12/31 トーチュウ
鈴木700万円増で更改
元日本代表DF鈴木秀人(25)は30日、静岡県磐田市内で 2回目の契約更改交渉を行い、700万円増の4200万円(金額はいずれも推定)でサインした。今季、自己最多出場を果たした鈴木は、高原と並ぶチーム最高評価。年棒闘争は「希望通り」に終わった。またDF喜多靖(21)も170万円増の1750万円でサインした。
12/30 トーチュウ
磐田欧州トップクラブ流 2チーム構想
井原加入分厚い選手層できた
ジュビロ磐田は29日、元日本代表で横浜F・マリノスのDF井原正巳(32)の移籍を発表した。1年契約で年棒5000万円。Jリーグ王者にアジアを代表するリベロが加わったことで、荒田忠典社長(66)は「来季は力の差のない 2チームをつくってタイトル制覇を目指す」と欧州トップクラブ並みの 2チーム構想を明かした。
連覇へ競争激化
欧州トップクラブは欧州チャンピオンズリーグと、各国のリーグ戦に備えて力の差がない 2チームを用意して戦う。磐田の場合も来年 2月下旬から鹿児島で開催予定のアジアクラブ選手権を皮切りにJ1リーグ、ナビスコ杯と試合ラッシュ。井原獲得は磐田の選手層に厚みをもたらすと同時にDFに刺激を与える意味を含む。荒田社長は「プロだから、ポジションが安泰の“指定席”はない。1年間通して安定した成績を収めるには 1つのポジションに力が同じ 2選手がいることが理想。磐田はしのぎを削る競争原理を導入して世界に通ずるクラブづくりを推し進めたい」と言う。
磐田はそんな状況も踏まえ、「チームにベテラン 2人はいらない」と他クラブへの移籍を訴えるDF前田浩二(30)に慰留にも努めている。荒田社長は「(前田は)リーダーシップがあるし、まだまだうちの守備の核になる存在。移籍されては困る」と前田の残留に全力を注ぐ覚悟だ。(川住貴)
やる気の寮スタート
ジュビロ正式入団井原と一門一答
磐田移籍が発表された29日、井原正巳は横浜市の東戸塚グラウンドで約 1時間半、汗を流した。キャンプ終了までは磐田の寮に入ることを明らかにするなど、気分はすっかりジュビロの人。抱負を聞いた。
出場は3月から
-昨夜(28日)は、まだ磐田に意思を伝えていない、と話していたが。
「今朝(29日朝)、辻強化部長に電話をいれ、移籍の意思を固めたことを伝えた。細かい契約内容は年明けに話し合う」
-磐田入りはいつごろになるか
「1月中旬にメディカルチェックがあるので、そのころ磐田に行く。2月のキャンプ終了までに妻と住む家をみつけたい。それまでは寮に入ります」
-寮生活?
「90年に日産に入って、93年に結婚するまで 4年間は寮に住んでいた。それ以来ですね(笑い)」
-試合に出られるとしたらいつ頃に。
「アジアクラブ選手権は登録のこともあるし、出られるとすれば、ゼロックススーパーカップ(3月4日)が最初になると思う」
-アジウソンの退団で背番号4が空いているが。
「93年のドーハ(W杯アジア最終予選)まで代表では 7番をつけていたし、特に背番号にこだわりはない」-今後の予定は。
「とりあえず、正月は家でゆっくり過ごす。自主トレは家の近くに場所を探しているところだ」
高原44%アップ
2600万円でサイン
FW高原が29日、2回目の契約更改交渉を行い、800万円アップの2600万円でサインした。44%アップはチーム最高。磐田首脳は「同年の小野(浦和)も意識した額。ことしはリーグ戦以外に、ワールドユース準優勝と五輪出場への貢献も評価した」と説明。その高原は「磐田の新幹線移動は他の主力がグリーン車なのに僕と西だけが普通指定席。僕らもグリーン車にしてほしい」との要望を出した。
12/29 トーチュウ
磐田ハジェヴスキー新監督を発表
「世界に挑戦できるチームに」荒田社長
旧ユーゴで15年間監督経験
磐田は28日、今期限りで契約が切れる桑原隆監督(51)に代わって、来季の新監督に前マケドニア代表監督のギョキッツァ・ハジェヴスキー氏(44)が就任すると発表した。契約は 1年で、推定年棒は3000万円。ハジェブスキー氏は来月20前後に来日、チーム始動の25日から指揮をとる。桑原監督はフロントに入る。
磐田はことし11月から、欧州を中心に桑原監督の後任探しを行い、オランダ元代表のハネヘム氏ら大物監督を数人リストアップした。その中から、同氏を選んだのは、人材の宝庫といわれる旧ユーゴで15年、監督を務めてきた実績。荒田忠典社長は「オフトが基礎を築き、フェリペが新戦術を組み立て、桑原監督がそれを継承した。新監督には、世界に挑戦するチームづくりを勧めている」とハジェヴスキー氏に熱い期待を寄せた。同監督以外のスタッフは全員日本人となる予定。(川住貴)
ギョキッツァ・ハジェヴスキー
1955年3月31日、マケドニア生まれの44歳。70年から84年まで、旧ユーゴ1部リーグでプレー。84年から同2部のビトーラ・ユース監督を振り出しに指揮を執り、90年からユーゴコーチ連盟会長。92年からマケドニア代表監督。
12/28 トーチュウ
Vパレードに一万人
アジアスーパー杯とJリーグチャンピオンシップの優勝を祝うパレードと優勝報告会が27日、静岡県磐田市内で開かれ、1万人の市民が快挙を祝った。JR磐田駅前から市役所まで約700メートルのパレードは人の波。人口8万8000人の磐田市の約8分の1の人たちが選手らを出迎えた。
磐田が来年6月にアフリカ王者と対戦
アフリカサッカー連盟は26日、アジアクラブ選手権優勝のジュビロ磐田とアビジャン(コートジボアール)が来年6月のアフロ・アジアンカップでアジア-アフリカの王座をかけて対戦すると発表した。(ロイター)
12/25 トーチュウ
藤田が日本盲導犬協会に100万円を寄贈!
藤田俊哉が24日、磐田市の選手寮で日本盲導犬協会(本部・東京)渉外本部担当に盲導犬育成費として100万円を寄贈した。現在、全国で盲導犬を必要とする視覚障害者が7800人もいるのに対し、盲導犬は853頭。そうした現状を知った藤田は「自分ができることで盲導犬に感心をもつ人が増えたらうれしい」と100万円を寄贈。日本盲導犬協会は藤田に感謝状を手渡した。
12/24 トーチュウ
磐田終戦
感慨深げ桑原監督
試合終了後、ゴール裏からわき起こった桑原コール。天皇杯を最後に退任が決まっていた磐田の桑原隆監督(51)は選手 1人ひとりとがっちりと握手してサポーターの声援に右手を揚げた。
「チャンピオンらしい試合はできた。選手の奮闘に感謝したい」。磐田は 2週間に 4試合と言うハードなスケジュールを強いられてきた。中山と福西はけがで戦線を離脱。前田は腰痛、安藤は右足首と左足かかとの痛みをおして名古屋戦に強行出場した。王者の意地だけがチームの支えだった。全身全霊を傾けて戦ったチャンピオンシップ。「桑さんと 1月 1日までやっていたかった…」。藤田は悔し涙。
第 1ステージ、アジアクラブ選手権、アジアスーパーカップ、チャンピオンシップと 4つのタイトルを獲得した磐田の今季は終わった。(川住貴)
後任は年明け発表
名古屋戦を最後に退任する磐田・桑原監督の後任監督は年明けにも発表される予定。元オランダ代表で同国のフェイエノールトやAZの監督を務めていたファン・ハネヘム氏が有力。一方、桑原監督は「(磐田には)お世話になったので恩返ししたい」と語り、フロント入りが確実となった。
12/23 トーチュウ
日本代表候補31人発表
ゴン『いい状態で臨む』
半年ぶり復帰
「久しぶりで、緊張感を持っていい状態で臨みたい」。約半年ぶりの日本代表候補復帰を果たした磐田のFW中山雅史は淡々と抱負を語った。
今年は、けがとの戦いだった。左ひざ半月板損傷など 4回の手術で今シーズンのJ1のリーグ通算成績はわずか 6に終わった。だが、大舞台では勝負強さを発揮した。アジアスーパー杯と清水相手のチャンピオンシップでは、いずれもMVPを獲得。そのチャンピオンシップを観戦したJリーグ・川淵チェアマンは「中山は30歳を過ぎてから、うまくなった」とうなった。
22日はリハビリ後、磐田市内で契約更改交渉に臨んだ。中山は来季が 3年契約の最終イヤーで、年棒など金銭面では変更なし。だが、チームの主将としてクラブハウスの建設などを提案したほか、チームが低迷した時には「現場とフロントが一体となることが望ましい」と首脳に訴えた。
左ひざ半月板損傷のため戦列を離れている。だが、順調に行けば26日の天皇杯準決勝に間に合う可能性が出てきた。(川住貴)
川崎Fが今野を獲得
川崎Fは22日、磐田からMF今野章(25)を獲得したと発表した。今野は岩手県出身で国士大から磐田入り。今季のリーグ戦は 1試合に出場した。
12/22 トーチュウ
ゴン練習再開
左ひざ半月板損傷のため戦列を離れているFW中山雅史(32)が21日、ボールを使った練習を開始した。桑原隆監督は中山の予想以上に順調な回復ぶりに「26日の天皇杯準決勝に間に合う可能性が出てきた」と話した。
Vパレード
アジアスーパー杯とチャンピオンシップを制した磐田が、27日に磐田市内で優勝報告会とパレードを行う。
福岡・磐田の前田獲得へ
チャンピオンシップを制した磐田のDF前田浩二(30)の獲得に乗り出したことが明らかになった。同日、福岡側が正式に磐田に対して獲得の意思を伝えた。前田は読みの鋭さに加え、ヘディングの強さにも定評があるディフェンダーで今季15試合に出場。チャンピオンシップでは 2試合フル出場を果たして優勝に貢献した。昨年消滅した横浜F時代は選手会長を務め、チームを天皇杯優勝へ導いた。
12/21 トーチュウ
磐田・山西が新春早々に挙式!!
1つ年下の岩井友恵さんと
磐田のDF山西尊裕(23)が来年1月5日、静岡県浜松市在住の元会社員、岩井友恵さん(22)と挙式することが20日、明らかになった。山西は「生涯の伴りょを得て、安定した成績を残せるように頑張ります」と新たな決意を誓っている。
山西と友恵さんは 2年前、共通の友人を通じて知り合い、今年に入って結婚を強く意識したという。山西は清水東高時代に日本ユース代表に選ばれた左サイドバック。97年に磐田に入団。今季はリーグ戦出場は11試合にとどまったが、清水とのチャンピオンシップには 2戦とも先発出場。堅い守りと鋭いオーバーラップで年間王座奪取に大きく貢献した。(川住貴)
12/20 トーチュウ
貫禄見せ付けた
年間王者の磐田が、J1昇格を決めた東京に貫禄を見せつけた。後半36分、鹿児島出身のDF前田が地元ファンの声援を背にゴール前の混戦から強引にねじ込むダメ押しの 3点目。「(左ひざ半月板の手術をした)中山さんが帰ってくる元日まで、みんなで頑張ろうと誓った」。
前回大会では、解散決まっていた横浜Fの最後の選手会長として天皇杯を獲得したが、今大会は磐田の守備のかなめとして 2年連続優勝を狙っている。「みんな前半は疲れのせいか体が重たそうだったけど、次第にJ1の感覚を出した。いい時間帯に点を取り、試合運びも良かった」と、桑原監督は快勝に満足そうな表情だった。
ドゥンガが観戦
マカオ返還の記念試合で世界選抜に選ばれ、来日中の元ブラジル代表主将、ドゥンガが磐田-東京をロイヤルボックスで観戦した。磐田とは退団後もテクニカルアドバイザーとして契約している。「後半の戦いは素晴らしかった」と古巣を評価しながら「前半は両サイドが上がりすぎでやや混乱していた」と厳しい指摘も。
12/19 トーチュウ
ゴン元日決勝はオレに任せろ
17日退院早くもピッチでリハビリ開始
左ひざ半月板損傷の手術を受け、17日に退院したばかりの磐田のFW中山雅史(32)が18日、静岡磐田市のヤマハ大久保グラウンドでリハビリを開始した。順調に回復すれば、来年1月1日の天皇杯決勝に間に合う予定だ。「コンディション的には非常にいい。退院した17日にはもうエアロバイクや軽めのウエートトレーニングを実施したんですから…」。磐田の宮村理学療法士は中山の強靭(きょうじん)な体力に驚きの声をあげた。リハビリは約50分で終了。クールダウンを行う中山の表情は明るかった。
同グラウンドでは磐田の選手もFC東京との天皇杯4回戦(19日・鹿児島)に備えて調整したが、中山がピッチに立つだけで、磐田の練習はぴりっと締まった。藤田は「中山さんが間に合う天皇杯決勝までは負けれらない」と闘志を燃やした。
FC東京戦ではラドチェンコが中山の代役を務めることになりそう。ドゥンガも見守る試合を負けるわけにはいかない。
12/18 トーチュウ
ドゥンガが帰って来た
磐田を視察&激励!!
23日マカオで行われる中国返還記念試合に世界選抜の一員として出場するブラジル・インテルナシオナルのドゥンガ(36)=元ブラジル代表主将=17日、静岡県磐田市のヤマハ大久保グラウンドで行なわれた磐田の練習を視察。「天皇杯も優勝して」とかつての同僚に激励を飛ばした。
在籍4年で磐田をリーグ最強チームに育てた"ピッチの闘将"は、1年ぶりに再開した桑原監督と握手し、藤田や奥と談笑。磐田のチャンピオンシップ優勝はブラジルでテレビ観戦。19日には、鹿児島で行なわれるFC東京との天皇杯 4回戦も観戦する予定だ。
「ブラジルリーグはハードで疲れた。来年、現役を続けるかどうかは分からない。でも日本に戻って仲間と会えてうれしい」とドゥンガ。激励された桑原監督も「来季J1に昇格するチーム。がつんとたたく」とFC東京戦に闘志満々。16日に手術したエース中山も17日に退院して、「来年1月1日の天皇杯決勝には間に合う」と5つめのタイトルへ虎視耽々だ。(川住貴)
12/17 トーチュウ
ユース代表の前田が入団へ
日本ユース代表で暁星高 3年のMF前田遼一(18)が入団することが 16日、明らかになった。前田は技術が高い中盤のオールラウンドプレイヤーで将来の指令塔として期待されている。182センチの長身でヘディングも得意。今夏の全国高校総体にも出場。3回戦で大津高(熊本)に敗れたが、前田の存在は際だっていた。前田をめぐってはJ1リーグの 3クラブが獲得に乗り出していた。
12/16 トーチュウ
井原獲りに全力
荒田忠典社長(67)は15日、「井原を獲得できたら、獲得を目指している新外国人 2人を1人にして井原を受け入れる」と井原獲りに積極的な姿勢をみせた。磐田は現在、ユーゴの外国人DF 2選手と交渉を進めているが、J1連覇を狙うためには経験豊富な井原の力が必要。井原の獲得競争には、J1の 6チームが名乗りを上げているが、FC東京と磐田の 2チームがややリード。
12/15 トーチュウ
ゴン右ひざ半月板検査、手術も
年間王座奪取で断!
天皇杯は15日の結果次第
磐田FW中山雅史(32)が14日、静岡県内の病院で右ひざの精密検査を受け、半月板損傷の疑いが判明した。この日、MRI(核磁気共鳴診断装置)検査を受け、詳しい検査結果は15日に出る予定。場合によっては手術に踏み切る可能性もあり、初の天皇杯制覇を狙う磐田にとって、エース中山の戦線離脱となれば、大きな戦力ダウンとなる。
ことし 5月19日の C大阪戦で右ひざに悪質なファールを受け、違和感をもったままリーグ戦、チャンピオンシップを戦ってきた中山。しかし最大の目標だったチャンピオンシップで年間王座の座に就いたことで、磐田の医療スタッフは桑原隆監督(51)に「中山の将来を考えたら検査を」と進言していた。
桑原監督は「万全を期す意味の検査。中山本人は痛みもないと言うし、手術をせずに天皇杯を戦う可能性もある」と話し、15日の順大との天皇杯3回戦(磐田)については、中山を先発で起用する意向だ。しかし、手術に踏み切った場合は天皇杯 4回戦以降の出場はかなり難しくなる。
もっとも中山は天皇杯初制覇に意欲満々で、「学生相手に油断したら、足元をすくわれる」とチャンピオンシップ同様、フルパワーの戦いを宣言している。(川住貴)
井原に複数年契約を提示
横浜から戦力外通知を受けた元日本代表DFの井原正巳(32)の獲得に乗り出している磐田が、複数年契約を提示したことが14日、明らかになった。
経験豊富な井原には現在、J1 6クラブ入団交渉を行っている。井原が求めるのはレベルが高くて環境がいいクラブ。磐田のセンターバックには、鈴木、田中、前田の 3選手がそろっているが、不測の事態に備えて、選手層に厚みを加えたいという磐田フロントの意向がある。
福西が左足首の手術
MF福西崇史(23)は14日、静岡県内の病院で左足首関節障害の手術を行った。15日には退院する見込みだが、天皇杯出場は絶望となった。
12/14 トーチュウ
'99 Jリーグアウォーズ発表
優秀監督を受賞
桑原氏「選手に感謝」
今期限りで退団の決まっている桑原監督が優秀監督を受賞した。壇上で桑原監督は「1人では取れない賞。選手には感謝している。誇りに思っている」と年間優勝を果たした選手を褒めたたえた。今後は未定だが、「またいつかこの舞台にこられるように精進したい」と再び監督として指揮を執ることを強調した。
ベネチア降格なら名波の意思優先
磐田・荒田社長語る
磐田の荒田忠典社長は13日、名波浩(27)が在籍中のベネチアがセリエBに降格した場合、「そのことも考えてまず 1年に期限付き移籍にしたが、『本人が残りたい』というのであれば(降格の後)他のチームを捜すことになる」と話し、名波の意思を優先させる意向を示した。
一方で、来季もアジアクラブ選手権などJリーグ以外の試合日程が過密なため、同社長は「来季は 24人体制にするが、名波が帰ってきた時のために、1人分の枠をあけておこうかな」と、名波復帰を願う複雑な気持ちを明かした。
12/12 スポニチ
磐田王座奪回
2年ぶり歓喜!!
Jリーグチャンピオンシップ第2戦は11日、清水・日本平スタジアムで行われた。磐田は前半34分、服部が先制した。35分に清水のアレックスが退場し磐田が優位に立ったが、37分に沢登がFKを決めて 1-1 で延長戦に突入。延長前半 9分にファビーニョがVゴールを決めて清水が勝った。両チーム勝ち点 2で並び優勝はPK戦に持ち込まれたが磐田が 4-2 で勝って 2年ぶり 2度目の年間王者に輝いた。最優秀選手には磐田の中山雅史が選ばれた。
「アジア王座の勲章が財産に」桑原監督
第 2S 一時は最下位転落にも自信つかんだ
カクテル光線に照らされ、浮かび上がったのは青い歓喜の輪だった。清水の 4人目・ファビーニョのPKがゴールマウス右に大きく外れ、死闘が決着したのはキックオフから 2時間20分が経過していた。記念写真では勢い余ってサックスブルーの一団が前のめりになり、優勝カップを持った中山が押されて最前列にあった「Jリーグチャンピオン」の看板を真っ二つに破損。第2ステージ12位と低迷するどん底を味わったからこそ、2年ぶり年間王者に磐田の喜びが爆発した。
「苦しかった」あごの先から汗をしたらせながら、中山が声を絞り出した。
前半34分、服部の左足ミドルがバーに当たり、真下に突き刺さって先制した。が、それもつかの間、3分後には沢登に直接FKを決められ振り出しに。清水のMFアレックスが退場になり1人多い状況でも勝ち越しゴールが奪えなかった。延長でファビーニョのVゴールを献上。試合はチャンピオンシップ史上初めてPK戦に突入した。
4人目が成功した磐田に対し、清水は 2人目のサントスとファビーニョが失敗。起伏にとんだシーズンを経験したことが、土壇場で力を生んだ。第1ステージは首脳陣、選手とも日本人のみの編成で制覇。アジアクラブ選手権でも頂点を極めたが、中盤の要(かなめ)・名波がセリエA・ベネチアへ移籍。第2ステージは迷走を続け、一時は最下位転落の苦渋も味わった。
この日の舞台は日本平。PKは敵サポーターの前で行われる完全なるアウエーだった。だが、試合後、辞意を表明した桑原監督は言った。「アジアスーパー杯(11月18日、アル・イテハド戦)で何万もの観衆全てが敵だったことを思えば。アジアの王者の勲章が財産になっていた」つかんだタイトルが必ず後々への自信と力になり、安定した強さを生んでいる。「この優勝に見合うだけのチームを天皇杯から作っていきたい」中山の視線は早くも次ぎに移っていた。
ジュビロ磐田
前身は1972年創部のヤマハ発動機サッカー部。Jリーグ創設10チームから外れ、下部組織のJFLから94年にJリーグ昇格。97年第2ステージで初優勝し、鹿島とのチャンピオンシップを制して初の年間王者に輝いた。98年には第1ステージとヤマザキナビスコ・カップを制覇。ことしはJリーグのクラブとして初めてアジア・クラブ選手権のタイトルも獲得した。「ジュビロ」はポルトガル語で「歓喜」の意味。運営会社はヤマハフットボールクラブ。
磐田新監督にファンハネヘム氏浮上
元オランダ代表/桑原監督は今期限りで辞任
磐田の来季新監督の有力候補に、元オランダ代表MFファンハネヘム氏(55)が浮上してきた。アジアクラブ選手権、同スーパー杯優勝など数々の功績を残した桑原隆監督(51)は、11日の試合後、今期限りでの辞意を表明した。クラブ側は、これを受けて、水面下で後任の人選を進めてきたが。一時は、前清水監督のアルディレスの名が挙ったが、横浜監督就任が決定。欧州を軸にあらためて調査したところ、オランダ代表の左MFとして、クライフらとともに1974年のW杯西独大会準優勝に貢献したファンハネヘム氏がリストアップされた。磐田は元監督のハンス・オフト氏や、現在も所属するマルコ理学療法士がオランダ人。オランダとのパイプも太く、今後、本格的な交渉に入ると見られる。
一方で、磐田幹部が11月にユーゴスラビアを視察。同国代表のフィリポビッチ現ヘッドコーチや、米国、メキシコの代表監督を歴任したミルチノビッチ氏らの動向をチェックしたと見られる。ファンハネヘム氏次第では、ユーゴ人招へいの可能性もありそうだ。今季は日本人で首脳陣を固めた磐田だが、2年ぶりに外国人監督を招へいするのは決定的な状況となっている。
12/12 トーチュウ
桑原監督『これが総決算』
今期限りで辞任が決定的になっている岩田の桑原隆監督(51)が、ギャンブルに出た。磐田のスタメンFWに入ったのは日本代表MF福西。「やることはすべてやった。この試合を今年の総決算にしたい」。指揮官が試合前に語った意気込みは、シーズンを通して初めてとなる福西のスタメンFW起用となって表れた。
今週、報道陣には「特別なことはしない。普通にやるだけ」と繰り返してきた。しかし、秘策はしっかりと練っていた。五輪代表のエース・FW高原をベンチに下げてまで福西を起用。
桑原監督は就任 1年目の今季、第1ステージをはじめ、アジアクラブ選手権、アジアスーパー杯を制覇。監督代行として、第2ステージを果たした97年を含め、実績はどの外国人監督にもひけを取らない。しかし磐田を去る時は近づいている。
クラブ首脳は、桑原監督の実績を認めつつも、アジアNo.1に輝いたことで、夢の「クラブ世界一」に動き始めた。オフト氏が土台を築き、フェリペ氏が発展させ、バウミール、桑原両監督のもとで花開いた磐田。すでにフロントはオランダ代表のかつてのスターで、オフト氏とも親しいファン・ハネヘム氏(元フェイエノールト)を有力候補に新監督を探している。まだ天皇杯は残っている。しかし桑原監督が意地を爆発させる機会はこの夜しかない。(野村悦芳)
オフトが応援に
元磐田監督のハンス・オフト氏が応援に駆け付けた。Jリーグ・アウォーズの特別ゲストとして招かれて来日したもので、「磐田の優勝に合わせるため、前日に来た。1週間滞在する。奥さんはイヤというので単身さ」とニンマリ。
12/8 トーチュウ
武田古巣磐田に売り込み
FW戦争激戦承知でチャレンジ
J1に残留した市原から戦力外通告を受けたベテランFW武田修宏(32)が磐田に売り込みをかけていることが7日、明らかになった。
11月30日に戦力外通告を受けた武田は「あと1年、現役でプレーしたい」と現役続行を表明。その後、武田は96年にレンタル移籍の形で在籍したことのある磐田フロントに対し「自分の現役はジュビロで終えたい」と訴え、磐田入りを望んでいるという。
武田には現在、FC東京、C大阪などからオファーが届いているが、本人の希望は全国的な人気があって集客力のあるチーム。J1の看板チームである磐田はその条件をクリアしており、静岡県浜松市出身の武田にとっては故郷のチームでもある。96年には当時のオフト監督の希望で川崎から期限付きで磐田に移籍。1年間在籍した武田はチームの雰囲気を分っている。
だが、磐田のFW陣はゴン中山を筆頭に五輪日本代表の高原、川口、と実力選手がひしめき、武田がレギュラーに食い込むのはかなり厳しい状況。V川崎-磐田-V川崎-京都-市原とJの4球団を渡り歩いてきた武田に厳しい選択が迫られている。(川住貴)
12/6 トーチュウ
磐田ユース兄弟対決の夢散る…
厚い大学トップクラスの壁順大に完敗
兄弟対決の夢はあっさりと敗れた。磐田ユースのたった1度のチャンスは試合終了間際のミドルシュート。それも順大GKの好守に阻まれた。勝てば、兄貴分のJ1・磐田に挑むことができたが大学トップクラスの壁は厚かった。
「フィジカル面では、負けるからできるだけ接触プレーを避けて早いパス回しをしたかったが、できなかった」と望月監督。
坂本主将も「気持ちが空回りして、力が出せなかった。次はホームで、友達がみんな応援に来てくれるっていうし、これを勝てばと変に意識しすぎたかな」と頭をかいた。(木本邦彦)
順大(千葉) 3-0 磐田ユース(全日本ユース)
12/5 トーチュウ
ゴン2発 鮮やか先制ヘッド&きっちり決勝PK
チャンピオンシップ男だ5戦6発
死闘延長!磐田先勝
ゴンゴール2発!Jリーグの年度王者を決めるサントリー・チャンピオンシップ、ジュビロ磐田-清水エスパルス第1戦が行われ、磐田が延長前半8分にFW中山雅史(32)のPKによるVゴールで決勝戦を奪い、2-1で先勝した。中山は前半30分にもダイビングヘッドで先制点を奪っており、頼れる男がここ一番で大活躍。2年ぶり2度目の年間王者へ大きく前進した。第2戦は11日、清水の本拠地、日本平運動公園球技場で行われる。
Vゴールだ!
低く抑えたシュートがGK真田の手をはじいてゴール左隅に飛び込んだ。激闘を制したVゴール。中山はゴール裏の磐田サポーターの歓喜の渦の中に吸い込まれた。
大試合での強さをまたしても実証した。前半30分には、いったんゴールから遠ざかり、相手DFの視界から消え去ると、一瞬にしてDFにすき間から飛び出す。安藤のセンタリングに体ごと飛びつくと、豪快なダイビングヘッドで先制点を奪った。
3年連続第1戦でゴール。この2発でチャンピオンシップ通算6ゴール。「(安藤のボールは)素晴らしかったので、カメのように首を伸ばした」という先制点でノリノリの中山は、その後もポストプレー、前線からのチェックと磐田の攻撃の起点に。そしてVゴール。
ここにたどりつくまで中山にとっては長く苦しい1年だった。第1ステージを制したものの、中山は6月の南米選手権に向けた練習試合(アルゼンチン)で右眼窩(がんか)骨折して戦線を離脱。その後もけがの連続で第2ステージはわずか2得点。チームも再開争いをするほど低迷した。
ただ、中山は苦境に陥れば陥るほど、不屈の闘志を見せる。第2ステージ13節の柏戦からは週2試合の場合、中山の負担を減らす為週1試合ペースに切り替え、アジアスーパー杯とCシップのダブルタイトル制覇に目標を絞った。
1日から始まったミニキャンプではマルコ理学療法士(オランダ)を中心に連日、コンディションづくりに向けたミーティングを行い、ベストの状態で中山をピッチに送り出した。
しかし戦いは終わりではない。「(優勝に)ほんの少し近づいたけど、まだ1試合残っている。集中して戦いたい」と中山。第2戦も自らのゴールで清水に引導を渡す覚悟だ。(川住貴)
中山苦闘メモ
5月19日 C大阪戦で悪質なファウルで右ひざを痛めるも、22日のG大阪戦に強行出場。磐田第1ステージ優勝
6月25日 南米選手権に向けた練習試合ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)戦で右眼窩(がんか)壁を骨折、緊急帰国し、全治2ヶ月の診断。30日に手術。
7月30日 チーム合流
8月18日 中山を欠く磐田は第2ステージ開幕3連敗
8月28日 鹿島戦に先発出場
9月18日 市原戦で右手第4指骨折。全治2ヶ月
10月23日 アジアスーパー杯第1戦で決勝ゴール。11月18日の第2戦で敗れるも、アウェーゴール数で磐田が初優勝。2ゴールの中山がMVPに
奇襲福西トップ大当たり
あっと驚く奇襲戦法。後半20分、MF福西崇史(23)のFWでの投入だった。新居浜工高時代のポジションとはいえ、プロ入り5年目で初体験。今季Jリーグはもちろん、全公式戦で先発した主力を桑原監督はあえてベンチに温存し、後半に勝負をかけた。「FWもできるし、途中からでも力を出せるタイプ。高原も悪くなかったが、交代させるタイミングを見計らっていた」と桑原監督。
この起用がズバリと当たった。「思い切って攻めにいけ」とベンチから送り出された福西は、中山とのツートップで、前線でのターゲットとなり、磐田の攻勢を呼んだ。そして PK につながるハンドを誘い、Vゴールをおぜん立て。
「(90分で)ヒーローになれるチャンスがあったけどね。先発落ち?監督と話し合ったし、気にしていない」と福西。チーム事情を理解して、初めての役割をまっとう。1日からマスコミをシャットアウトして直前合宿。その効果はてきめんだった。(木本邦彦)
三浦だ安藤だジュビロ新戦力が大暴れ
低迷を続けた第2ステージからの復活。この日の磐田の勝利の立役者となったのが2人の新加入選手だった。10月19日に京都から合流した三浦と20日に清水から移籍してきた安藤。新チームに加入してまだ日の浅い2人は、不安を感じさせることもなく機能した。
Jリーグでも最高の中盤を誇る清水。その心臓部を抑えた三浦は「自分の役割は(相手を)つぶすことだけ」と伊東と沢登を徹底マークで分断。一方、中山の先制点をアシストしアレックスを粘り強いマークで封じ込めた安藤は、「(ラストパスは)あそこしかないと思っていたのでアウトで出した」。MVP的働きをしたにもかかわらず、古巣相手の大活躍に複雑な表情だった。(岩崎龍一)
12/4 トーチュウ
きょうJリーグチャンピオンシップ第1戦
磐田ゴン「万端」
清水沢登「楽しんで勝つ」
Jリーグ第1ステージの覇者・ジュビロ磐田と第2ステージの覇者・清水エスパルスが戦う'99サントリーチャンピオンシップ第1戦はきょう4日、磐田スタジアムで行われる。3日、磐田は磐田市の大久保グラウンドで、清水は清水市の蛇塚グラウンドで、それぞれ最後の練習を行った。ステージ王者を率いる磐田FW中山雅史(32)、清水MF沢登正郎(29)の両主将は気合十分。3年連続出場で2年ぶりの総合優勝を狙う磐田か、初の優勝を目指す磐田か。史上初の同一県内チャンピオンシップ、静岡ダービーは午後3時キックオフだ。第2戦は11日、日本平スタジアムで行われる。
決戦前に一言だけ
でもきっぱり
チーム練習後のシュート練習。中山の低く抑えたシュートがことごとくワクをとらえた。見守る桑原隆監督(51)も納得の表情を見せた。左太もも痛など前身にけがを抱える中山は第2ステージで週2試合の場合は1試合に減らすことで、疲労を最小のとどめた。この成果は出た。アジアスーパー杯第2戦では決勝ゴール。第2ステージ最終の平塚戦でもフル出場した。
「(準備は)万端です」。この日の発言はこれだけ。しかし、きっぱりと言い放った。トレーナーも「万全の状態」と中山の体調に OK サインを出した。
アジアスーパー杯で優勝を飾った後、桑原監督は言った。「中山はやっぱり頼りになる。ここ一番の試合では必ず点を取ってくれる。その点、高原はボールを受けてからの仕事など、まだまだだよね」。磐田はCシップに3年連続出場だが、その第1戦で中山はいずれも得点している。リーグ戦ではけがのため6得点と振るわなかったが、節目の試合では、その決定力に期待がかかる。
中山をサポートする中盤も福西を攻撃的MFに据えて、より点が取りやすい環境が整った。力の差はない。試合は1点差勝負が濃厚。先手必勝を狙う磐田は中山の1発にすべてをかける。(川住貴)
磐田が井原に強い興味
磐田が横浜から引退勧告を受けた井原に強い興味を示していることが3日、分った。磐田首脳は「今期限りで退団するアジウソンの代わりに外国人DFをとるか、井原獲得に乗り出すか検討している」と話し、井原獲得の選択肢があることを示唆した。磐田は井原が筑波大卒業時に獲得に乗り出した経緯がある上に、同期の中山はじめ、筑波大OBが4選手在籍している事情もある。
12/3 トーチュウ
磐田x清水あす第1戦
"静岡ダービー"Jチャンピオンシップ
Jリーグ史上初の同一県内チームによるチャンピオンシップ、ジュビロ磐田と清水エスパルスの第1戦はあす4日、磐田スタジアムで行われる。2日、磐田は磐田スタジアムで非公開練習を、清水は清水市蛇塚グラウンドで公開練習を行った。第1ステージの覇者・磐田では、DF服部年宏(26)がアジウソン負傷を受け、FKキッカーに名乗りを上げた。一方の清水では安永聡太郎(23)と久保山由清(23)の2トップからエンジン全開宣言が飛び出した。
磐田・服部がFKキッカーに名乗り
磐田が"秘密兵器"を抱えてチャンピオンシップ初戦に臨む。桑原隆監督(51)は2日、直接FKの第1キッカーにDF服部を指名。服部は「チャンスがあれば決めたい」とFKからの生涯初得点に照準を合わせた。
服部が94年(平成6)に磐田に入団、直接FKのキッカーはファネンブルグ、ドゥンガ、名波、アジウソンと替わり、確実にチームノ得点源となってきた。ところがアジウソンが第2ステージ最終節平塚戦でけがのためリタイア。桑原監督は、チャンピオンシップ戦用に左サイドで得た直接FKの第1キッカーに迷わず服部を指名した。
服部は既に第2ステージ終盤からFKの練習を積んでいた。服部の左足のインフロントで放つFKは曲がって落ちる名波タイプ。ボールは確実にゴール枠をとらえていた。
力が拮抗(きっこう)したチーム同士の戦いでは、自分たちの形にはめ込んで点を取るのは難しい。服部のFKは清水にとってデータ外。磐田は勝負どころで"秘密兵器"を繰り出す。(川住貴)
THE FOOTBALL TIMES 1999年12月15日号
ジュビロのサッカーと経営
11月21日・浜松大学
身体運動文化学会特別講演
ジュビロ磐田・荒田忠典社長
ジュビロ磐田・荒田忠典社長が11月21日、浜松大学において行われた第4回身体運動文化学会でジュビロのサッカーと経営について1時間の特別講演を行った。
荒田社長は、ジュビロ磐田の前身、ヤマハ発動機でのサッカー部発足の話から始まり現在に至るまでの話を流した。これまで数々のタイトルを取ったが、日本リーグ時代にオフトに短期指導してもらったことで新しいサッカースタイルを確立した天皇杯優勝、88年の日本リーグの全勝優勝、記憶に新しいところでは桑原監督時代に鹿島を破りJリーグチャンピオンになったこと、そして先日行われたアジアスーパーカップを制して、さ来年に行われる予定の5大陸間のアジア代表として世界に出て行くことを語った。
Jリーグになり、オフト監督招聘とともに新しいサッカーを確立するなかで、企業としてジュビロの基本理念を次のように固めた。1:夢と感動を与え、世界に通じること。2:何か他とは際だった違いを感じさせるチームであること。3:大勢のサポーターに支えられるチームであること。
なかでも、Jリーグのなかでも3本の指に入る3万3千人のサポーター会員の支えられていることを強調した。今後10万人までサポーター会員を増やす予定という。リーグ当初は3年計画で黒字にするよりもまず優勝を争えるチーム作りをすることが先決ということになった。
3つのコア・コンピタンス
企業として他と際だった違いという点(コア・コンピタンス)は、まずチームとして、システムの確立、個の重視、意外性の3点を挙げた。オフトの時代にはシステムを確立されたが攻めのパターンが読まれてしまった。そこで型破りの選手であるドリブラーの奥大介がフェリペ監督に抜てきされた。また福西を登場させて上手く使いこなせたことがあった。
また経営という点では、絶えず3年先を読み中期計画を立てている。黒字にするために人件費とチーム強化のバランスがむずかしいところだという。リーグ優勝を達成したことで、ドゥンガなど外国人比率を下げ、名波をイタリアの送り出し、ユースを育てることで収支のバランスを取ることになった。またさらにサポーター会員獲得策として現在人口比1%の浜松へターゲットを絞っている。
医科学方面では、医療、医学療法士、コンディショニングコーチという3方面で選手の稼働率をあげている。すなわち、ケガをしないように、またケガから復帰が早くなるようにという配慮とともに、試合で選手のプレーが100%出せるような体制を取っている。
医師では浜松の聖隷病院との提携、オランダのドクターに年2回に診察してもらう体制になっている。また浜松ホトニクスとタイアップして選手の酸素摂取量の測定や体脂肪率などを常に把握している。
体脂肪率での模範は中山選手だというが、先天的に中山選手がサッカーに向いているかというと、そうでもなく、腰まわりが硬く体も硬いそうだ。そこでチームでは、「この選手にはこういう筋肉をつけたらいい」というようにデータをもとに個別トレーニングを行っている。例えば、当たりに弱い藤田選手には別途のトレーニングを課していたり、いい選手だが、夏場に弱い山西選手のための対策などが行われているという。
またフィジカルコーチの重要性も認め、フェリペ元監督が連れてきたプリマコーチの試合前の選手のもっていき方が上手であったという。それはメンタルトレーニングを加味したフィジカルトレーニングということになる。
そして現在のチーム反省点として、ステージ優勝で絶えず目標を高くすることが出来なかった。選手に競争原理が働かず安住していた部分があった。そしてリーダーシップをとれる選手が出てきていない。という点をあげた。
12/1 トーチュウ
磐田・鈴木が結婚
お相手は元女性誌モデル
サッカー元日本代表で磐田のDF鈴木秀人(25)が元モデルの上野朋子(かみの・ともこ)さんと来年1月12日、ハワイで挙式することが明らかになった。鈴木は「チャンピオンシップで優勝して、すっきりした形で挙式を迎えたい」と清水との決戦に意欲を燃やしている。
鈴木は2年前に磐田のチームメイトの紹介で朋子さんと出会い、1目ぼれ。今年に入って結婚を決意。既に11月22日に入籍した。朋子さんは170センチの長身、97年まで女性ファッション誌「Lay」の専属モデルとして活躍していた。挙式後、2人は新婚旅行で名波のいるイタリア・ベネチアを訪れる予定だ。(川住貴)