代。白人男とメキシコ娘のカップルが、娘の親に会いに行く途中、葬列に車でつっこむ。棺から舌を切られた女が飛び出す。女を保安官にあずけ、ホテルに泊まるがこれがどうも、ヘン。黒人男と金髪娘の友人カップルを呼び出して一緒に逃げようとするが、ゾンビに包囲されている。白人男はカマれてしまった!」

スタンダードによくできた話で、主演キャラたちも上手く描かれています。
メインの明るく健気で前向きなメキシコ娘さんの活躍がみものです。
しかし、一番特筆すべきは、原色でやたら明るい色彩感覚
ゾンビ(爆破された村人)の衣裳が、黄色や赤で派手。
問題のホテルの内装はほとんど、赤!!!
ライトも加工した色彩で、なんだか、インサンさがないホラーです。
因縁話なんかもあって、造りようによってはどろどろにもなりそうなのですが、
陽気にきらきら、ハナシにメリハリもあって、良く言えば、見やすく、悪く言えば、エモーションに欠けます。


集団殺人クラブ return
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★
「海へ行った4人の女子高生、トウモロコシ売りの『タケゾウ』につきまとわれ、あしらう。女子高生達、青年と知り合い、ひとりがアツアツになる。五人を乗せた車が『タケゾウ』をはねてしまい、証拠隠滅のため、無人の屋敷で『タケゾウ』の死体を焼く。アツアツになった女の子に『タケゾウ』は乗り移り、青年と残りの3人を血まつりにあげていく。」

どうしたんだ、『タケゾウ』?
 前作でのオバカさが後退し、単におかしな殺人鬼になってしまった。
殺しても殺しても、蘇ってくるというのは同じですが。
カマを振りかざしたり、少女に乗り移ったりで、
左手一本の前作よりはバリエーションが増えていますが、
どうも、オバカさの薄まったのが気になります
だいたい、最初のウリのトウモロコシはどうなってしまったんでしょうか。
ワタシ的には、『タケゾウ』はトウモロコシの精霊か、召し使いで、
巨大なトウモロコシの皮を剥くと突如出現する
『タケゾウ』!!!
みたいなシーンを期待していたのですが。




モンスター cold & dark
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★☆
「人身売買組織に挑む熱血刑事。相棒の警部が殺されるところを救う。ところが、この警部にはグレイルなる寄生生命体が住みついており、左手からエイリアン風の突起口を出して人間の血を吸う。ものすごく早く、ものすごく兇暴。警部はこれを自分の意志で制御し、正義のためにのみ使うという。だが、暴走をはじめた相棒に、熱血刑事は対決を迫る。」

死から蘇り、左手が変形!!
というと『地獄教師ぬうべえ』みたいですな。
実際、これが元ネタなんじゃ?

問題の警部、スタイリッシュでビョーキで、かっこいいです。
美女2人が絡むところもいいです。
特に、容疑者のスリムな金髪美女が好みです。
A級ホラーというのか、風景処理もきれいで、丁寧に作られています。
だけど、問題は、
ほぼ予想通りに物語が進み、
   意外性がまったく感じられないところです。
刑事の彼女の
美女刑事も実は寄生されてて、ラストは怪物同士、壮絶な対決!!!
なんてのを期待してたんですが、それもありませんでした。
ラストなんか、定番中の定番じゃないでしょうか。
あまりにありきたりで、がっくりです。
それと、唐突に出て来て、事件のタネ明かしをする人物。
これ、あまりにいきあたりばったり過ぎて御都合主義のニオイがします。





殺戮職人芝刈男
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★☆
「亡き父親がプール、ゴルフ場を所有する金持ち、夢は脚本家、現実はゴルフ場の下働きという、ダメなデブ男が主人公むっちむっちのガールフレンドと、その悪友達からバカにされ、母親は叔父と再婚。デブ男は、ゴルフ場のラテン系ウエイトレスにホレ、ウエイトレスもまんざらじゃない(「かわいいじゃない、カレ。」だと。どこがいいの、こんなヤツの?)。
 デブ男と悪友たちが夜中のプールでパーティーしている時に、芝刈男が現われ、バカな若者どもを次々と殺していく。デブ男は、ウエイトレスと逃げ回り、芝刈男に追い詰められる。なんと! 芝刈男の正体は!!! って、ちっとも意外じゃありまませんでした。」

シリアル・ホラーものですが、とても明るく、のんびりしています
アッパーで楽しそうな若者(たいがいはクスリとセックスとアルコールとパーティーが大好きと、決まっていますが)数名登場。
定番の水着シーンやおっぱいぽろろんシーン、青春セックス・シーンもあります。
普通、このてのものだと、殺人シーンをきわだたせるために、「狂人が迫っているのにキャピキャピ楽しみやがって、いいのか? ほら殺人者はすぐそこにいる、どきどき。」的な演出がなされるのですが、この映画では逆に「バカ・シーンをたっぷり、殺しのシーンはあっさりあっけなく」という、緊張感に欠ける造りがなされています。おまけに、劇中テレビで『ミルクマン』というホラー番組をやっていて、黒人の老人に「墓場から蘇った男が、人を殺して歩くってか? お色気も盛り沢山だと? フン、くだらん。」というセリフで、自己パロまでやっています。


 主演の人の良さそうなデブ男がまるっきり情けなく、それだけで緊張感に欠けます。
 まずは、オープニングのツカミ。映画開始5分で見事に脱力させてくれます。
 美人で性格の悪いむっちりのブロンド彼女とつき合っていて、ラテン系のウエイトレスといい感じになってしまい、それをブロンド彼女に見透かされて邪魔されるという。なんちゅうか、気の抜けた青春コメディーのノリですね。


 そして、バカの極地は、重症の火傷を負った父親が自分を命がけで救ってくれて目の前で死亡、悪役も死んじゃった結末で、ラテン系彼女とキッス(ブロンドの元彼女はとうに惨殺されている)、ばらぱらと血しぶきがかかった顔を拭いながらカップルでスマイル。なななななななななな、なんんんじゃああ、こりゃああ!! ヒ、ヒサンなオヤジはどうしたんだあ?!
 『シリアス』はもとより期待していなんですが、あまりにおバカ過ぎです。
 アホらしさにハラをかかえて、のけぞってしまいました。
 途中のだらけきったライトなユルみ具合いから、まずマトモな映画ではないと踏んでいたのですが、まさか、ここまでとは!!! 確信犯ですね。一応シリアル・キラーものの定石は踏んでおきながら、どんどんハズしていき、この世のものではなくなってしまうという。
 いやあ、おバカ映画っていいもんですねえ。

音楽がポップ・ラウドなロックで、元アリス・クーパー・バンド、そして、ウインガーのキップ・ウインガーさんでした。
よくまあ、
一世を風靡したヒット・ソング・メイカーが、こんなバカ・ホラーに参加する気になったもんだなあ



稀人 まれびと
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★☆
「主人公はビデオ・カメラマン。とにかく恐怖を体験したい。老人が目玉をついて自殺した地下鉄の底に別世界を発見、つながれている裸の少女を連れて帰る。ところが、この少女、なんにも口にせず次第に弱ってゆく。たまたまケガをした指から、血を啜るのを発見し、自分につきまとっていた女を殺し、その血をペット・ボトルに入れて吸わせる。次に女子高生を殺し、その血も吸わせる。最後に、主人公は、舌を切断、接吻し、しゃべれない少女と一緒に地下へ下ってゆく。」

これ、絶対、ラブクラフト大好きな人が造った作品ですね!
ひたすら恐怖を求める主人公。地下に潜む異世界と異邦人。『ピックマンのモデル』あたりが入っています。また、やたらにモノローグが多いこと。
最初、日野日出志の『マンホールの人魚』みたいに、「実は少女は地下鉄の腐乱死体だった」というオチかと思ったら、近いけど、違う。
殺した女は別れた妻で、少女は自分の娘だった、と告白しますが、それも違うみたいで、よく言えば、ジェス・フランコの『吸血処女イレーナ』風、幻想文学作品、悪く言えば、ひとりよがりなだけの作品です。ワタシ的にはけっこう気に入りましたが。

しかし、トンデモない、無知蒙昧なシーンが空気ぶちこわしています。
殺した女から取った血をそのままペット・ボトルに入れたって、
        分離凝固するだけだろーが!!!
指のマタ(のように見えた)なんか切ったって、どろどろ血が落ちるか?!
1日3時間しか起きないからって、あれしき血の量で生命活動が継続できるのだろうか???

幻想映画にしても、もうちょっと配慮が欲しいです。
そうでなければ、ただのひとりよがり、自己満足に堕してしまいます。



ミミック3
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★
「主人公はビョーキでオンモに出られない。24才。タバコのニオイも香水もダメ。酸素持参。趣味、ビルの窓からの御近所の盗撮。で、妹。パツバツ。ヤクの売人黒人がカレシ。妹の友達のブロンド、イケイケ。主人公に気があり。(なんでええええ? どこがいいのおおおお?)主人公、カメラで、妹のカレシが殺されるのを目撃、下手人はバケモノ。妹と友達、怪しい住民を追う。で、バケモノに襲われる。そいつったら、バケモノのタマゴでカネもうけしようという悪人。でもって、妹、彼女、主人公、危機! さあ、どうする?!」

これさああ、すげええ、陰気で、ジミな物語
『ミミック』シリーズの名がなくぞ。
何が悲しいって、主人公の父親、ガンで死亡。
で、母親。主人公が「殺人を見た!」と通報した時に来た、
ダメダメ・ハゲデブ刑事とデキちまって、セックス三昧。
なんで、こんなうっとうしい設定をわざわざやったのかわかんないけど、
主人公が徹底的に情けない。ビョーキで、インキで、ノゾき趣味。
あのさあ、思うんだけどさああ。
そういうハンディがあったら、ノゾキじゃなくて、本読みまくるとかあ、
DVDみまくって小説書くとか、もっと有効な時間の使いかたってないか?
ホーキンスを見習えアホっ! 
しかも、そんなんで、おまえのために禁煙しちゃうブロンド彼女がデキちゃうし。
(しかし、いったい、コイツのどこがいいんだ?)
物語としても、すげー退屈。途中で、眠っちゃって、次進もうか迷ったくらい。
『ミミック』一番のウリの『擬態モンスター』がぜんぜん、活かされてない!
これじゃ、フツウの下水道クリーチャーでもいいわけだ。
クリーチャー出演は最後のドタバタだけ。
それまではこの、インウツな青年のどーでもいい描写が続きます。
これ、ウケたんかなあ。
シリーズ最低なんだけど。

救いといえば、いかにもヤリマン妹の、
肩だし、おっぱい見えそうファッションくらいですな。



マタハリ 1932 モノクロ
★★★☆
「絶世の美女として有名な、マタハリという踊子がいたと。まことにゴージャス。実はスパイで、色香に迷う男どもをたぶらかしていたと。青年将校を魔の手に落とし、情報を奪うが、そのあまりの強引さに恋に落ちる。青年将校はいくさで、盲になり、マタハリは裏切り者処刑覚悟で、結婚するつもりでかけつけた。しかし、スパイというのがバレ、処刑される。その前に、盲いた青年将校に会い、別れを告げる。悲恋物語。」

広島弁の志穂美悦子様が、標準語を克服するために、千葉ちゃんに朗読の特訓を受けた物語。
(いかにも、千葉ちゃん好きそう。)
で、もって、我がマダムそっくり、マリーネ・デートリッヒのライバルと称される銀幕の美女、グレタ・ガルボの主演作!
ガルボ作品て、はじめて観るので、わくわくでした。

物語は定番王道で、踊り子の美しさにひとめボレのちょび髭青年、そして、そのあまりの無謀な強引さに、任務を忘れてひかれるガルボ。
映像はとにかく、ガルボの美しさに焦点が当てられ、当時の観客を魅了しただろう。
けれども、ワタシ的にはクラシックなおばさん美女、
彫刻のようなガルボって、やっぱり好みじゃない。
アンニュイな優雅を漂わせている、妖精デートリッヒの方が好きだなあ。
ガルボvsデートリッヒ。500円DVD をいっぱい買ったので、さああ、期待。
たとえると、緻密で愛嬌のないガルボって、シャーロック・ホームズ。
崇高な色香にコケティッシュなデートリッヒって、アルセーヌ・ルパン。
ホームズ対ルパン。
私見では、ルパンが好き。



三匹の侍 邦画モノクロ
★★★★★
「侍A(丹波哲郎)が、代官の娘を捕らえている三人の百姓に会う。年貢を軽くしてもらうための人質だという。傍観していた侍Aだが、同情して、代官の部下どもをかえりうちにしてしまう。代官は牢の中の浪人に、侍Aを倒せと命じる。この中に侍C(長門勇)がいて、途中、襲って来た百姓を切ってしまい、後にそのカミさんと仲良くなる。で、侍Bは、代官の用心棒で最初はAやCに敵対するが、いい仲だった女郎のおかみと共に襲撃を受け、A,Cの仲間になる。Aは自分が百たたきになる代わりに、百姓達の罪を許すよう要求、当然、代官は裏切り、Aは水牢に幽閉、百姓達は殺される。」

と、まあこんな具合いなんですが、
これが滅法、面白い!!
百姓の悲哀や代官のアクラツさをバックに、
主役の三人三様のキャラとかっこよさが、くっきりと浮かびあがり、
息もつかせぬ展開!
Aは姫君にホレられ助けられ(定番展開!!)、Bは女郎屋のおかみをモノにし、
Cは自分が殺した百姓の妻にホレらて、なんていう、人間関係の図式もよくできている。
しかし、これ、まったくもって、ゲッターだね!
最初は無関心を装い、実は熱血漢のAは、リョウ!!!
クールでニヒルなBはハヤト!!!
情にもろく、ペーソス漂うCはムサシ!!!
「やああめた。わしは百姓の仲間だ。」
みんなむちゃくちゃに強い!!!
っていうか、これだけのキャラとこれだけのシチュエーションで、面白くないわけがない。
3人の誰かが、「さあ! 来るぞ!」というだけで、わくわくしてしまう。



クローネンバーグ初期傑作選『悪夢の風景』 
1、『椅子』1975
★★
「豪雨の夜、夫婦が田舎の家に電話を借りに来る。電話はない、とにかく入れと勧められる。老婆と老メイドが住んでいて、ふたりとも、カップルに老婆の孫になってくれという。『なんかヘンだわ、出ましょう。』という女と、『雨だからしょうがないじゃん。』という男。結局、宿泊することになって、夜中に少年と老人の声が聞こえる。いたのは老メイドで、そこで『うそつき椅子』の話をする。男は老婆の孫になりきり、女は雨の中を飛び出す。すると意外(というか、もう使い古された)オチが。」
怪奇オムニバスの1本め。25分じゃと。
製作意図の不明な物語です。なんじゃこれ。
意味ありげに、なんだか、つなげておいて、結局、どーでもいいオチ。
ワタシ的には、クローネンバーグって、ひとりよがりでフィーリングの合わない監督で、評価は低いです。
なんだろうね? 1975年という時代にしても、これは凡庸である。
なんじゃこりゃ? なんじゃこりゃ? なんじゃこりゃ?

2、『機械』1976
「オートバイ気違いのヒッピーみたいな男が、バイク・ショップに世界で数台しかないスーパー・バイクを売っていると聞いて、行くがすでに売り切れ。雑誌記者に化けて売った先を訪問すると、金持ち男が玄関に飾っていた。『バイクは走らせてこそバイク! 欲しいぞ!』。その家には、男がオブジェにされており、オートバイ気違いはこいつを丸めこんで、自分に譲るように頼む。すると、金持ち男は『手切れ金がわりにやる。新しい人間オブジェをみつけた。』で、オートバイ気違い、無事にバイクをタダで手に入れましたとさ。」
さらに、意味不明。
どこにヤマがあって、ナニがオチなのか?
今どき、シロウトだって、こんなどうでもいい作品は撮らないだろう。
『人間オブジェ』というのが、クロちゃんらしいところなのだが、それもただいるだけじゃ、ハナシにならん。
なんなんだ、この2本は?



レザー・ブレイド  RAZER BLADE 1998イギリス作品
(スギハルに感謝)
「1850年、決闘の巻きぞえで、死んだ美女、リリス・シルバーはヴァンパイアになり、殺し屋になり、セックスしたりタチの悪いゲームを楽しんだりしながら、永遠の生を満喫する。」
★★★☆

こりゃ、もん、ストーリーなんてもんじゃないです。
ひたすら、ボンテージ美女のセクシュアル&アクション・シーンを楽しむという、一種のプロモ映像です。
進行はリリスのモノローグなんですが、
このヴァンパイア、日中もサングラスをすれば平気、十字架もニンニクもきかない、銃で撃たれても、血を補充すればなんでもない、という完全無欠の強力美女です。
だけど、『最強の殺し屋』にしては、動きがイマイチで、実際、あんまり強そうでないです。
トウが立っているのは、ステキなのですが、ルックス的にワタシの好みから外れるのも、減点要因です。
しかも、のけぞってキバを出す描写がやたら多いのも「もう、わかった、わかった。」と食傷です。
オチのどうでもよさはいいとしても、ちょっとばっかし刺激に欠けますね。
なんか、昔のアメリカ版プレイ・ボーイの企画グラビアみたいです。
もっと精悍で、キリリとした表情、あるいは、淫乱どよよん、とした空気がないと、
フツウのグラマー・グラビア・ギャルがうきうきコスプレしてるだけみたいです。
(それも、悪くはないけど。。。)



ゴシカ
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★☆
「黒人系の女医さんと、その旦那の太った黒人の医師がいた(よく成立するもんだ。)。共に、女子刑務所精神科病棟に努めていた。雨の中、車で家に帰ろうとした女医はレイプされたみたいな金髪の女の子をひきそうになる。女の子は炎につつまれてしまった。女医は病棟にいた。旦那を殺して切り刻んだと言われるが、まったく身に覚えがなく、周囲に狂人扱いされる。しかも、妄想だか幻覚だが、金髪女の子に脅かされ『NOT ALONE』というメッセージを受ける。金髪女はなんと4年前に自殺した院長の娘らしい。なんとか脱走して家に帰ると、自分が夫を殺したデジャブに出会う。そして、納屋に行くと、夫が女性を拘束して暴行しているビデオがあり、幽閉された少女までいた。これでまだ話は終わらない、レイプ魔は『NOT ALONE』ということらしいから。」

幻覚剤や抗精神薬を小道具に配したサスペンス・ミステリーかと思いきや、
オカルト・ミステリーでした。
最初の興味は、黒人のダンナを殺したのは本当に女医なのか。それとも、罪をなすりつけられ、薬を与えられて狂人にされているのか。
という点でした。こういうのって、無実と思わせて、実は本当に狂っていたという『意外な』結末が多いから、そう予想しました。
しかし、半分アタリで、半分ハズレ。
金髪少女の登場にしても、誰かの陰謀かサインかと思ったら思いっきりオカルトで、女医は霊媒ということになるんでしょうか。
女囚の部屋で真犯人のタットーを目撃したのは、ナンだったんだろうか?
その路線を許すと、なんでもアリという御都合主義に流れてしまうんでは?
そして結末のワルモン。
娘を失った院長(実はワタシ的には一番疑っていた)や主治医、みんな怪しがらせておいて、
もうとっくに忘れていた、どうでもいい人物だった。
しかも、ユウレイのせいで、強姦殺人犯を殺したからといって、
そう簡単に釈放になるのだろうか?
途中の整合感とか、進行には首をかしげる部分も多々ありましたが、
ストーリーがどんどん展開していく緊張感を楽しめました。



自殺マニュアル2 中級遍
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★
「『自殺マニュアル』なるDVD 鑑賞者による、自殺者が続出。実はコレ、法医解剖医とその友人の女精神カウンセリング医の主催の『自殺防止』団体のバラまいたものだった。主人公は鑑識に勤務する。その彼女はリスト・カット・マニア。で、その『自殺防止』団体に入会するが、自殺。主人公が法医解剖医を探すと、彼も、団体も自殺していた。」

「こうだろうなあ。」と思うとマンマになってしまうという貧困なアイデアの作品です。
だから、あえて、ネタバラシしました。
オチもなく、次の作品にひきつがせます。
おいおい、自惚れるなよなあ。3作目が作れるほど、ウケると思ってんのかよ?
(って、ウケたりして。)
でも、これは逃げだよなあ。決着造らずに思わせぶりに高尚だと思わせるという。
ジャパホラのダメな作品の典型的なひとつです。
ひたすた意味もなく、インウツで、情緒に流れ、整合感もなく、「ああ観てよかったあ!」というカタルシスもありません。
法医解剖のシーンあたりで、きゃーきゃー騒ぐ一般市民のウケを狙ってるんでしょうか。
法医解剖医が首謀者というのは、早い時期にわかり、じゃあ動機は?
っていうので、
1、若い女自殺死体を犯すため(『ネクロマンティック』路線。) 
2、内蔵を愛人の女精神カウンセリング医の不治の病に移植する(『オルロフ博士』路線。) 
3、火星大接近で火星人からメッセージが! 「我々の乗り移る肉体を入手せよ」(SFですね。) 
4、単なるキチガイ
と、いろいろ想像したんですが、結局、明かされませんでした。
あのさー。いい加減にしろよ、ジャパホラ!! 『着信』でもそうだったんだけど、
マジメに考えながら観賞しているヒトをおちょくんなよなー!!!
『理由のわからないままに終わる方が不条理でおっかない』という作品も確かにあるんだけど、
このあたりのジャパホラは、その域に達しているとは、どう考えても思えない。
いろいろ考察予想しながら、観賞時間を楽しませてもらったのは、感謝しますが。
なんちゅーても、製作者のアート感覚というか、志が低すぎる。
「この程度のモンで、こわがって、ウケるだろう。役者もそれなりに知られてるし」みたいな。
物語としては、ミエミエで全然工夫が感じられないし。

ヒロインね。キレイです。この人なら、自殺癖があっても、許せないこともないなあ。色香。ってゆうくらい。しかしねえ。実際問題、こんな面倒臭い女にホレるかあ? 単に、仕事に忙しくて女に縁のない、公務員が「あ、美女だ。」というんで、つきあったという気がぷんぷんして、主人公の愛情?に感情移入できない。おまけに、ラストのキメが『ダイナマイトでバン!!!』。まるで、ギャグマンガじゃないか。バカにするな! もっとマジメに映画を作れ!!!

これだけ、怒らせて、つっこませてくれたことに感謝します。
『ああ、やっぱ、ジャパホラってくだらねええ!』 と再認識させてくれたことにも感謝します。



ギミー・ヘブン
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★
「ネットに殺人シーンを放映する連続殺人事件。現場には、ロール・シャッハ・テストのような絵が残されていた。『共感覚』というモノがあって、10万人にひとり、他人と違う知覚を有するモノがいるという。犯人は自分と同じ人種を探しているらしい。『のぞきエロネット』製作で食っている江口洋介もそのひとり。そこへ養女に行った家のオヤジが次々死ぬという、女の子が転がりこむ。連続殺人犯はこの子を狙っているらしい。江口の相棒が女の子を連れて逃げる。江口洋介は相棒の殺されるのを、ネットで見る。」

素材は凄く多彩で興味深いです。
『共感覚』。
病的事件の元ネタは『スタンダール・シンドローム』、
『共感覚』の元ネタはベスターの『虎よ! 虎よ!』でしょうか。
なにしろ、マンマの描写が登場。
ネットを通じての犯行というのも、海外のサスペンス・ミステリーにありましたね。アルジェントかなにかの。
ネット・ゲームをクリアすると、犯人に会える、気が狂うというのも、どっかで観たような。。。
つまりは、既成のネタの集合体。しかし、知らない人にとっては、斬新という。
確かに、ジャパホラでこの無機的な流れは斬新かもしれません。
しかし、あまりにも、ネタのムダ使い!!!

結局、他の人間と共感できない人が、共感できる人を探そうと殺人。
それを幇助する家族。
でも、言わせてもらえば、別に『共感覚』者でなくても、
共感できる人がいなくて孤独な人間なんて、
この世の中もものすごーーーーーくたくさんいるし、
その人達が殺人しているかというと、そうでもない。
ものすごい『甘え』のドラマなんで、
まったく共感できませんでした。
ネット・ゲーム・ネタも生きていないし、
『ベン・ハー』の時間だけ死んだ、ちゅうハナシもまったく意味がない。
安易に(ハラ立つからバラしちゃうけど)ニンゲンを殺して、自分も死んで、
だからどーだってんだい!!!
いい加減にしろよな! まったく!

江口洋介かっこいい!
この時代に、やたらタバコをすぱすぱっていうのもいい!
「怪奇大作戦」なんかは、全員、タバコ吸いまくってますよね。
一種のステイタス・ポーズなんでしょうねえ。
江口さんて、クラシカルな雰囲気がします。
しかし、あの、ラスト。なんで、死ぬんだ!!
ワタシは、コドモができた彼女とマリさんとの三角関係をどう解決するのか、
マジメに考えてたんたぞ!
簡単に死ぬなっ!



ゾンヴァイア・死霊大血戦
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★
「話は最初、3つ。
1、イカレタ男2名、ヒッチ・ハイクをするが、車のオヤジがサイコ。ハイカーを虐殺。わあああ! 助けて!
2、イカレタ背広の兄弟。眼鏡をかけた酔っぱらいの兄。やたら運が悪く何度も死ぬ(?!)
  『殺しの道具は何がいい? ナイフなんかお勧めだぜ。」という弟。2人は魔王のために死人戦士を集めている。
3、ドライブイン。黒髪美女(?)がウエイトレスをしているが、どうもこの人は怪物らしい。
1のイカレタ男達がなんとか助かり、3のドライブインに行く。食器をおっことし、1人が美女の血をなめる。
どうもこのドライブインには怪物が集まっているらしい。そこへ、死人軍団が来襲。2の兄弟も来る。
めちゃくちゃな銃撃戦。美女は正体を現し、一応、撃退。
ところが魔王が『2時間の猶予を与える。その間にみんな帰っていい。』
恋人が死んだ女がいて、美女が蘇らそうとする。と、いきなり吸血鬼になってしまい、銃殺される。
美女の正体は? 魔王の目的は? この状況をイカレ兄弟はどう打開するか?」

と、マジに書くと、マジなハナシみたいですが、
もー、全編イカレポンチのオバカ節の嵐です!!

だいたい、1のイカレ兄弟ヒッチ・ハイクの意味がまるでない。
単に、オバカな状況を延々とやりたくて撮っているとしか思えない。
2のイカレ兄弟も、オバカ・ギャクの連発で、「だいたいドブネズミ色の背広なんかイヤなんだよ!」
という兄の一言で、黄色の背広を着て爆笑されてしまい、兄はバイクの爆発で粉々になってしまう!
(よくわからんだろうが、取りあえず、映画を観ろ! としか言い様がない。)
前半と後半はまるで別のハナシですね。
宗血ゅーさんの御指摘のように、『フロム・ダスク・テル・ドーン』の乗りです。
思いっきりくだらなくて、笑えますが、あんまりやってて、笑えず眠くなったところで、
ようやく本題に入ります。
で、1時間30分より短い。
いまどきエライ!! いさぎよい!!



ビヨンド・ザ・リミット
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★★(最高得点)
「女性新米新聞記者が墓地の管理人にインタビューしに来る。管理人は、明日来る死体のエピソードを話だす。
1、コカインと『生きている心臓』をめぐるギャングのトラブル。
 とにかく、殺しまくり。殺す方も次々殺され、殺人リレーの様相を呈する。
2、中世、『生きている心臓』をめぐり、教会の威を借る悪質な僧侶が人を殺しまくる。
 という話が終わった後には、『生きている心臓』が目の前に。女性新米新聞記者の運命は?」

格調高いA級ホラーの雰囲気で、
最初は新米新聞記者、やたら、声優もヘタクソでどうなることかと思いましたら!!
なんとまあ、
インサンで残虐、展開も複雑で、すげえええゴアでスカムな物語でした。
単なるグロに終わっておらずに、最初から最後まで、気のきいた物語のひっぱりよう。
これ、描写をあえてグロにしなくても十分楽しめます
脚本も空気もこんなに格調高いのに、顔面破壊描写がものすごい。
ピストルで、ショット・ガンで、金づちで、ナタで、とにかく、壊す殺す壊す殺す!!!
最後は地獄まで出てきちゃうという、
極悪非道デス・メタル、カンニバル・コロプスのジャケットみたいです。


後半の中世心臓物語は、一応、『物語』の中で、拷問、戦闘シーン中心にグロが展開しているのに対して、
前半はコカインに狂った(最初から狂っている?)殺し屋が、パーティーに集まった男女(悪者もいますが)を
椅子に縛りつけてテーブルにつかせ、ひとりひとりナブリ殺していくという、成人指定もののエグさでした。
これ、さすがのワタシも、
あまりのインサンさに、『くえーっ!!!』
という気分になりました。
しかも、めちゃくちゃ展開が早く、優位だった人がすぐ主導権を奪われるという、息をもつかせぬ緊張感。
ここしばらく、こんなにぞくぞくしたのは珍しいです。
ラストのオチもきいていまです。


でも、問題の心臓は、結局どうなったのでしょうか?
続編とか、できるのでしょうか? 楽しみです。



地球最後の男 オメガマン
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★☆
「戦争で人類は全滅間際。目が白くなり光に弱くなった新人類が機械を嫌って生存している。試作品のワクチンを注射したチャールトン・ヘストンだけが唯一生き残った人類として、発電機とエレベーターを備えた自宅で、新人類と戦うのだ。ある日、ヘストンはとっつかまり、裁判の後に死刑にされそうになるが、黒人女(ヒロイン)と、元医学生の男に救われる。彼らは、数名の子供達と生き残っており、黒人女の弟が病気で死にそうだった。ヘストンは血清を作って弟を助けるが、弟は新人類を血清でもとにもどしてやると余計なことを言いにいったから、逆に捕まってしまった。さあ、どうする、オメガマン?!」

古き良き時代のSF映画ですね。
ヘストンさん、今見ると濃いわー
しかも、毛もじゃの上半身丸出しで黒人女を追っかけるんだもん、逃げるよそりゃ
黒人女も濃いといえば、濃いんだけどさ。
で、ビョウキの弟を助けて、弟は新人類のところへ行くと。
なんだか、社会派しています。

ヘンテコなのは、鉄筋の家に立てこもるヘストンさんと、新人類の攻防戦。
新人類側が毎回、大演説やって、大勢で押し寄せるわりには、緊張感なくやられて、失敗してしまいます。
ヘストンさんも、機銃掃射でもやればいいのに、絶滅させる気もないです。
まるで、あしゅら男爵と光子力研究所の関係みたいです。
そのくせ、ヘストンさんは昼間には、新人類を狩りに出ます。
これを生き甲斐にしているとしか思えません。

さて、この時代特有の悲劇的なエンディングが待っているわけですが、
そうなると、
若い元医学生が、少女達全部に種付けをやるのでしょうか。
毛もじゃ男の壮絶な最後より、そっちの方が気になってしまいます。



黒の怨
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★☆ 
「その名も『ダークネス・フォール』という街。100年前、優しいおばあさんが、子供の乳歯を金貨にかえてやったと。だけど、大やけどして醜い顔になり、仮面をかぶって、夜だけ表に出たんだと。ある日、子供が2人行方不明になり、おばあさんが疑われて火あぶりになってしまった。子供はその後みつかったんだけど、おばあさんは忘れられた。おばあさんは『歯の妖精』になった。最後の乳歯の抜けた子のところに行くけど、絶対みてはいけない。殺されてしまうから。おばあさんは光がきらい。
主人公が怨霊を見てしまい、母親を殺される。母親殺しの精神病患者として、長い間病院にいれられる。主人公の女友達の弟が『歯の妖精』を見てしまい、暗闇で傷だらけになり、病院へいれられる。女友達は同じ病気を克服したものとして、主人公に連絡する。主人公は彼女の弟と会い、昔の彼女の恋人の男と飲みに行く。酔っぱらいにからまれ、酔っぱらいは『歯の妖精』に殺される。で、主人公、疑われ逮捕される。弟が暗闇治療をすると聞いて、友人の車で向かうが、『歯の妖精』に襲われ、また、警察。『歯の妖精』は警察を襲撃、弟を襲撃。大勢の人を巻ぞいにしながら、病院から灯台に逃げる。決着はつくのか?」

A級ホラーって、こういうのを言うんでしょう。
上品で、脚本がよくできていて、そこそこ緊張感がある。
爆笑、熱狂しないかわりに、アラがない。
だけど、一番、注目したのは、キャミソールで肩と腋窩を出して逃げ回るヒロインでした。
にしてもさあ、人間、生きていれば、まっくら闇ってあるよなあ。
モンスターは一瞬のスキでも殺しちゃうんだぜ。
なんで、主人公は生き残れたんだろうか?
根源的、御都合主義だ。



仮面ライダー・ファースト
(宗血ゅーさんに感謝。)
総合★★★☆ つっこみ度★★★★★
「本郷猛はショッカーに改造されたが、脳改造は不完全のため(なぜだ?)、正気になった。
知り合いの女の彼氏がクモ男に殺され、犯人と疑われる。よせばいいのに、ショッカーはライダーを倒すためにライダー2号を作る。 もちろん、一文字隼人。なぜか、一文字も女にホレ、ショッカーの裏切り者とされる。 女、誘拐され、1号、2号、ショッカー島に殴り込む。 この間、不治の病の男女がコブラ人間に改造されるエピソードもあるが、本筋とまったく関係ない。」

念願の仮面ライダー・ファースト鑑賞!!!
4才ムスメが熱狂して、ライダー・キック連発!!!
いやーー、楽しかった! しかも、つっこみ所も満載!!!
まず、バンク・フィルムの死神博士に涙(死んでるのにねええ。。。)!! おやっさんを宮内ビロシV3でうるうる。
原作テイストもうれしい。「仮面はかぶるもの」そう!「顔にスジスジ」そう! 「コップ、ばりーん!」そう!
でも、このものすげー力が、戦闘シーンでいきてないんだもん。
それとね。やっぱり、ライダーって、かわいくない女の子のためじゃなくて、
人類の正義と平和のために闘ってほしい
内気な本郷と、キザな一文字のデコボココンビ、これはとっても良かったぞ。
それにしても、考察すればするほど、アナだらけで楽しめる作品です。
(満面の笑み)つっこめる! つっこめる!
なああんて、ショボイ、ライダーなんだあああああ!


1、まず、最大の難点はああああああ!!!!!
ヒロイン、かわいくなさすぎいイイ”””””!!!!

あんなモンに2人のライダーがふりまわされるって、本郷君、きみはよっぽどキレイな女の人と
無縁な生活を送っていたのだね。一文字クンは単に「ヒトの大事なものはよく見える」って
カンジで、ま、しょうがないんだろうけど。
早川愛美まではいかなくとも、せめて、加藤ナツキくらいはいってほしかった!
あれじゃ、まるで、レイア姫だぜえええ! ひでええ!


2、コブラ・カップルの病院サイド・ストーリーってナニよお!
「反抗的な男患者に、不治の病の健気な女の子患者。
ショッカーに改造されて、命は助かるけど、怪人にされてライダーと対決!!」
ってまったく、
本題と関係ないじゃん! ひでええ。時間の無駄エピソード。


3、アクションが設定以下。
あんなにスゴい人達
(ライダーなんか人間体のまま、猛進してくるトラックを片手で止めちゃうんだぞ!
しかし、腕の力より、地面との摩擦係数はどうなっているのだ?)
がバンバンやるわりには、普通のタテじゃん。
ZOを見習え! 雨宮慶太を呼んでこーーーーい!

4、1号のバイクは「おやっさん」宮内洋がくれたのですが、2号のバイクはいきなり登場。
どっから持ってきたのか? しかも、そっくり。
まあ、もう1台あったんだろうね。

5、ショッカーの存在理由や目的がわかりません。
要人暗殺なら、スナイパーをやとえばいいことで、
わざわざ怪人を使って殺し
また怪人の目撃者を怪人で殺していたら、キリがないっすよね。
単なるユカイ犯のために、お金を使って怪人を作っているとしか思えません。
死神博士の左右の男女幹部も、なんでそこにいるんだか。
(まあ、博士が死んでいるんでセリフ合わせのためとは思いますが)
なんで、また、フツウのアンちゃんにネエちゃんなのか。
死神博士とのミスマッチがツライ
もっと雰囲気を考えた方がいいのでは?

6、これら改造人間、一定時間を過ぎるとエネルギー?充電しないと血管ぴくぴくという設定があって、
うーん、本郷どうなっちゃうのだ? 一文字も! と心配させておいて、最後は忘れられてしまったみたいです。
正義に目覚めると充電も必要なくなるのか?

7、本郷が裏切った時、
他の幹部の「どうせ、エネルギー・チャージしなきゃいけないんだから、ほっといたら?」
との提案に、死神博士「そんな悠長なことはいってられない。同型の(つまり2号)の改造人間を作れ!」
で、結局、一文字2号にも裏切られてしまう。なんて余計なことを!
脳改造のいい加減さも改善されていなかったのだろうか?

8、時間の経過もヘンです。
1号、2号が闘っている間にヒロイン怪人にされそうになります。
おお! なんて早い改造なんだ! 
ダブル・ライダーは変わり果てたヒロインと戦うのか!
と期待がよぎります。
で、ドリルがヒロンの頭にぎーーーんで、
ヤバっと思わせておいて、ライダーたちがたっぷり闘った後もまだ同じ場所で、ドリルがぎーん。
加速装置がついているのか、ライダー?


うーーーん、深い作品だ。
脚本のヒトがアッチャーなのか?
しかし、こんなホンを映画化する監督やプロデューサーは大丈夫なのか、こんなモノ作ってて?
最初からコドモ向けの『仮面ライダー・ファイズ』、『仮面ライダー響』、『仮面ライダー・カブト』
の映画版の方が、はるかに質が高いぞ!!!



東京ゾンビ
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★☆

「工務店に勤めるハゲオヤジと髪の毛ぼうぼうの男2人は今日も柔術の稽古に精を出す。上司がやって来て小言を言うが、殺されてしまう(???)。
そばに山があって、そこにはゴミやら死体やらが捨てられる。上司の死体を捨てた帰りに、バスで人をハネる。翌日、柔術の稽古をしていると死んだはずの上司やバスでひいた人がゾンビになってやってくる。工務店はゾンビの群れでいっぱいになり、2人はマイクロ・バスで逃げ出す。途中、コンビニから食料を盗んでいる時に、ゾンビに襲われている生意気な女をハゲオヤジが助け、カマれてしまう。毛ボウボウと女は、スキンヘッドにバスを盗まれ、金持ちたちの作った都市に逃げる。ここで、毛ボウボウは対ゾンビの見せ物になり連勝するが、柔術という地味な格闘技のせいで、人気がでない。女との間に子供までできる。毛ボウボウはなんとかここを脱出して、柔術家の集うロシアに行こうと夢みる。さて、最後の対戦相手は師承である、ハゲオヤジのゾンビだった。対戦中に、バスを盗んだスキンヘッド率いる一団が、カルピスを奪おうと攻め入ってくる。」

なんちゅうか……。
最近、このてのゾンビ映画が多いのですが、
ゾンビとはあくまで、状況設定の道具としているだけで、実際はその中の人間ドラマを描こうという。。。
ゾンビ中心にすると、どうしても、物語が類型化してしまいますからね。
『ゾンビ自衛隊』みたいに。
個人的はゾンビ中心の方が好きなのですが。

ひとことで言うと、
「近未来・スポコン・コメディ」といったところでしょうか。
最初、ハゲオヤジと毛ボウボウが、どうもモーホーみたいで、柔術というのも、なんだかアヤシげだったんですが、
それが物語を成立させる伏線だったという。
で、ゾンビの登場でバスで逃げ、ロード・ムービーになったと思ったら、
やたら口の悪い女の子(美形でいいカンジ)を助けて、ハゲオヤジ、カマれて自殺するという。
(ここで、実はゾンビになっていなかったという、マヌケなシカケが素晴らしい!!!)
で、金持ちの街の奴隷になり、
闘技場で見せ物、なんとなく『マッド・マックス2』っぽい。
女との間に口をきかない女の子ができ、年中ケンカばかりしているけど、実は(一応)愛しあっている。
で、最後の敵がハゲオヤジだったという。
なかなかよくできた物語で、ちょいちょいでてくるギャグやエピソードもうまく生きています。

ただ、やっぱり、ペーソス・ギャグというのか、
情けない悲哀感が終始あり、明るいばかっぽさを求める向きにはツライです。
それと、おねえさんの見せ場がもっと欲しかったです。



大江戸の侠児 モノクロ邦画
★★★☆
「もてもての博打打ち、二郎が大奥へ忍びこむ。そこにいた女中が故郷のいいなづけそっくりで、しかも性格もいい人だった。 お金をもらって国に帰ると、いいなづけ『たか』とその弟は、親の借金で売られるところだった。 二郎は二人と一緒に逃げ出す。つかの間の幸せ。
ところ、江戸に置いてきた彼女とハチ合わせてしまい、『浮気相手』あつかいされたいいなづけは、家出しかどわかされ、女郎にされる。 姉に会いたいという弟をどうにかしようと、大奥の女中に姿だけでも見せてくれと頼み、了解を得る。 ところが弟は馬に蹴られて死に、女中も病気で死んでしまう。焼けくそになった二郎はネズミ小僧デビュー。大評判になる。」

大川橋蔵がモテモテです。
いいなあ。
で、いいなづけを追い出した彼女、ちゅうかアネゴは、人探しのために女郎になっちまう。
でもって、ラスト、人を殺めた二郎がいいなづけから去ろうとすると、とどめ、どんなに短い間でもいいから、 一緒にいろと諭す。できた女だねええ。うるるるるる。



紅顔の密使 昭和34年総天然色
★★★☆
「時は平安朝。朝廷に反乱する無法者の一軍がいた。反乱軍である。陸奥の城を攻める反乱軍を沈めようと、母親を陸奥にもつ密使が送りこまれた。途中、密使は若い娘と出会う。聞けば、陸奥に流された父親を探しにいくところだという。泊まった宿屋を、反乱軍の戦士『タカハシ』が情婦と共に、牛耳る。密使は斧勝負を挑み、勝利する。だが、情婦は密使の正体を見破ってしまう。闇に乗じて密使と娘は宿を脱出。途中、崖から落ちそうになって情婦を救い、船に乗る。ここでも、反乱軍の待ち伏せにあい、娘は捕獲され、密使は海に落ちる。陸奥で母親にであった密使は、反乱軍に捕らえられ殺されるが、情婦に救われる。敵『タカハシ』は密使に化けて、陸奥の城に潜入、酒と情婦の妖艶な舞いで兵達を骨抜きにするが、そこに密使と娘が到着。潜入した敵を倒し、いよいよ反乱軍との戦闘になる。密使のもたらした秘密というのは城内に眠る『油水』の存在だった。火をばらまきながら、朝廷軍は勝利、母を殺された密使と父親と出会った娘は夫婦になり、朝廷におもむく。」

これも、大川橋蔵が主演です。
反乱軍の無国籍大首領をボウズになった『兄メフィスト』がやっています。
悪役はあくまで極悪非道の『タカハシ』なので、『兄メフィスト』はなんだか愛嬌があっていいです。

さて、当時にしてはかなりお金のかかった痛快時代活劇ですね。
キャラも生きています。
1、美男にして武芸の達人、大川橋蔵。
2、ひょんなことから彼を慕う娘。可憐で健気でいいです。
  あんだけ、悪者にとっつかまって、よくまあ乱暴されずにすんだもんだ。
3、執拗に大川橋蔵を『タカハシ』。ライバル・キャラですな。
4、『タカハシ』の情婦。大川橋蔵に命を救われ、ホレちまったのかどうか、何度かアプローチをかけてきますが、 『タカハシ』に殺されてしまいます。ボンド・ガールズみたいですね。
 この映画自体が、『007』の雰囲気があって息をつかせぬ展開でした。
 なんといっても、見せ場はダーーーンス!!
 ガウンからじょじょに下着みたいになって、うおおお! 
            セクシー!! 
 見とれた兵隊達がぼーーーーーーっとしていく様子がこっけい。
 悪女の魅力満載でした。

 やっぱり、活劇は悪女が命だねえーー



白扇 乱れ髪 昭和31年モノクロ邦画
★★★
江戸時代の戯作者、鶴家西北の物語。
うーんと説明に困ってしまうが、ハナシがどう転ぶか、予想できない点は面白い。



非情都市 モノクロ、日本映画。
(最低のクソ映画)
「鬼のように特ダネをおっかける新聞記者が主人公。しょっぱな、この人の記事のおかげで、市民が自殺。 このオトコ、有力なネタを仕入れるために、自分にホレた女を利用し、犯罪者の隠匿までする。 そのあげくに記事を書くが、新聞社のスポンサーが事件に関係しているために採用されず、 記者は逮捕されて、新聞社もクビになる。」

主役が三橋達也なんですが、
あんまりイヤな人で、しかも、ハナシ自体も面白くなく、観賞にかなりの労力を要しました。
この時代の俳優のしゃべり方、髪型、ファッション、正当とされている生き方など、
どうもシュミにあいません。
もはや、苦痛です。


狐怪談
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★
「場所は韓国。 女子寮横の28段の石段を登り、29段あった時に願いごとをするとキツネが願いを叶えてくれる。 少女甲と少女乙(『A』とか『B』の雰囲気ではない)は、共にバレリーナを目指す親友同士。乙の方が甲を大好きである。 乙の恋慕があまりに強く、甲はちょっとシンドく思っている。 二人はロシア行きのバレーのコンテストに出場することになる。 乙の方がめちゃめちゃ上手い。それでもしなだれかかる乙を甲は誤って階段から落としてしまう。 乙はコンテスト落ち、ケガをして入院。甲は優勝。 甲が乙を見舞いに行った夜、乙は甲に会いに来る。 だが、その時、乙は死んでいた。学校でも嫌われる甲。 甲の周囲に死んだはずの乙が現れはじめる。」

ホラーの韓流です。
いやあ、クサイ、クサイ
でも、これけっこう気に入りました。

少女の友情がバレーのコンテストで引き裂かれトゥ・シューズにシカケなんていうネタは、
日本なら60年代の少女マンガの世界ですね。
いじわるされても、それでも乙は甲がすごく好き。
甲もデキのいい友人への妬みから、できごころでやってしまい、後悔している。
それでも、災難が次々と甲にふりかかる。
甲はものすごく気丈な女の子で、あらゆる事件にひとりで立ち向かう。
このへん、描かれてはいないけど、甲の生い立ちに関係があるのでは。
乙に母親がいるのに、甲には一切、家族が登場しない。
コンテストに優勝して、ロシアに留学というのに、誰にも祝福されない。
それどころか、クラス・メイトにはいじめられる始末。
だから、恵まれた乙がなおさら許せなかったのでは?
乙が化けて出たのも、ただひたすら「乙と一緒にいたい。」から。
このクササ、逆に言うと
現在の日本では作りえないひたすらどろくさく、せつなく、ものがなしい。
一種、ファンタジーの域にまで達していると思えるんですよ。

主演の甲&乙もいい、特に甲の何に対しても立ち向かうシンの強さは、ほれぼれするほどかっこいい。
この2人にからんでくる
茶髪少女が、この映画のベスト・キャラです。
太っているためか、みんなに馬鹿にされ友人もできず、少女乙だけが相手にしてくれる孤独な女の子。
動物に話しかけたり、ヘンなひとりごとを言ったり、ちょっぴりサイコが入っています。
(さんざんシカトされた甲といい、韓国のオンナってそんなにイジメるのが好きなのか?
最後にそれを利用され、悲惨な目に会ってしまいますが。
もともと顔だちはいい子だったのですが、
階段に願をかけて15キロは痩せ(マジ同じ女優さんなのか? だったらスゴイ!)、
ホントにかわいい子になってしまいます。
甲の気を引きたい乙の亡霊に魅入られ、髪まで黒くなりだんだん狂気に走ってしまうんですが、
なんとも鬼気迫る演技で、ただ者ではない女優さんです。
もしかしたら、20代後半ー30位で、劇団で鍛えたか、もしかしたらコメディーで慣らした人かもしれません。
シンプル過ぎるほどシンプルなストーリーがこの人の怪演で素晴らしく盛り上がります。
ヘジュさんでしたか。



柳生武芸帳 片目の忍者 モノクロ邦画。
★★★★
「幕府がエスペラント(?)から輸入した連発銃が海上で強奪された。天下の一大事である。命を受けた柳生十兵衛(なんと! 花山大吉の近衛十四郎!!)が全国に散会している柳生忍者16人を集める。ところがその中に、潜入者がいた。加賀の殿様がかくまった大名の配下、若き松方弘樹である。松方は加賀のご家老が悪者だと進言する。柳生一勢は加賀へ向かう。その中には『悪魔くん』に登場する『兄メフィスト』吉田義夫の姿もあった。
柳生十兵衛は、悪者どもをおびき出そうと策略するが、連発銃を駆使する敵軍に返り打ちにされ、20名を失う。
そうこうするうちに姫君と松方の主君が拉致されてしまった。場所は三方海に囲まれた難攻不落の砦。いかに柳生40名でも、連発銃でねらい撃ちされたらひとたまりもない。それでも、死を覚悟で救出に向かう。死闘の末、花山大吉と松方弘樹は勝利をおさめるが、兄メフィストは戦死してしまった。」

痛快娯楽アクション時代劇です。
ちゃんちゃんばらばら、忍者のにんにん、連発銃ばこばこの大活劇!!!
絶対絶命のピンチに、「柳生魂を見ろ!」とばかりに爆弾をかかえて突入する武士達。
息つく間もない展開、アクションにつぐアクション、雄大なロケーション。
いやいや大したもんです。
花山大吉の若い頃って、はじめて見ました。
やっぱりかっこいい!



柳生武芸帳 1957年 総天然色邦画
★★★
「3本揃えば柳生を崩壊させ、日本に変化を起こすという柳生武芸帳をめぐる物語。と、思いきや、実は忍者と姫のラブストーリー。」

フクザツな時代劇で、
1、将軍様
2、柳生一門(含・平田昭彦)
3、霞忍者勢(含・東野エイジロウ、三船トシロウ、鶴田コウジ)
4、再建をもくろも落武者の一族
5、大久保ヒコザエモン(左トボクゼン)。
の五団体が覇権と柳生武芸帳を争って、対立したり協定を結んだりする。
それぞれの団体に善人ヅラ、悪人ヅラがいるので、どれが勝つのかまったくわからない。
わくわく観賞していたら、結局、三船トシロウと落武者一族のお姫さまの恋物語になり、柳生武芸帳はどうでもよくなる。
このズレズレ感覚、『戦いは虚しい、恋こそすべて』とでもいいたげな投げやりなラスト、結局のところ、日本は、柳生一門はどうなるんだああ?


インパクト RISING SHARKS
(ママンさんに感謝。)
★★★★
「舞台は、バミューダ海底にある海洋研究所。狂暴化したサメの大群に襲われ、ダイバー2名死亡、機能停止、生命維持装置もこわれた。海洋研究所のリーダーたる主人公の科学者は地上に出かけていたが、事件を知ると軍の潜水艦に便乗し、やはり海洋研究者である妻を含むスタッフの救出に向かう。その間もサメの犠牲者は続出し、サメの腹から高エネルギー結晶体が発見される。それは宇宙から落ちてきたもので、サメの狂暴化と関係あるらしい。主人公は危険を冒して研究所に到着したものの、反抗する部下やまぎれこんだ破壊工作員により、絶対絶命のピンチに陥る。」

オーソドックスな海洋アクションです。
ちょい昔、『アピス』がヒットした頃に乱作されたようなネタですわね。
オープニングにいきなり宇宙船の戦闘!!
うわ、宇宙SFかと思わせておいて、一方の宇宙船からポッドのようなものが落下し、大気圏突入、たまたまパミューダ航行中の船に激突し沈没させるという。なんちゅう実現確率の低いエピソードだ!
でもって、なにしろ、冒頭にちょいグロい宇宙人が登場したものだから、どんなエイリアン・モンスターが出現するかと、わくわくどきどきしていたら、結局、サメの狂暴化だけで終わってしまいました
(だったらせめてなあ、グログロでどろどろのサメがぶよぶよと、人間を同化しちまう、くらいの芸は欲しかったなあ。。。
だって、冒頭と結末の宇宙人の登場って、あんまりにも本筋と関係なさすぎるんだもん。)
だから、原題が『RISING SHARKS』。しかし、こんなタイトルじゃ、日本じゃダレも見ないよ、とゆううんで『インパクト』という関係あるんだかないんだか、わからない(劇中、潜水艦がふっとびそうになるところで「インパクト!」という言葉は出てきますけど)邦題になりました。

外はサメだらけ、海底研究所は崩壊しそう、所内にはマシンガンをかかえた破壊工作員がいるという、このテの映画にありがちな極限状況設定です。宇宙やら海底やらの密室パニックの王道ですね。物語としては、可もなく不可もない。

しかし、この作品の評価がワタシ的に高いのは、
ヒロイン、すなわち主人公の奥様の美しさ!! 
このおかげです!!

ゴージャスなブロンドに、
ぽってりとした(←すげーエッチそう!!)
きりりとしながら、どこかどろろんとした目。
海洋研究家で、研究所のサブ・リーダー、スタッフの危機にサメだらけの海に飛びこんだり、破壊工作員のマシンガンを奪ったりと、頭がキレる勇敢な女性という役なのですが、どうしたわけかねっとり系の退廃美女の趣きもあり、『凡庸な海洋アクション』と言っても過言でない本作を深夜に完全観賞させてしまいました。ボディの露出度に関してはこの手のドラマにしては意外なほど少ないんですが、ルックスだけでオッケーです。エッチです。
美人はホント、得だ。



ネクロポリス
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★
入浴中の美女がネズミの大群に食い殺される
 市長の結婚式に、旧友数人が呼ばれる。市長と彼らは以前、協力してネズミを退治したらしい。この物語はその続編みたいである。ストーリー上のつながりはあまりなさそうだけれども。ということは一作目がそこそこヒットしたのだろうか? このハナシを観た限りでは、考えにくいが。
 ネズミ駆除を研究している科学者がいて、人を襲うネズミはそいつの実験室から逃げ増殖したものらしい。殺人ネズミの被害が拡がる中、市長と仲間達は『再び』ネズミとの戦いを決意する。」


 ジャーマン・ホラーです。
 そこそこお金をかけて手堅くまとめているのですが、手堅過ぎてジミな作品になってしまいました
 『小動物大群パニックもの』って、もはや手垢がついている題材なので、どこかに斬新な切り口がないとツライですね。
 最後に巨大化するっていうのが、ハヤったりもしましたけど。

 自滅させるのが目的で品種改良されてできたネズミが、かえってやっかいなシロモノになってしまうというのが、シニカルで面白いといえば面白いです。普通なら『軍部が戦闘用に開発した』というところですよね。しかし、この設定も、本筋とはあんまり関係ないみたいです。このネズミの弱点と習性は、駆除が目的でも軍事利用が目的でも成立しそうですから。

 主役かと思った『アタマのよさそうなメガネの短髪おじさん』が前半で死んでしまいます。あれれ? 
 それからは、それまでいかにも脇役で終わりそうだった無骨な相棒おじさんの活躍が描かれます。
前作で人気があって主役に抜擢なのか、単に毛色を変えたかったのかはわかりません。
視聴者の予想を裏切るという点においては評価していいでしょう。
 最後は『無骨な相棒おじさん』が、マシンガンと手榴弾を抱えて、密封したネズミの群れに乗りこんでいきます。ああ、このシーンを生かすためにこの人にしたのかなあ、と納得です。このおじさん、後先考えていなさそうだもんなあ。


 また、アタマの良くなさそうな『無骨な相棒おじさん』をカバーするためか、インテリ風のメガネ女性が登場します。美女でもなくイロケもないのですが、物語のアクセントとしては個性的でいい線いってます。
 最後のこのふたりはラブになってしまうのですが、どうみてもうまくいきそうにありません。いいですか、デリカシーのなさそうなブコツなオヤジと、神経質そうなインテリ姉さんのカップルですよ。早晩、破局は目に見えています
(って、ヨケイな心配か。)


 さらに! どうしても納得できないのが、その場にいるネズミの大群がストーリーの必然性に左右され、人を襲ったり襲わなかったりするところです。どうも製作者側の都合で動いているような気がしてなりません。これはイタい
 それから、個人でこんな問題に対処せずに、軍にでも国家にでも通報すればいいものを、
「軍隊に連絡しようか?」「だめだ。」って、なんででしょうね? 
 前の作品でヒドい目にでもあったんですかね?




ゾンビ・オブ・ザ・レイク
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★
「主人公はちょい太めの肉感的な金髪美女。外出して、自動車の中でセックスしている間に、留守番していた身体不自由な両親ガス中毒で死亡。(なんちゅう、オープニングだ!!)
 自分を責める美女は、両親と過ごした湖畔の別荘に行く。途中、若い男を車で拾い、家まで送る。悩む美女と男は仲良くなる。
 その後、美女は幻覚なのか現実なのか、死体が歩いている場面や人が死んでいく場面を見るようになり、警察に届ける。この湖はダムを作るために村を沈めた場所で、その呪いかどうか、よく人が死ぬと知らされる。美女の周囲に謎の少女やら、生きてるふりをする死人が出没するようになる。」


 『ゾンビ・オブ・ザ・レイク』というより、原題の『ghost lake』の方が相応しいように思われます。
 『リビング・デッドもの』というよりは、ダーク・ファンタジーでしょう。伊藤潤二あたりの恐怖マンガの味わいに近いテイストです。トラウマを負った女性が美しい湖畔の村で、現実か幻覚かわからない恐怖を体験するという。
 誰が生きている人間で、誰が生者を装った邪悪な死者なのか、だんだんわからなくなってくる。それもまた、妄想かもしれない。
 主人公の女性からして精神を病み、自殺するつもりでこの地にやっていたくらいですから。
 冒頭のカー・セックスの相手にしても、現実の人間なのか悪夢の産物なのかわからない。
 身体不自由な両親の面倒をみているうちに、ストレスでおかしくなってしまった、という可能性もほのめかしています。
 ふわふわしてながら、じわじわとコワいです
 あの『ゾンゲリア』を連想させるネタですよね。『実は主人公も死んでいた。』とか、『ここは水没した村で、すでに登場人物全員が死んでいた。』とか、いろんなパターンの結末が思いつきました。
 結局、明解な謎解きはないままに終わります。
 他にも、両親がどうして不具になったのか、それが主人公のせいなのか、という重要なポイントも明かされません。
 でも、これらはマイナス要素にはなっていません。湖に漂う霧のような現実感の欠如が、この映画の魅力なのですから。

 賞賛はこれくらいにして、つっこみに入ります。
「……にしてもさあ、ジブンのセックスしたオトコが生きているか死んでいるかどうかくらい、わかりそうなもんだと思うけど。『脈があるなら死者じゃない。』とか、『暖かい、あなた生きてるのね。』とか、見分け方について言及しているんだから。いくら事件の概要を知らなくても、自分の寝た男が冷たくて鼓動もなかったら怪しむだろうが、フツウ!




-less
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★
「クリスマス・イブ。パパ、ママ、イカれてる息子、精神科実習生の娘、娘のボーイ・フレンドが自動車で、おばあちゃんの家に急ぐ。途中、別の自動車に衝突しそうになる。そこからが恐怖の連続だった。
 顔を隠した赤ん坊を抱いた美女に出会う。美女がケガをしているので、警察に連絡しようとするがつながらない。途中にあった空家で電話を探すが、その間、ボーイ・フレンドが黒塗りの乗用車で連れ去られ、バラバラにされる。両親と姉弟は車で負うが、全員の時計は止まり、道はどこまでも続き、同じ標識が何度も現れる。鉄砲を持ってキレる父、発狂する母、無反応ショック状態に陥る姉、オナニーする弟、パニクった彼らは次々と殺されていく。」

 最初に、「あ、もしかしたらこの家族、この時点で……。」とありがちの予想をつけたら、まんまでした。
 ネタはバレているのですが、そうであってもドキドキする映画でした。
 死んだ赤ん坊を抱いた無気味な美女や、極限状況にあってイラだったり狂ったりしていく家族、(なにしろ、娘の前でお互い、自分の不倫をバラしあうんですから、もお、タイヘン。「弟はアンタの子供じゃないんだから!」と母親が絶叫! ダンナはダンナで浮気相手を知られている。)、状況を打開しようとする度にどんどん悪い方に進んでゆくスリル、などなど、息もつかせぬ展開で、あっという間に終わってしまいました。
 これは明らかに脚本家の勝利です。


 何度も登場する道路標識や、絶望に満ちながらも前向きになろうとするパパの覚え書きなど、途中に出てくるエピソードも、しゃれた感じで結んであり、ありがちなネタを上手に料理してあります。

 脚本の唯一にして、最大の欠点。
 あの、これだけいっぱい状況証拠があるんですから、
フツウなら自分達の置かれている立場に気づくんじゃないですかねえ? この家族。
それを「宇宙人の仕業だ!」とは、いささか、苦し過ぎますよ。




着信アリ2
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★☆
「中華料理店の旦那が死んたのを皮切りに、(再び)携帯電話の予告死亡者が頻発する。女性ジャーナリストが、前作の犯人である女の子の出生を探る。変質者にレイプされてできた子供で、その変質者は祖父に殺されたそうだ。祖父は台湾にいるということで、死を予告された女性とそのカレシは女性ジャーナリストと共に、女性ジャーナリストのカレシのいる台湾に行く(つまり、カップルが2組)。今度の被害者から台湾の炭坑から出る石炭が検出されたということで、廃虚と化した炭坑に行く。そこには昔、超能力少女がいた。村人にきらわれ、口を縫われて埋められて、その怨念で村人を皆殺しにしたんだと。」

「おお、台湾でも同様の事件か! なんて国際的なホラーなんだ!」
 と、一瞬、スケール・アップしているような錯覚を覚えます。
 でも結局は、「だから、なんなんだよ?」の域を出ません
 あいも変わらず、しょーもないジャパホラです。


 「1」では携帯による死の予言が偶発的事故の予告みたいで「どうやったら逃げられるか?」という点にスリルがあったのですが、「2」では、時間になると暴力的に殺されてしまう。「テキか追っかけてくるんなら、こりゃ不可抗力で、どこへ逃げても一緒じゃああん。」これじゃ、興味が半減します。
 それに「1」では、ニュース・ショーの最中に殺されるという、マスコミをおちょくったようなシーンがヤマ場になっていたのですが(その後、ひたすらもり下がるわけですけど)、今回は、どこに力を入れたかったのかわかりません。口を縫われた女の子がにやりと笑って、男女が「ひーーーー!」と逃げ回るところでしょうか。うーん、つまらん。


 だいたいが、舞台を台湾にする必然性がありません。
 日本の古びた炭坑の村でもいいわけですよ。
 前作では被害者の口からアメ玉が出てきた、というのに準じて石炭が出て来たという、理由も曖昧。どんでん返しのつもりなんでしょうが、予告されていない人が先に死ぬというのもルール違反。それじゃ、『死の予告』の意味なんてないじゃん! 
 今回のコンセプトは『予告された人が簡単には死なずに、その人と深くかかわった人が被害を被る。』という、なんとも居心地の悪い印象が拭えません。じゃあ、なんで、そっちの人の『死の予告』がこないのか? なら、『予告』なんて来ても来なくても、同じじゃああん。
 前作もそうなんですが、『なんで携帯電話で、なんで予告するのか?』という根本的な謎が明かされていない。
 どうにも消化不良で、整合感がなく、観賞後の爽快感がないという、思いっきりジャパホラでした。





デス・ヴィレッジ
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★☆
「ジャマイカの島。地主でミュージシャンの兄妹がいて、弟は自分がゾンビになったと思いこんで病気になった。主治医は自分が焼けただれてゆく幻覚を見て死亡した。ニューヨークに、患者を想うあまり医師免許を剥奪されたえらい女医さんがいて、兄の募集に応じてやってくる。その島には、黒髪の美女やら、召し使いの黒人夫婦やら、太った獣医やら、土地を買いに来たブロンド美女とそのダンナやら、親父が魔法医師の黒人召し使いやら、太った黒人の警察署長やら、怪しい人達がいっぱいいて、女医は何度も命を狙われたあげく、自分も幻覚を見るようになってしまう。ビョーキが映った! 実はこの一件、土地の利権と親族の復讐のからんだ謀略だった。」

 ミョーな作品です。
 作品を観賞する前は、『南の島を舞台にしたB級ゾンビ映画』だとばかり想っていたら、けっこうシリアスでした。実はゾンビとブードーを小道具にした、サスペンス・ミステリーでありました。
 おっぱいも随所に登場しますが、上品な造りです。
 そうして、ラストの種明かしには、さすがにギョっ!! 
 犯人が予想しなかった人物だった、というよりも、
 これまで観ていたのが、予想もしなかった種類の映画だった!!
 という意味での『ギョっ!』です。
 しかしなあ、ホントかなあ? と関係者的に考えてしまうのが、ゾンビ化する際の病理学的設定。ゾンビ・パウダーを吸わせてゾンビ化するってネタはまだ、そういうガジェットもアリって納得できるんですが。。。
 『リンパ球増多症』が『Adult Tcell Leukemia』っていうのは、いいよな。それが実は『ネコ白血病』、というのもあるかもしれない。しかしそのウイルス変化を光学顕微鏡で確認でき(ウイルスによる血球の変化かなんかあったのかなあ?)、たいした設備もなしにワクチンまで造ってしまい、すぐに完治するっていうのは、かなり無理があるんじゃないだろうか? 
 うーん、どうなんでしょう。まるで、スター・トレックの宇宙感染症の世界だよなあ。
 架空のものは架空のものの設定として、それはそれでいいんですが、リアリティを絡めると、とたんに「なんだかやー?」になってしまう。それともこの考証は現実に即したもので、ワタシの知識の方が足りないのだろうか? 




セッション9
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★☆
「廃虚になった精神病院を改装するため、アスベスト撤去の仕事を請け負う主人公と共同経営者、その社員達が来訪した。本来、3週間かかるところを、会社が倒産寸前のため1週間で仕上げることを条件に契約を取る。ところが、この病院、いろいろ由来があるせいか、仕事はスムーズにいかない。社員のひとりは治療経過のテープを発見、食事の時間に聴く。お金を見つけて姿を消してしまう社員もいる。この主人公、赤ん坊ができたばかりなのだが、なぜか妻に電話ばかりして、謝っている。」

 これ、ある意味、スゴいです。
 道具だてを目一杯詰めこんで、怪しい雰囲気、なにか起きそうなブキミな状況を作りだしておきながら、実際にはとっちらかしまくったシカケが本筋とあんまり関係がないという。
あえていうなら、『偶然の一致』とゆうか。。。
観賞中になんとなく、「この主人公ってさあ、もしかしたらさあ……。」と浮かんだオチがマンマだった。。。
思わせぶりな舞台と見え透いたネタで、
よくもまあ1時間何十分もひっぱるひっぱったもんだ。
あっぱれ、ひっぱれ、チカラワザ!!
 当初は『アスベスト』ネタだから、時事ネタか、怪奇進化ネタかと期待していたんですが、まったくそんなんじゃない。
 アスベスト撤去というのは、ただ単に『劣悪な労働状況』だと言いたかったんですね。なにしろ、アスベストって吸入して数十年後に肺癌が発生する可能性が高いくらいだから。経営者、従業員、それぞれが屈折していて、しかも舞台の精神病院には殺人者がいて、死者もたくさん出たという、ある種の極限状況を創出したかったというわけですね。
 そう考えると、この物語の主旨がわかってきます。





ランド・オブ・ザ・デッドLand of the Dead
(ママンさんに感謝。)
★★★★
「リビング・デッドがうようよしている時代。川とフェンスで囲まれた人間の都市があり、ハイソな高層ビル住民を中心に、スラム民、兵士などが住んでいる。
 ゾンビうようよの外世界から物資を調達するための装甲車があり、指揮官と副官の間に確執が起こる。副官は、高層ビル住民の仲間に入れてもらおうとして断られ、装甲車を盗んでビルを爆破すると脅迫した。指揮官は、ゾンビの餌食にされていた美女を救おうとして逮捕され、装甲車を奪い返すことを条件に釈放される。その間にも知能を身につけたゾンビ達は都市を襲撃し、住民達を食い殺していくのだった。」

 まずは、ママンさまのおかげをもちまして、ついに『Land of the Dead』鑑賞できました。感謝いたします。
 見終わって、最初の感想は「え? これってそんな(ワタシのBBSで論議されているほど)に、シリアスな映画なの?」でした。
「ヒトとは何か?」を鋭く描こうとするペシミスティックな前3作に対して、こりゃ完璧に絢爛爽快アクション・エンターテイメント、個性豊かなキャラを生かしてそのままゲームにもできそうな作品ですねえ。物議をかもした『頭脳があるゾンビ』にしても、喜怒哀楽や人生のキビがわかるわけでもなく、どっちかっていうと、『ゾンビ3』(ぜんぜん違う監督)の「いきなり道具使用ゾンビ」程度のものなんじゃないでしょうか。とはいっても、単なる群衆ゾンビでは感情移入がしにくいので、『ドーン・オブ・ザ・デッド』の黒人さんを思わせる指導者ゾンビを加えたって感じじゃないっすか?
 ロメロ監督にしたら、やたらと明るい映画なんで、
               そっちの方がむしろびっくりです。
 でも言ってしまえば、これならモンスターがゾンビでなくても、たとえば、廃棄物や放射能による変異人間であってもいいんじゃないかと。。。
 ゾンビを登場させる必然性って、
「自分もいつああなるかわかんない不安、
また、自分の親しい人がなった時にどう対処したらいいかという葛藤」
 にあるのではないでしょうか。
 今回、また、これが『お約束』としてドライに描かれ、そればかりか、悪い人間ボスに対決するアウトサイダーをゾンビ超人にしてしまったり。『お約束』を逆手に取ったカタルシスですね。

 ゾンビって、自己増殖を目的としないモノで、放っておけば腐っていなくなっちゃうはずですから、一定期間、隔離しておけば、脅威になりえないはずなんですが、ロメロのゾンビって、一晩で話が終わる1作目以外けっこう長時間にわたって同じ格好していますよね。そうなるともう、「生ける屍」じゃなくて、「不死人」に近い存在じゃないかと思います。
 いつまでよろよろとあのままでいられる設定なのかすごく疑問なんですが、『ゾンビ→自己増殖できず、腐って消える→はかない、未来のない疑似生命体』という図式がないと、「生ける屍」という哀愁と裏表一体の怪物とは呼びにくいです。『Land of the Dead』に至っては、もう開きなおって、別種の作品を撮っているんじゃないかというのが正直な感想です。


 リビング・デッドもの最大の疑問というのが、腐敗と悪臭に関してです。ロメロ系ゾンビに関して言えば、蘇るのは死後そう時間が経過しておらず、嚼まれたりして『活き造り』になっちゃうのも普通ですよね。(フルチ系はぐちゃぐちゃに腐って、ウジまで湧いていますけど。)それが数日間経過すると、死体なら当然、腐敗してきてものすごい悪臭を放ちますよね。出会おうものなら、あまりのクサさにげろげろしますし、たとえば、無人の廃屋かなんかに行っても、ニオイで「ゾンビがいる!」とわかりそうなものですけど。

余談ですが、アーシア・アルジェントとデニス・ホッパーの登場には驚きました。



ANATOMY
(スギハルさんに感謝。)
「いきなり解剖学実習のシーン。主人公の女子医大生は、電車の中で心臓発作の少年を救う。彼女の友人は、やはり女子医大生でセクシー。で、2人で無人の解剖室に入ると首なし死体がぴくぴくした。同級生が電気を流して遊んでいたのだった。宴会の席で、心臓少年は拉致され、いきたまま解剖される。2人の女子医大生はそれぞれカレができる。セクシー系は解剖室でストリップ踊りをやったあげく、セックスし生きたまま、解剖されてしまう。でもって、魔の手は主人公の女子医大生に迫る。解剖室を逃げまわっていると、解剖人形にされたセクシー女子医大生の悲惨な姿に出会う。そして、たいしたヤマもオチもなく、犯人はやっつけられる。」

提供してくれたスギハルさんには、申し訳ありませんが、
とにかく、タイクツな映画です。緊張感もクソもなく、ヌキどころもありません。
あまりにも退屈ないんで、途中から3倍速にしてしまいました
主人公の女子医大生にまったく魅力がない!!
          というのも致命的です。
観賞に耐える美女であれば、★がもう2つくらい増えたでしょうに。
おしまいの方に濡れ場があるんですが、観賞する気も起きず、3倍速のままですっとおしてしまいました。
どうして、こんな作品を製作する気になったんでしょうねえ。
ワタシの思うに、『セクシー女子医大生の活け造り解剖人形』、顔はまんまで半分ハダカ、半分内臓骨格標本で、顔の取り外しができるというモノを造りたくて、一発ノリで話をでっちあげたのではないでしょうか。
それから、『生きたまま、メスを人体にさしこむ』と、
『解剖室でストリップ・ダンス、セックス』、
ああ! なんてインモラル!!
アタマの良くない医学生が考えがえつきそうなネタです。
(って、ワタシもふと考えたことがあったりして。。。)
しかし、こういうのを観て、「キャー、キモいー!」と喜ぶ初心者もいるんですかねえ。。。
昔、解剖実習用の眠くなるようなビデオが、
高額で裏取り引きされたことがあったというくらいですから。。。


荒野の貴婦人
「西部の町に女医さん登場!! この年は少々いっているが赤毛の美人でスタイル抜群、腕も抜群、きっぷもいい! ということでたちまち大評判になる。(医者ってそんなに尊敬されるものなのね。。。)しかし、ここには昔ながらのバツイチ頑固のやもめ医者がいた。頑固医者(西部ではハンサムなnだろー)の年頃の娘は、女医の弟と交際中で、女医にもなつく。女医と頑固医者は最初は反目するが違いにひかれていく(←予定調和なんだろうけど、なんでえ?)。女医の弟は騎兵隊の隊長格だったが、実は札付きの悪党で、強盗殺人し、頑固医者の娘を人質にし、女医に説得される。弟は群集の銃弾で死んだが、町の人々は女医を追い出そうとする。そこに頑固医者が登場。女医の信頼を再び勝ち取り、結婚を表明する。」

すげえ女医さんでした。心臓発作みたいなじいさんを打診と聴診器だけであしらい、麻酔抜き(あ、ゲンコツ麻酔か?)で抜歯し、盲目の子供の目の手術まで。いったいどうやったんだろうか? しかも、抜歯した後に「処方箋よ。ウイスキーを4時間ごとに。」って、そりゃバレるだろうが。
対する頑固医者っていうのが、典型的な『西部の男』頑固わがまま男尊女卑、そのくせ、無骨な野郎どもの信奉厚く、ヒロインにホレっぽく、強引で、そのくせ愛されちゃうという。
キャラが揃った時から、「あ、この二人は最後に結婚するぞ!」とみえました。
で、弟のワルい活躍、女医の窮地、頑固医者の助け、間を取り持つじゃじゃ馬娘、と、まあ、典型的な西部のアクション・コメディーでした。

しかし、この時代の洋画って、西部劇に限らず、
ワタシのもっともキライな恋愛パターン
が延々と繰り替えされるのねえ。
アブラっぽくて自信満々で粗暴なオトコが、負けん気が強い(この世界の解釈では)美女にちょっかいを出し、最初はイヤがっているそぶりをするんだけど、その実はひかれあっていて、最後はハッピー・エンドとなる。
底辺に流れるのは、
『どんなに気の強く、能力のある女でも、最後に頼るのは男の力。女は誰でもそういう?男を求めている。』という思いこみ
個人的にはこの種のオトコは観てるだけで、イライラしてしまうのだけれども、この時代のひとつの典型なんでしょうねえ。。。そう思うと、『ゾンビやホラーやグロいのって、生理的にイヤ!』という一般ぴーぽーの気持ちもわからんでもないが。。。一応、ワタシはちゃんと観てから文句を言います。途中でうんざりして、倍速で字幕だけになったんですが。。。



0:34 CREEP
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★★
「下水道掃除中の人夫が2人、何物かに襲われ1人は血まみれ、もう1人は穴の中に引き込まれる。 場面は代わって、パーティー会場。有名人とデキようとしたイケイケ女が見事にスカされ、タクシーも拾えず、地下鉄で帰ろうとしたら、酔っぱらって終電寝過ごし、駅から出られなくなってしまった。たまたま停車した(怪しい)地下鉄に乗ったところ、パーティーでナンパしてきたエロ男が、ファスナーを降ろして襲ってきた。あわや、レイプというところで、ドアが開いて男はひっぱり出され、血まみれになった。イケイケ女は悲鳴をあげつつ駅に逃げ、犬を飼っているホームレスのカップルに救いを求める。モニター・カメラで監視している警備員にも助けを求めるが、人々は次々と毒牙にかかってゆく。」

おわ! ラブクラフトの『ピッグマンのモデル』!!
もしくは、クライブ・バーカーの『ミッド・ナイト・ミート・トレイン』!!
都会の近代的な地下迷宮に、得体の知れないモノが潜み、迷いこんだ人間を惨殺していく!!
なんと魅力的な設定!! ありそう!!
地下鉄といっても『ミミック』のようなゴシック調ではなく、ホームも通路も装飾灯でクリアーに明るく(電気料の節約はしていないのか?)、さわやかな広告看板、動かないけど豪華なエスカレーター、これ以上ないほど日常的な光景の中、たまたま運悪く入りこんでしまったヒロインを追いかける恐怖!! しかも、ようやく出会えた人々は次々に惨殺されてゆく!! 怪物なのか、シリアル・キラーなのか?

と、まあ、前半、殺人者が正体を現すまでの、緊張感は素晴らしい!!
予兆のように群れてくるネズミどもも、すごくいい味を出しています。
しかし、いざ、全貌を現してしまうと……、
「れれれ? なんだ、こいつは……?」
一挙に、もり下がってしまうという。
いかにも特殊メイクしましたというフリークス。
ブキミ感を出すために、オペ・コスチュームにゴム手袋で、お医者さんごっこ、
それも婦人科(おいおい)をさせてみたり、
境遇をほのめかす写真や標本をバラまいてみたりしていますが、
どうしてこうなったのか、わかりません。決定的な説明がなされていない。
いや、これはマイナスなのではありません。
ワタシならこう考える。
「外科系のお医者さんにフリークスが生まれたためにパパも発狂し、子供を正常にしようと、人をさらい、オペ虐殺しまくった。」
あるいは、
「マッド・サイエンティストが人間とネズミをかけ合わせた合成人間」。
どんなもんでしょうか。
とにかく、知能と体力を兼ね備えた、おそるべき殺戮者なんですが、
どうも『メイクした人間が演じている』というイメージが先に立って
恐怖感をそいでしまいました。
うーん、もっと上手い演出の仕方はなかったのかなあ。。。最後まで姿を現さないとか。。。
いささか、もったいないです。



増殖 HALLOW END
(宗血ゅーさんに感謝。)
★★★
「オープニングで、邪悪そうな儀式、まっくらになって全員死亡。バラバラ死体。
お話代わって、チャリティーのためのハロウィンお化け屋敷企画をしようと若者達が、古い倉庫に集合する。
ハロウィン・ジャックと名乗る謎の老人が、先の儀式に使われた本を他のガラクタと一緒に寄付した。
若者達のリーダーがやたら横暴だったり、その彼女が大人しい主人公の元彼女で実はレズだったり、主人公の現彼女はタカピーで気が強かったり、いろいろと人間模様があって、いよいよ本番お化け屋敷。
ところが終わってみると、若者達は自分が演じた怪物になってしまい、生き残った者達を殺し始めた
例の本の呪いか? 真犯人はダレ?(って、あんまりどうでもいいみたいです。)」

ピントがぼやけまくった
   ヤング・ジェネレーション・ホラー(?)です。
物語のほとんどが若者の男女関係に費やされ、肝心のショッキング・シーンは最後ちょびっと、
それもおっそろしくヌルいです。
なあああああああああああんだこりゃ?

語り手の主人公が冒頭に「地獄はない? いや、ぼくは地獄を見た!」というモノローグがあり、若者集合。
例に漏れず、ヤリたい、ヤラレたいの連続
あんまりエッチでないラブ・シーンやら、女をめぐっての気まずいシーンやらが、延々を続きます。
大丈夫なのか、このホラー?

で、お化け屋敷当日。人がよさそうでうだつのあがんない主人公が、案内役を努め、5、6人の若者を各コーナーに案内します。
たとえば、棺の前で
「この中を見ない方がいいですよ、でも開けますか?」
「開けてくれ。」
「じゃあ、開けます。おや、誰もいないようですね。」
と、安心させて、後ろからメイクした女の子が「ぎゃああ!!」と飛び出す。こんなネタの繰り返し。
こんなもので客はコワがってくれるのだろうか?
しかも、こんなスローモーな演出で、でカンバンの前に並んだ人達がハケるのだろうか? 
さあ! いよいよ出ました、怪奇現象!!
というシーンもまったく同じ。意外でもショッキングでもない。
これを観ている人はこわがってくれるのだろうか。
ゾンビに扮した人達はゾンビになって、ふらふらって、メイクもそのまんまだぞ。
で、魔女に扮した女の子が実は魔女だったんだって……。
なんだかなあ。。。
ヌルみまくったあげく、「だから、ナンだったんだよ!」ってなエンディングでした。




激突! 殺人拳 1974
★★★★
「金のためならなんでもやる悪の空手家・千葉真一が、アラブの金持ちの娘のためにひとはだ脱ぐ。」

ご存知、チバちゃん主演。空手アクション映画です。
冒頭で、死刑囚の空手家を脱獄させるシーンからハイ・テンションで、その弟の千葉治郎を殺し、
妹の志穂美悦子様をヤクザにタタキ売ってしまうという無頼ぶり。
この頃の志穂美様って、まだ洗練される前で、以降のギラギラしたオーラはないんですが、
とても可憐でした。
(って、そこで終わるか!)



女番長 野良猫ロック1970
★★★★
「梶芽衣子ひいきる女ズベコウ(死語)グループと敵対する女ズベコウ・グループが新宿でケンカ。敵は藤竜也ひきいるチンピラ集団と共闘していた。見るに見かねたライダー・和田アキ子が梶芽衣子側に加担、危機を脱する。梶芽衣子のカレシは右翼系暴力団に加入、賭けボクシングで団を儲けさせようとするが失敗、半殺しになる。そこを梶芽衣子と和田アキ子が救出、いきつけのゴーゴーパブ(?)に逃れるが、暴力団とチンピラ集団により閉鎖され、さらに仲間の女の子を拉致され乱暴される。頭にきた梶芽衣子と和田アキ子は敵の本拠に乗り込む。」

2つめに観たのがこれです。
見せ場はなにかというと、70年代の風俗シーン。
新宿にゴーゴーパブ。モップスやOXがライブをやっている
なんと、あの(志穂美悦子様と『明日の刑事』で共演した)鈴木ヒロミツが歌ってる!!!
ああ、この時代、こういうところに出入りして、
マスカラ、ミニスカートの姉ちゃんといちゃいちゃしてみたかった!!!
少年ゾンビの憧れの時代でした。平凡パンチ。
和田アキ子も飛び入りで歌うけど、その上手いこと、かっこいいこと!
そいから、西口を舞台に和田アキ子のバイクと藤竜也の赤いバギーが猛烈なおっかけあいをする。地下鉄の中まで、ぶおー!
主演の和田アキ子、70年代の頼れる姉ちゃんを演じています。ちょっと眠そうな顔が御愛嬌。
梶芽衣子、なかなかきりっとしていますが、やはりどこか洗練に欠けるなあ。
ワタシの好みからすると。


野良猫ロック ワイルド・ジャンボ1970
★★★☆
「舞台は海岸のある観光地(?)。藤竜也、梶芽衣子ひいきる『ペリカン・クラブ』なる遊興グループが、仲間の銃器おたくの掘り当てた南部と機銃をもって、新興宗教の3千万円を強奪しようとするが、失敗。全員、射殺される。」

筋はこんなもんです。
監督は藤田敏八で、ゆるーい70年代テイスト満載
前作と次作の緊張感がまったくなく、ただ、海岸や空き地でブラブラ遊ぶメンバーのシーンばかりが目につきました。梶芽衣子も、単なる『ねえちゃん』で、あのすごみはありません。水着のシーンもあるんですが、カメラの淡白さもあって、あんまり魅力的には思えませんでした。



野良猫ロック セックス・ハンター1970
★★★☆
「舞台は立川。藤竜也ひきいるチンピラ集団『イーグルス(!)』が、『ハーフ狩り(!)』を行い、 生き別れになった妹を探す安岡力也が血まつりになるところを、梶芽衣子ひいきる女ズベコウ(!)集団が阻止。2つの勢力がぶつかりあって、悲惨な結末になる。」

70年代テイスト満載です。
シリーズの中で、これを最初にみましただって、
『セックス・ハンター』ってタイトル、なんかそそられるじゃないですか。
しかして、期待のシーンはどこ? ってカンジ。
唯一それらしいのが、藤竜也が和解パーティーをよそおって、女不良グループを外人に売っちまおうとするシーンのみ。しかし、記憶に残るおっぱいぽろりすらなーい! 梶芽衣子は、藤竜也の情婦なのか、ベッド・シーンがありそうでしたが、藤さん不能の設定のため、中断。安岡力也がスキらしい。そうだったのか、ふーん。

カンジンの梶芽衣子ですが、幅広ハットにブラウスに黒いベストという、ひとりだけスタイリッシュなコスチュームで目立っています。
だけど……、……、……、正直、どこがいいのか、わかりません
むちゃくちゃな『さそり』の方がぶっとんでで、わかりやすかったです。
その前に『女必殺五段拳』を観賞してしまったのがいけなかったのか……。


野良猫ロック マシン・アニマル1970
★★★☆
「舞台は横浜。男2人とベトナム脱走兵が流れてくる。彼らはLSDを持っていて、これを売ってスウェーデンに密航する金を得ようとする。梶芽衣子率いる女不良どもに一度は強奪されたが、その後、和解、隠れ場所を提供するが、これを狙うバイク・チンピラどもとの戦いが始まる。」

何度が登場する『ゴーゴー・クラブ』。これが最高にいい! 行ってみたい!
バンドの演奏があって、
ノースリーブ・ミニスカートのゴーゴー・ガールが4人
踊り台の上でくねりまくる!!
で、お話しは「ふーん、そう?」という感じで進み、70年代の悲劇的な結末を迎えます。
それにしても、いきなりLSDを奪ったり、密航に協力したり、
梶芽衣子の行動基準というのが、よくわかりません。
単に、きまぐれでアンニュイな姉ちゃんなのでしょうか?
それにグループをひきいているのは、どうしてなんでしょう。
強くもなく、統率力があるようにも見えないのですが。


野良猫ロック 暴走集団'71 1971
★★★☆
「舞台はまず新宿。地方の大物の御曹子が、梶芽衣子の恋人で、連れ戻しにきた暴走族のひとりを刺し殺してしまう。梶芽衣子は罪をかぶって刑務所に入れられ、妹と脱走して、恋人に会いに行く。一方、妹は男女で集団生活をしている新宿のヒッピーと合流、地方に向かい、御曹子の父親やその息子の暴走グループ、住民と戦う。最後は、銃撃対ダイナマイト。

シリーズ最終作。
ここまで来ちゃうと、梶芽衣子って単なる女の人ですねえ。
興味深いといえば、ヒッピーの生活くらいか。
都会のヒッピー対地元警察もまきこむ旧家の権力という図式ですか。
結末は70年代らしく、悲劇的です。

まいごになったら、ホームへ
ホラー辞典は、別館へ!!