6/30 トーチュウ

ゴン無念の帰国
ばんそうこう痛々しく

右目下のけがでサッカーの南米選手権を欠場する日本代表FW中山雅史(31)=磐田=が29日午後、名古屋空港着のバリグ航空機で帰国した。到着ロビーに現れた中山は、薄いブルーのサングラスを掛け、穏やかな表情。裂傷を負った右目下は、はれがほとんどなく、ばんそうこうを張っていた。出迎えた磐田の関係者に付き添われて足早に車に乗り込み、精密検査のため浜松市内の病院に向かった。手術に踏み切る公算が大きいが、手術しても第2ステージ開幕には間に合う見通しという。
中山は南米選手権に備えてのアルゼンチン合宿のボカジュニアーズとの練習試合(25日)で相手選手と接触し、現地で眼窩(がんか)底骨折で全治2週間と診断されていた。

磐田・中山「今は痛みはない。安静にしておけば大丈夫だと聞いている。視力は?調べなければ分からない」
磐田・荒田社長「自然に骨がくっつくのを待つよりも、早期復帰のためには手術した方がいい。第2ステージ開幕は大丈夫」


6/27 トーチュウ

中山右眼窩底骨折
柳沢招集へ
不運!相手選手のスパイクが直撃

前半41分、日本のFKで相手DFと競り合い、倒れ込んだ中山の顔面を相手選手のスパイクが直撃した。中山は右目の下を切り、出血が止まらないため、試合終了を待ってブエノスアイレス市内の病院に直行。5針を縫った。さらに精密検査の結果、右眼窩(がんか)底骨折で、全治2週間と診断された。
報告を受けたトルシエ監督は、中山を29日に開幕する南米選手権(パラグアイ)のメンバーから外し、27日に日本に向けて帰国させることを決定。
トルシエ監督は試合直後の会見で「もし中山が離脱すれば、五輪代表から1人を呼ぶことになるだろう」と緊急補強の可能性を示唆。また「五輪代表で1点も決めていないという不安はあるが、A代表で一番いいFWは柳沢」とも発言しており、一度は南米選手権のメンバーに加えた柳沢再招集が有力視される。
本番4日前、同選手権前に行われた唯一の練習試合で、レギュラー確実だったベテランFWの離脱は大きな誤算。仮に五輪代表から1人招集しても出発は早くても27日のため、29日に行われる初戦のペルー戦での出場はかなり厳しい状況。得点力不足に悩むトルシエ日本が、さらなる非常事態を迎えた。

やっぱり名波頼り
攻守に孤軍奮闘

この日午前、イタリアからアルゼンチンに到着したばかり、疲労困ぱいで青白い顔の名波が攻守にわたり走りまくる。しかしゴールは遠い。後半21分、DFライン裏に出した絶妙スルーパスも、奥がポストに当ててノーゴール。18歳から22歳の若手チームを相手にシュート数も2本少ない9本。そのシュートも最後までゴールを揺らすことはなかった。
「(疲れて)気持ち悪いです」。予定の60分を7分超える出場に指令塔は苦笑いを浮かべた。そのうえ深刻な得点力不足。攻撃練習がほとんどないことに「監督は守備練習しかしない。井原さんを中心に話し合い、監督に話した方がいい」と名波。
トルシエ監督はこの日、名波をボランチのやや左前に配置、右ウイングバックに藤田を上がり目の攻撃的な位地に置く変則システムで臨んだ。芝状態は最悪でミスも目立ったが、何とか無失点で切り抜けた守備陣に対し、無得点の攻撃陣にはまたまた嘆き節だ。
「きょうはシステムの練習だったが、得点を取ってもおかしくなかった。中山、呂比須の技術はすぐに変わるわけでもない。本当にFWがいなくて苦しんでいる」と真顔で言うと、「1点取ったら、1-10で負けても野球でなくてサッカーを(スポーツ新聞の)1面にしてほしい。1点決めた選手にはシャンパンを贈るよ」ともうやけっぱち。
中田不在で名波頼りの日本代表が、得点不足解消の光明を見出せないまま、よいよ本番に突入する。


6/26 トーチュウ

名波、代表に合流
イタリア・セリエAのベネチアの入団発表のため、イタリアを訪れていた名波浩(27)が25日、ミラノ経由でブエノスアイレスに到着、日本代表に合流した。名波は笑顔でアルゼンチン入り。「ベネチアでは大歓迎を受けました。セリエAで通用するかは、これからやってみないと分からない。南米選手権?体調はよくないし、ポジションのこともあるし、これもやってみないと……」と話していた。

名波にファンクラブ
セリエAのベネチアに移籍した名波浩のファンクラブが、早くも誕生した。25日、クラブが明らかにしたものでファンクラブはベネチア在住の日本人に限り募集するという。また、インターネットのホームページが開設されたほか、会報も発行されることになり、名波の個人情報、さらにイベント紹介が行われる。

第1戦は磐田スタジアムで
アジアSカップ

アジア・クラブ選手権を制した磐田は25日、アジア・カップウィナーズ・カップ覇者のアル・イテハド(サウジアラビア)と対戦するアジア・スーパーカップ第1戦を10月23日午後2時から本拠地のジュビロ磐田スタジアムで行うと発表した。アジアNO.1クラブを決める同カップはホームアンドアウェー方式で実施され、アウェーの第2戦を11月18日にジッダで行う。第2戦のキックオフは現地午後7時45分。


6/25 トーチュウ

東海CS出場へ高原ゴーサイン
左足首を痛めて戦線離脱していた元五輪代表候補、FW高原直泰(19)が24日、静岡県磐田市のヤマハ大久保グラウンドで行われたチーム練習に合流した。桑原隆監督(51)は「東海チャンピオンシップで高原を使いたい」と出場にゴーサインを出した。東海チャンピオンシップは7月3日の磐田-名古屋戦(磐田スタジアム)で開幕する。


6/24 トーチュウ

名波『すべてのレベルを上げる』
[フィレンチェ(イタリア)23日酒巻陽子]
ジュビロ磐田からイタリア・セリエAのベネチア入りが決まった日本代表MF名波浩(26)が22日午後5時過ぎ(日本時間23日午前零時すぎ)にベネチアの市のレジーナホテルで入団発表を行った。名波は「上のレベルでサッカーがしたかった」と話し、スカレッティ監督は「チームに溶け込むために一刻も早くキャンプに参加して欲しい」と大きな期待を口にした。名波は入団発表から位地や明けた23日は、ベネチア市内で住居探しを行った。24日に南米選手権に出場する日本代表チームの合宿に合流するためアルゼンチンへ向かう。

会見後ベネチア観光
「東洋のレフティー」が会見場に姿を現すと、約200人の報道陣から大きな歓声が沸き起こった。名波の第一声は、イタリア語の「ブオナセーラ(こんにちは)」。その後質問に答えて「1日も早くチームに溶け込みたい。ゴールにつながるパスを出したい。お金のためじゃない。レベルの高いところでやりたいからイタリアにきた」とキッパリ述べた。
22日の会見はベネチア市内の高級ホテル、レジーナホテルで行われた。同クラブの選手の記者会見は、通常クラブハウスで行われるが、今回の扱いは別格。クラブ関係者によると、通訳などの待遇についても「中田クラス」とVIP待遇を強調した。
会見を終えた名波はチーム関係者らとモーターボートで、ベネチア名物の運河巡りを楽しみ、新ホームとなる町並みを興味深そうにながめた。
一夜明けた23日には、ベネチア市内で新しい住まいを物色した。名波は日本代表合宿に合流するため、24にベネチアを離れ、フランクフルト経由でアルゼンチンに向かう。
ベネチアは7月18日から北イタリアで本格的なキャンプに入るが、名波は南米選手権で日本が敗れ次第チームに合流する。

一門一答
- 今の気持ちは。
「ベネチアと契約できて大変光栄。1日も早くチームに溶け込み、勝利に貢献できるように頑張りたい」
- ジュビロ磐田より年棒が安くなるとのうわさもある。
「金額はあまり気にしない。とにかく上のレベルでサッカーがしたかっただけ」
- ベネチアは新監督になった。
「監督の言うことをゲームで忠実にこなせるようにしたい」
- セリエAでどういう事を実現したいか。
「すべてのレベルを上げることが、ベネチアのためにも自分のためにもなるという心構えだ」
- 中田にセリエAについて教えてもらったか。
「ベネチア球団の特徴とか町について聞いた」


6/23 トーチュウ

名波待遇「中田クラス」
慣例破りのホテル入団会見

21日深夜にイタリアに到着したばかりの名波は、翌日の午前8時30分からベネチア市内の2つの病院でメディカルチェックを行った。この強行軍に名波もグロッキー気味。ホテルに直行し、夕方入団発表まで疲れをいやした。
名波の到着を待ちうけたスカレッティ監督は、まだ見ぬ日本の指令塔に対し、大きな期待感を口にした。「キャンプでは紅白戦を中心に選手の適性を見ながら調整していくが、名波には出来るだけ早くキャンプに参加して欲しい。期待?もちろん大きい」と「東洋のレフティー」のチーム合流を心待ちにしている。
ベネチアは7月14日からベネチア近郊でミニキャンプ。同18日から北イタリアで本格的な合宿に入る。南米選手権に出場する名波は、日本が敗れた時点で合流することになるが、スカレッティ監督にすれば、なるべく早く負けて欲しいところ?
その期待は、クラブ側の名波に対する待遇にも表れた。ベネチアはこの日午後の入団会見場を、市内のホテルに設けた。これまでベネチアは選手の記者会見を市内クラブハウスで行うことを慣例としてきた。ホテルでの会見は名波が初めてのことだ。クラブ関係者はこの待遇面について「中田クラス」であることを強調している。

深夜の到着静かな歓迎
21日深夜、ミラノ経由でベネチアのマルコポーロ空港に降り立った名波の出迎えはクラブ関係者十数人と一部の地元報道陣だけ。深夜ということもあり、事前に予定が公表されなかったため、静かな歓迎風景となったが、それでも熱心なファンが駆け付け、名波に応援旗をプレゼント。名波をそれを首に巻き付け第1歩を踏み出した。到着してすぐの地元記者との即席会見では「ベネチアは日本でも美しい街として有名。ぜひ街を見て回りたい」とにこやかに答えていた。


6/20 トーチュウ

名波有終
キャプテンマークつけフル出場

磐田スタジアムはMF名波浩(26)の壮行試合一色となった。およそ1万4000人のファンが、しっかいりと名波の勇姿をそのまぶたに焼き付けた。
名波は有終の美を飾りたかった。そして、仲間は温かく送り出してやりたかった。7月からイタリア・ベネチアに移籍する名波の国内最終戦。この日、名波は初めてキャプテンマークを左腕にフル出場した。チームの全員が、試合前の円陣で、名波をこの日の主将に推したのだった。
終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間、ホットラインを組んできたFWのゴン・中山と抱き合った。万感の思いが胸に込み上げた。「みんなが、主将は『お前がやれ』と言ってくれた。勝利という結果に終われて良かった。プロになってここで育ててもらった。これからいろいろな壁が待ち構えていると思うが何とかなるでしょう」。シーンと静まり返ったスタンドに、ここで5年のJリーグ生活を送った名波の別れのあいさつの声が響いた。
前半は攻撃的MF、後半は守備的MF。2つの顔を上手く使い分けた。前半37分には、「勝って名波を気持ちよく送り出したい」と話していた中山がPKで先制点。そしてこのトラのこの1点を死守した。「名波が理想とするプレーをして楽しい、見て楽しいサッカーをイタリアで実践して欲しい」。中山は去っていく名波に惜別のエールを送った。
仲間の胴上げで名波は3度宙を舞った。その後、グラウンドを一周した。涙ぐむファンたちに、名波は精一杯の笑顔こたえた。(川住貴)

磐田・桑原監督
「チームとしては攻守の危機管理をもう一度見直したい。勝って名波を一度送り出せて良かった」

ミスチル桜井が名波に記念品渡す
ロックバンド「ミスターチルドレン」のボーカル、桜井和寿が試合前、J通算150試合出場の記念品を名波に手渡した。スタンドで観戦していた名波の父元一さん(59)は「今は期待と不安でいっぱいだけど、イタリア行きは浩の財産になるでしょう」と話していた。


6/19 トーチュウ

名波J球宴辞退
18日、イタリア・セリエAのベネチアの移籍が決まっている日本代表MF名波浩が、Jリーグたらみオールスター戦(7月31日・長居陸上競技場)の出場を辞退すると発表した。7月1日付で移籍する名波は「皆さんの前でプレーしたいのですが、日程上不可能となってしまい、とても残念」とコメントした。名波は 17日現在、西軍MF部門トップの3万8759票を集めている。


6/18 トーチュウ

GK鏑木が磐田に期限付き移籍
磐田が横浜GK鏑木(かぶらぎ)豪(21)を獲得したことが17日、明らかになった。7月から半年間の期限付き移籍。磐田のGKは、大神と山本がけがで戦線を離脱。正GKの尾崎と控えの小林しかいないため、GKの層が薄い。そこで、横浜で出場に恵まれない鏑木に白羽の矢を立てて交渉を進めた。
鏑木は189センチの大型GKで、反射神経も抜群。東京・東工大付属工高時代は国体選抜のGKとして活躍。国士館大2年の秋に、イングランド・プレミアリーグのノッティンガム・フォレストのサッカー留学し、本場の経験を積んだ。

アジアスーパーカップ日程
アジア・サッカー連盟(AFC)は17日、アジアのクラブチーム・ナンバーワンを決めるアジア・スーパーカップを10月23、11月8 の両日に行うと発表した。同カップではアジアクラブ選手権で優勝したジュビロ磐田とアジア・カップウィナーズ選手権覇者のアル・イテハド(サウジアラビア)が対戦する。第1、第2の会場、キックオフ時間は未定。


6/17 トーチュウ

高原ランニング開始
左足足首間接障害のため戦列を離れていた磐田のFW高原直泰(19)が16日、静岡県磐田市のヤマハ大久保グラウンドでランニングを開始した。7月中旬に鹿児島で行われるチーム合宿には合流できる見込み。同選手はU-22(22歳以下)五輪代表候補だったが、香港ラウンドはけがのため、今回の五輪代表から外れた。高原は10月の五輪代表予選の出場を目指す


6/13 トーチュウ

名波21日に伊へ出発
イタリア・ベネチア移籍が決まっているMF名波浩(26)が21日にメディカルチェックのため、イタリアに向けて出発することになった。名波はその後、29日開幕の南米選手権(パラグアイ)を戦い、ベネチアキャンプに参加するため、日本には戻らない。



6/12 トーチュウ

名波「2つ勝ってイタリアへ」
先発にやる気満々!!

イタリア・ベネチアへの移籍が決まったMF名波浩(26)が12日のナビスコ杯2回戦、福岡戦(博多)に先発出場する。名波が国内で出場する残り試合は、あと2。ナビスコ杯を控えた11日、「2つ勝って気持ちよくイタリアに行きたい」と名波は、やる気満々だった。今後、名波は20日にイタリアへ渡ってメディカルチェックを受け、29日から南米選手権でパラグアイへ。日本の成績次第では休日なしで、7月14日から始まるベネチアキャンプに参加の予定。



6/10 トーチュ

名波ナビスコ杯2回戦で攻撃的MFに
“新”シフトへ準備着々

イタリア・ベネチアへの移籍会見から一夜明けた9日、磐田のMF名波浩(26)は磐田市のヤマハ大久保グラウンドでナビスコ杯2回戦の福岡戦(12日・博多)に向けて練習を再開した。桑原監督はナビスコ杯で名波を攻撃的MFで使うプランを明らかにした。
J1リーグから世界最高レベルのセリエAへ。ベネチア移籍が決定したことで、将来の方向性がくっきりと見えてきた。名波は約40分、ランニング中心のメニューで汗を流したが、自然と笑みがこぼれた。
桑原監督は「ナビスコ杯2回戦(ホーム&アウエー)はどちらも勝たなくてはいけない。名波を守備的MFから1列上げて攻撃的MFでの起用を考えている」と話した。チームのかじ取り役の名波を攻撃的MFに上げることで、磐田は名波が抜ける第2ステージをにらんだシフトを敷ける。
一方、名波にとってはベネチアで期待されるポジションを任されるわけだから、一挙両得の作戦だ。
ナビスコ杯3回戦に名波はいない。磐田は“脱名波シフト”の完成が急務だ。(川住貴)


6/9 トーチュウ

移籍決定の名波にベネチアがVIP待遇
家とクルマも用意!!

サッカー日本代表で磐田のMF名波浩(26)のイタリア・セリエAのベネチアへの移籍が8日、正式に決定、東京・港区の新高輪プリンスホテルで記者会見が開かれた。移籍交渉が完了したベネチアのマロッタGM(42)は名波に「家とクルマを用意する」とVIP待遇を約束。名波は「僕に足りないものをイタリアに見つけにいきたい」とさらなる飛躍を誓った。3年間のオプション付き複数年契約で、最初の1年間(1999年7月1日-2000年6月30日)は磐田が保有権を持つレンタル移籍で、その後の2年間は完全移籍となる。移籍金は3億円で年棒は8000万円(金額は推定)。
磐田と同じ背番号7。赤と黒のベネチアのユニフォームを着た名波に笑みがもれた。昨年9月にベネチアから、移籍の打診を受け、契約にこぎつけるまで9ヶ月間は長かった。「精神的にもイライラして落ち着かなかった。今日からぐっすり眠れる」と名波は心情を吐露した。
W杯フランス大会で世界との差を痛感。その差を埋めきれないまま、焦る名波より一足先に中田英寿がペルージャでフルパワーのプレーを披露した。「中田君が1年間、コンスタントに活躍してくれたので、日本人選手もイタリアでプレーできるのではと希望を与えてくれた」と名波は中田に感謝した。
ベネチアは指令塔のレコバ(ウルグアイ代表)がインターミラノに復帰するため、名波に新指令塔の役目を任せる。攻撃的サッカーを掲げるスパレッティ新監督のもと、名波は「楽しくプレーし、観客が喜ぶサッカーがしたい」ち新天地での意気込みを示し、マロッタGMは「名波は国際的に通用する選手。トップ下から守備的MFまで幅広く動いて欲しい」と熱い期待を寄せた。
ベネチアは8月29日のセリエA開幕に備え、7月14日から、イタリア・ドロミティ山脈近郊のモエナでキャンプを張る。このため、ベネチアは名波に今月28日までにイタリアでのメディカルチェックを要請。名波は19日のナビスコ杯2回戦終了後、いったんイタリアに渡り、チェックを済ませて、29日開幕の南米選手権(パラグアイ)に出場することになる。(川住貴)


6/8 トーチュウ

名波ベネチア合意
移籍金3億円、3年契約で年棒8000万円
きょうサイン、正式発表

J1・ジュビロ磐田とイタリア・セリエAのベネチアとの間で進められていたMF名波浩(26)の移籍交渉が7日、合意に達した。8にサインを交わし、両クラブの代表が正式発表する。
移籍金は3億円。3年契約で、1年目の年棒は8000万円(金額は推定)。将来的には磐田に復帰する条件が付けられているとみられる。日本選手がセリエAのクラブに移籍するのは94年の三浦和良(V川崎-ジェノア)、昨年の中田英寿(平塚-ペルージャ)に次いで3人目。
ベネチア側はジュゼッペ・マロッタ・ゼネラルマネージャー(GM)ら幹部が来日し、この日、東京都内で磐田側と最終的な交渉を行った。
名波は、磐田、日本代表で攻撃の起点として活躍。クラブでは一昨年のJリーグ年度優勝、ことしのアジア・クラブ選手権制覇、Jリーグの第1ステージ優勝に貢献した。的確な判断と広い視野を持ち、昨年のW杯フランス大会でも関係者から高い評価を得ていた。
欧州のクラブへの移籍をかねてから希望し、今季は開幕前にフランスの強豪クラブの練習合宿に参加するなど、積極的な姿勢を示していた。磐田側はこうした意向を尊重し、移籍先を探していた。
ベネチアは昨季にセリエAに昇格し、今季は18チーム中の11位だった。

名波浩(ななみ・ひろし)
1972年11月28日、静岡県生まれ、26歳。177センチ、68キロ。静岡県・清水商高、順大を経て95年にジュビロ磐田入り。ユース、五輪代表を経験して95年8月のコスタリカ戦で日本代表デビュー。背番号「10」を背負い、中田(ペルージャ)とともに中盤を支える存在に成長した。W杯フランス大会は3試合に先発出場。4月のアジア・クラブ選手権では磐田を初制覇に導く原動力に。

ゴンが練習再開
南米選手権を照準

右ひざ半月板の手術のため戦列を離れていた日本代表FW中山雅史(31)が7日、磐田市のヤマハ大久保グラウンドで12日ぶりに練習を再開した。中山は南米選手権出場に狙いを絞る。中山は「右ひざに違和感はあるが、まずは19日のホームの福岡戦(ナビスコ杯)に出ることが目標。南米選手権?呼ばれたら考える」と慎重な姿勢をのぞかせた。桑原監督は「中山は南米選手権に合わせて調整する。8日は術後の抜糸を行い、様子を見る」と話した。


6/7 トーチュウ

ベネチア名波8日にも発表
“御前試合”飾れず

MF名波浩(26)の獲得を目指すイタリア・セリエA、ベネチアのジュゼッペ・マロッタGMと代理人らは6日午前、来日。その足で横浜へ移動し、スタンドから名波のプレーへ熱視線を送った。しかし、名波は前半で交代したこともあって“晴れ姿拝見”とはならなかった。
名波にとっては、今年国内最後の国際Aマッチ。しかも“御前試合”。気負いからか、パスを離すタイミングや、セットプレーのボールに微妙な狂いが生じていた。
「交代については何も言われていない。今後は、緩急やメリハリをつけた動きを意識したい」。試合終了後に起こった「名波コール」を浴びながら、悔しさをにじませた。
7日には契約の細部の詰めが行われ、8日にも契約成立の発表が行われる予定。名波は南米選手権終了後、イタリアへと旅立つ。(川住貴)


6/6 トーチュウ

きょう日本代表vsペルー代表戦
名波が創造性を生かすプレー約束

来季からセリエAベネチア移籍がほぼ確定したMF名波(磐田)は、会見でもリラックスムード。「速攻と遅攻のメリハリをつけたい。創造性を生かし、工夫してやっていきたい」と、10月28日のエジプト戦以来、2試合連続で無得点のチームに得点をもたらすプレーを約束。また、南米選手権開幕戦で対戦するペルーに対し、「日本は手の内を隠すレベルじゃない。全部さらけ出す。ホームでやる以上、いい結果を出したい」と全力でぶつかることを誓っていた。


6/5 トーチュウ

名波のベネチア移籍7日にもサイン
移籍金3億円

磐田の荒田忠典社長(66)は4日、MF名波浩(26)=日本代表=のイタリア・ベネチア移籍について「(契約は)大筋合意の一歩手前まできた」と移籍が、秒読み段階であることを示唆した。ベネチアのGM(ゼネラル・マネージャー)は7日にも来日予定だが、即日決着でサインの可能性が出てきた。
名波の移籍交渉は、磐田とベネチアがFAXでやりとりしていた。その結果、移籍は、将来的に名波が日本でプレーできる含みを残し、1年の期限付き移籍が有力。移籍金は推定3億円と見られる。荒田社長は「金銭面ではもめたくない」と話しているため、残る交渉条件は、名波がイタリアでプレーする場合の環境面の配慮だけ。これをベネチアGMが来日した時、磐田側と話し合う。
名波の移籍は、さらなるレベルアップを図り、国際的な選手へと成長するための布石だが、第1ステージに続いて第2ステージ優勝も狙う磐田にとっては、昨年のドゥンガに続く大幅な戦力ダウン。荒田社長はこの日、「現有戦力で戦うことが基本方針だが、7月上旬まで、現場の声も聞いてビッグネームの新外国人選手の補強も検討している」と話した。
名波はキリン杯のペルー戦を終えた後、7、8の両日は休養日。9日からナビスコ杯2回戦の福岡戦(12日・博多)に向けて調整する。(川住貴)

ベネチア
イタリア北東部、アドリア海北岸に臨む港湾都市、ベネチアがホームタウン。長い間、セリエCに低迷していたが、91年にセリエBに昇格。昨年31年ぶりにセリエAに復帰。今季は11位でセリエA残留を決めている。チームの中心選手はウルグアイ代表のMFレコバ。

名波の世界選抜入り辞退
磐田は、日本サッカー協会から12日に豪州・シドニーで行う豪州五輪代表-世界選抜のメンバーを辞退した中田(イタリア・ペルージャ)の代役に名波を推薦された。だが、当日はナビスコ杯2回戦があることを理由に断ったことが4日明らかになった。


6/4 トーチュウ


名波ハツラツ
藤田とホットライン
清水商&磐田コンビだ

磐田の攻撃の“ホットライン”がベルギー戦で実現した。ボランチの名波と攻撃的MFの藤田。清水商高時代からコンビを組み、互いにプレーの特徴は知り尽くしている。96年のキングス杯以来の先発出場とんった藤田は言う。「(名波とは)あうんの呼吸でプレーできるのが強み。ピッチでコンビプレーがさえるはずだ」
藤田の後輩の名波は、イタリア・ベネチアへの移籍が目前に迫り、キリン杯が国内における最後の国際試合。モチベーションが最高潮の2人は前半、日本のチャンスを2回つくった。まずは、前半21分、名波のパスを藤田がシュート(オフサイド)。さらに同26分、名波、中田、名波と渡った後にゴール前に藤田が顔を出してシュート。これは大きくゴールをオーバーしたが、お互いをよく知る2人の得点への意欲はさすがだ。(川住貴)


6/3 トーチュウ


きょうキリンカップ'99日本代表-ベルギー代表
藤田スタメン濃厚

2年4ヶ月ぶりの代表先発が濃厚なMF藤田(磐田)は「呼ばれたからには出て、今度は残りたい」。代表での最後の先発は97年2月11日のキングス杯(タイ)のルーマニア戦で、その試合でひざを負傷。そのまま代表から遠ざかっていただけに今回のビッグチャンスには力が入る。

田中は2試合の種出場停止
Jリーグは2日、磐田のDF田中誠に対し、2試合の出場停止処分を科したと発表した。1日の規律委員会で決まったもので、田中は5月29日の第1ステージ最終節の市原戦でトリッピングの反則を犯し、退場処分を受けていた。


6/2 トーチュウ

名波の欧州移籍交渉は7日以降
磐田の荒田忠典球団社長は1日、日本代表のMF名波浩(26)の欧州クラブへの移籍問題に触れ「(交渉は)7日以降になる」と移籍交渉が来週にずれ込むことを明らかにした。名波の移籍先として有力候補に挙っているベネチア(イタリア・セリエA)関係者が、シーズン終了で選手の契約折衝を抱え、来日が遅れているためだという。
名波の移籍について、磐田はベネチアとはファクシミリなどで交渉の最終段階に入っている。また、今季の国内最終試合となるナビスコ杯2回戦、磐田‐福岡(19日・磐田)で名波の「お別れセレモニー」(仮称)が実施される予定。