Jリーグへ提案

1999/02/16

Jリーグにいくつか新ルールを提案してみたいと思います。

勝ち点制度

今年から昨年まであったPK戦がなくなります。
延長戦が無得点で終了すると、PK戦をせずに引き分けとなり、両チームに勝ち点1が与えられます。

    1998年勝ち点制度   1999年勝ち点制度
90分以内勝利    
延長勝利    
PK戦勝利    
引き分け    
敗退    

世界のサッカーにおいては、引き分けというのは現実のルールです。そもそもが日本代表の強化を目的のひとつとして作られたJリーグが、世界標準である引き分け制度を無視すること自体矛盾があります。
ということで、引き分け制度の復活は多くのサッカーファンが支持しているところです。
引き分けが存在することで、下位チームが上位チームと戦う時に「引き分け狙い」という戦術が成り立ちます。下位チームはがっちりとゴール前を固め、上位チームがそれをこじ開けてゴールを奪う。今シーズンからそういうシーンを見ることが出来るはずです。それが、日本代表がアジア予選などで格下チームと対戦する時にどうやって戦うかを学ぶことになるのです。

さて、その引き分け制度の採用は大変喜ばしいことなのですが、残念なことに1999年の制度は、120分守り切らなければ貴重な勝ち点“1”を得ることができません。これはかなりきついです。90分と120分の差は大きすぎます。

そこで提案。

『90分間引き分けて、延長に入った時点で両チームに勝ち点1を与える。延長戦を行い、勝ったチームにはさらに勝ち点1を与える。』

    新提案
90分勝利  
延長勝利  
延長敗退  
引き分け  
90分敗退  

こうすれば下位チームは 90分間守りきり、延長に入ったら思い切った攻めをすることができます。
当然、試合に決着がつく可能性は高くなるでしょう。ファンにとってもVゴールのシーンを見る可能性が高いわけですし、過密スケジュールによる選手の疲労を少しでも緩和できます。

いかがでしょう?
いい案だと思うんだけどなぁ。


入れ替え戦

今年からのJ1、J2の分離によるチーム数変更の為、昨年は残留決定戦が行われました。
今シーズンからは、J1下位2チーム(15、16位)、J2上位2チームの自動入れ替えとなります。

毎年入れ替え戦をやればいい、という声も良く聞きます。
確かに昨年の残留決定戦は、技術を超えた気持ちの入った素晴らしいゲームでした。
特に川崎フロンターレvsアビスパ福岡の試合は昨シーズンのベストゲームかもしれないと思っています。
しかし現時点での入れ替え戦には反対です。
一番大きな理由は「確実に」入れ替えを行いたいからです。

ヨーロッパのように4チーム程度を入れ替えの候補とし、そのうち2チームを入れ替え戦とするのはいいと思いますが、現在のJ2のチーム力を見ると、4チーム入れ替えは現実的とは言えません。
2チームだと入れ替え戦を行った結果、結局前年度と同じになる可能性は低くありません。

入れ替えを行いたい理由は、ひとつはJ1で下位に低迷したチームに対するペナルティ。
もうひとつは1年間かけてJ2で結果を残したチームが、シーズン最後のわずかな試合で再び崖の下に突き落とすなんてことは、チームやサポーターに与える打撃が大きすぎるからです。

しかしながら一方で、あの入れ替え戦の真剣勝負は、単に入れ替えのチームを決めるだけでなく、Jリーグ人気を高めるかもしれない毎年定番のカードとして定着する可能性を持っています。

そこで提案。

『J1の16位とJ2の1位は自動入れ替え。J1の14位と15位が残留決定戦を行い、J2の2位チームと自動入れ替え。』

こうすることにより、まず昨年のような、あの真剣勝負をもう一度見ることができます。
それから、1999年ルールだと15位以下が決定した時点で入れ替え決定ですが、このシステムを導入すると、13位と14位、15位と16位、の間に大きな格差ができます。とてつもない大きな差です。
このことにより最終節までどのチームが自動入れ替え、残留決定戦に臨むかわからなくなる可能性が高くなるはずです。それが白熱した最終節を迎えることになるに違いありません。

いかがですか?
いい案だと思うんだけどなぁ。


PK戦について

ただ昨年までの真剣勝負でのPK戦っていうのも、それなりに価値があった気がします。
将来日本がワールドカップやオリンピックで決勝トーナメントに進んだすると、勝つ可能性よりは引き分ける可能性の方が高いわけだから、真剣勝負のPK戦に慣れていることも悪くないと思います。
1年おきにPK戦制度を入れるというのも悪くないかな、とも思うのですが。