シーズン総括 - 1999 2nd Stage


シーズン結果

順位 チーム 勝点 得点 失点   予想順位(優勝確率)
優勝 清水 35 12 0 3 28 13 +15   1-6 (25%)
2位 名古屋 33 11 1 3 32 23 +9   1-6 (25%)
3位 横浜 30 10 2 3 30 15 +15   1-6 (25%)
4位 29 10 1 4 23 18 +5   3-8
5位 C大阪 24 9 0 6 39 18 +12   4-10
6位 鹿島 24 8 0 7 30 18 +12   1-6 (25%)
7位 神戸 22 7 3 7 18 21 -3    
8位 広島 21 7 1 8 24 25 -1   4-10
9位 京都 19 7 0 8 20 30 -10    
10位 川崎 17 6 1 9 23 28 -5   6-12
11位 市原 16 6 0 9 22 22 0    
12位 磐田 15 5 1 9 23 27 -4   3-8
13位 G大阪 15 5 1 9 15 21 -6    
14位 浦和 15 5 1 9 18 25 -7   6-12
15位 福岡 12 4 1 10 18 29 -11    
16位 平塚 4 1 1 13 15 39 -24    

優勝争いに関しては、最終結果を見るとほぼ予想通りの結果になっている。
しかし実際のところ、シーズン序盤は、磐田と同じく、鹿島、名古屋も低迷していた。これらは結局、今シーズン初めから続いていた、大物外国人のチーム離脱から来るチーム作り直し、それを原因とする上位チームの低迷。その状態から、シーズンが終わる頃には帳尻があってきた、ということではないだろうか?
そう考えると、昨年から FW の補強程度しかなかった清水が 1年を通して安定した力を出したというのも頷ける。

一方、正直なところ、優勝争いよりも盛り上がったのが残留争い。
平塚の降格は当然の結果といえる。シーズン開幕前の大幅な選手放出は、本来トップリーグにいるチームの姿ではない。しかし、若手中心の平塚は結果が出ないまでも、他のベテラン中心のチームより生き生きとしたプレーを見せたのは皮肉なものだった。
やっと本当の2部制が始まったJリーグ。おそらくもう 数シーズンは過渡期として、その後に、ほんとうにトップリーグにふさわしいチームが残り、正当なチーム構成による 2部制が実現できるであろう。
浦和の降格に関しては、今考えると来季のJ2の注目度という点で良かったかもしれない。ただし、浦和のような国内屈指の人気チームは、必ずトップリーグに戻ってきてもらわなければならない。

2nd ステージのジュビロ磐田

Jリーグ昇格以後、最低の成績となった。
原因は突き詰めると、単純な戦力不足に起因する。ドゥンガが抜けた、名波が抜けた、という一次的な面から、新システムへ作り変えようというところで、更なる怪我人の続出。代わりに入る、当然のことながら、技術的に劣る、あるいは経験の少ない選手らに、修正する能力を期待するのは酷というもの。
チームとしての直接的なミスとしては、第 1ステージで、怪我人が出なかったことや、実は髪一重の勝利であったことを過信し、名波離脱後の補強をしなかったこと。これは、第 2ステージ途中での選手補強が、チャンピオンシップ獲得につながったことからも明らか。

そのチームの新システムについて考えてみる。
結局、名波が抜けたところに、金沢を入れるというシステムだったが、結局これは失敗であった。基本的には攻撃的な金沢、名波の代わりにと自分がと攻めた福西、中央が不安な為に内側に絞る服部、全てがバランスを狂わせてしまった。それらを修正する間もなく、金沢が怪我で離脱。全ては御破算。
チームを安定させる唯一の方法は、服部をボランチに置くことであった。そして最終的には移籍してきた三浦と服部でボランチを組んだ。しかしこれは結局守備的な戦い方であり、Jリーグで数少ない後方から組み立てることのできるジュビロのサッカーのピークからは明らかに後退した。

それでも、アジアスーパーカップと、チャンピオンシップを手に入れたことは高く評価できる。特に劣勢が予想されたチャンピオンシップを、誰一人手を抜かない守備、早い出足、それを試合終了まで集中して続けることで手に入れた。
その姿は、チャンピオンの姿であると共に、チャレンジャーの姿だった。当たり前の話だが、実力の大差ない対戦だと、精神的な部分で結果が出る。そういう事を改めて実感できるような形て結果を出したことは、今後のチームにとっても良かった。

個人的な評価でいうと、鈴木秀人の安定度は特筆できる。田中、アジウソンが怪我で万全でない状況で、彼がどれだけチームを救ったかわからない。
福西の評価は難しい。彼が能力的にチームのナンバーワンになるであろうことは目処がついたとも言えるし、彼の個人能力に頼るようではチームとしては成功しないとも言える。しかし個人的には彼がチームの柱になって欲しいと思う。
FW に関しては、結局最後は中山頼りになった。思えば、ドーハの悲劇の後、中山を代表で見るのはこれが最後、と思ったのに結局フランスでも中山をあてにしなければならなかった。まだまだこれからも中山をあてにしなければならないのだろうか?高原には奮起を期待したい。今後の期待をさせる、ところまでは見せてくれたと思う。