続・ホラー大好き!

平成15年04月13日更新

このページの意義

 私が更新をなまけてたら、やたら、多くなっちまった。

 

まいごになったら、ホームへ
ホラー辞典は、別館へ!!

平成15年04月13日更新分
ミミック2
★★★★☆
宗血ューさんに感謝!
これは大傑作でした。
面白かったし、飽きなかったし、わくわくどきどきしました。
ラストの複合的ヒネリも心地よかったです。
キャラもオッケー!
久々に、リクツっぽいモンスター・ホラーを堪能しました。

「『1』の進化した超昆虫が生き残り、
教師をしている女性昆虫学者につきまとう。
彼女をめぐる男性を次々と襲い、内臓を食らい、顔の皮を剥ぐ!
彼女は容疑者にされるが、それがフに落ちないはみ出し刑事が真相究明に乗り出す。
いつのまにか、学校が巣にされ、校長はヒロインの目前で惨殺された。
新たな超昆虫の進化に驚愕しながらも、
ヒロインは黒人少年、不良青年とともに、脱出を試みる。
武器は…………、
インスタント・カメラ!

これ、なにが感動的かというと、
全編にちりばめられた伏線、シカケ(電話に巨大バサミなどなど)が見事に生きている。
なんちゅうても、ヒロインがいい!!!  すごく魅惑的!!!


自分をやな気分にしたオトコの名前を自画像ポラ写真に書いて、
タンスの中にかざっておく! 
デートしてても、ずううっと昆虫の生理の話ばっかり!(こりゃ、アキレられるわな。)
サイコな薫りがぷんぷんするも、危機ともなると沈着冷静、自己犠牲をいとわない!
アクション派アクトレスとは対極の『闘うスーパー知性派レディ』!!!
しかも、単なる知性的美女と思いきや、実はむっちり!(サービス・シーン2ケ所あり!)
「死ねかもしんねいんだからさあ、
最後だと思って、ヤラせてくれやあ!」
ちゅう、不良青年の気持ちがわかるわい。
黒人少年との交流、怒りながらも不良青年を救おうとするという情の深さ。
フォローする刑事のトボけた熱血ぶりと見事にマッチしている。
普通の映画だとフツウの女優さんなのかもしれないけれど、
ホラー映画は女性を美しくすることを、改めて実感しました。

ストーリーもよくできています。
登場する敵が単体なのにもかかわらず、
『1』の設定を好き放題に発展させて、最後のトンデモ・オチにまでひっぱっていく。
ヒロインがやたらこねまくるリクツも、隅々にまでいきわたっていて、
気を抜かせないスリル!
『1』より、ずうっと面白かった!!!

モンスターものの続編といえば、有名なのが『エイリアン』ですね。
『1』で、単体。おおこわっ!
『2』で、『群体』ぞろぞろとにぎやかし!
『3』で、『変形単体』。これはコワサがイマサン。坊主リプレーの方がインパクト大だった。
『4』ではついに、『バケモノが画面いる方がフツウ』の状態。なにやら、スゴかった。

そいから、『グレムリン』
『1』で、まあ、群体・プラス・多少のバリエーション。
『2』では、『変異群体』。もう、わけわからんっ!

この『ミミック』はあえて、
『群体』から、『単体』へと逆行する道を選んだわけなんですが、
単体を徹底的にコネあげて描写した方が、
弱っちく感じちゃわないこともない群体ぞろぞろよりも、
かえっておっかないという、いい所に目をつけてくれたわけだす。
いやあ! よかったあ!


ジェイソン X
★★★★☆
もはや、SFになってしもうた。
でも、面白かった。


「ジェイソン、女性科学者とともに冷凍冬眠。
500年後に、教授と実習生、軍隊の乗った宇宙船に収容される。
地球はすでに汚染で、使いモノにならなくなった時代。
当然、ジェイソン復活!!
殺しまくり。で、最新火器(<っても、あんま進歩がない。)を備えた兵隊たちと対決。
ムロン、全滅。学生と女性科学者が共闘するも、ひとりひとりやられる。
そこへ、じゃーーーーん! 
モテないあまり、女性アンドロイドを作ってた学生が、
彼女をチューン・ナップ! 女性戦闘アンドロイドに変身させた!!
ジェイソンと対決! どっかん! ばっこん! 強い、強い!
そして、退治したかにみえたがー!
なんちゅうこった! 
サイバー・ジェイソンになって復活!!
前より始末におえねー!!」

無敵の殺人怪物!!
対する武装兵隊。そして、鍵を握るはアンドロイド。
もう、コレはエイリアン・ムービーのノリですね!
モンスターはエイリアンよりもはるかに不条理のカタマリ!!
SFならではの趣向を凝らした殺人シーンにご注目!!
美女顔面液体窒素凍結破壊!!
スクリュー・ポール回転責め!
オーソドックスな首折り!
そして、おなじみ、トドメの大ナタ!!
もー! 血涌き肉踊るう!!

そおして、そおして、
キャピキャピ・セクシーコスチュームのヤング・ギャルズ!
すぐに出てくる定番エッチ・シーン(<必ず殺される。)。
そいからまだある、強気の美女兵隊軍団!!
ハイテク装備でぞろぞろぞろ!

今回、イチオシは、
ケナゲでやさしいなアンドロイド・ウーマン!
最後はスーパー・パワー・ボンテージ・ビッチに大変身!!
「アタシが相手よ! このクソ野郎!」
うおおおおっ! かあああっちょいいっ!
ワタシは普段、ジェイソンの側を応援していたのだけれども、
この時ばかりは、こっちを声援!!
「いけーっ! やっちまええっ! アンドロ姉さんっ!!」

さらには、SF設定を生かした、あざといシカケの数々!
昔からのファン心を揺さぶる、クリスタル・レイク・シーン。
おっぱいぶりぶりの姉さん二名を寝袋ごと、
ぶーん、ぶーんと振り回すジェイソン君の勇姿!!
しかし、もったいねー!(こればっか。)
というわけで、
大作映画風ながらも、B級テイストのたっぷり詰まった
『ジェイソン X』はおすすめです。

ああ、えがった!!!

メガロドン
★★★★
宗血ューさんに感謝です。
『メガロドン』というと、
『誇大妄想狂の首領』もしくは、『地下鉄の笑うセールスマン』みたいですね。
そうではありません。予告編で知ってました。
『アピス』、『ディプス』、『リバイヤサン』みたいな、
海洋冒険映画です。
でかいサメが、ハイテク海上基地や潜水メカを襲うという。
ボートがまるで、スティングレイみたいでかっちょいい!
期待わくわくで鑑賞に挑みました。

「環境汚染が叫ばれる御時世の海底油田基地。
金髪美女のジャーナリストとカメラマンが取材に来る。
ハイテクな装備、一人乗り潜水艇数台。地下1500mまで伸びる採掘タワー。
ところが、地下空洞をぶち抜いたと思ったら、有史以前の魚の群れが噴出してきた!
最後には体長20m!! サメの先祖『メガロドン』が猛攻をかけてくる!!
潜水艇なんか、ぐしゃぐしゃぐしゃ! 食っちまう!」

いやあ、良かったです。
フォーマットは海洋モンスターものなんですが、
トドメのサメのバケモノよりも、
・各種メカニックのかっこよさ、
・各キャラクターの個性とプロフェッショナリズム、
・そして、そのチーム・ワーク、
 に重点を置いています。
このテの映画につきものの『悪者』はいません。
ひたすら熱い、プロフェッショナル達のドラマです。
へなへなと浮わついた恋愛描写は皆無ですが、
殺されてしまう女性潜水艇乗りと、
その復讐をするベテラン潜水艇乗りの関係には、
ぐぐっとくるものがあります。

さらにまた、
パイプに詰まった毒魚がぐわっと襲いかかって、
人間血まみれ、という『エイリアン』みたいなショック・シーンや、
巨大サメがところかまわずクルーの乗っかった氷をぶち破って爆裂登場!!
などというぎょぎょぎょ・シーンもあって、
この作品を見どころの多いものとしています。


遊星からの物体X THE THING 1982
★★★★☆
ワタシ的には、ジョン・カーペンター監督の最高傑作です!!
公開当時は、1951年のハワード・ホークス版『遊星よりの物体X』に対して、
『クリエーチャーのSFXだけが先行した作品』
なんて、ひどい言われ方をしていましたけれども。
オン・タイムにロードショーで鑑賞した時から、この映画が大好きでした。
それから20年。DVDで鑑賞して、感動を新たにしました。
(『遊星よりの物体X』の方はなんとものんびりした映画ですね、正直なところ。)

「アメリカの南極基地。
ノルウエーの隊員が犬をヘリで追っかけてきて、射撃しまくり、
最後は爆弾まで投げようとして、アメリカ側に射殺された。
不審に思ってノルウエー基地に行くと、そこは全滅。
不思議な氷の棺と、得体の知れない生物の死体、
それに、ビデオ・テープが残されていた。
さて、アメリカ基地でも犬は怪物に変身。まわりの犬を吸収同化。
地球生物を乗っ取り支配できる不死身の宇宙生物を、
ノルウエー隊は発掘してしまったらしい!
自分たちの中にも、人間に化けた怪物がいる!
激しい恐怖と疑心暗鬼の中、人間と怪物の戦いが始まる!」

キャンベルJrの原作『影がゆく』を中学の頃に読みまして、
『今まで読んだ中で、もっともおっかない小説!!!』
と感動しました。今でも変わりません。
だって、この怪物って、
1、血液一滴だけでも残っていたら生きていて、
2、他の生物に同化でき、ヘンシンもでき、
3、しかも、高度の知性をもつという、
怪物史上最強のヤツではないですか!!!
こいつに比べたら、エイリアンもタダのクモムシと変わんない!


この後、バイオSFホラーでメジャーとなる、
『ぐちゃぐちゃ不死身、同化、擬態クリーチャー』の走りですな。
しかし、柳田理科雄先生も言及されていたのですが、
そこの惑星の生物を喰いつくしちゃったら、どうなるのであろうか?
とも食いするか、またまた、他の星へ宇宙船で飛んでいかなくてならないのだろうか?
それとも、植物に同化し、光合成を行い、草食動物に同化したやつを肉食動物まがいが食い、
それを人間モドキが食い、一見、最初と変わらない生態系を営むのだろうか?
しかも、別生物に対する同族間のシンパシーとかあって。
なんのために侵略するんだ? こいつら?

前述のごとく、
当初は『キワモノ怪物映画』みたいな評価でしたけど、
その後、ジョン・カーペンター監督がメジャーになっていき、
彼独特のひきしまった、ドライな作風が知れわたるようになると、
『男達の戦いを描いた一流のホラー映画』
みたいな評価になっていきます。
現在のド派手なクリエーチャー・ホラーに比べると、
変形なんかのシーンはそんなに多くない。
その代わり、人間対人間、人間対怪物の『駆け引き』みたいな部分で、
痛いくらいの緊張感を生み出している。
さんざん騒がれたSFXの部分も、必要最小限に抑えているという感じがします。
原作にはもっと、人間と怪物の乱闘シーンがふんだんにあります。
そのせいか、初見時、原作のイメージからすると、
いささか地味な印象すら抱きました。
ですが、今、また鑑賞し直してみると、
このストイックな緊張感がまた、たまらない魅力だったのでした。

ゴースト・オブ・マーズ GHOSTS OF MARS 2001
★★★★☆
ジョン・カーペンター監督作品。
あいかわらずの爽快さ!
あの『スピーシィズ』の魔物美女ナターシャ・ヘンストリッジが、
凄腕の女警察官にて主演!!
SF怨霊怪談なのですが、そこは、カーペン。
グロべちゃさは最低限に抑え、ひたすらアクション街道を突っ走ります。

「未来の火星。植民地。無人列車からひとりの女性警官が救出された。
為政者の尋問に対する彼女の解答の形で物語は進む。


武装警察チームが犯罪者を護送のため、辺境の町に着くと、
そこはゴースト・タウン!
首を切られた住民の死体が、至るところで逆さに釣られていた。
地下遺跡から甦った先住民族の怨念が、炭坑夫に乗り移り、
狂気の暴徒と化して地球人に襲いかかったのだった!
警官隊は護送するはずだった犯罪者と協力して、脱出を企てるのだが。。。」

手のつけられないサイアクの強敵!!
なにしろ『怨念』なもんで、宿主を殺したって、
別の人間に憑依しちゃう!
しかもその先住民族ときたら、
首狩り族だったのか、『悪魔のいけにえ』のファンだったのか、インドの修行僧だったのか、
ニンゲンの首を切る。顔の皮を剥いでかぶる。トランス状態になって自分の顔に針を突き刺す。
憑依された人間は、
まるっきり『被差別的未開人』のイメージそのまんま。
コイツラが大挙押し寄せてきては、
ミサカイなく破壊、殺戮、死体損壊をヤリまくる!
さああ! 大変だあっ!

対する地球人側は、
まず、黒髪のレズっぽい女隊長。
副隊長の、クールなスピーシィズ・アネゴ
女グセの悪いのオトコ、新米女、などなど武装警察隊。
そいから、
マッチョ黒人の重犯罪人。
(アイス・キューブって、サバスのCDに特別出演したアイツか?)、
その部下のスキンヘッド野郎ども。
『怨念』を発掘してしまった女性科学者。
たまたま牢屋にいたちんぴらどもに、黒ビキニ姉ちゃん

それら個性豊かなメンツが一致協力して、
勝ち目のない強敵に挑む!
この男と男(<ヒロインは実質男だ。)の連帯を軸に、
ドライでタフな熱血ドラマ!
カーペン節って、やっぱりすごく気持ちいいです。

光る眼 VILLAGE OF THE DAMNED 1995
★★★★
ジョン・カーペンター監督作品です。
ジョン・ウインダムの原作『呪われた村』は小学生の時に読みました。
村の妊娠可能な女性全部が、いきなり妊娠する!
今なら、けっこうエグいオープニングなのですが、
お子さまだった当時は、すんなりと抵抗なく受け入れました。

「小さな村。学校のバザーの最中に、いきなり生物全部が失神!
妊娠可能な女性全部が妊娠していた!
政府はこの女性達に対して、定期検診を条件に補助金を払うことを表明。
一人が死産。他、9名が無事出産。
しかし、この子らは知性は高くも人間性をもたないエイリアンだった。
眼が光るたびに、大人は犠牲になってゆく。
だが相手が子供ゆえ、さらには、人間の心を読み取る能力もあるため、
大人たちにはなす術もない。
殺人や暴動があい次ぎ、ついに、政府は村ぐるみの抹殺を敢行する。
子供らのリーダー格の父親である医師は、ただひとり、
子供達と最後の対決を決意する。」

ストーリーは原作でわかっているので、
カーペン監督がどこをどう拡大して見せるかが興味でした。
なにしろ、いろいろな登場人物の思惑が入り交じった哲学的な作品でしたから。

まず、子供達の存在意義を『生き残ること』とした上で、
単なる気まぐれともとれる暴行をやらせています。
主人公の医師の妻を殺されながらも、我が子を憎み切れない葛藤。
彼と、パートナーが死産してしまった、子供とのシンパシー。
これがなかなか泣かせてくれます。
それから、母親達の嘆き。
神の意志として殺人を決意し、返り打ちに会ってしまう神父。
やはり犠牲になってしまう、主役級の政府の女性科学者。


多くの不安を孕みながらも、
ハート・ウオーミングに収束させてしまう技量は、
やはり、カーペン偉大! としかいいようがありません。
なんちゅうても、黄色、赤、青、緑の目玉がきれいです。
あとまあ、ちょいと一言加えれば、製作の都合とはいえ、
村で生殖可能だった女性がわずか10名っていうのは、なんかなーーーー。


クリスティーン CHIRISTINE 1983
★★★☆
ジョン・カーペンター監督作品。これも有名ですねえ。


「うだつのあがらない少年がポンコツ中古車に一目惚れ。
クリスティーンって名前の車。
家族や友人の反対を押し切って、ピカピカにする。
なにしろ、自動車整備のコースを取ってんだから。
それから、クリスティーンと一緒に少年もカッコマンになって、
校内一番の美女がカノジョになる!!(<実はそんなにカワイクない。)
ところが、いじめっこ3人組が車をぼこぼこにしちゃった。
車がジャマして、カノジョともウマくいかない。
まあ、いいや。
オンナなんてクリスティーンにくらべりゃ、
どうってことないんだもん。

がっかり? しないよ。クリスティーンは不死身だ!
さあ、みんなやっつけてやる!」


てなもんで、スティーブン・キングの原作。
アタマだけ観れば、ネタはみんな読めちゃう。
クリスティーンの復活シーンが見物です。
車好きの5才ムスコが、このシーンを繰り返し観て喜んでいます。
しかし、撮影で何台の車をおしゃかにしたんだろうか?


スターマン STARMAN
★★★
ジョン・カーペンター監督作品。


「地球偵察中の宇宙船が撃墜された。
宇宙人はヒロインの今は亡き夫に姿を変え、
迎えに来る宇宙船到着地点まで、同行を強制する。
最初はいやがっていたヒロインとの間に、宇宙を越えた愛が生まれる。」


。。。。。。。。
ダメなんですよお、ワタシ。こうゆうユルいハナシって。
かゆーーーーいっ!


宇宙人がダンナの髪の毛からクローン誕生するシーンやら、
超科学ダマを駆使して奇跡を起こすシーンやら、
ラストのヘリコプター軍団とどうなっちゃうんだろう、やら、
見どころがないことはないのですが。
何度か、アキて中断してしまいました。


ジョンカー監督の心意気は、
最初、二人を追跡し、やがて、情が移って、
上官にさからっちゃう宇宙研究部員に出てると思います。
こっちの方がよほど、『いいなああ!』って気がしました。
宇宙を越えた友情です。


ヴァンパイア:黒の十字架 VAMPIRES : LOS MUERTOS 2002
★★★☆
ジョン・カーペンター監督。
『ヴァンパイア 最期の聖戦』の続編というより、同じ世界設定を生かした作品。
ジョン・ボンジョビがバンパイア・ハンターで主演。


「女性ボス・バンパイアが修道院を全滅させた。対するはハンター・ボンジョビ。
しかし、仲間のハンターは全員がすでに殺されていた。
しかも、敵は白昼でも行動できるようになる、黒い十字架も奪った。
ボンジョビは、
1、ハンターに憧れる少年
2、薬でヴァンパイア化を抑えている少女
3、生き残りの修道僧
4、黒人ハンター
5、じいさん
らと共に、最期の戦いに挑む!」


前作『最期の聖戦』との違いは、
・ヴァンパイア・ボスを女性にしたこと。
・黒い十字架を最初に与えたこと。
・味方を大勢のチームにしたこと。(当然、裏切り者もいる。)
・ヴァンパイア化を抑える薬が登場したこと。
です。


『最期の聖戦』は骨太でシンプルないいドラマだったのですが、
こっちはいろいろブチこみ過ぎて、消化不良の感が否めません。
『2』にありがちな焼き直し的なところもあります。
しかし、なんといっても残念なのは、
せっかくの女吸血鬼が、あんまり強そうでもなく、
セクシーでもないことです。
このテのキャラはやっぱり、ものすげー美女で、すけべーで、
「きみとするためなら、タマシイでもあげちゃう!」
くらいにまで、主人公を追い詰めるウツワないと、残尿感が残ります。


人喰い人魚伝説 SHE CREATURE 2001
★★★★☆
これはよかった! 
ゴシック幻想小説とバリバリのクリーチャーが融合した傑作!
二人の美女の共演も楽しい!

「舞台は20世紀初め。
移動見せ物小屋の主人(主人公)と人魚役の女優(ヒロイン)は、
ある日、船長だった老人の家で、本物の人魚をみせられる。
主人公は人魚を奪い、次の公演地に船出する。老人は死んでしまった。
人魚は水槽を抜け出して、船員を喰う。人喰い人魚だったのだ!
捕獲に成功はするが、ヒロインの心にじょじょに入りこんでゆく。
最期はがっがあああん! 人魚、二段変身!
そして、船がたどりついた所は!」

まず、舞台がいいです。
見せ物小屋、老人の邸宅、帆船。
この三つなんですが、非常に古式ゆかしく、いい雰囲気です。
これで、駄作だったら、スタッフを絞め殺したくなりますね。

次に、美人女優の過去やら葛藤やらが、非常に思わせぶりでいい
昔、娼婦。同棲してカネを盗んだ客が船員にいたり。

そして、なんといっても、メダマは、
人魚! 
人魚がたまんないくらいよくできています!
設定も、描写も! 
怪物ものの出来、不出来は、造形と描き方が命なのですが、こりゃああいい!
最初の美女人魚。
なんてったって、ブロンド美女で、おっぱいが見事!!!
ちょっと人間離れした表情なんかもステキです。
女優さん、どうやって水中で長い間平気なのだろうか?
問題は下半身との連結部なのですが、
あえて全身を出さず、美しき上半身と、対照的なシッポのインパクト。
コレでイキまくっています。よくできた演出! ぱちぱちぱち!
そして、怪物化したあとの造形も素晴らしい!
ものすごく強くて、凶暴で、醜い!
怪物ものはこうでなくっちゃあ! というお手本みたいです。


殺戮謝肉祭 無修正特別版 1978フランス作品
★★★★☆
ジャン・ローラン監督って、ナニ者?
エロ&グロの大家らしいです。
そのせいか、今回、グロいシーンの狭間にあって、
唐突の美形おっぱい攻撃3連発!!
をタシナムことができました。
南フランスのブドウ栽培地方と廃れ果てた古城、
岩だらけの荒れ地、緑の山野といった美麗な風景をバックに、
一風変わったホラーを堪能させてくれます。

「フランスの田舎でワイン造りをしている恋人をたずね、
列車に乗っている女性がいた。ほとんど無人の客席。
前に座った男性の顔がどんどんタダれていく。
逃げていくと、旅の途中で知り合った女性の死体。
『きゃあああっ!』
と列車から飛び降り、山野を走る。
一軒家。手の爛れた年配男性とその娘。
『電話はない。警察は呼べない。』
で、2階にあがると、母親の死体が!!!
『逃げましょう! 父はおかしくなっているの!』
というブロンド姉さんに、
『おまえだって同じだ! ほおれっ!』
わざわざおっぱいをムいて、おなかのタダレを出し、
あげくの果てにクシ刺しにしちまうオヤジ!
『ひゃああああっ!』
と逃げ出すヒロイン。
今度は岩だらけのとちで、盲目ブロンド美女。
『道に迷っちゃったの。一緒に村へ行ってちょうだい。』
で、道行き。タダレタ死体がごーろごろ!
『なに? なんなの? なにを見たの?』
『なんでもないわ、行きましょう!』
で、盲目美女に家に着きました。
『カレがいないわ! どこー!』よせばいいのに、外に出てっちまう。
当然、彼もタダレて狂ってて……。
ここでまた、
いろいろあって、おっぱいぽろろん
そいから、ヒロインを助けてくれようという謎の女がでてきて、
ここでまた、
いろいろあって、すっぽんぽんのおっぱいぽろろん。(無修正)」

村人のおかしくなった原因は、

最初にバラす描写があるので、いっちゃいますが、
新農薬使用で造ったボジョレ収穫祭の宴会にあるようです。
ヒロインの彼氏もこの狂気の製造に一枚カンでいる、という構成です。
オチもまあまあ。
別に村人が死んで甦るわけでもなく、死体を食うわけでもない。
『ゾンビもの』というよりも、『奇病もの』、あるいは『集団狂気もの』ですね。
しかし、不条理にぞろぞろする群集、
顔にタダレがあり、殺戮するというイメージは、
やっぱりリビング・デッド系列に近いです。
群集役のみなさんはイマイチなりきれていないのか、
ヤル気がないのか、やたらすたすたする動く人や、
アップになっているのに、平気でまばたきしている人もいます
が、
この設定であればご愛嬌です。

迫力やグロさでは、一連の『ゾンビもの』傑作群に一歩ゆずりますが、
風景の美しさ、ヒロインの恐怖感、
そして、美麗おっぱいという点において、評価できる秀作です。
ちなみに女性キャラの多くは同監督のポルノに出演歴があるようです。
グレイトっ!!!


ヘキサゴン SOMETHING EVIL 1971
★★★
宗血ューさんに感謝!
なんと、あのスピルバーグ監督作品です。
いわゆる『呪われた家もの』です。

「男女のコドモ2人を含む4人家族。
父はマスコミ人、母はデザイナー。
若い母親は、田舎の家を気に入って無理矢理ひっこす。
そこで、異常な現象が勃発。
近所に住むオカルト研究家が、魔法に関する本を貸してくれる。
やがて、家に潜む悪魔は長男に乗り移る。」

『恐れながらも戦う母、信じない多忙な夫。ひっこせない家庭事情。』
と、このテのモノにありがちな状況がそろっています。
低予算なのか、テレビ版なのか、ポルター・ガイスト以外の特撮はありません。
クリーチャーを出さないで怖がらせるのが狙いなのかもしれませんが。
『家もの』の手法として、特に目立ったところはなく、
まあ言えば、母親がアーチストで魔法陣を書き、
対抗しようとした点くらいでしょうか。
71年という時期において、
この作品がどれくらいのショックを観客に与えたのか、
興味深いところではあります。
パイソン2
★★★☆
宗血ューさんに感謝!
これはどうやら、続編のようです。
『1』は、
「軍の遺伝子操作による巨大ヘビがアメリカの町で大暴れ!
おまわりさんの尽力で、決着。」
というものらしいです。
で、このおまわりさんがCIAに引き抜かれ、
今回ヘビ捕獲のリーダーとして活躍します。

「ロシアの山中に、巨大ヘビ発見!
アメ軍とロ軍が協力しあい、犠牲者続出しながら、捕獲。
ところが、空輸中にゲリラに撃墜され、
何も知らないで、ヘビ入りケースを回収したロシアの基地で暴れ出す。
それも、なぜか2匹。
元大リーガーと、ロシア人妻の夫婦運送屋さんがブツの運送を依頼され、
ロシア基地に謎の男達と同行する。
そこで始まるおおわらわの巨大ニシキヘビ騒動!」

ムロン、男達は武装特殊部隊。
火器をもって、ヘビを倒そうとするが次々に餌食になってまう。
CGのヘビもなかなか良い具合。
爆発も派手。

同じ『ヘビもの』としては、
ぶったるみっぱなしの『アナゴンダ』より、はるかに上です。
でも、極寒のハイテク刑務所を舞台とした『アイスランド』よりはオチます。
この『パイソン2』と『アイスランド』はモンスターがヘビというだけではなく、
基地内に幽閉され、時間制限があり、近代兵器で戦うという、
多くの共通点があるのにもかかわらず、
面白さでは『アイスランド』の方が圧倒的に上です。
ネタは似たようなものなんですが、
素材の料理のしかたに問題があると思われます。
それでは、考察してみましょう。


1、状況設定
『アイスランド』は極地にあるハイテク隔離刑務所。
最初、「これでもっかああっ!」と、極限状況の描写が続きます。
「逃げようがない、どうしようもない。どうしよう! 
時間が来たら輸送機は(オイルが凍結してしまうため)勝手に飛んじゃうよお!」
『パイソン2』は軍事基地の出口が壊れた???とはいえ、上はハラッパで「土でもホレばあ。」ちゅう、
どっか緊張感に欠けたカンジは否めません。時間設定にしても、「バクゲキだあ? なんでまたあ?」みたいなものです。


2、キャラの描き方
『アイスランド』。キャラは、ひとくせもふたくせもありそうな重犯罪囚人ども。
各人個性的でものすごく頼りになりそうです。イケます。
『パイソン2』はメイン以外は「その他大勢、雑兵」です。
いつ殺されても気づかない程度の存在感です
主人公が元大リーガー(どういう発想でそうなったのか? 単純にロシアの中にヤンキーがいると強調したかったのか?)
というエピソードがいくつか登場しますが、全部が効果的とはいえません。
悪漢にモノ投げて、どうしようというのですか? 
この前半のエピソード、ゴロツキ集団に主人公夫妻が囲まれてピンチという『前フリ』も、本筋と関係なく冗漫なだけだと思います。


3、事件の絞り込み
ここが今回、面白さを分ける最大の要因です。
『アイスランド』は、状況設定とキャラ設定をチカラワザのかけあしで行い、
その後で、モンスターとの戦いをたっぷりとやっています。火薬の量も環境破壊もなんのその、すさまじいものです。
対して『パイソン2』は、ヘビの捕獲(<これはこれでスゴイんですが。)から、本題に入るまでにたらたら、
主役夫婦をやとうまでにだらだら、
肝心のヘビとの戦いまで随分、待たされたあげくに『まあ、こんなもんだろう。』だったりします。
結末の料理のしかたや、エンディングのしつこさについても、数段アマイですねえ。

4、大ヘビの演出
CGに関しては、双方とも同じくらいのできに見えますが、肝心のヘビの登場の仕方が、
前者では鋭いくらい『ギョっ!』なのに、後者では『へえ。』という程度の印象です。
やっぱり、どこか緊張感に欠けます、。

同様な趣向のホラー映画の対比ができて、『ああ、観といてよかったなあ。』と思いました。
ヘビ系アニマル・パニック・ファンを自認するアナタであれば、
これらと『アナゴンダ』を比較検討してみてください。


ダーク・シティ
★★★
テレビでやってました。
まあ、『最近のモンにしては標準ボケ』的な作品ですねえ。
ネタが手アカにまみれています。
『マトリクス・コートに白い顔』という宇宙人のスタイルもチンプですよ。

「まずは、オープニング・ナレーション。
『故郷を失った宇宙人が、地球に移住するため、
実験を行っている。彼等は念力が使える。』
主人公は記憶を失っている。
死体があって、殺人犯にしたてあげられる。
主人公、不倫した妻と出会うも、結局よくわからない。
謎の男達があちこちにふらふら。
『おーや、オレって超能力が使えるじゃん。』
って、思ってたら、記憶を調合するという謎の医者が登場。
『ふたりで人間を宇宙人から解放しよう。』
『なんじゃそりゃ?』
夜中に時計が止まり、人々はみんな眠っちまう。
そこへ宇宙人がうろうろ、町を作りかえたり、
人間の記憶を入れ替えたり。
『そういえば、この町、昼間がないじゃん!
行こうとしても、行けない場所がある!』
(今ごろ気づいてどうするんだ?)
結局、主人公も妻もみんな宇宙都市にさらってこられ、
宇宙人に勝手な記憶を入れられた実験動物だった。
だが、主人公はなぜか超能力に目覚めたのだった!
『さああ、戦うぞおお!』。」

だいたい『主人公の記憶さがし。』というネタからして、
ありふれていますわね。
『エンゼル・ハート』なんかも似たようなもんだし。
町の造りや映像、ファッションなんかも、
今風のよくある感じだし。
宇宙人の目的からして、
ビルをごしゃごしゃ立てたり、テーブルを伸ばしたり、
貧乏を金持ちにしたり、他人を恋人にしたり、また、他人にしたり。
そんなんで、ニンゲンがわかるものなのか?

最後に主人公、その不倫した(記憶を注入された)妻と、
再びつきあうことを決意するんだけど、
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!
記憶や運命を左右する力があるんなら、
スーパー・スルトラ・ハーレムを造らんのかっ!?
なんて、カイショウのない、いやっ、欲のないヒトなんだっ!
もおおおおったいないっぞおお!


怪談 死神
★★★★
宗血ューさんに感謝。
日本名作怪談劇場です。45分。
有名な落語らしいですね。
中村雁治郎師匠が語りと死神、
70年代にやたらよく見た森川正太氏が大工の八っさんをやってます。

「コドモができるというのに、デクノボウの八っさんは金の工面もできず、
太った嫁にののしられ、首吊りを企てるができず、死神に会う。
聞けば、頼みをかなえて欲しいとのことで、
まだ、死ぬはずでない娘のそばで、医者のふりをしてまじないをかけてくれとのこと。
やってみると娘は全快、八っさんはこの後もコレで金持ちになるが、
嫁といさかって家出。飲み屋の女と駆け落ち。
そして、女の旦那に殺されるが、死神に助けられ……。」

さすがに、よくできたおハナシです。
もう、こうなるしかないっていう。
八っさんのキャラがもう、絵に書いたような八っさん。
そして、雁治郎師匠の死神。
どこか滑稽感すら漂うブキミさといったらないです。
なんまんだぶ。


ヘルクラッシュ 地獄の霊柩車 1992
★★★★
フルチ巨匠のかなり晩年の作品です。
パッケージの江戸木純氏によると
『無駄な残酷描写を排し、極めてシンプルなプロットの中、
死を意識したフルチ自身の、底なしの恐怖と不安をそのまま映画化した
世にも怪奇な遺言状。心して見よ!』。

……………………………………。
この通りです。見事です、つけ加えることもない。
まさに、死を予感した人間のビジョン以外の何ものでもない。
そして、
フルチさんにしては、残酷描写がほんとにまったくないのです。

「オープニング。自動車のクラッシュのシーン。
次、ニューオリンズの葬式シーン。
主人公は土地の買収に成功し、車で愛しい妻のもとに帰ろうとする。
ところが、道が通行止めになっていたり、車がこわれたり、
池にハマったりして、なかなか進めない。ずっと同じ時刻をさす時計。
(このへん、『ものごとがなぜか上手くいかない悪夢』のよう。)
謎の女がモーテルに登場。
『あなたを尾行してきたの。あなたが欲しい。』
バス・ルームから出てくると女はいない。
『今はまだ、その時ではないわ。』
進路を妨害する霊柩車。
霊柩車の中には、妻から自分への葬儀の花環が。
棺の中を開けようとして逮捕され、
手相見の親族のところに行くと自分は死んでいるという。
母親に電話すると、息子の葬儀に出かけたと……。」

悪夢なのか、幻想なのか、すでに死後の世界なのか、
主人公の不安とともに時間は経過してゆく。
常に西日が強く、劇中の時間が経過していないような印象を与える。
妻のもとに無事帰れたという幻影、
そして、葬儀社に自分の名前の棺がたくさんあり、
それぞれ、見知らぬ人間が安置されているという幻影。
それらが交錯する中、
生と死の間のあがきともいうべき追跡をあえて行い、
救いのない道へ、まっしぐらにつっ走ってゆく主人公。
これは不確かな現実を死に向かっている私達の姿そのものかもしれません。
まさに、『心して見よ!』です。


仄暗い水の底から
(採点拒否)
宗血ューさんに感謝。
ジャパ・ホラです。
ホラーというより、『母子家庭虐待怪談』です。
『未知なるものに対する恐怖』というより、
『せちがらく苛酷な現実への不安』がメインですな。
巷の評価はわかりませんが、このテの作品はツライです。

「親権調停中の母子。
おんぼろアパートに住み込む。天井から水漏れするが、管理人無能。
5才の娘を幼稚園に預けるが、どうも不親切。
そのうち、母子のまわりにだぼだぼの水と子供の亡霊の影がつきまとう。
周囲の人達はあまりに無関心、幼い娘が心配だが金もかせがねばならない。
不安のカタマリとなる母親。」

もっとも苦手とするタイプの作品です。
ワタシが多くのジャパホラを毛嫌いする要素
がたっぷりつまっています。
『ヒミツ自体はまったくたいしたことないくせにやたら無意味に仰々しいコワガラセ描写が続いて、
これ以上ないくらい不幸な境遇の登場人物をさらに不幸にし、不必要なくらいにシメっぽくシンキくさく、
物語に整合感というものがない上に、最後まで我慢して鑑賞してみても、結局、オチにカタルシスのケケラもない。
過度に情緒的にして、あんまりに不自然。ああ、ヤナカンジ。』


これが、B級以下のトンデモ・ジャパホラだと、
ハタンぶりやブットビぶりを『おわわっ!!』と、手放しで喜べるのですが、
ヘンに大作ぶりっこでしゃらかされてしまうとそういうわけにもいきません。
この作品はまったくのサンプル・ケースと言えるでしょう。


・無防備なコドモ(それも幼女!)をダシに恐怖、というより不安を煽ろうとする。
・闘う意志も能力もなく、逃げられる状況もない登場人物を徹底的にいたぶる。
・単なる幽霊物語なのに、不必要なまでの水害スペクタクルにしている。
 ネタは至ってシンプル。ここまでだぼだぼにするんなら、もっとヒネリまくらんと。
・コップの水に髪や、水タンク、赤いバック、少女の失踪などのキーワードが盛り沢山。
 もっと早く真相に気づくべきではないのか?
・カタルシスのない、涙ちょうだいがみえみえの無理矢理エンディング。
 『少女の霊は無事に成仏し、母子は幸せに暮らしました。』となんでできないのか?
 奇をてらったばかりに、成長した娘の最後のモノローグがめっちゃくちゃ不自然。
 いかにも、とってつけた感じ。『はい、コレが救いです。いいでしょ?』
 だったら、最初からハッピー・エンドにすればいいのに。
 

しかし、このような考察を楽しめたのですから、こういうシュミにあわない作品も、
いやがらずに鑑賞してみると面白いですね。


スパイダー
★★★★
宗血ューさんに感謝。
「おわっ! 今度は巨大グモ・パニックかっ!」
と思いきや、かっちりとした囮捜査のシーンから開始。
どうも、ハナシが……。
いや、犯罪サイコ・サスペンスでした。

「黒人の老捜査官。囮捜査で部下を死なせたため、現在は隠居状態。
そんな時、議員の12才の娘が厳重な警戒にもかかわらず誘拐され、
老捜査官のもとに挑戦状が届く。
警備にあたっていた、若手の女性捜査官と一緒に事件を担当するが、
敵は執念深く、知能も高い、スパイダーのようなヤツだった。」

緊張感がある推理ゲームでした。
犯罪心理学の博士である老捜査官と、
誘拐された少女と親しい女性捜査官。
サイコな犯人。
こうくると『羊たちの沈黙』、『ボーン・コレクター』を
はじめとする一連の犯罪サイコ・サスペンスを思い出すのですが、
これはもう! 反則スレスレ! 
(ちゅうか、反則かなあ? 一応、伏線らしきモノはあるんだけど。。。)
予想を裏切るトンデモ・オチ!!
さすがに、びっくり!
でも、こういうのって、なかなかつっこみコメントができませんわねえ。

富江 RETURNS
(採点唾棄)
事務長に感謝!
実はマンガの原作も最初の映画も観てません。
しかし、それにしてもなーーんか、
ハンパなできですねえ。。。

「富江、コドモの腹から首だけ出現。
オペに関わった医者(病院長を含む)と看護婦は失踪。
院長の娘が謎を追う。
その病院に勤務する医者のところに
全裸の富江が出現
医者は家に連れ帰り、恋に落ちたあげく、富江を殺し、発狂。
その医者の友人も富江と関わり、ヘンになる。
最後は病院の地下室で、娘と富江の対決。」

シリアスな映画なのか、
   B-Z級のゲロゲロ映画なのか?
シリアスにしたら、登場人物の描写があまりにおざなり。
だいたい、医者が病院でふらふらしてる患者をすぐに連れ帰るか?
そんなに簡単に殺すか? 発狂するか?
これだけ常道を逸するんなら、
それなりに富江の魅惑にひきこまれてゆく過程をこってり描かなくては、
「なーーーーーんじゃいっ?」。説得力に欠ける。


また、富江の正体を現わしてゆくべき院長の日記が、
ぜんぜん効をなしていない。
富江が異常生物だなんて、観る方は予想がついてる。


わざわざ娘が田舎に行って調べた
腹から富江が出て来た少女のいきさつなんて、ぜんぜん衝撃的でもないし。


ありきたりの『恐怖演出』でまいっちんぐ、
アキレたのは、瞬間芸で暴走族のマネをする富江!!
もっと他にすべきことがあるんじゃないのかしらっん。
トンデモ映画としても、イマサン。


愁嘆場や悲壮シーンにあんなに時間を裂くなよお。シリアス・タッチでえ。
主演の娘もどう演じていいのか困ってるみたいだぞ。
余計な悲劇がなくては、日本映画ってなりたたないのかなあ。
ゲロゲロにしても、ものすごく地味だし。
『首だけからの成長ビデオ』、洋モノだったら全身復活までやるぜえ。
そして、ラストにもっとチカラワザが欲しい。
娘にしても、富江にしても、
双方の言い分が無理矢理っぽく、空虚。
過程をええ加減にしか描いていないから。

なーんか、やっぱ、こんなもんかいなー、という映画でした。
つっこみがいがあるのは、うれしいのですが。

富江RE-BIRTH
★★★★
うってかわって、これはよかったです!!!
『富江』という媒体を通して、
あえて目をそららずには日常が送れないような意識の深淵に、
疑問を投げかけてきます。

「富江の絵を書いている男。『愛してる。』とささやく富江。
いきなり、男は富江の首を切る。
パレット・ナイフでヒトの首が切れるか?そうカンタンに。)
友人2人がやってきて、死体を始末する。
なぜか、合コン
いきなり、富江がやってきて人気を独占。
その後、絵を書いた男は死亡。
死体を始末した二人の友人のもとに富江が出現する。
一人は恋人と同棲中。
もうひとりはマザコン。
富江は両方の生活を侵襲してゆく。
だが、それは富江を見てしまった二人の望んだことかもしれなかった。」

同じネタでこうまで、差ができるかって見本のようです。
『RETURNS』って、これにくらべりゃ、
学園祭自主上映作品のデキの悪いやつみたい
ホントにプロかよっ?てなもんで。

『RETURNS』の富江が意味もなく猛々しいのに比べて、
こちらの富江はひたすら無邪気で害意もない。
男を魅了し欲されるも、男に殺される因子をはらんでいる不条理な存在。
『魅了』と『破滅』を背中合わせにしたまま。
『不死』という特性さえなければ、現実にもいそうな女性。
そして、富江に魅了された男達は、
恋人や母を富江に変換されてゆく不安を感じながらも、
心のどこかで、富江と共にいることを望んでいる。
「バケモノ……、おまえは何者なんだ?」
の問いに富江は必ずこう答える。
「あなたこそ何者なの? 
自分のことなんて、なんにもわかってないじゃない。」
富江を望み、出現を欲したのは他ならない自分自身。
共に破滅の道を歩むことまで。
日常を続けるために、表面の意識では怖れ、否定しながらも。
だからこそ、富江は死なない。死ねない。
全世界の男が死滅するまで、富江は消滅することができない。
もしかしたら、富江は人類の雄の遺伝子上に存在する
『ある部分』の覚醒に過ぎないのかもしれない。

それにしても、富江ってすぐに首がちょんぱっ!
って、オチちゃいますね。
意外とホネの弱い生物なのかもしれません。


コンゴ CONGO1995
★★★
おりこうゴリラ(おそらく、スーツ・アクター)の大活躍する
秘境冒険ドラマ。


「大手の通信機器会社が、コンゴの秘境に通信用ダイアモンド採掘派遣。
派遣隊員は謎の大神殿を発見するも、全員惨殺される。
隊員のフィアンセ、
元CIAのヒロインが究明に向かう。
さて、若き猿学者がゴリラのエイミーに手話を教え、
手話を発声言語にする機械をつけた。『おしゃべりするゴリラ』。
エイミーは故郷に帰りたがる。そこに怪しい出資者出現。
ヒロインも合流して、飛行機でコンゴに向かう。
国際情勢は悪く、いろいろ苦労しながら到着すると、
ダイアモンドの鉱脈とソロモンの大神殿に到着!
ところが、そこには何世紀も前に攻撃用に飼育された
灰色ゴリラの群れが!
時を同じくして、火山活動も激化!」

ハガードやなんかの秘境もののノリでやんす。
ゴリラがたくさん登場します。
こういうもののウリのひとつなんでしょうが、
到着までがけっこうシンドイです。
飛行機が攻撃されたり、御当地の軍隊に拉致されたりと。
目的地についたと思ったら、秘密は簡単に明かされ、
駆け足で対ゴリラ戦。
あんまり居心地がよくないです。
重要な登場人物であるゴリラのエイミーにしても、頭良すぎ。
手話を完璧にマスター。口がきけないだけの普通の人みたいです。
ファミリー向けの冒険映画なんでしょうかねえ。。。
それにしては、白ゴリラ、人殺しまくってるしい。
あのマイケル・クライトン原作って、ホントかなあ?


ジュラシック・パーク3
★★★☆
宗血ューさんに感謝。
例のヤツの3つめ。
豪華絢爛、CG絵巻。プテラノドンが大活躍。シリーズ主役のラプトルもね!


「息子がジェラ島で行方不明ってんで、
両親はいやがる恐竜博士をダマしてつれてった。
案の上、飛行機は破壊され、仲間は食われ、さあ大変!」


あとはわかりますよね。
そうです。
ご想像の通りでございます。
さすがに恐竜は素晴らしく、いんやあ、大画面で観たかったなあ。
にしても、ラプトルすげえおりこう!
って、ハナシから恐竜人でも出てくるのかと思った。
『4』では出てくるよ。きっと。


クロス・ロード
★★★★
宗血ューさんに感謝です。
ブルースもんですね。タイトルは有名なブルース・チューン。


「音楽学校に通う天才的ギター少年。
だけど、ブルースにあこがれて、
病院刑務所の黒人ブルースマンを脱走させる。
ケンカをしたりしながら、黒人の故郷ミシシッピーへ。
途中、女の子に恋したり、テレキャスを買ったりして、
最後は、スティーヴ・ヴァイを相手に、老人と自分の生命を賭けたギター・バトル!」

楽しいちゅうか、シャレっぽい作品です。
少年のスライド・ギターや老人のマウス・ハープのシーンも楽しい。
音楽がライ・クーダです。
やたら、「ブルースちゅうのはこういうもんだ!」
と老人が説教するんですが、なんか嘘くさくて、インチキっぽくていい。
(だって、ライ・クーダの吹き替えギターにだぜ。)
似たようなことを訳知り顔でいうオトナたちがやたらいたりしますね。

最後は有名なスティーヴ・ヴァイとのギター・バトル!!
結局、クラシック・テクニックでトドメなんですが、
あんだけ、ブルース、ブルース言っといて、最後がコレじゃあ、
なんかアレですねえ。
『結局、最後にモノを言うのは自分自身の精進の蓄積だった。』
と、思えば納得です。
ヴァイさんも実際はあのテの音も、お茶の子サイサイなんでしょうが。
あそこに出てくるのが、イングェイだったら、少年は完敗でしたでしょうな。
キャラ・イメージ的に。


惨劇館 夢子
★★★
宗血ューさんに感謝。
ジャパホラ。あの御茶漬海苔先生の原作だそうです。

「夢子は夢で予知できる。
階下の娘を虐待する母子を通報。
で、妹の同級生の失踪も解決。
ところが今度は妹が殺される。
私立探偵とともに、事件究明に乗り出す夢子。」

現実と夢のフラッシュ・バックが交錯するという手法ですか。
あの原作者にしては、実にあっさりとした作品で、
お茶の間でも充分通用する凡庸さです。
それにしても、最後に出てくる犯人って、
もうちょっとどうにかならなかったんでしょうか?
『ファンハウス』や『フォノメナ』みたいに。
あれじゃ、フツウのヒトですじゃ。


スコーピオン・キングTHE SCORPION KING
★★★★
あの『ハムナプトラ』の外伝。
『ハムナプトラ2』の最悪超怪物、
スコーピオン・キングの過去を描いた壮大な時代劇!
っと思ったら、あらあら!
なんと、王道を行くヒロイック・ファンタジ−じゃないっすかあ!


「兄弟を悪い王様に殺されたスコーピオン・キングが、
艱難辛苦を乗り越え、復讐し、新たな王になる。」


危機に継ぐ危機、アクションの連続。
きゃらもお馴染み。
悪い王様の預言者だったヒロイン。
勇気のあるコドモ。
老魔法使い(科学者)。
くちばっかりのすばしっこい盗賊。
そして、最初は敵対するも後に共闘関係を結ぶ、頼もしい部族長。
まるで、『ドラゴン・クエスト』のパーティみたいな黄金律です。
新たなる発見や驚愕もないが、退屈もなし。
これは一般ウケするでしょう。
『ハムナプトラ』と関係ない作品みたいです。
この偉大なる戦士がどのようなエピソードで怪物になっちゃったのか、
そっちの方が興味深いです。


ゾンビ3 THE NIGHT OF TERROR 1980
★★★★☆
大学時代にビデオ喫茶でカレー食いながらみたのを、
23年ぶりにDVDのクリアーな画像で鑑賞しました。
素晴らしいですねええ!
 このねったり、のったりしたゾンビさんたち。
舞台は無人の古城。ロケーションもばっちり。
せちがらい展開もなくて。こういうのを『癒し系ホラー』ちゅうんでしょうか?


「教授。死者を甦らせる。なんでかわっかんないけど。
そこにやってくる核家族、2カップル。メイドに召し使い。
夫婦はすぐに、SMごっこ。それをのぞく、気色悪いムスコ。
(この役者さんて、25才なんだって。ファン・サイトもあるそうな。)
カップルは、カップルでいちゃいちゃ、くちゃくちゃ。
そこへ、ぞくぞくゾンビの群れ。さあああ! サバイバル!」


こいだけ!
ゾンビは出ずっぱり。襲います、襲います。
キャラもそんな多くないのにそれで立派にラストまでひっぱっちゃう力量に乾杯!


観るべきポイントはいっぱいあります。
・道具を使い、集団で狡猾なゾンビ。カマとか、オノとか、それでもゾンビかあ?
・いかにも、カブリもののゾンビ
・大活躍するナマ肉。(<あっぱれ、口に入れる役者さん!)
母親のふとももをめくり、ソンビになっちゃたらおっぱいを食いちぎるコドモ
(実際は25才だって。すげええ無気味名優!)
・乳くりあうカップルたち。
 母親はいきなりボンテージ、おっぱいぷりぷり
・幻のベレッタM1934射撃シーン。(<これはワタシだけかも?)
ああ気持ちよかったああ!


バイオハザードBIO HAZARD 2002
★★★★
DVDでダントツ1位! さああっすが!
ノベライズに惚れちゃったワタシはすぐ買いました!
ストーリーはお馴染み。


「巨大企業の地下研究施設でゾンビ化ウイルスが蔓延。
そこに特殊部隊が潜入。
記憶喪失のヒロイン・アリスは、
コンピュータの『赤の女王』、ゾンビ、ゾンビ犬、リッカーたちと、
壮絶な戦いを繰り広げる。」

爽快です。緊張感いっぱい。ゾンビもゾロゾロ。
メジャーの『最小公倍数的娯楽大作』にしたら、
まあ、こんなもんでしょう。
ワタシからしたら、やたらお上品で薄味、
描写やお話的にかなり『食い足りない』んですが。


また、日本人作家のノベライズの方が、物語のできとしては、
数段上なんですよ。
特殊部隊のスーパー女性戦士レインがヒロイン以上にかっこいいし、泣かせるし。
ゾンビの生理学なんかについても、ちゃんと考察しているし、
最終ボス・モンスターのリッカーもはるかにおっかないし、
エンディングもかっちりまとめているし。
思うにこれは、映画版で『こりゃあ、こうすりゃ、もっとよくなる、こうあって欲しい』
というところ、日本人作家が脚色しなおした結果でしょうね。
こういう優れたヒトがいるのに、どうして日本のホラー映画ってしょうもないんだろうか?

主役のヒロイン、ミリ ・ジョヴォヴィッチって、
ワタシ的にはミス・マッチング。
何を考えているのかわからない神秘性。
危機に対する虚無的な表情。
この2点でのみ評価しますけど。
あのほそっこい肉体で、
『殺しのエキスパート』といわれても、
どうもピンとこない
動き自体もなんかなーって、感じですし。
露出度は不必要に高いです。
ラスト・シーンなんか、陰毛みえてるんじゃなかろうか。
しかし、戦闘ヒロインとしては、『ゴースト・オブ・マーズ』の
ナターシャ・ヘンストリッジの方がクールでかっこよかった。


ゾンビ4 AFTER DEATH 1988
★★★★
クラウディオ・フラガッソ監督作品。
『ゾンビ3』とはなんの関係もないみたい。
かつてビデオ化されたいた時には、『ゾンビの復活』というタイトルだったらしい。
『サンゲリア2』の監督ということだけど、
軍人に女混じり、どっからともなくサブ・マシンガン、
当然、ゾンビとどかばか撃ち合い、という構成がそっくり。

「ある島(フィリピン・ロケ)に医療研究チームが行って、
島民を使って癌の薬の研究をしていた。
娘を救いきれなかったために、その親の黒魔術師が怒り、
死者を生き返らせる魔法をかけた。
医療研究チームは全滅。ただひとり幼い少女のみ逃げのびた。
20年後、バカンスを楽しむ傭兵と、成長した少女、他女1人が、
再び島に行き着いてしまう。
ここには同時に医療研究チーム全滅を調査する3人が来て、
『死者の書』を発見、地獄の門を開く呪文を唱えてしまう。
それからは、傭兵たちが逃げこんだ病院にM16があるわ、手榴弾はあるわ、
噛まれた仲間がゾンビ化するわ、定番の物語。」

『バイオハザード』の『臓物の出ない上品なゾンビ』の後だったんで、
こっちのグロいシーンはなんとなくほっとします


しかし! 
ここのゾンビって、なんかヘンっ!
顔と手以外黒装束で、動きはやたら早い!
物陰からいきなり、飛び出してくる!
監督インタビューでは、「フィリピンの埋葬から思いついた。」
ちゅうんだけど、
これじゃあ、忍者化したガイジン・ホームレスみたいです。
しかも、死んでから20年も経っているのに、
けっこう新鮮です。
基本的にカブリモノはなく、顔にばばっちいメイクを施しただけ。
しかも! 驚いたことには、死んですぐの傭兵ゾンビは、
M16を撃ちまくる!
そして、ラスト!!
どういうわけでそうなるんだか、よくわかんない
ショック・シーン!!

いかにも、B-Z級という薫りがワタシを喜ばせてくれました。
フルチや、ジェス・フランコのような格調高さ(???)は、
『画』からは感じられませんでしたが。


ILSA THE WICKED WARDEN 1977
★★★☆
ダイアン・ソーン扮するイルサ様復活!!
『邪悪な管理人』ちゅうこって。
監督ジェス・フランコというだけあって、映画はヌルいが、ハダカがいっぱい!
しかし、あんま極めつけの美女はおらんなあ。
リナ・ロメイさんも出とりまっが、『吸血処女』の妖し美しき面影はない。


「ところは南アメリカ。
女刑務所に姉が捕まったちゅうんで、妹が行って捕まる。
すると、そこはなんと、イルサ様の支配する精神病治療の実験場だった。
ハダカに剥かれて、おっぱいに焼き印をおされた女囚人がいっぱい。
好き放題に人体実験されている。
中にリナ・ロメイさんがいて、イルサ様に針をさされてレズ&スパイ係。
そのうち、リナさんと妹さんはなぜか、仲良くなり……。」


ええっと、定番の拷問シーンは続出するんですが、
前のナチものや、アラブものと違って、次から次へと殺しはしないので、
その分、ソフトです。(<ても、やられる女はタマらんだろう。)
ムチ打ち、電気責め、超音波責め、ロボトミー、鎖ぶらさげ監禁、
顔面半分破壊に乱交レイプ。
とどめは、なんと
ビニール袋かぶせて、窒息責め!!(<マネしないように。)
ここではイルサ様の部下の男がそれらをビデオに取って売りさばき、
最後は、やっぱり、女囚達にひでーめに会うイルサ様まで、ビデオダネにしちゃう。
しかし、このシリーズに定番の
犠牲者のオトコに色狂いしていくイルサ様が見られないのが、残念です。




獣人繁殖 TEENAGE CAVEMAN 2001
★★★★
なんじゃあああ! わああああ!!
どびっくし!
まるで、
ナウなヤングのガッツな乱交ビデオみたいです!
一見すると、アンモラル&モンスターものみたいですが、
ワタシは逆になんともいえない悲哀を感じてしまいました。


「時代は未来。文明崩壊後、人々は洞窟に住み、狩猟で細々とくらしていた。
神の使いを自称する悪いリーダーが、食い物も、女も好き放題。
いやけがさした男女3名ずつの若者は、離脱を決意する。
歩いていくと摩天楼。
気がつくと、ジーンズにTシャツなんて着ていた。
チャイナ美女と、陽気な金髪男が現れ、
まず、テレビ、それから、入浴で6人をびっくりさせた後、
アルコール、ドラッグ、そして、乱交セックスに誘う。
主役級のカップル(<女はかわいくない。おっぱいも貧相。)だけが、
仲間に入ることを拒んだ。
その後、女ひとりが爆死。乱交参加者はみんなヘンになってしまう。
実は、不死身怪物化ウイルスのキャリアーである男女が、
仲間を増やそうとやってるわけで、
キャリアーになれないと爆死するという、
物騒なモンだった。」

100年以上も生きてるカップル。
陽気なニイちゃんは実はチャイナの彼女にバカにされ、
相手にされない。
しかも、怪物化の力を抑えきれず、人を殺しちまった後で苦しむ。
エロ・シーン満載で、
お子さまとは絶対、一緒に鑑賞できない類いの作品
なのですが、
『セックス ― 不死身 ― 怪物 ― 苦悩』は、
ワタシの長編小説に頻出するテーマとあって、
シンパシーを持ってしまい、じーんときてしまいました。

モンスターのイカレ兄ちゃんときたら、
ネエちゃんと、もっと上手く仲良くやればいいのに、
100年以上もの孤独はキツかったらしく、
20年も彼女にセックスしてもらえなかったそうだ。)
快適な住まい、食料・酒(カティ・サークが好き)、ドラッグ、
必要なものはなんでもあるのに、ヘンになっちゃたんだなあ。
バカマジメボケな主役カップルより、ワタシはこの兄ちゃんの方が好きだ。


怪奇異星物体 THE DAY THE WORLD ENDED 2001
★★★
『世界が終わる日』なんちゅう仰々しいタイトルのくせして、
内容はめっちゃくちゃショボイです。
ナスターシャ・キンスキーが、心理療法師として主演しています。

「ナタキンが田舎の学校に赴任。ヘンな少年に会う。いじめられっこ。
だけど、超能力がありそう。母親は死に、父親は医師。義父だけど。
少年はSFキチガイ。自分の父が宇宙人で、いつかは迎えに来ると信じている。
で、本当に怪物が出て、母親殺害に加わった人は殺される。」

ベタなネタです。コワクもないし、わくわくもしない。
怪物が本当にエイリアンなのか、
少年の空想が現実化したものか、結局わからない。
わからなくても、べつにどおってことない。


それよりか、
それまで善人ヅラして少年を育てる医師の、
秘密がバレた時の豹変の方がよっぽどコワイです。
ナタキン、なんかスゴイ働きをするかと思っていたら、
なんのことはない、ただのボケナス姉ちゃんでした。


なにしろ、一番のショッキング・シーンが、
ガンコ校長とでぶでぶ看護婦のSMセックス・シーンでした。
いきなり唐突で、必然性も脈絡もまったくなく、ウキまくり、
物語のトーンとカミあっていない
ところがエグイです。
でも、このシーンだけのために、
「ファミリー向け」にはできないでしょう。
インタビューの監督も、なんか覇気がないです。


デモニアック 鮮血のエクソシスト EXORCISM 1974
★★★★
ジェス・フランコ監督、主演。
厳格のあまり破門になった修道士をサイコチックに演じています。スゴイ。
『吸血処女イレーナ』の「神秘の美女」リナ・ロメイさんもまだまだ若々しい。
ウン年後の『マダム・クッキー』のリナ・ロメイさんはもう、忘れたいよお! 
美女の末路は切ない。
で、ジェス監督お得意のポルノ・スラッシャー・ムービーです。

いきなし、十字架裸女!! それも、リナ・ロメイさん!!
で、金髪熟女にムチ打たれ、ニワトリの血を飲まされる!!
で、ナイフでぐさ! リナさん死んじゃった!!!
ぱちぱちぱちい! ショーでした。
で、この人達はいかがわしい出版者に出入りしていて、
そこでの企画で
黒ミサ・ショーやら、乱交パーティやら、やっている。
これが気に食わないのが、元修道士のサイコ男。
娼婦や、ショーの参加者を
『おまえは悪魔に取りつかれている! わたしがおまえの魂を救うのだ!』
と、のたまってはぐさぐさぐさ! ナイフで殺しちゃう!」

場つなぎ的ストーリーは、まあいいとして、

殺しのシーンはショボくて、エンディングも投げやりなんですが、
なんといっても、
ハダカ! ハダカ! ハダカ! ハダカ! ハダカ!
しかも、ヘア無修正版とくりゃ、もうタマらん!
ロメイさんやら、殺される娼婦やら、黒ミサのエジキやら、
美女ハダカのテンコ盛りだくさん!!
それも、70代のヨーロピアン美女!
黒革のボンテージも頻出! 
やるなあ!! ジェス!!
ほんとに美女! 
これでもかと美女!

今時のヘンにシェイプ・アップしたボデイより、
ずっとニオってきそう! (金髪おばさんは困るが。)
おっぱいのカタチも見事にふっくら!
ああ、この時代に生まれたかった!
で、別バージョンの特典映像では、ほとんどのシーンが服着てるんですよ。


魔界覇王 HOW TO MAKE A MONSTER 2001
★★★☆
ホイテク・コミック・ホラーなんかなあ。

「コンピュター・ゲーム会社。
開発員の無能さにうんざりした社長は全員解雇。
スゴ腕の3人のプログラマーを雇って、百万ドルの報酬で、
最恐のゲーム・キャラ作りを依頼する。缶詰めで。
ところが、そのキャラが現実に出現。
人間を殺し始める。さあ、大変!」

で、この『スゴ腕の3人のプログラマー』っていうのが、
笑わせます。
1、ヒロイック・ファンタジーかぶれの大男、その名もハード・コア。
古代の武器だかなんだかのミニチュアを、いっぱい持ちこんでくる。
2、アトピーでモテない小男。
いかにも、ヲタクってキャラ。
3、ヘンな黒人。
モンスターのボディにされちゃいます。


プラス、2名
4、管理職員。仲の悪い3人の間で苦労します。
人が良さそうで、実はトンデモないヤツ。
5、見習いの女の子。『パックマン(懐かしい)』の名人。
もう、わかったでしょ。最後にノースリーブも勇ましく
現実、コンピュター世界の両方で、
モンスターと壮絶な戦いをするのがこの人です。


6、おまけ。セクシーで、でかい女の人。
ゲーム・キャラのアクションをトレースするとかで、
いきなりトップレスになって、剣を振り回す。
それだけの役です。でも、ええわいなあ。

スパイの話とか、見習いの女の子の世話をしている熱帯魚とか、
いろいろ上手に絡んできますが、雰囲気はホラーって感じじゃないです。
悪くはないけど、間のびした感もあり。
90分でなくて、30分くらいのオムニバスでも良かったのでは?


アザース THE OTHERS
★★★☆
比較的新しいです。
画像的にはクラシックな雰囲気の『呪われた家もの』幽霊談です。

「1940年代。古いいわくがありそうな家に、
母親と女の子、男の子がひっこしてくる。
で、コドモは光アレルギー。父親は出征中。
で、妖しいばあさんとじいさん、おしの娘が、
お手伝いにやって来る。
それから、幽霊の気配がちらちら。
娘にだけは見えるらしいが、母親は信じず、
ずーーーっとヒステリー状態。
父親が帰ってきたり、ばあさん一家の正体が露見したり、
で、真相は……?」


オチがびっくしというか、こうきたかというか、
コロンブスのタマゴなんですが、
シカケがいっぱいあって、なかなか見抜けませんでした。


・まず、二人のコドモからしてヘン。目がぎらぎら。ビョウーキみたい。
 で、母親がやたら聖書を押し付け、神さまの慈悲を乞う。
・ばあさん一家はもちろん、妖しい。
 最初、ワタシは、
「こりゃ、コドモは封印された吸血鬼かなんかで、
      ばあさんはそれを解こうとやってきたんだ。」
 と思いました。違った!
・そもそも家がアヤしい。
「この家の扉はひとつ開けたら、他は必ず閉めなくていけません。カギをかけて。」
 どうも、光を入れないためのようなのだが、カイブツの出入りを防ぐためのような……。
 家の外は霧だらけ。どうも、出入りもできないみたい。
 ポルター・ガイストにビクターなる子供の霊。勝手に鳴るピアノ。
 って、ベタといえば、ベタなんですが。
・それから、途中父親が帰ってくるんですが、コレもアヤしい。


とゆうわけで、凡庸な演出なら、すぐミエちゃうかもしれないオチを、
あちらこちらに意味ありげなモノをちりばめて目くらまししちゃっているのが、
スゴイといえば、スゴイ映画です。
時間がたっぷりあって、劇場でゆったり鑑賞できたら、
もっと、ワタシ的評価もあがると思いますが、
せちがらい生活、時間を盗んでの深夜鑑賞にはちょっとそぐわないですねえ。
もったいない。


トタール・フェアー
★★★
いわゆる近未来ポリティカル・フィクションです。

「昔、中近東におっこった不発弾を悪の組織が入手。
アメリカでぼっかああん!
『こら、ロシアのせいだ! 報復攻撃!』
『なんだと! アメ公! ウチはなんもやっとらんぞおお!
シノゴノ抜かすとミサイル発射したるわいっ!』
と、世界大戦になるところを平凡な歴史学者が止める。
ちなみにコイツの彼女は外科医です。」

と、これだけのお話しに枝葉末節くっつけて、
ダラダラと長いことやっております。

『007シリーズ』にも、似たようなネタがありましたね。
スケールがただでさえでかいのに、
緊張感を高めようと無理矢理エピソードをつめこみ、
タカ派のヒトとかやたらいっぱい出て来て、
わけかなんなくなりそうです。
結局、主人公が戦争を止められたのはロシア・ヲタクで、
人柄がよかったからです。
世界人類を破滅から救ったのですから、
ハーレム付き豪邸の200件
くらい、要求してもよさそうなのに
よくよく欲のないヒトです。


カットCUT
★★★☆
いわゆる「楽屋ネタ」ホラーです。
『スクリーム』みたいですね。


「シリアル・キラーの役者が女監督を殺し、
主演女優に殺されるという未完のホラーがあった。
関係した人間が次々死亡するために『呪われたフィルム』と呼ばれていた。
十数年後、女監督の娘と映画学校の仲間が、その映画を完結させようと、
ロケに入ると案の定、連続殺人勃発!」


監督、プロデューサー、メイク、衣装、カメラマン、役者、
はたまた、元作品の主演女優、その映画に関係した映画学校の先生。
いろんな人が絡んできて、犯人探しのサイコ・ホラーの様相を呈してますが、
オチは拍子抜けというか、予定調和というか、まあ、楽しめたからいいや、
というか、そんなもんです。退屈はしません。


クモ男の復讐 EARTH VS THE SPIDER
★★★
まるっきり、『裏スパイダーマン』です。

「内気でうだつのあがらない青年警備員が、
自尊心をぼろぼろに傷つけられ、
思い余って、仕事場の研究所にあったクモ血清を
自ら注射してしまう。
好きな女の子を通り魔や不良から守っていい気持ち。
あこがれのコミック・ヒーローになった気分。
(これこそ、スパイダーマンのパクリ? でも、手足が8本)
だがしかし、肉体は醜く変形し、ヒトを襲いたくなってしまう。」

青春苦悩モンスターものです。
ハッピーに行けば、スパイダーマン。アン・ハッピーならこいつ。
ワタシはサム・ライミの『スパイダーマン』って、ヌル過ぎてダメでした。
『ハリー・ポッター』もダメ。

この『クモ男の復讐』も、低予算ながら、
「オタク仲間との友情」、「銃を撃てなくなって刑事のエピソード」、
そして、「彼女のために自分を犠牲に」などなど、
いいハナシにするようにがんばっているのですが、
やはり、哀愁を狙ってしまうと、スカっとしないところがツライです。

そいから、これ!
なんと、糸をハラから吐き出すのですよ。
ぶーーーーーっと。
笑えます。
本家の手首から糸っちゅうのは、ウソくさくてイヤだ。
池上僚一のマンガのは秀才高校生で、自分で発射器作っちゃうんだよね。
こっちの方が良かった。
しかし、サム・ライミって、『死霊のはらわた』シリーズ以外、
感心せんなああ。『ダーク・マン』も、あまりにあまりだったし。


THE AWFUL DR.ORLOF 1962
★★★☆
『酷いDR.ORLOF』ってこって、ジェス・フランコ監督、脚本です。
1962年だけあって、白黒。ファンファン。
恐怖映画のつもりなのでしょうが、今観ると、恐怖というより、
高純度の脱力と爆笑です

「まずは酔っぱらいのお姉ちゃんの家。
目玉にピンポン球を張り付けたような、ブキミな男
が襲いかかる!!
首に食らいついて、吸血! と思いきや、そうではないらしい。
この男、盲目。母親と一緒に、オルロフ博士の屋敷に住み、
手足となって働いている。
オルロフ博士には、顔のこわれた奥さんの死体(?)があり、
その顔を治すために、若い女をさらっているのだ。
ところが、盲目ピンポン目玉男の母親を転ばせてしまい、殺してしまった(?!)。
ヒロインのオペの直前に、それが露見し、
ピンポン目玉男に殺されてしまう(?!)。
その後、ピンポン目玉男は何を思ったか、
ヒロインを両腕にのっけて、オルロフ城の屋上をうろうろ、
ヒロインの愛人の警部に数十メートル下から射殺される。」

なんちゅうか、なごみと退屈と爆笑と脱力ですね。
とっても異様なのは、時代のせいだけなのでしょうか?


まず、『恐怖のつもり』のシーンですが、
バック・ミュージックがフリー・ジャズ。いいですこれ。


問題のピンポン目玉男が、
    登場するたびに笑えてしまい、
ぜんぜんコワくありません。
ドラキュラあたりを意識しているようなのですが。
女性を襲うにしても、単なる「ヘンタイこわがらせオヤジ」のようです
何回かこのテのシーンが繰り返されますが、
盛り上げ方の仰々しさも手伝って、ついついひきこまれてしまいます。

1962年なのに、馬車とか走っていて、服装もクラシック。
自動車はありません。ロケーションも濃厚で快感です。
切り裂きジャックあたりの時代を考証したものなのでしょうか。
警部の聞き込みのシーンとか、犯人探しのシーンとか、
このへんはすげー退屈です。
女性が何人も毒牙にかかっているというのに、
鼻歌を歌ったりニコニコ植木の手入れをしたりして、
緊張感というものがありません

自分の愛人のバレリーナからの必死の手紙すら、
バカにして読もうともしません。
こんな警察があっても、市民はまったく安心できません。
悪人側の内輪もめさえなければ、延々と犯罪が続くのでしょうね。


しかし、この警部、射撃の腕だけは超一流です。
何十メートルも離れ、ヒロインが両手に花嫁抱きされている状態で、
しかも下から、普通のオートマチックで、見事に命中させてしまうのですから。

よくもまあ、撃つ勇気があもんだよなあ。
ピンポン目玉男は、律儀にもヒロインを床に置いてから、
自分だけ墜落してくれます。

わかった! この強運が警部をボンクラでも通用させているのだ!

オルロフ博士が狙うのは、酒場のねえちゃん(歌のシーンあり)、
バレリーナ(主役? の警部の愛人)などなど、目立つ女性が多いようです。
このオルロフ博士、ロマンチストなのでしょうか。
目をつけた女性をこっそり誘拐すればいいものを、
さんざん金品をプレゼントしておだてあげ、有頂天にしてから、
デートに誘い、馬車に乗せます。紳士じゃん。

簡単にアシがつきそうなものですよね。
それでいて、別にエッチをしようという気配もみせません。
すぐに、例のピンポン目玉男とバトン・タッチしてしまうのです。

女性を拉致するとなると、
わざわざ、ピンポン目玉男と無人の大邸宅で鬼ごっこをやらせて気絶させ、
(医者だったらクスリでも、使わんかい!)、
わざわざ重そうなカンオケに入れ(そのままの方が軽いと思う)
わざわざボートに乗せて運び(だから、ボート・ハウスの人に目撃されちゃう)、
わざわざ一度、
目を覚させておっぱいをぽろりんしてから
(これは歓迎します。レトロな白黒のおっぱいって、なぜか新鮮です。)、
わざわざ檻に入れて(早くやれってんだよ)、
それから、いよいよオペです。
しかし、ここまで苦労するのに、肝心の顔面皮はぎシーンはありません。
どうやら、この博士、苦労性のヒトみたいです。


デビルス・メイド
★★★☆
海外テレビ向け作品か?
チープで明るく、グロがない。脚本で勝負というカンジ。


「悪魔が老婦人にばけて、下宿に住む人々の魂を奪い、
ミシンでカタカタ、人形にしてしまう。」


プロットはこれだけ。
ある者は好奇心、
ある者は色情、
ある者は夫への愛ゆえに、
ある者は恐怖心から、
ある者は金銭欲から、
ある者は知恵欲しさに、
また、ある者は犠牲者を救おうとして、
悪魔に魂を奪われてしまう。
誘惑の策略はスリリングで飽きないけど、
オチが貧弱で食い足りない

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