2000年に読んだ本へのコメント

(00/01/11)
先週 『銀河英雄伝説』(田中芳樹/全10巻)の文庫本が出てたのでとりあえず 5巻買ってきました。
しばらくは読書週間になりそうだなぁ。

(00/01/18)
『銀河英雄伝説』の残り 5巻買ってきました。が、10巻中、読んでるのはまだ 2巻目。昼休みにちびちびと読んでるんですが……。
また、『名波 浩 泥まみれのナンバー10[テン]』(平山譲・幻冬舎)が文庫本になってたので一緒に買ってきました。と、こちらは一気に読破。ふむ……あのワールドカップ予選を、気持ちを込めて見た人にはぜひ読むことをお勧めする一冊です。

(00/05/13)
金子達人の「惨敗 -2002年への序曲-」が文庫本になっていたので買ってきて読みました。ワールドカップ出場が決まってから「このままだと 3戦全敗する」という著者の予想がが実現してしまうまでのお話です。
さて、思ったことはふたつ。ひとつは、この本、サッカーを語りながらも立派な日本人論になっていること。もうひとつは「このままでは 2002 年も……」という文中の警告が、まさに最近の監督問題として現れていること。
金子達人って特定選手とだけ仲が良いことなどからいろいろ批判もあるんですけど、この本はサッカーに限らずいろんな意味で面白いかも。ちょっとお勧めです。

(00/08/08)
田宮模型の仕事」 を読みました。その昔、山ほどプラモデルを作ったので「面白そうだな」という軽い気持ちで買ってみたのですが、大袈裟でなく何度か目頭が熱くなりました。
あの田宮が木製模型から苦労しながら会社を大きくしていく話や、海外で評価されていくこと。ミニ4駆が十数年もの年月をかけて数度のブームとして子供達に受け入れらていくことなど。そして特にグッと来るのが、ホンダやロータスのスタッフとの信頼関係など。プラモデルやその類にはまっていた人にお勧めの一冊です。

(00/08/09)
ワールドカップの審判も行った岡田正義氏の「ジャッジをくだす瞬間」を読みました。正直なところ、読み物としては今ひとつでしたが、審判の苦労などは良くわかりました。審判の批判する人は、一応この程度の知識は持ってから批判すべきかと。

(00/08/10)
星と生き物たちの宇宙」を読みました。2人の科学者のEメールのやりとりが本になったもの。これを読んで電波望遠鏡方面に興味を持ってもいいし、原生生物に興味を持ってもいいし、ちょっと不思議な本。個人的にはミドリムシの話とかが興味深かったです。また、文中に出てくる、古文や本・絵本にも少し興味が出てきました。
でも本って後から検索かけられないので不便。後から調べようと思ってもその場所が見つからないよ!

(00/08/12)
「フットボールの文化史」(ちくま新書)を読みました。これは面白かったです。民族フットボールから始まって、それがどのようにサッカーとラグビーに分かれていったのか、という内容。まるで生物の進化か、あるいは混沌からの宇宙の成立をイメージするほど。人間が積み重ねている歴史って面白いなぁ。もし、プロを認めた/認めないの判断が逆だったら、サッカーとラグビーは現在、逆の立場だったのかも?


2001年に読んだ本へのコメント

(01/03/01)
その行き帰りの新幹線の中で本を読みました。一冊目は「セナと日本人」(双葉文庫)。セナと交流のあった15人の日本人が語るセナ。様々な内容で溢れています。セナとプロストの全く異なるセッティング能力。彼の人間性。勝利にこだわりすぎる危うさ。面白い本です。お薦めでします。
もう一冊は、「
誇り 〜ドラガン・ストイコヴィッチの軌跡〜」 (木村元彦・集英社文庫)。これはそれ以上に面白い内容でした。こちらは 「お気に入り」 に書くことにします。

(01/11/01)
出張の行き帰りの新幹線で読書。
岩井俊二の 「ラヴレター」 を読みました。映画は観てません。思いましたが、映画の小説化って単純に変換すると、映像化を意識したシーンがイマイチになりますね。大幅に作り変えた方がいいと思います。ということで、ちょっとこの作品の小説としての評価はしないほうが良さそう。ただ、アイデアや素材としては極めて面白いお話だと思います。半分過ぎてからの展開はほんとに面白いと感じました。
テリー・ケイの 「
白い犬とワルツを (紹介)」 を読みました。うーん、宣伝文句みたいには感動しないなぁ。とってもいいお話だとは思うけど……。

(01/11/11)
12番目の天使」 を読みました。これは良いです。「涙なくては……」 の宣伝文句はほんとでした。普通はラストあたりで感動するのかもしれないですが、僕の場合は途中からずっとウルウル。近頃、スポーツへの思いが含まれるお話には涙腺弱くなってるんだよなぁ。野球知らない人はそれほど面白くないかもしれない。

(01/11/16)
「リトル・ターン」 を読みました。ほぼ全ページに描かれる水彩の挿絵がきれいな本。大人向けの絵本かな? 読んだときにまさに思ったこととが、訳者である五木寛之があとがきで書いていました。「これは必ずしも多くの普通の人に読まれる本ではないのではないか。飛べないことで悩んでいる人、急に飛べなくなって困惑している人に、この一冊をそっと手渡したい」。

(01/11/20)
この世で一番の奇跡」 を読みました。先日読んだ 「12番目の天使」 と同じオグ・マンディーノによる作品です。根底に流れるテーマは同じなんですが、物語的な 「12番目の天使」 と比べると、「この世で一番の奇跡」 はストレートな啓蒙書と言えるかもしれません。 ところで先日、NHK の 「しゃべり場のスペシャル番組をやっていました。テーマは 「なぜ生きるのか?」(だったかな?) で、主に自殺についての議論が行われていたのですが、視聴者からの投稿の最後に、「もっとたくさん本を読んで、たくさん音楽を聴いてください。きっと生きる理由が見つかります」 というようなコメントがありました。 「この世で一番の奇跡」 はまさにそういう本だと思います。ただ、突き詰めるとおそらく聖書に書かれているような話を、別の形式で世に示した、という本ではないでしょうか?

(01/11/23)
金沢に向かう電車の中で、「
急ぎすぎた旅人-山際淳司 (山際澪)」 を読みました。95年に亡くなった山際淳司ですが、随分昔に 「江夏の21球」 他、多数の本を読みました。そしてこれは彼が亡くなった後の、奥さんによるエッセイ。正直言って (特に初期の?) 文章は拙くて読み辛かったです。しかし、そこに書かれた内容、特に彼の残した言葉はほんとうにカッコよく、そして、彼女がもういちど生きていく力を取り戻すまでのエピソードは重みがあります。最近こういう本が多いのですが、これも何かに悩んでいる人がいたら助ける力になれるかもしれない一冊。

(01/12/15)
神林長平の 「グッドラック 戦闘妖精・雪風 (紹介1紹介2紹介3紹介4)」 を読みました。あの 「戦闘妖精・雪風」 の続編です。題名から SF 宇宙戦争を想像してはいけません。このシリーズ作品のテーマは、人間の意識とは? といった感じのもの。それにしても、まさかこんな風にお話が続くとは思いませんでした。やや途中のテンポが遅くて、読み辛いかな、とも思いますが、やはり凄いです。個人的には切なさ一杯の前作の方が好きですが。続編あるのかなぁ? えっ、アニメ化されるの? うーむ、それはちょっと不安すぎる……。絶対に画が主役になっていはいけないお話だと思うのだが。

(01/12/21)
西の魔女が死んだ (紹介)」 (梨木香歩) を読みました。いいですよこれ。宣伝文句は 『最後の3ページ、涙があふれて止まりません!』 でしたが、残り5ページ、グッときました。ただし、僕が読んだのは文庫本なんですが、これには 「西の魔女が死んだ」 と 「渡りの1日」 の二編が含まれています。確かに連続の物語なんですが、「西の魔女が死んだ」 はこれだけで物語を完結してしまった方が良かったかと。ハードカバー時は単独だったようで、文庫本にする際に一緒にしたのは失敗だと思うな。ところで、自然の景色の描写なんかは 「誰も知らない小さな国」 を思い出しました。で、それ同様の展開をしそうな伏線も引いてありましたね。うん、この意見少し分かります。シリーズ物になるにしても、伏線はない方がいいと思うなぁ。著者は繋がった物語としても思い入れがあるんだろうけど。


面白かった本メモ (2000-2001)
銀河英雄伝説
田宮模型の仕事
誇り 〜ドラガン・ストイコヴィッチの軌跡〜
12番目の天使
西の魔女が死んだ