12/31 トーチュウ
藤田セリエA武者修行
国外でどれだけ通用するか試したかった
今季、J史上初の完全優勝を達成した磐田のMF藤田俊哉(31) が来年 1月 3日からイタリアのセリエAを視察することが30日、明らかになった。同リーグ中位クラブの練習参加が目的で、31歳のベテラン選手が武者修行を敢行する。藤田は同日、「自分をレベルアップするための新たな試み」と話している、1月16日に帰国予定。
藤田は磐田がJ昇格した94年に入団。クラブ生え抜きとして、常勝軍団磐田を支えてきた。3回の年間優勝にはピッチでボールを前線に配給する司令塔の姿が常にあった。昨年は JリーグMVPも受賞した。だが、ことし完全優勝を成し遂げた藤田はこう言っていた。「自分たちが強いのか、ほかが弱いのか分からない」
国内だけでは磐田の強さを計る物差しが無い。藤田個人にとっても「天才」とチームメートから評価されるトラップを含め、自分のプレーが国外でどれだけ通用するか、試してみたかった。
99年 1月には後輩の名波がフランスのマルセイユへ練習参加し、同年 7月のイタリア・ベネチア移籍を決めた。高原来季、ドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでのプレーが決まった。新たな刺激を受けた藤田はセリエA 視察を決めた。「セリエA は現在、クリスマス休暇で各クラブとの連絡がうまくとれない。どのチームで練習できるか、決まっていない」と藤田。昨年末に磐田と03年までの複数年契約を結んだ藤田。単なる練習参加で終わるのか、今後の藤田に注目だ。(川住貴)
12/29 トーチュウ
高原が「歳末助けあい」
『国境なき医師団』 に200万円を寄付
『タカ・シート』も復活
ドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSV 移籍が決まったFW高原直泰(23) が27日午後、東京・新宿区内の「国境なき医師団」の日本支部事務所を訪ね、活動資金として200万円を寄付した。
71年フランスで設立された同団体は、年間約300人の医師、技術者らが、世界約80ヶ国で援助活動を展開中で、高原は磐田・始澤トレーナーの教えで活動を知り、寄付を実行した。「プロ入りから 5年間、何らかの寄付は続けたが、資料で十分に医療を受けられない人がいると知った。ボクの寄付が少しでも役に立てれば」と、高原は説明した。だが、善意はこれだけはない。
「在籍した磐田で来季から、年間シートを提供したい」と高原。ボカ・ジュニアーズ移籍などで、中断された年間シート「タカ・シート」を復活させる考えだ。「できるだけの席を確保したい」と、高原は意欲的だ。
年明け早々、高原はドイツに向けて出発し、ハンブルガーSV の練習に合流する予定。(相原俊之)
12/27 トーチュウ
40歳FWだ中山
史上初完全Vに大貢献
2年契約
今季のJリーグベストイレブンに選出された磐田のFW中山雅史(35)が26日、静岡県磐田市のクラブ事務所で 1回目の契約更改交渉を行い、04年までの 2年契約で現状維持の年俸8500万円に合意した。年内にサインを行う予定。30歳を超えてなお進化し続けるストライカーが、40歳現役FWの可能性も出てきた。(金額は推定)
体はまあ20歳代
約 1時間半に及ぶ話し合いの末、事務所から出てきた中山は 「この年になって複数年契約はありがたい」と切り出した。結果は残した。2年連続で16得点をゲット。チーム最年長のゴンが頑張ることで、磐田イレブンは 「中山さんがあれだけやっているんだから」と発奮した。磐田の史上初の完全優勝に対する中山の貢献度は大きかった。
来季は今季26得点をマークした高原が抜ける。他クラブのマークは一段と厳しさを増すし、ゴンにかかる重圧は大きい。まさに背水の陣。中山は来季への決意をこう語った。「僕はがけっぷちですから。結果を残さなければもう終わりなわけで、これからも危機感を持ってプレーしたい。1試合 1試合、結果を残したいし衰えを見せたくない」
25日夜、中山は引退を決意した井原に電話をかけた。筑波大の同級生。ともに日本代表として戦い、日本サッカー界の一時代を支えてきた。「寂しかった。同期の連中がどんどんいなくなる」
相手 DF の激しいマークを受ける FW の選手寿命はほかのポジションに比べて短い。そんな中、中山が結果を出しつづけるのは、若手以上の練習量。鈴木政一監督は 「こちらがストップをかけないと、いつまでも練習している」と証言する。磐田医療スタッフが太鼓判を押しているように体は20歳代。うまく調整していけば、40歳現役も可能だ。Jリーグ通算142得点は現役トップ。来年は150得点という大台も見えている。(川住貴)
12/26 トーチュウ
高原終わった
磐田0-1敗退ドイツへの手土産にできなかった天皇杯
7.2m の西北西の強風が吹き荒れる丸亀競技場。94年J昇格以後、初の天皇杯制覇を目指す磐田が市原戦に沈んだ。
「ピッチは素晴らしいんだけど、風がイヤなんだよね」。試合前に鈴木監督は磐田のパスワークが風で機能しなくなるのを恐れた。
対戦相手の市原には今季、苦しめられた。リーグ戦の通算成績は磐田の 1分け 1敗。市原の徹底マンマーキングに磐田は攻めてを失った。そしてこの日も、磐田は攻撃の形はつくるが、市原の厚い守りをなかなか崩せなかった。前半11分、山西の強烈な直接FKはGKがパンチングで逃げた。高原の前半20分の右足シュートはDFに阻まれた。
逆に市原はワンチャンスを生かした。前半40分、左CKから増田が先制点をゲットした。その直後に中山がヘディングシュートを放ったが、ボールはバーを直撃した。
磐田の不安は、高原に体の切れがないこと。いい形でボールがつながっても高原のところでボールを失ってしまう。天皇杯 3回戦の国見高戦、同 4回戦の大分戦同様、高原は見せ場をつくれない。1点を追う磐田は後半 8分、決定力がある西を川口に代えて投入した。
しかし、市原へに苦手意識は最後まで覆すことができなかった。とうとう 0-1 のままゲームセット。王者の天皇杯制覇はまたも夢と消えた。ドイツへ旅立つ高原には悔しい国内最終戦となってしまった。(川住貴)
12/23 トーチュウ
高原ハンブルガーと仮契約
ドイツでも得点王背番号 「32」
日本代表で磐田FW高原直泰(23) が22日、天皇杯 4回戦が行われた鳥取市のバードスタジアムで、ドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVと入団の仮契約を交わした。21日の交渉で完全移籍することで合意。背番号は 「32」。天皇杯には最後まで出場し、来年 1月 4日からハンブルガーの練習に合流する。
期待の背番号 「32」 が不発に終わっても、ハンブルガーSV (HSV) 首脳陣の表情は穏やかだった。高原獲得という大きな成果を手にした直後の “御前試合”。熱心に試合を見守ったバイヤースドルファーGMは 「(高原の) デビュー戦の前に 3、4試合は練習試合を組む予定」 とし、実践の経験を積ませた上で即戦力として期待している考えを示した。
難航が予想されていた移籍交渉は、一気に決着した。21日に磐田側と 5時間に及ぶ初交渉を行い、契約期間 2年 6ヶ月の完全移籍、年俸6000万円という条件で最終的に合意。移籍金は双方が譲歩し、約 2億5000万円に落ち着いた(金額はいずれも推定)。
また注目の背番号に関しては、高原の代理人を務めるクリード氏が、得点王を奪取した今季と同じ 「32」 になることを明言。1月 4日のチーム練習に合流する見込みで、25日に再開するリーグ戦のハノーバー戦で、ブンデスリーガデビューを飾る。
試合後に高原と仮契約を交わした HSV のブルフ会長は 「彼がハンブルクに来る事が決まって、とても喜んでいる。ハンブルクの街にとっても、クリスマスプレゼントだ」 と話し、大きな収穫を手にした喜びで上機嫌だった。(高橋正和)
一問一答
− 移籍が決まったが
高原 「ようやく決まってほっとしている。もう一度、海外でプレーしたいという気持ちをもっていた。ドイツでプレーできてうれしい。細かな条件面については代理人に任せてある。僕の意志も代理人に伝えてある」
− 天皇杯は
「現在のコンディションは悪い。完全制覇とハンブルガーの練習参加で、僕の気持ちの中では (戦う気持ちが) 終わってしまっている。もう一度、モチベーションを高めていかないといけない」
− ハンブルガーの練習は来年 1月 4日から再開する。
「合流できるようにそれまでに日本をたちたい。天皇杯は出場します」
− なぜ、ハンブルガーを選んだのか
「(7日からの) 練習参加で選手と一緒にプレーして、話をして、いいチームという印象をもった。僕自身を必要としてくれた。そこで僕は、このチームでプレーしたいと相手に伝えた。以前から、ドイツ、オランダ、フランスの 3ヶ国でプレーしたいと思っていたが、ハンブルカーは積極的に話をもってきてくれた」
磐田と業務提携ハンブルガーSV
高原の移籍を契機に、磐田とハンブルガーは業務提携を結んだ。来季から若手選手を相互留学させるほか、毎年 1回は親善試合を行い、来年 6月は日本での開催を予定。
また高原の肖像権については完全移籍のためハンブルガーに移るが、肖像権を数ヶ月、磐田が保有するプランを提案。その間、高原グッズを販売する予定。一方、高原が使用しているプーマ社のスパイクについても、ナイキ社をメーンスポンサーとするハンブルガーに特例許可の申し入れを行っている。
ゴンが応援弾!
冷たい雨でぬれたピッチは滑りやすく、コンディションも完全優勝に向けて突っ走ったリーグ戦終盤の出来とはほど遠い。しかし、ゴール前で大胆にシュートに挑む姿勢は、高原の真骨頂だ。前半20分すぎ、立て続けに強引にシュートを放つ。ゴールにはつながらなかったが、そのたびに HSV のブルフ会長はいずから身を乗り出すように見つめた。
結局ゴールはなく、後半24分に交代。試合後のブルフ会長も 「高原はちょっと疲れていたようだ」 と話したが、日本最高のストライカー獲得に満足げだ。
Jリーグ発足後、手にしていない天皇杯を手土産にしてドイツへ。高原とチームの意志は一致している。「コンディションを上げて集中しして取り組んでいきたい」 と高原。サックスブルーのユニフォームに身を包んだ高原が見られるのは、最大あと 3試合となった。
前半37分。直接 FK を相手 GK がこぼした瞬間、エース中山が詰め、右足でけりこんだ。2試合連発ゴールが流れを一気に引き寄せた。
名波と服部の両主力がけがで戦列を離脱。日本代表の福西も前半33分、相手との接触プレーで左まゆ上部裂傷で退場。しかし、この 1点で落ち着きを取り戻し、後半30分には前田が駄目押し弾を決めた。
高原のハンブルガー移籍が決定したことで、高原と 2トップを組むのはこれが最後。「いい形で彼を送り出したい。カギを握るのは僕」 とゴンは意欲を示した。(川住貴)
12/22 トーチュウ
高原獲るぞハンブルガー会長が来日
サッカー日本代表FW高原直泰(23) の獲得交渉のため来日したドイツ1部リーグ(ブンデスリーガ) ハンブルガーSVへのロナルド・ブルフ会長らが21日、大阪市内で高原の所属する磐田側と初の直接交渉を行った。
午後 7時すぎから始まった交渉には、同会長のほか、編成責任者のディートマー・バイヤースドルファー副会長兼協議ディレクターらが出席。磐田側と条件面での話し合いを持った。
ハンブルガーSV側は高原の能力を高く評価しており、同会長は 「サインをして帰りたい」 と話すなど今回の交渉での合意に意欲を示している。
同会長らは22日の天皇杯全日本選手権 4回戦の磐田-大分戦(鳥取) を観戦後、23日にはドイツへ帰国する。
天皇杯出場
磐田は21日、磐田市のヤマハ大久保Gで天皇杯 4回戦の大分戦に備えて調整した。服部、名波両主力がけがで戦列離脱する中、高原が先発復帰する。
高原は15日の国見高戦は、ハンブルガーSVへの練習参加で体調が整わず、交代出場。今週は調整が順調に進み、先発復帰となった。鈴木監督は 「コンディションが戻ってきた」 と確かな感触をつかんだ。
21日の練習は雨のため、わずか 1時間で終了したが、高原の気迫は感じられた。16日のJリーグアウォーズで 3冠を受賞した直後のゲーム。しかも、この日、来日したハンブルガーSV幹部が視察する。常にゴールを追い求める男の力を見せつける舞台が整った。(川住貴)
グラ西獲り
名古屋グランパスが磐田にMF西紀寛(22) の移籍を申し入れていることが21日、分かった。名古屋の小川幸司取締役統括部長は 「戦力アップに必要な選手」 と獲得の意志を明言。磐田の松崎孝紀社長(61) はオファーを認めた上で 「大事な戦力なので出さない」 と断言したが、西が出番を求めて移籍に応ずる可能性もある。
京都に続いて 2チーム目のオファーを受けた西は、00年のシドニー五輪代表にも選ばれたドリブラー。今季は右攻撃的MF、FW と2つのポジションで結果を残した。
12/21 トーチュウ
磐田ハンブルガーSVにじらし作戦
ハンブルガーSVに究極じらし作戦高原移籍で磐田
磐田のFW高原直泰(23) の移籍先として有力なハンブルガーSVの幹部がきょう21日に来日、大阪市内のホテルで磐田と初の移籍交渉を行う。磐田フロントは20日、下交渉で明らかになった移籍金の格差を埋めるために、高原と磐田との交渉を先延ばしにすうr “じらし作戦” に打って出る構えだ。
ハンブルガー、磐田両者の思惑は 「移籍」 で一致している。問題は移籍金。磐田が下交渉などで 3〜4億円の移籍金を要求しているのに対し、ハンブルガーの移籍提示金はそれを大幅に下回ると推定される。数億円以上の開きに、磐田フロントは 「厳しい交渉となる。相手の一方的な主張通りの話にはならない」。移籍を即決させたいハンブルガーをかわし、時間をかけて移籍金の格差を埋める作戦だ。高原が移籍するための前提条件は磐田との契約完了。磐田の松崎孝紀社長はこの日 「高原との契約?交渉はしているがまだ」 と契約が完了していないことを明かした。
磐田は、出血に見合う移籍金が獲得できなければ長期銭闘も辞さない構え。松崎社長は 「相手が決めにくるようならば、私が会見の場に出ない可能性もある」 と語った。
移籍交渉にはハンブルガーからウルフ会長やバイヤースドルファGM、磐田は松崎社長と辻鎮雄取締役が出席予定。ハンブルガーの幹部は22日の天皇杯 4回戦、磐田-大分戦を視察後、23日に帰国予定。
12/20 トーチュウ
高原22日にも復帰
天皇杯・大分戦
磐田のFW高原直泰(23) が19日、静岡県磐田市のヤマハ大久保グラウンドで行われたホンダFC(JFL) との練習試合に前半だけ出場、切れ味鋭いプレーで、22日の天皇杯 4回戦、大分戦(鳥取) での先発復帰が確実となった。鈴木政一監督は高原について 「局面ではいい仕事をした。20日はトップの練習に合流させたい」 と大分戦での先発復帰を示唆した。
高原は 7日から11日までハンブルガーSVの練習に参加。時差ぼけや移動疲れもあって15日の天皇杯 3回戦、国見高戦は後半17分からの交代出場。今週は先発復帰に備えた調整を実施していた。(川住貴)
記念Tシャツ発売
高原のMVP、得点王、ベストイレブン獲得を記念し、21日午前10時から 3冠記念Tシャツ (3200円税別) の予約受け付けがスタートする。限定200枚。ドイツ移籍が秒読みになった今、この記念Tシャツはお宝グッズとなりそうだ。問い合わせはジュビロショップ浜松店-053(451)0510まで。
12/19 トーチュウ
高原ピンチ移籍先で愛用スパイク使えない!?
ハンブルガーメインスポンサーはナイキ
プーマ 『蹴道』 効果で得点王なのに
ハンブルガーSVへの移籍が有力視される磐田FW高原直泰(23)が、移籍先では愛用しているスパイクを履けなくなる可能性が高いことが18日、分かった。
高原は磐田とサプライヤー契約を結んでいるプーマ社(本社ドイツ)のスパイク 「蹴道」 を今季から愛用している。通常のスパイクはボールを蹴る反発力などに重点が置かれているが、「蹴道」 はけがをしない工夫が施されている。
プーマ社の国内販売を担当する 「コサ・リーベルマン」 の営業担当者は、「ボールタッチは90分間の中のわずか 2、3分。蹴ることより接触プレーなどでけがをしないようにスパイクのソール部分を変えてある」 と説明する。
「蹴道」 の効果か、ことしの高原は27試合で26得点の活躍。来季も 「蹴道」 を履く意向だった。ところがハンブルガーはナイキ社(本社米国) がメーンスポンサー。ほとんどの選手がナイキ社のスパイクを使用している。しかし、サッカー選手とスパイクは野球選手とバットのような関係。フィット感を微妙で、そう簡単にほかのメーカーにかえられない。
過去にプーマ社と契約していたマテウス (元ドイツ代表)が特例を認められた例もあり、ハンブルガーと磐田との移籍交渉で、高原が 「蹴道」 をドイツで履ける条件をつける可能性もある。今後の交渉が注目される。(川住貴)
大井、成岡磐田入団
U-22日本代表のDF大井健太郎(18)、MF成岡翔(18)=ともに藤枝東高3年=の磐田入団が18日、内定した。
ともに U-17、U-19代表を経験。大井は身体能力の高いセンターバック。成岡はスルーパスの切れ味が鋭い司令塔だ。
「自分のレベルを上げて、ジュビロのDF陣に追いつきたい」 と大井。成岡は 「早く試合にでられるように頑張りたい」 と抱負を語った。
柳下監督が会見
来季から監督に就任する柳下正明コーチと、今季限りで退任する鈴木政一監督が18日、磐田市内で会見。柳下コーチは 「勝ち続けるチームをつくりたい。若手を育てることが必要」 と抱負を語った。強化部長に転任する鈴木監督は 「選手が働きやすい環境づくりを進めたい」 と意欲をのぞかせた。天皇杯は鈴木監督が指揮を執る。
12/13 トーチュウ
ドイツからがい旋高原帰国
出迎え250人もコメント一切なし
ドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVの練習に参加していた磐田FW高原直泰(23) が12日、成田着の日航機で帰国した。報道陣や乗降客ら約250人が殺到する中、空港ロビーに姿を見せた高原は時折笑みを浮かべるなど、穏やかな表情をみせた。しかし、報道陣の問いかけには一切応じず、足早に迎えの車に乗り込んだ。
磐田の鈴木監督は 「(高原は) 移動などで疲れているだろうし、コンディションがどうか気になる」 と話しており、高原は13日午前の練習前にメディカルチェックを受け、体調面で問題がなければ、そのままチーム練習に合流する予定だ。
同監督は紅白戦で、西をFWに起用し、高原欠場の場合にも備えているが、コンディションに問題がなければ、高原は天皇杯 3回戦の国見高戦(15日) にも出場する。(高橋正和)
12/12 トーチュウ
高原移ハンブルガーSVへ籍GO
バイヤースフォルファーGMが来週にも来日
動き速く、シュートも凄い 『即戦力だ!!』
練習試合で好プレー連発
決め手は元ドイツ代表のハンブルガーSVで 6年間センターバックを務めたバイヤースドルファーGMの決断だった。「私が現役選手だったときでも、彼を止めるのは難しい。速いし、中盤の位置に下がってプレーをする。シュートへのモーションも速い。即戦力になり得る」
10日の北地域リーグ(実質 3部リーグ)、ハンブルガーSVアマチュアとの練習試合では随所に好プレーを見せ、「自分のユニフォームが用意されていたのにはびっくりしたが、初めての割には出来たと思う。このチームメイトともう一度やりたい」 と高原。バイヤースドルファーGMも 「あとはヤラ監督が決断し、クラブの幹部会で承認を得るだけ。そんなに先の話ではない」 と話した。高原のもとへはフランスリーグのモナコなどから 「移籍金が無料なら」 というオファーがあったが、磐田へ移籍金が入る事例はこのハンブルガーSVだけ。契約は今季末までの 6ヶ月のレンタル移籍で、その後 4年間の完全移籍を見越した内容になる見込みだ。
当初のレンタル料と半年間の年俸、合計約6000万円については日本の企業がバックアップすることで話が進んでおり、金銭面での障害はない。奥寺康彦、尾崎加寿夫、風間八宏に続いて18年ぶりにブンデスリーガに日本人選手が誕生する。
独紙ベタボメ
11日付の当地の地元紙ハンブルガー・アーベントブラッドは、ハンブルガーSVのバイヤースドルファー氏が、来週にも日本へ渡り、高原獲得の交渉を開始すると報じた。「高原は来るだろう」 という見出しの記事は、ヤラ監督の 「彼はストライカーの資質をすべて持っている。探している (エースFWの) ロメオのパートナーにぴったりだ」 との高い評価も伝えた。
12/11 トーチュウ
高原自信
地元紙絶賛
ハンブルガーSV HPにインタビュー掲載
「寒いけど…体調も完璧」
移籍前向きコメントも
ビデオも見た
ドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVが 9日(日本時間10日)、遺跡に向けて練習参加中の日本代表FW 高原直泰(23) とのインタビューを、同クラブのホームページに掲載した。
氷点下 7度の中で行われたこの日の初練習のミニゲームで、得点を挙げるなど軽快な動きをみせた高原は 「日本を離れた時は10度以上あったのでとても寒かったし、こんなコンディションで練習したのは初めてだが、楽しかった。今日はうまくできたし、このまま続けられたらいい。いまは調子がいいし、体調も完ぺきだと思う」と答え、自信をつかんだ様子がうかがえた。
チーム、選手については「選手はみんなフレンドリーで、何人かとは英語で話した」と好印象を持ち、ハンブルガー在籍で知ってる選手として、FWのバルバレス(ボスニア・ヘルツェゴビナ代表)とロメオ(アルゼンチン代表) の名前を挙げ、「最近、何試合かハンブルガーの試合をビデオで見た」と続けた。11日まで滞在中のオフの過ごし方について聞かれると、「ほとんどホテルで過ごしているので、観光したり、クリスマス市場に行ったりして、こう少しこの街のことを知りたい」と、素直に移籍に前向きな気持ちを表現して締めた。
監督関心させた
10日付けの当地の地元紙ハンブルガー・アーベントブラットは、ハンブルガーSV の練習に参加している高原の記事をスポーツ面の 1面に掲載。「高原がヤラ監督を感心させた」の見出しで好意的に取り上げた。記事はチームのトレーニングウェアを着て練習する高原の写真を大きく掲げ、ミニゲームで 3得点したことを伝えた。高原の移籍について 「特に障害はないだろう」と予測した。また「ドイツ人のガールフレンドを欲しいと思っている」との高原のコメントも紹介した。
12/8 トーチュウ
高原ピリピリ…ドイツへ出発
報道陣の質問に一切無視貫く
ドイツ・ブンデスリーガSV移籍が確実な磐田FW高原直泰(23)が 7日、同クラブの視察に向け、日本を出発した。この日も高原は取材拒否を貫き、無言のままフランクフルト行きの日本航空機に乗り込んだ。
成田空港でも高原は取材拒否を貫いた。黒い皮のダウンジャケット、ジーンズという軽装で成田空港に現れた高原は、居合わせた旅行者の歓声、報道陣の質問を一切無視。5日、磐田の会見では一方的に30秒余り話し質問を許さなかったが、この日は搭乗前の長い通路でもカメラを嫌い、一度も顔を上げずに、フランクフルト行きの日本航空機に乗り込んだ。
同行したマネジメント会社の八木秀一郎社長(42) は「(今回は) 練習に参加するかは、高原本人の意志で決めることだ」 と話し、練習参加は高原次第と話した。
高原はクラブの練習環境などを見学し、8日のボーフム戦を観戦。12日に帰国し、15日の天皇杯 3回戦(磐田) には出場する予定。(相原俊之)
日本の得点王に地元紙も期待
ハンブルガーSVの練習に参加する高原について、6日付けのドイツの大衆紙ハンブルガー・モルゲンポストは 「日本の得点王の高原が実力を認められれば、ハンブルガーSVがすぐに獲得することもあり得る」 と伝えた。ハンブルガーSVの看板FWロメオは、6日に椎間板(ついかんばん) ヘルニアの手術をしたばかりで、復帰まで 2ヶ月はかかると見込まれている。
磐田・松崎孝紀社長
「向こうは、彼のプレーはわかっているはずだし現地では、高原の性格を見たいのではないか」
12/7トーチュウ
高原グッズ続々発売へ
人気上昇!!最後の"磐田商法"
きょうドイツへ出発
磐田のFW高原直泰(23) の初の個人グッズが来月 1月に続々と発売される事が 6日、分かった。完全優勝をマークした磐田は、最後にハンブルガーSVへの移籍が秒読み段階となっている高原で勝負に出る。
磐田営業部が製作に着手するのは、Tシャツなどの記念グッズ。さらにJリーグでMVPを獲得すればMVPグッズまでも製作に乗り出しそうだ。これまで磐田の個人グッズは中山と名波が売れ筋だったが、ここにきて高原の人気は急上昇。マスコミの露出も激増し、約50件の取材以来が舞い込んでいる。
そんな状況をにらみ、営業部は移籍が決まれば記念グッズなどの検討に入る予定。ドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーへの練習参加のため 7日に国内を出発する高原はこの日、静岡県磐田市のヤマハ大久保グラウンドで調整。右足首ねんざをかかえているが、ドリブルの切れ味は鋭く、相手DFを引き裂いていた。鈴木政一監督は 「右足は大丈夫。違和感なくプレーしていた。接触プレーだけが気になる」 と話した。(川住貴)
12/6 トーチュウ
高原が戦闘モード
ドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVへの練習参加が決まった磐田のFW高原直泰(23) が 5日、静岡県磐田市のヤマハ大久保グラウンドで再会された練習に参加した。高原は 「トップの練習に参加するし、スパイクも持っていく。施設など環境面をいろいろ見て回りたいし、(ハンブルガーの) 選手とコミュニケーションもとりたい」 と前向きに話した。
12/5 トーチュウ
高原ハンブルガーの練習参加決定!!
開けた!!期限付き移籍への道
磐田は 4日、ドイツ1部リーグ(ブンデスリーガ) のハンブルガーSVから練習参加の要請を受けたFW高原直泰(23) お 7日から12日まで、現地に派遣すると発表した。契約を前提とした練習参加。交渉へと発展すれば、期限付き移籍が有力視される。
磐田は、高原が年齢制限枠を超えるオーバーエージ枠として選出されたU-21日本代表 (五輪) 候補合宿 (9-11日) と、ハンブルガーの練習参加の日程が重なるため、4日午前に日本サッカー協会の了承を受けて、ドイツ行きを決めた。磐田の松崎孝紀社長は、「高原には練習参加の要請だけで、移籍の申し込みはまだ来ていない」 と明言。来年1月末まで契約が残っているため、J1リーグ勢が登場する15日の天皇杯 3回戦はもちろん、天皇杯で磐田が勝ち進めば、高原を出場させる意向を示した。
ハンブルガーでは、ブンデスリーガの試合観戦と施設視察が中心。7日に出国して12日に帰国予定。磐田から高原と同行する幹部らがいないため、練習参加はハンブルガー主導で進められるとみられる。
練習参加要請はハンブルガーの高原獲得への強い意思。松崎社長は移籍について 「柔軟な姿勢おもって考えたい」 と、期限付き移籍に応ずる構えを示した。(川住貴)
12/4 トーチュウ
高原独ハンブルガーSV年内にも決定
磐田に練習参加要請を通知
ドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVが 3日午後、磐田のFW高原直泰(23) の練習参加要請を文書で通知した。磐田はU-21日本代表候補合宿(9-11日) とハンブルガーの練習日程(7-12日) が重なることから、日本サッカー協会と協議。4日に結論を出す予定だが、契約が前提になるハンブルガーの練習予定が極めて濃厚となった。
ハンブルガーが 2日深夜にクラブのホームページで発表した高原の練習日程によると、ほかに 8日にハンブルガー-ボーフム戦を観戦、12日には稲本潤一(23) の所属するフラムとヘルタベルリンの試合 (UEFA杯 3回戦) を視察する予定。事前の連絡もない上に代表候補合宿と重なる日程。
松崎孝紀社長(61) は 3日午前、ハンブルガーが、練習要請より先にホームページで高原の練習日程を発表したことに対し、怒りをあらわにし 「何もオファーは来ていない。高原は代表候補の合宿を優先させる」 と話していた。ただ、ハンブルガーが正式な練習要請を送ってきたことで、高原に今後予定さえる移籍交渉に応ずる構え。
練習参加と同時にメディカルチェックを受け、ゴーサインが出れば一気に契約する可能性が高い。
磐田は15日の天皇杯 3回戦に高原を出場させる意向だが、高原サイドは、前回の移籍が準備不足を露呈しただけに、ブンデスリーガがクリスマス休暇となる12月中に高原を移籍させたい構え。今後のクラブ間の交渉が注目される。(川住貴)
独メディア 『ゴールの王様』 と報道
ハンブルガーSVは2日、磐田FW高原直泰(23) がトップチームの練習に参加する事を明らかにした。ドイツ・メディアは高原が、Jリーグの今季27試合で26得点を挙げたことを強調。「ゴールシュートの王様」 と持ち上げている。
ハンブルガーSV
1887年創立。リーグ 6回、ドイツ杯 3回、カップウィナーズ杯 1回の優勝。現在、リーグ 7位。7勝2分け6敗。首位のバイエルンミュンヘンとは勝ち点差12。FWは 6人在籍しており、イラン代表のマハダビキアも活躍している。
12/3 トーチュウ
高原アテネ五輪エースストライカーに指名
山本監督W杯に出場できなかった悔しさ晴らせ
オーバーエージ枠参加
五輪代表候補トレーニングキャンプ
エコノミー症候群でW杯を棒に振った高原に、2年後のアテネ五輪が見えてきた。山本昌邦監督(44) が満を持して日本のストライカーを五輪代表候補に指名したのだ。
「やはり(高原には) W杯に出場できなかった悔しさがあると思う。アテネという大会で爆発させるだけのパワーに期待したい。Jリーグでもあれだけの結果(今季得点王) を残しているのだから」
オーバーエージ選手の合宿参加は、あくまでも 「21歳以下の選手への刺激と、本大会までの早期チーム融合」 と指揮官は話している。「これからも各ポジション別に五輪合宿に呼ぶ」 とし、高原がすでに最終決定したわけではない強調した。
しかし、選考基準は 「(06年W杯の) ドイツにつながるように」 となっている。アテネ五輪出場を大きなステップに、ドイツへとつなげる。指揮官の大きな期待の表れにほかならなかった。
欧州移籍を目前に控えている高原自身は今月中にも渡欧する可能性がある。山本監督は 「(仮に参加辞退の場合は) 協会側と磐田で話し合って決める」 としているが、現段階では五輪代表合宿に参加する方向。
アルゼンチンでもまれ、国際経験も豊富。もちろん、戦力としても最高の “補強” となる。ドイツW杯期待のストライカーがアテネの星になる。(上條憲也)
12/2 トーチュウ
磐田V市民が祝った!!
パレードに2万人
磐田市民の 4分の1
Jリーグ史上初の完全制覇を達成した磐田の優勝パレードと報告会が 1日、磐田市と浜松市で開かれ、合わせて約 2万3000人のファンが磐田の快挙を祝福した。
人口 8万9000人の磐田市の約4分の一に当たる 2万人が街頭にあふれた。磐田の全29選手と鈴木政一監督以下、スタッフら総勢44人がパレードカーでファンの声援に応えた。サポーターからは 「よくやった。おめでとう!」 との声が相次いだ。磐田市役所で開かれた報告会では中山雅史が 「来年も連覇できるように頑張る」 と宣言。浜松市内で行われた報告会には3000人のファンが集まった。
磐田は 4日まで完全休養で激戦の疲れをいやす。5日からは天皇杯 3回戦(15日・磐田) に向けた調整が気持ちも新たにスタートする。天皇杯は磐田のJ昇格後、唯一、手にしていないタイトル。完全優勝の勢いをそのまま天皇杯に持ち込みたいところだ。(川住貴)
12/1 トーチュウ
高原得点王
ぶっちぎり26発!!史上最年少キングだ
豪快な左足シュートがゴール右隅に突き刺さった。前半 6分。J初の最年少得点王を確定する先制点。27試合で26得点。1試合約 1点のペースでゴールをマークしてきたFW高原直泰(23) は藤田と抱き合って喜びをかみしめた。
2点のリードを追いつかれたが、最後は中山のPKで 7連勝。高原は 「完全優勝したし、得点王を取って自分の名前を残すことができて良かった」 と長いシーズンを振り返った。
日本を代表するストライカーの 2度目の海外移籍は秒読み段階だ。高原の個人事務所幹部は 「もう 1週間ぐらいで動きがある」 と、移籍が近いことをにおわせた。最有力候補は親友小野が所属するフェイエノールト(オランダ)。磐田に正式オファーが到着次第、発表という運びになりそうだ。昨年のボカ・ジュニアーズ移籍は準備期間が少なすぎた。同じ過ちを繰り返さないために、筋力トレーニングで、当たり負けしない体をつくり上げた。確かな技術の裏付けにフィジカルの強さが加わった高原は、海外でもゴールマシンへと変身する。(川住貴)