せっかくだから技術的な話でもしましょうか。
いや、世の中僕より吹ける人がゴマンといる中あんま偉そうなこと言えないんですが、
自分が考えているTB論でもぶちまけておきます。TB吹く人の参考にでもなれば幸いですわ。
まあでも賛否両論あると思うんで
「それちげーよ」的なものはご意見のとこにでもメールください。激論歓迎。
僕のアンブシュアは大学1年くらいまではへっぽこでした。いわゆる駄目なアンブシュアの典型で、高い音を出すときに唇をやたら横に引いて下唇は上唇の下に巻き込む形で音を出してたんですよ。でもよくいますよね?そういう人。はじめはそうした方が音が出ちゃうから、誰にも習わないとどうしてもそうなっちゃうんですよね。中学や高校でちゃんと教える人が吹奏楽部にあまりいないってのがいかんと我が師匠も言っておりました。うーん、俺の中高の時間は一体なんだったんだか…♭
大切なのは、ひとえにしっかりとしたアパチュア(振動部の穴)を保持し続けることです。振動部的にはオーボエのダブルリードみたいなイメージですね。高音域なら穴は小さくなるし、低音域なら大きくなる。高音域で口を横に引っ張ったら(無論ちょっとは引くんですが)穴がつぶれて、つぶれた音が出てしまう。さらにスムーズな音の移り変わりが出来なくなっちゃうんですね。
そのような良いアンブシュアを形成するには、
1.下唇は絶対マウスピースに固定
2.上唇を自在に操れるような口輪筋(?)をつける
が絶対条件だと思います。加えてマッピの下1/3あたりにアパチュアを持ってくる…かな?どうやら正しいアンブシュアだとあごに台形ができて鼻から口の両端に筋が入るらしい。ま、あながち嘘では無い気もするな。谷啓みたいだし。
あと、「必ず中央にマッピを持って来い」という人も世の中にはいますね。これは、筋肉がバランス良く使えるしコントロールもしやすいのでもっともな話なのですが、僕は断固反対!!です。世の中には中央だと分が悪い人もおるのです。僕もその一人なのですが、上唇の中央のお肉がとかく厚ぼったいんですよ。同じ悩みがある人も沢山いるんじゃないでしょうか?こんな口の場合バジングしようとしても、どうしても中央が振動せずに両脇に二つ振動部or単なる穴が形成されちゃいますよね。僕はそれで早川師匠に相談して、マッピを左寄りに構えることにしました。要するにもともと震えやすい場所にマッピの中央を持ってきたってことなのですが、そこから俄然僕のTB人生(?)が変わりました。無論そこにはなんら筋肉が無かったため、ゼロから非対称な部分にバランスよく筋肉を育んでいくのは相当な基礎練を必要としましたが、悩んだ末の思い切った方向転換も成功したと思ってます。
要約するとまず第一に必要なのは自分の唇で最も振動しやすい場所を知って、上に書いたようなフォームで練習しまくれってことですかね。一番いい練習は超スローor超タフなリップスラーだと思うけど。アンブシュアで書くことってそんくらいかな〜。あんま参考になんねーな〜。
やっぱJAZZモノ吹くならいわゆるDLDLタンギングでしょうか。僕はDLDLというよりDaDaLuDaって言い方が馴染み深いですが。音の切り方とか伸ばし方とかいろいろありますけどブラバン時代と大きく違うのはやっぱタンギングですよね。まあ「L」なんぞ使わんという人もいるでしょうが、僕的には「L」系のタンギング無しにはフレーズ吹くのなんて考えられません(言いすぎ?)。まあ、とにもかくにもタンギングについて書きます。なげーなぁ…
レガート
まずレガートについて言及させてもらいます。時折Luをレガートといっている人もいますね、それは僕の中では結構な間違いなんですわ。「レガート」自体は要するに音を抜かずに音をスムーズに移行していくわけですが、はっきり言ってこれは「Da」でも普通に出来なきゃへっぽこ。羊羹のようなロングトーンの部分に包丁をすぱすぱ入れるだけなんだから。僕の考えではそこに「Lu」というアーティキュレーションが加わることにより、普通のレガートのみのフレーズに様々な表情をつけていけるって事だと思うんですよ。まあいいや。要はフレーズ吹くベースにあるのはあくまでレガートタンギングであり、そこに色をつける為にLuの様な様々なアーティキュレーションを導入するれろということですな。あれ、当たり前じゃん。
Luタンギング
では次にLuに関して。これは、結構ちゃんと"Lu"と発音しないとはっきりいって音として認識されません。ダダルダじゃなくてダダウダに聞こえる感じ。あと発音に対してレガート技術とアパチュアの反応も大事でしょう。このLuの練習法のはっきり発音する導入部に関しては身内ではかなり伝統的な(?)練習法があります。
って四連符12拍(+伸ばし)で言ってみて下さい。意外とむずかすぃ。さらにこれを楽器でやった日にゃぁ大変ですわ。べろがつりまっせ!でも体育会系で楽しいけど…導入してみてはいかが?
あと何かこっかな。
じゃあわりと一般的な言葉を批判しときましょうか。よく、"ダブルタンギングを身につければ早いフレーズも楽になる。JAZZでは吹奏楽のtukutukuをkutukutuにして…"なんていいますね。それってLuを主張する僕にはかなり受け入れ難い発言です。そりゃあホントに使いこなせば早くフレーズも吹けるでしょうさ。tukutukuというのはかなり音が切れるし。しかし、こいつらは基本的に音が切れすぎる!音と音の間が抜ける!tuとkuだからしょうがない。そんなんで早いフレーズをタカタカタカタカ吹けたって、全く音楽的なフレーズにゃぁ聞こえん!!!というのが僕の主張です。確かにTBで早いパッセージを吹くのはムズいけど、吹けて結局音楽的でなかったら何のための楽器かわかりゃぁせんですわ。早く吹く中でもスムージィで色んな表情があればこそ音楽的になるんだと思います。…でも中川英二郎はダガダガで早吹きするとかいってたな。あんぐらい早いとアラも目だたないんかな。やべ、超反論されそう。こんくらいにしとこ。
もう一つ、「音をのむ」について。これは僕はLuを応用しています。Luって言うときに舌先よりちょっと中程の部分が上あごにつきますよね。それを必要以上に上あごに押し付けて息が抜けにくい状態にして、でもしっかり息を出すってかんじ。息のスピードまでかえちゃうとフレーズの流れが切れちゃうから。中川英二郎(また出た!)はクリニックで"Zu"っていってた。歯と歯の間にべろをちょこっと入れるらしい。これはこれで納得したけど、練習してみたらかなり難しかったので挫折。
「フレーズは言葉と一緒。しゃべるように吹くんだよ」って誰かいってましたね。こうやって一つずつ言葉(=タンギングの種類)を覚えていけば、色んな色をつけられるんですね。なんかサックスみたいだけど、金管にもあてはまるでしょう。こーんなに沢山やることあっちゃあタンギングに梃子摺るわけですわ。普通のタンギングですら永遠の課題であるのに。言ってみればタンギング道ってとこですか。ラーメン道みたい。
アタック
さて、偉そうな事を散々述べておきながら衝撃の告白を致します。私、
連続してタンギングするには、いわゆる「連続して打つ舌の速さ」が大事でしょう。しかし、単にアタックに関して言うとむしろ「引く速さ」が重要なんだと思います。音を出す直前ってのは、お腹から息はギュウギュウに押し出されているのに舌だけでそれをせき止めている状態です。故に舌を戻すと同時に音が出る。ということは、舌の戻りが遅いと、出だしの息はスムーズに楽器に入っていきません。ダムがゆっくり開いても水は出所が狭くてもんどりうちます(?)よね。どれだけ速く舌をいいポジションに戻すか、それがクリアなアタックの秘訣なんだと分析しています。出てきました、「舌の位置」。M腰みたいですね。いや、こいつが大事なんですよ。下手したら息の通り道を邪魔ばっかしちゃうんだから。リップスラーでもこいつは重要ですよ。
フレージング
こいつばかしは人によって歌い方からなにから違う物なので一概には言えないですが、名言をあげましょう。「一連のフレージングはロングトーンである。」…う〜ん、まさに基本ですね。要するに、息を途切れさせずに(多少の緩急はある気もしますが)フレーズを”吹ききる”ということですね。あれ、これも当たり前じゃん。まあ当たり前なんですが、結構ブツブツ切れたフレーズになっちゃうものです。そこで一つフレーズの練習法を挙げておきます。
まあ、フレーズは適当なのを選んでいいんですが、とりあえず八分音符が羅列されている複雑なのがいいな。「はい、ではそいつをタンギング無しで”リップのみ”で吹いてみましょう」…というのが練習です。ここで大事なのは、すべての音をつなげて自然に吹けるかです。無論同じ倍音列はつながっちゃいますよね?それはそれで良しとします。問題は倍音列が変わったときの対処。ここを自然にリップスラーのようにできないという事は、タンギングつけたって滑らかになんない!ってことなんです。この一連の動きが出来たら、あとはそこにチョコチョコDaだのLuだの舌をつければいいという感じです。「意味あんのか?」と思われる人もいると思いますが、高音域のフレーズをこれでやってみんしゃい?なかなか難しいですよ。即ち、高音域でフレーズがふけなーい!ということは、高音域でのリップフレキシビリティが出来上がっていないということです。要はリップスラーとロングトーン(+レガート)により、初めてフレーズが吹けるという事ですな。基礎って大事なのね♪(痛感)
何書きましょうか。これは目的によってだいぶ練習の仕方も違うと思うんですが。まずアンブシュアをかためたいって人はたっぷり息を使って超ゆ〜っくり自然な感じでやるのが大事だし、筋肉をもりもりつけたい!ってひとは、音がちゃんと出なくてもいいからブリブリ口がつりそうになるまでリップやればいいし。一応共通の注意点は「音と音の間で息が抜けないように移行できるようにする」かな。まあ、それにつきます。あ、あと大事なのが一つ、さっきちょろっと書きましたが、「舌を遊ばせない」ですね。高い音と低い音では舌の位置は違うし、真ん中でぶらぶらしていたらこれが音の移行の邪魔になるのです!要注意。
さて、練習譜的にはいくつかあります。
一つは小さいレンジから大きいレンジまでじゃんじゃかリップやるやつ。こいつにはいい教則本があるんですよ〜。これも早川氏からコピらせてもらったんですが。そいつは別のページに注意点と共にちょこっと紹介しておきます。そのうち。とりあえず広いレンジで低音から高音へリップスラーをする場合は、上にあがるにつれて息を鋭くする感じ。シラブルといって、低い方は「オ」高い方は「イ」と発音するようにすればよいとモノの本には書いてあるはずです。けど、僕的には全部「オ」で出したい気もしますね。イってかんじで吹きすぎちゃうとイィーーーーって感じの音になっちゃうんです。高い音も「オ」でふけると、息がたっぷり入って厚みのある音がでるので、最終的にはそちらが好ましいかと。あ、「イ」はアンブシュアが整っている事が前提です。別に口を横に引いてイっていうんじゃなくて、口の両脇はざっくり固定して、口の中だけでイっていうんです。そうすると舌が上にあがるでしょう?よって息のスピードがあがるわけです。全部オというのは、なるべく息の筒を太く保ちながら高音を出そう、という意図ですね。一応誤解のないように補足。
もう一つは二つの倍音列の間で往復するリップトリルがありますね。リップトリルの注意点は、やはり上下均等に音を出す事、そして息をしっかり入れ続けることでしょう。当然極端にアンブシュアが変わってしまうようだとアウトです。きれいに自然にトリルできるようになるまで、最初はゆっくり、だんだん速さをあげて練習します。どの倍音列でも、140〜150での4連までは出来るようになりたい!僕は高い方が苦手で苦労しております♭最近あんまふいてないから不安…。速くなるほど、息をしっかり入れないと出来なくなっていきます。逆に、息をしっかり入れていけば、実はそんなに速いリップトリルはつらくないのです。今までは遅いのが出来るようになる→速いのが出来るようになる→結果として遅いのも息が抜けなくなりうまく出来るようになる…みたいに上達した気がする。まだまだ練習せねば〜
なにやらじゃんじゃか書いてきましたが、随時編集や追加を行います。おかしいとこ言ってちょんまげ。