シーズン結果
順位 チーム 勝点 勝 分 負 得点 失点 差 予想順位(優勝確率) 優勝 磐田 34 12 0 3 29 15 +14 1-5 (25%) 2位 V川崎 32 11 1 3 20 15 +5 3位 清水 30 10 1 4 28 23 +5 1-6 (12.5%) 4位 柏 29 10 0 5 26 18 +8 5-10 5位 C大阪 29 10 0 5 25 21 +4 6位 広島 27 9 0 6 30 18 +12 4-10 7位 横浜 23 8 1 6 31 20 +11 1-6 (12.5%) 8位 名古屋 21 7 1 7 30 23 +7 1-3 (25%) 9位 鹿島 18 6 1 8 23 19 +4 1-4 (25%) 10位 G大阪 17 6 0 9 21 25 -4 11位 福岡 16 6 0 9 23 30 -7 12位 神戸 15 5 1 9 20 24 -4 13位 浦和 13 3 4 8 21 33 -12 3-7 14位 京都 12 4 0 11 18 28 -10 15位 市原 12 4 2 9 19 34 -15 16位 平塚 9 3 0 12 15 33 -18 とにかく、優勝候補の、鹿島、名古屋、横浜、加えて浦和の不振に尽きるシーズンとなった。
名古屋と横浜は、やはりチーム作りが出来る前の状況で、単純に時間が足りなかった要素が大きいと思われる。2nd ステージでは(優勝できるかどうかはわからないが、)これほど崩れることはないであろう。
鹿島と浦和は怪我人。鹿島に関しては若手で埋めることができるかと思っていたが、そう甘くはなかった。こちらも 2nd ステージには相応の位置まで上がってくるはず。
予想外の躍進の V川崎だが、半分は上に挙げたチームが勝手にこけたという要因が大きい。(優勝した磐田にも同じ事が言える。) 2nd ステージでは、マークされる分、同様の活躍は難しいだろう。(中位に入るのは可能だろうが。)
対して、C大阪は、黄、西沢、森島、の攻撃力はJでも魅力十分。波に乗れば 2nd ステージもダークホースである。1st ステージのジュビロ磐田
上でも述べたが、やはり他チームが勝手にこけたという要素は大きい。同じ優勝にしても、今回のように余裕を持った優勝ができたのは間違いなく他チームの不振のおかげである。
ただし、こけないことが優勝するチームの最低条件であるので、磐田はその条件を満たしたチームであったことは間違いない。
1999年 1st ステージの基本布陣 中山 高原 (川口) 奥 藤田 名波 福西 服部 久藤 鈴木 田中 大神 昨シーズンからの変化について。
まず、予想していた通り監督交代は良い方向に働いた。攻守のバランスはよくなり、むやみに両ボランチと両サイドを同時に攻撃参加させなくなったので、ほんとに危険なカウンター攻撃を受けることは少なくなった。また選手交代も多く若手の出場機会が得られた。将来のことを考えると非常に良い方向へと向かっている。
ドゥンガの放出も良い判断だった。福西は十分な出場機会が与えられた結果、高く評価されたし、名波はのびのびとプレーし、CK、FK を蹴ることで評価を高めた。
久藤の右サイドバック起用も、大きな変化だった。古賀に比べて久藤の技術はジュビロのパスワークを乱すことが少ない。当然、守備の面では万全とはいえないが、守備は経験による要素が大きいので、一貫して使い続けていることで今後も向上が見込まれる。
怪我人が少なかったことも重要な要素である。これに関しては、まあ、1 ステージ程度では運が良かっただけかもしれない。フィジカルスタッフの努力の成果だとすると、今後も目立たないながらも有利に働くはずである。それを期待したい。
選手個人の変化も見受けられた。
PSM の時点で気が付いたのが、福西、名波が、相手との間に体を入れるドリブルをすることだった。去年なら(主にドゥンガに)パスしていた場面で、自分でキープするようになった。もしかしたら開幕前に、中田(ペルージャ)がセリエAでフィジカル負けしない映像が多数流された影響があるかもしれない。さらに名波に関してはライン際で囲まれても簡単にパスを戻さず、パスを狙うシーンもよく見られた。
また、最終ラインで一人飛ばしてパスをすることができるようになった。昨年までは確実にひとりづつパスをつないで逆サイドまで回していた。以前は一人飛ばすと長いパスになるので、精度が悪くなって受け手が取れなかったり、あるいはインターセプトされることがあった。そういうことがほとんどなくなり安心して見ることができるようになった。
単純な一対一にも強くなったと思われる。実際いくつかあったカウンター攻撃のピンチを一対一で止めることで防ぐシーンが何度も見られた。特に、田中、鈴木のセンターバックは安心して見ていられるようになった。(ただし、これは対戦する超一流外国人選手が減ったことも要因の一つではあるが。)
そして、今ステージ名波と並んで MVP 候補なのが GK 大神である。彼のファインセーブがかなりの勝ち点を拾ったのは間違いない。
それから成長が認められたのは高原。ポストプレーをする際、体を張って止める、または簡単に捌く中山に対して、高原は一度振り返ろうとする。高原が高いレベルを目指しているのはわかるが、昨年はその結果相手に奪われることがほとんどだった。しかし、今年は昨年より明らかにボールをキープする割合が高くなった。またディフェンスに走り回る姿も昨年にはなかったものだった。
ここに挙げたものなど、明らかに選手が成長していることがわかる。
勝負強くなったという評価も、半分は技術向上による効果で、ここ一番でのミスが少なくなったという面もあると思う。
シーズンを通じて選手の成長と、同時に優勝という結果を得ることができた、最高の評価をしてよいシーズンだと思う。