シーズン展望 - 2004 2nd Stage


上位チーム戦力分析

上位クラブの補強で目に付くのは、鹿島の鈴木復帰、バロンの獲得。劇的な変化とはならないだろうが、選手層では明らかに大きな補強となった。そして怪我をしていた中田の復帰。これは大きい。
浦和はトルコ代表DF
アルパイに加えて、元ブラジル代表DFネネを獲得。坪井が怪我で今季絶望という戦力ダウン分は完全に埋めた。
それから 1st ステージで最終的に 4位と健闘した G大阪に稲本が復帰。これは稲本が怪我をしていなければ大きな戦力アップなのだが、残念ながらシーズン途中からの復帰となるはず。大きな戦力変化とはいえないところか。
それ以外に大きな戦力変動はなさそうだ。

なお、今ステージに限って残留争いがいつもと異なる。来シーズンよりJ1が2チーム増加となるため、今年はJ1最下位チームのみが入れ替え戦出場となる。とすると例年より残留争いに巻き込まれるチームは少なくなる。この影響として、例年なら残留争いの主役のひとりになるはずのいくつかのチームが、例年の気迫が薄まってしまうのかリラックスしてのびのびとプレーするのかは難しいところだが、トータルで見ると波乱が減って見た目の戦力通りの結果に近づくのではないだろうか。

順位予想

チーム名 予想最高順位 予想最低順位 優勝可能性(%)
横浜マリノス 35
浦和レッズ 35
鹿島アントラーズ 30
名古屋グランパス -
FC東京 -
G大阪 -
ジュビロ磐田 -

優勝は、横浜、浦和、鹿島から出るだろう。その 3チーム全てにトラブルが出たときにその他のチームにもチャンスがあるが、その可能性はかなり低い。

やはり選手層を含めて戦力的に突出している横浜を本命としたい。
1st ステージ開幕前は久保と安が機能しないのではと危惧された。それはある意味その通りだったが、岡田監督の同時期用しないという決断と実行力が、問題を選手層の厚さというメリットに変換することに成功した。つまりは、この岡田監督の選手掌握が一番大きな武器かもしれない。ただし、他クラブからマークされることや、すでに昨年達成している年間両ステージ制覇ということで目標意識の低下も考えられ、それが唯一の他クラブの付け入る隙と言えるだろう。
対抗は、戦力補強と中田が復帰してきた鹿島となる。もともと
2nd ステージの方が成績が良いチームであり、それにあわせて戦力補強してきたのは大きい。
3番手が浦和。エメルソンを中心とする爆発力はリーグトップであることは明白。上位の直接対戦で勝ちきる力を持っているわけで、多少下位相手に取りこぼしても上に行く可能性は十分ある。

今シーズンのジュビロ磐田

1st ステージで横浜と 2強を形成していたジュビロを優勝候補に挙げなかった理由はふたつ。
ひとつは、1st ステージが明らかに下り坂傾向にあったこと。もうひとつは、もうここあたりで若手に切り替えなければ将来が見えないという状況であること。そのチーム内改造に入った場合には、結果を求めるのは酷であるということ。

個人的希望スタメン

  予想  
             
    前田
(カレン)
  グラウ
(中山)
   
             
  藤田
(カレン)
  西
(成岡)
 
      福西
(成岡)
     
    服部
(名波)
  菊地
(名波)
   
             
  山西
(服部)
  田中   鈴木
(菊地)
 
             
      佐藤      
             

 

名波をレギュラーから外してある。
これは、名波の力は現在でも十分な戦力であるが、名波に頼っていては将来が見えないという意味で意図的に外してある。名波の存在はあまりに大きく、将来突然名波がいなくなるとしたらダメージが大きすぎる。その準備が必要だ。しかし、3-5-2 の中心で名波を使う限り、組織は名波中心から逃れることはできない。名波をピッチに残すならば、4-4-2 などのシステム変更をすることで名波依存システムから脱却するのが望ましい。
現実には、すでにチームの攻撃の中心とは、福西、西になっている。あとはゲーム全体のコントロールを名波抜きでできるようにしなければいけない。

前から言われいていることだが、これからなお一層の若手育成が鍵となる。前田は中山からポジションをとった。これからは成岡、菊地、カレンらの番である。
特に期待したいのは菊地。五輪チームで勤めたボランチでは、早い詰めでなかなか面白かった。ジュビロの生命線である中盤のプレスに貢献するはず。ぜひあのポジションでも試してほしい。
そしてカレン・ロバート。彼のプレースタイルは、あまり個人のスピード勝負をする選手が多くないジュビロに求められているものである。毎試合、必ず途中交代で使う、くらいの使い方をして欲しいのだが……。