2007年に読んだ本へのコメント

(07/01/13)
ハル」(瀬名秀明) を読みました。ところどころ興味深いネタはあります。けれど、やはり2000年頃に書かれた未来予測がベースになっているので、今読むとちょっと白けちゃう面があるかと。小説的には難しいかな。

(07/01/21)
自分ブランド化計画」(高橋朗) を読みました。資本主義に変わるブランド主義について書いてある本。「ブランドは約束である」 など、ブランドに対する考え方が学べます。 「第一章 なぜブランドか? ブランドとは何か?」 はネットにあるので読むのをお勧め。

(07/02/03)
若者殺しの時代」(堀井憲一郎) を読みました。これはちょっと面白い。80年代あたりの、クリスマス、ディズニーランド、漫画、TVドラマ、といってものの変化について説明がしてあります。バブルってものが一体なんだんのか、など。我々はその時代の通り過ぎているので、こうして俯瞰して見る事ができないので、これは貴重な資料です。

(07/02/10)
宇宙の果てまで―すばる大望遠鏡プロジェクト20年の軌跡」(小平桂一) を読みました。これはなかなか興味深いです。巨大プロジェクトの実現がいかに大変なことかわかります。あと将来の投資としてのお金の出し方とかは、国でも企業でもちょっと似てるかも。そして、望遠鏡を作ってより遠くを見るということは、より過去の光を見るということ。すなわち、高性能の望遠鏡を作る度により過去を遡って見ているって話も面白かったです。いやぁ、これは奥が深いよ。それから、あとがきにも再び出てきますが、「それはわが国の防衛に役立ちますか?」 「防衛には役立ちませんが、防衛に値する国の価値を高めます」 のやりとりにはちょっと感銘受けました。

(07/02/18)
となり町戦争」(三崎亜記) を読みました。うーむ、言いたいことがたくあんあって整理されてない感じ。こういう戦争の捉え方はアイデアとしては面白いとは思うけど、戦争を真面目に語りたいなら、リアルなお話にするか、そうでなければコメディにして皮肉るかのどちらかにするしかないと思う。このお話自体にリアリティは全く無いんだから、真面目に語っても力が弱い。絶対コメディにするべき内容だと思う。

(07/02/23)
Dear Friends」(Yoshi) を読みました。これは無いな。文章としての完成度が低すぎる。ケータイ小説として流れていくものなら許されるけど、書籍としては無い。

(07/03/11)
FINE DAYS」(本多孝好) を読みました。中編集。この人の作品は結構好きです。文体とかアイデアも好き。この作品もなかなか面白いです。ただ、面白いんですが、話の締めが消化不良な感じ。残念。

(07/03/16)
マルドゥック・ヴェロシティ 1」 (冲方丁) を読みました。大好きな 「マルドゥック・スクランブル」 シリーズの前のお話なので、やっぱり面白いです。が、登場人物が多すぎるなぁ。名前覚えるの苦手でイメージで読んじゃうタイプなんでちょっときついです。

(07/03/17)
マルドゥック・ヴェロシティ2」 (冲方丁) を読みました。面白いのは確かなんだけど、お話が複雑すぎるかなぁ。テキスト情報としてこれを把握するのはちょっと大変かも。映画やアニメで映像化されるならこのくらいでいいのかもしれないけど。

(07/03/22)
マルドゥック・ヴェロシティ3」 (冲方丁) を読みました。凄まじい。やっぱ凄かった。凄すぎてこの作品の映像化はお勧めできん。まあ今時の倫理規定で元々映像化は無理だろうけどね。さて、この後で 「マルドゥック・スクランブル」 読み直すとまた違う感覚で読めるんだろうなぁ。

(07/03/29)
星界の断章II」(森岡浩之) を読みました。「星界の断章 I」 よりは真面目なサイドストーリーなので許せるけど、それよりさっさと本編を書いて欲しいです。それにしても、エクリュアのストーリー、面白過ぎます。キャラの立ち方がラフィールに負けてないです。

(07/04/13)
重力ピエロ」(伊坂幸太郎) を読みました。面白かったけど、途中で予想できたままの展開だったのが残念。文体は非常に好きなので、他の作品を読んでみたいです。

(07/04/30)
ブラフマンの埋葬」(小川洋子) を読みました。うーむ、これは雰囲気を味わう物語?それ以外に何も感じるものがないんだけど。感受性の高い人は何か感じるのかも。

(07/05/05)
旭山動物園のつくり方」(原子禅/亀畑清隆) を読みました。これは面白かったです。あの動物園も最初は試行錯誤でデータ取りに相当することをしてるわけね。やっぱり何事もそうだね。一発で大当たりなんてないんだよ。それから最後についている対談で、ここの園長さんも僕と同じ環境問題の考え方(人間があってこその自然保護) と同じ考え方をしていて嬉しかったです。

(07/05/10)
モルヒネ」(安達千夏) を読みました。ちょっと技巧的な表現で読み辛い。でも命の問題については考えさせられたかな。

(07/05/11)
ミミズクと夜の女王」(紅玉いづき) を読みました。読み終われば確かにラノベで、中高生ぐらいが対象のお話ではあるんですが、読み終わるのがもったいなかったです。キャラクターや世界観とかとても魅力的でした。この3倍くらいの量があっても良かったなぁ。でも世間での評判ほど感動はしなかったですけど。

(07/05/27)
失踪HOLIDAY」(乙一) を読みました。面白かったです。内容も良かったし、文章も読みやすくて良いです。

(07/06/03)
ピアニッシシモ」(梨屋アリエ) を読みました。うーんと、児童文学ってことならまあいいのかなぁ。ちょっと微妙。

(07/07/04)
白いへび眠る島」(三浦しをん) を読みました。まあまあ面白かったけど、起承転結のバランス悪いような。こういう系統のお話なのかっていうのが終盤まで良く分からないし。

(07/07/16)
GOTH 僕の章」(乙一) を読みました。うーむ、面白いといえば面白いけど、猟奇系なんでちょっと苦手…。人にもお勧めできない。ありゃ、読む順番間違ったような。「GOTH 夜の章」 が先だったのか。

(07/07/29)
GOTH 夜の章」(乙一) を読みました。感想は 「GOTH 僕の章」 と同じです。面白いんだけどね。

(07/08/20)
沈黙のフライバイ」(野尻抱介) を読みました。面白いです。ちゃんと今時に書かれたSF。特に表題作はオチ含めて非常に良かったです。星雲賞とった 「太陽の簒奪者」 も素晴らしかったですが、同じような印象。知りませんでしたが、ラノベ出身と言ってもいいんですね。

(07/09/23)
ジャージの二人」(長嶋有) を読み終わりました。うーん、暇な時に少しづつ読んだんですが、淡々としたお話なのでこの読み方は良くなかったかも。あんまり印象に残らないし、面白く思いませんでした。

(07/10/13)
よつばと 第7巻」(あずまきよひこ)、「ARIA 第11巻」(天野こずえ) 購入。「よつばと」 でクスクス笑って、「ARIA」 でウルウル。全く逆なんだけどどっちも癒しです。

(07/11/17)
停電の夜に」(ジュンパ・ラヒリ) を読みました。短編集。ロマンチック系じゃないかと予想してましたが全然違いました。最後のやつを除くと落ち込むような話ばかり。上手くいかない夫婦の話が半分くらいだし。なんか文化的なニュアンスが通じてない気もするなぁ。

(07/12/02)
トワイライト」(重松清) を読みました。実は古い知り合いが登場人物の一人が僕のイメージだといので読んでみました。爽やかな話なのかと思ってましたが、おいおい、ドロドロでヘビーじゃんか。まあ読み応えはありました。世の中のサラリーマン達ってみんなこんな風に大変なの? まあ大変なものがこうやって小説になっているんだろうとは思うんだけど……。
僕と先輩のマジカル・ライフ」(はやみねかおる) を読みました。典型的なラノベか。ギャグ漫画ラブコメの文章化、という点では面白いと思いましたが、肝心のネタが面白くなかった。

(07/12/03)
Q&A(恩田陸) を読みました。面白いです。ただし、いつも僕が 恩田陸 に感じるのがここでも。序盤めちゃ面白いんだけど、それが面白すぎて後半が期待外れ。ただし、今回は物語の形態自体が通常の起承転結的な物とは違うわけで、まあその問題を誤魔化して回避したっていう印象です。

(07/12/04)
象られた力」(飛浩隆) を読みました。SFの中編集。まあまあ面白かったです。

(07/12/05)
星の海を君と泳ごう」(柴田よしき) を読みました。これはラノベですね。間違いなく大人向けではないですが、ティーン向けとしては良作だと思います。

(07/12/09)
真夜中の五分前 side-A」 「真夜中の五分前 side-B」(本多孝好) を読みました。これは面白い。本多孝好 の作品は好きな物が多いです。

(07/12/24)
ディベート式文章力の磨き方」(北岡俊明) を読みました。この人の信条や主張はそれほど反対ではないのだけれど、結局主張内容が正しくなければ駄目というのでは主義が合わない人を説得することはできないのではという疑問が残りました。それでも論理的とはどういうことか、などを細かく分解していったあたりはとても参考になりました。


面白かった本メモ
失踪 HOLIDAY 読みやすくて面白い。
真夜中の五分前