2000年に見た映画へのコメント
(00/01/04)
この正月は映画を見よう!ということでケーブルTVなどでたくさん映画見たんですが、一番気に入ったのは「この森で、天使はバスを降りた」でした。(紹介1、紹介2(ネタばれあり)) 原題と全然違う翻訳の邦題がこれほどかっこいいっていうのは珍しいのでは?
評価としては、もう一歩で名作の仲間入り、惜しい!って感じかな。でも気に入りました。そもそも、アクション、SF、その類の映画はそりゃまあそれで面白いんだけど、本当はこういう落ち着いた映画の方が好きです。50/60年代のやつなど。
そうそう、この映画についてもうひとつ。最近映画館には随分の御無沙汰なんですが、これは映画館で見たかったなぁ……。多分スクリーンで見ると凄くきれいな映像だったんじゃなかろうか。どっかでやってないかなぁ?(00/03/12)
録画しておいた「シティ・オブ・エンジェル」と (学生時代、友人が絶賛していた)「ベルリン天使の詩」をやっと見ることができました。(実は録画時間ミスしてて「ベルリン〜」は最後の数分見損ねちゃったんですが。) さて、「シティ・オブ・〜」の後で「ベルリン〜」見てたら……「これら、ほとんど同じ話じゃん???」 で、よくよく調べたら「シティ・オブ・〜」って「ベルリン〜」のハリウッドでのリメイクだったそうで。なーんだー。
さて、「シティ・オブ・〜」ですが、いろんな面で、なんかもっとやりようがあったのでは?という気がします。なんで天使のとこ白黒にしなかったんだろ?って思ってて、後から見た「ベルリン〜」ではそうなってたのもちょっとね。総評としては、ここにある意見に近いかな。(00/03/19)
オードリー・ヘップバーン (1)とフレッド・アステアの「パリの恋人」を見ました。
うーん、どうも無理矢理作った映画って感じするなぁ……。「ローマの休日」みたいなのをパリでやろうとしたのかどうか知らんけど。ただし、基本的にはこの頃の映画の小洒落た部分って大好きです。ちょっとした細かい小ネタのギャグなんかが。
ところでアステアっていうと、PIZZICATO FIVE の「陽の当たる大通り」に出てくる歌詞「口笛吹いて歩き出すの。アステアみたいにステップ踏んで。」で名前を知った俳優さんです。(00/05/01)
録画しておいた「モンタナの風に抱かれて(紹介1、紹介2)」見ました。序盤のヘビーな展開に引き込まれ、半分ほど見た時は「これは素晴らしい映画に違いない」と期待感でいっぱい。ところが見終わる頃は「僕が見たかった物語はこんなんじゃなかった」と思ってしまった……。期待が大きかっただけに失望が大きい。
ネットで検索すると、これ見て泣けた女性も多いようですが、僕はこの論評に賛成。(00/05/08)
「アナスタシア (紹介1、紹介2)」見ました。うーん、いまいち。それにしても、キャラクターデザインもうちょっと何とかならなかったものか。それから中途半端な呪いの話はいらない。そしたら無茶苦茶ありきたりのストーリーしか残らないけど。
そんなことより見始めてすぐ感じたのは、これってオードリー・ヘップバーンの役ですよね? だってストーリー自体が「ローマの休日」であり、「マイ・フェア・レディ」であり、「パリの恋人」じゃないですか? 序盤のアナスタシアがひとりで踊るとこなんか、僕の中では完璧にヘップバーンでした。彼女だったらこういう演技するだろうな、そんなことばっかり考えて見てしまいました。(00/05/20)
録画しておいたビデオを見ました。まずは「ゴースト/ニューヨークの幻」(紹介1、紹介2)。美しいロマンチックな映画を想像していたんですが、僕の感覚だと美しい映画じゃなかったし、全然泣ける映画じゃないけどなぁ。思い入れられないのは、ボーイッシュなショートカットが嫌いなせいかもしれない。あれ?犯人と霊媒師の関係ってはっきり説明ないままに終わったなぁ。
もうひとつは「パラダイスロード」。これ実話なんですね。日本人としては日本兵の行為にちょっと胸が痛む映画。劇的な話の盛り上がりはないけど、なかなか重みのある映画でした。ただ、日本兵が訛った日本語喋るのにはちょっと興醒め。(00/06/04)
スターチャンネルで映画を見ました。ワーナーのアニメ「キャメロット」。これは「アナスタシア」よりは随分ましでした。キャラもかわいいし。ただ、どうしてもアメリカのアニメってお笑いキャラを置いてコミカルなことをやらないと気が済まないのか?それから岩男のCGだけ異様にレベルが高くて作品内で浮いてるんですけど。
それからアル・パチーノとロバート・デ・ニーロ共演の「ヒート (紹介1、2、3)」。確か、スケジュールが合わなくて、この2大スターの共演部分って合成って話じゃなかったですっけ? さて、それでこの作品はまあまあ面白かったです。ただし、内容を詰め込みすぎ?(00/07/14)
「プライベート・ライアン」(紹介1、紹介2)見ました。アカデミー賞5部門受賞の名作です。うん、名作なんだろう、きっと。でも、僕にとっては余りにヘビーすぎて感動できなかったです……。戦争への嫌悪感以外はどっかへ行ってしまった。(00/07/28)
「アルマゲドン(紹介1、紹介2、紹介3、紹介4)」見ました。まあまあ面白かったけど、見ていて気になることで一杯。前半はどう考えても駆け足のダイジェスト物語。本来この話、長い時間かけて TV ドラマでやるべき量なんだよね。あるいは細かいエピソード削ぎ落とすしか……。それに科学的考証も気になるし。(面白いサイト発見 - 映画「アルマゲドン」と「ディープインパクト」)
ところで、良くあるこの類のストーリーといえば、思い出すのは新井素子の「ひとめあなたに」。懐かしいなぁ。……あれ、「グリーンレクイエム」(表紙が高野文子!)って続編(「緑幻想」)あるの!知らなかった。探さなきゃ。(00/08/15)
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を見ました。1981年のリメイク版。4度目の映画化だそうです。
えー、この映画、純粋なんだか汚いんだかよく分からない映画でした。いずれにしても小説が原作とのことですが、多分、相手を信頼したりできなくなったりという揺れ動く心理描写がメインであって、そもそも 2時間の映画には向いてないないのでは?でも 4度目ってことは、映画向きシナリオって判断ってことだよなぁ???(00/08/16)
「いまを生きる(紹介1、紹介2)」を見ました。これは良いです。
しかし、見た時の思いは複雑でした。ずっと「いいお話だなぁ」と思いながら見ていたのが、終盤になって一気に「何故こんな悲しい展開に?」と……。このままではこの不条理に我慢できない!と憤慨していたのですが、最後の最後に救われました。
でも、良く考えてみると、間違ってもいいお話とは言えないほんとに悲しいお話なのに、感動で終わるって、なんか変じゃない?なんか騙されているような……。(00/08/21)
「ヴァネッサ・パラディの奥サマは魔女」を見ました。あまり詳しくないんですが、ヴァネッサ・パラディ(紹介1、紹介2)って本業はシンガーですよね?
ジャン・レノとかも出てるですが、めちゃめちゃ B級映画。見る必要なかった。ラブコメベースに、SFX や、ターミネーターみたいな CG もやってみたかった、って感じ?そもそも、邦題からして、あのサマンサの「奥サマは魔女」と誤解させるようにつけてるわけでしょ?それが一番酷いね。(00/08/22)
ふと TV のチャンネルを変えると、映画をやってました。養女(?)として引き取られた少女のお話らしい。その少女が、壁に囲まれた庭の入り口を発見する……。おお、このストーリーは「秘密の花園」ではないか。懐かしい!
で、面白かったです。やはり児童文学はこれぐらいコテコテのハッピーエンドでなきゃいかんと思うのです!
(追記 00/08/23) いや、でも「パール街の少年たち」のようなケースもあるか……。)(00/08/23)
今日は「ピノキオ」やってました。1996年の実写 & CG版。
うーん、映画では、本の中でははしょっちゃっても構わない空間/時間移動を、手を抜いていい加減に作っちゃ駄目だと思う。これも CG でやってみたかった、ってだけの映画?(00/08/24)
「スモール・ソルジャーズ」を見ました。いやいや、面白いじゃん、これ。監督が「グレムリン」のジョー・ダンテというのに納得。基本構造は「グレムリン」とほとんど同じです。違うのが、いざというとき頼りになるのが女性達ってとこかな? (ん、一緒だっけ?) ストーリー自体も楽しめたけど、軍隊とかオーディオマニアとか、いろんな人のパロディやギャグで一杯なのも楽しめました。
ただし終盤の展開はほぼ読めましたね。電気系の勉強した人は読めないと駄目ですよ。ちゃんと序盤で伏線も引いてあったし。(00/08/25)
「マイ・フレンド・フォーエバー」を見ました。良い映画に関しては、ネタばれになるのであまり言わないことにしよう。お勧め度は 85%。気に入らない点も幾つかあります。とにかく邦題が気に入らない。絶対、原題の 「THE CURE」 であるべき。終わり頃のせっかくの主人公の少年の台詞なのに。
さて自慢をひとつ。映画を見ていて、美しいピアノとストリングスによるメロディにピンと来ました。これ、音楽はデイブ・グルーシン(アカデミー賞受賞リスト)でしょ? 調べたら大当たり!うわー、オレって凄いじゃん!(00/08/26)
「マイ・フレンド・メモリー(紹介1、紹介2、紹介3)」を見ました。これは何も言いません。お勧め度 100% に近いです。
ところで、これに出てきたアーサー王伝説って、映画などでの西洋文化の理解の為に、知っておいた方がいいかもしれません。(00/08/27)
さて、最近映画をたくさん見てるわけですが、実は今週はスター・チャンネルの『感動のマイ・シリーズ』というのをやっていたので、「マイ・フレンド・フォーエバー」、「マイ・フレンド・メモリー」と来たわけです。最後に録画しておいた「マイ・ライフ(紹介1、紹介2)」を見ました。お勧め度は 75%かな。ちょっと途中が退屈になりました。テーマも、幅広くて大きくて、消化しきれてないかも……。(00/08/31)
「6デイズ/7ナイツ(紹介1、紹介2)」 見ました。ハリソン・フォード主演、南海の孤島に不時着した男女が脱出を図るアクションアドベンチャー……と身構えて見てしまうと……「なんじゃこれ、ただのラブコメじゃんか」ということに なってしまいます。こういう時こそ邦題を工夫して「孤島のふたり (はーと)」とかすればいいのに……。ただし「そうしたらいい映画になる」とはちょっと違うんですが。(00/09/02)
「ブラック・マスク」見ました。ジェット・リー主演の香港映画。これは面白かったです。まあ、お話としては「サイボーグ007」か「仮面ライダー」の香港アクション版だけど。娯楽映画としては十分の作品。でもさ、あれだけ凄い命の獲り合いの打撃戦やるんなら、目潰し攻撃するべきでは?(00/10/13)
TV でスタジオジブリの「ホーホケキョ となりの山田くん」やってました。のの子ちゃんも大きくなったらお母さん、おばあちゃんみたいになるんでしょね、やっぱり。(笑) それにしても矢野顕子の歌はいいなぁ。(00/10/18)
「ベイブ/都会へ行く (紹介1、紹介2、紹介3)」を見ました。前作は TV の吹き替え版で見て、とても面白いと思いました。さて、この作品は、動物の演技 (CG も含むらしい) は前作にも増して凄いですが、映画としては僕は評価できません。というのは、辛いエピソードを置くことで、楽しいエピソードを強調するという手法なんですが、辛いエピソードが余りに辛過ぎます。例えば都会のペット問題って、娯楽映画で扱うにはヘビー過ぎ。確かに、時々は心温まるエピソードが出るんですが、見終わった後トータルでマイナスな気分の方が多かったです。もし、シナリオの最後に凄いどんでん返しがあれば傑作になったのかもしれません。(00/10/21)
「ウェディング・シンガー (紹介1、紹介2、紹介3)」を見ました。いやこれね、日本のラブコメドラマなんかに溢れてそうなネタ。映画って感じの重さないし。でも、やっぱりこういう映画もいいかもしれない。ちゃんとハッピーエンドで終わってくれる映画は良いです。で、映画中に出てくる、飛行機で窓際の席を譲るかどうかについて。僕は絶対譲りますよ。うん、言われなくてもね。(00/10/25)
最初の20分ほど見損ねたんですが、「奇蹟の輝き (紹介1、紹介2、紹介3)」を見ました。あまりに映像が凄いので、思わず部屋の電気消して見てしまいした。それでこの映画ですが、よくわからんです。よくわからんですが、グッと来ました。一応感動した、のだと思います……。人に薦められるかというと、なんともいえないのですが……。でもアカデミー視覚効果賞をとったという映像は見る価値あります。(00/11/15)
「ライフ・イズ・ビューティフル」(紹介1、紹介2、紹介3)を見ました。前半はなんかインド映画のノリと近いものがあるな、なんて脳天気なこと考えてましたが、後半はヘビーでした。まあ評判通りのいい映画ですが、泣くほどじゃなかったなぁ……。いや、いい映画としては間違いないのでお勧めできます。でも例えばラスト、構成としてちょっと変では?とかが気になってしまいました。ある意味、前半の路線のままの、ほのぼのラブコメ映画も見てみたい、などと思いました。(00/11/25)
「エバー・アフター (紹介1、紹介2、紹介3)」を見ました。これは結構いいです。特にシンデレラの物語を原作としながら、いじめの遠因と連想させる母親の嫉妬、実はいい人だった次女、ダ・ビンチを絡ませる、などのストーリーのふくらませ。それから、序盤でチラリと映しておく汚れた靴などの細かい演出。導入の面白さ、スッと軽やかに終わるエンディング。そもそも映画ってこのくらいシナリオと演出が練ってあるのが当然なんですが、最近は浅いの多いので。ただし、王子様はちっとばかり頼りない。そして、(「タイタニック」のケイト・ウィンスレットの時にも同じこと思ったんですが、) シンデレラ役 (先日見た「ウェディング・シンガー」のドリュー・バリモアだった) は、もちっとスレンダーな人を連れてこないと時代考証的に間違ってるんではないか?という気もするんですけどね。まあ、時代のアレンジと言えるのかも。(00/11/29)
「恋におちたシェイクスピア (紹介1、紹介2、紹介3)」見ました。良いです。前半はちょっとクドイかな、と思いましたが、舞台の稽古が始まり、随所に出てくるストーリーと劇中劇の交錯、そのカメラワークなど、ほんとによくできていると思います。ここ最近見た中でベスト。(00/11/30)
BSで「マイ・フェア・レディ (紹介1、紹介2)」をやってました。お気に入りの映画です。保存版ビデオ持ってるんで今日は PC 触りながら BGV にしてましたが。この映画の最も印象的なのは競馬場での衣装ですね。改めてみると、全登場人物に服装に統一感があって、かつ、イライザの服が一番目つように計算して作ってあるみたい。そこまで含めてほんとにいい映画。強いて挙げると、やっぱりヘップバーン自身の歌でやってほしかったなぁ。本人も自分の歌を使ってもらえなくて悔しかったらしいですが。(00/12/02)
「マトリックス (紹介1、紹介2、紹介3)」見ました。いや、面白いんじゃないんですかぁ、SFX アクション映画としては。SF としてはちょっとねー。ネタも古いし、コンピューター技術的に突っ込みたくなるところも多いし。それにしても電話線切られたら大ピンチなんてのはちょっとね。電話の受話器から侵入なんて、レベル的にはタイムマシンの出口がのび太の机の引き出しっていうのと変わらんよ。携帯電話だと駄目なんて技術的な理由考えつかんし。まあ 「甲殻機動隊 (紹介1、紹介2)」(士郎正宗&押井守) の実写版を作りたかったらしいですね。映像作りたかったから、ストーリーの細かい点はどうでもいいのかもね。(00/12/04)
「エマ (紹介1、紹介2)」を見ました。えー、途中で見るの止めようかと思ったのですが、ほんとに止めればよかったと後悔。なんだいこりゃ。そこら辺の連続ドラマの方が面白いぞ。
| 今年見た映画ランキング | |
| 1位 | マイフレンドメモリー |
| 2位 | この森で、天使はバスを降りた |
| 3位 | 恋に落ちたシェークスピア |
| 4位 | マイ・フレンド・フォーエバー |
| 5位 | エバー・アフター |
| 6位 | いまを生きる |
| 7位 | スモール・ソルジャーズ |
| 8位 | ライフ・イズ・ビューティフル |
このランキングは、僕が本年中に、初めてみた映画でのランキングです。