第2弾


筑摩書房 小林健二著

第2弾はこの上の写真の本「ぼくらの鉱石ラジオ」に載っているプロジェクト1「基本の鉱石ラジオ」を再現してみました
探り針検波を自作しました

今回使用したパーツ類

ゲルマニウムダイオード 1N60(1K60)
1個:\70〜\100
生産中止、即効で手に入れるべし!
でも上の写真のように200個入り\2000もあるのでまだ手にはいります(大須でゲット)
クリスタルイヤホン 1個:\250 パーツ屋で手に入りますが、今後、入手困難になります。
実験用プリント基板 1枚:\380 パーツ屋で簡単に手に入ります。
エナメル線 20m \200 パーツ屋で簡単に手に入ります。
20m以上で線厚0.32mm程度が良い。
今回はエナメル線(0.5mm)を使用します。
竹ひご 簡易選局端子用に使用します。
ラップの芯 コイルの芯をつくるのに使用します。ラップの芯は適度な固さ。

ゲルマニウムの仕組

ゲルマニウムダイオードとは、2極管の意味で、2極真空管のなごりです。点接触型ダイオードとも言います。
その中にあるゲルマニウム片は人工的に作られたもので、純度99.999999999%という高純度です。
ダイオードは、一方の方向のみ電流を流します。
そしてこのゲルマニウムダイオードはは空中の高周波電流から低周波信号の音声信号を取り出すという
「検波」というはたらきをします。

ゲルマニウムダイオードは、下の図のように、ガラス管の中にタングステンでできた細い針と、
ゲルマニウム片(正方形)が入っています。
そして、タングステン針の先がその板に接触することで検波されます。
なので、見た目は昔の鉱石を用いた「探り式検波器」と同じ仕組みです。鉱石は自然石なので不純物があり
検波が難しく、不安定で音声も小さい難点があります。この難点を無くしたのがこのゲルマニウムダイオードです。


昭和30年以降のラジオ工作には、必ずこのゲルマニウムダイオードが使用されています。
しかし最近はトランジスタ式やIC式のラジオが殆どで、ゲルマラジオは殆どありません。
なので、現在はゲルマダイオードは生産終了しております。
でも、秋葉原などのパーツショップにはまだ多く在庫があり、値段も1個\60くらいと安いのでまだ手に入ります。
だが、数10年後には、AMラジオもデジタル化という話もあり、
アナログ式ラジオでは受信できなくなる日も近いです。
こういった単純回路でイヤホンからかすかに聞こえる趣のある工作は今が最後のチャンスかもしれません。


■回路図■

■完成写真■


ラップの芯にエナメル線をグルグル200回以上巻きました。


上から見るとこう

■探り針装置■

もの凄い貧しい造りです(^^;


こんな感じで検波します(鉱石の変わりに10円硬貨(5円硬貨でも可)


■視聴結果■
今回はアンテナをエナメル線で5m程伸ばしました。アースはありません。
ゲルマニウムダイオードで使用すると、かなりの音量でCBCラジオと東海ラジオ、NHK第一放送が聞こえました。
コイルの巻き数が多いので途中でタップを作り、どちらからでもチューニング可能にしました。
この音量なら、硬貨検波も可能です。
実は鉱石が無かったので、今回は代用で硬貨を利用しました。

そして、上の写真のように針で、錆びている部分を探します。
10円硬貨の鳳凰堂の屋根の部分を針でつつくとかすかな声が聞こえ、ちょっと指で押すとだいぶ視聴可能の音量で聞こえた。
硬貨でも代用できました。
10円よりも、5円硬貨の方が聞こえやすいです。
(ちょうど中央の穴のギアみたいな部分が検波しやすい)