『買ってはいけない』
1999/08/01
本屋さんで、ふと見つけた本の紹介をしたいと思います。
平積みしてあったのですが、表紙にでっかく『買ってはいけない』と書いてあります。
「なんだこれ?」しっかり策略にはまってしまい、手にとって中身をパラパラとめくってみました。
そこに書いてあったのは、かなりショッキングな内容でした。
「買ってはいけない」のは、今実際に売られている、CM でやっているような有名な商品ばかり。理由は、人体に有害な物質が含まれているもの、あるいは、実際は全く効果がないかもしれないもの、環境破壊につながるもの、などです。
具体的に内容を書いた方がいいでしょうね。
味の素 脳細胞を破壊する物質。保護機能が出来上がっていない乳幼児には危険。 黒豚特選ロースハム 添加物で鮮やかな赤色を保つ、亜硝酸ナトリウムは青酸カリの毒性に匹敵。 シャウエッセン 特選ポークあらびき 保存に使われる唖硝酸塩が白血病の原因? フルーツインゼリー 最も危険性が高いといわれる添加物カラナーギンなどを含む。 キシリトール・ガム 虫歯ができないというのは本当?
人工甘味料アスパルテームは極めて怪しい物質。ザ・カクテルバー アメリカでは発ガン性があるとして禁止されている合成着色料を使用。 リポビタンD 元気がでるのはカフェインの覚醒作用。中にはアルコールで酔っぱらうものも。
原価は3円とか。メルシャン ワイン 酸化防止剤の亜硫酸塩は、車の排ガスと同じもの。 ミューズ 合成洗剤が手のヒフ細胞を殺す。 アタック 白ペンキ(毒性がある蛍光剤)で染め上げる洗剤。 キレイキレイ 薬用ソープ 必要なヒフ常在菌を殺し、病原菌が繁殖しやすい体に。 モンダミン 高濃度の毒物。ポリエチレングリコールは発ガン性が報告。
飲み込めば肝臓・腎臓障害の恐れあり。ドモホルンリンクル 薬事法違反の催眠化粧品。 アウスレーゼ ヒフから吸収され急性致死毒性がある物質、オキシベンゾン他、毒物のオンパレード。 液体ムヒS 副作用の強いステロイド剤。 正露丸 発癌性物質のクレオソート、環境ホルモンのフェノールやクレゾールを含む。 ツムラの日本の名湯 発癌性のあるタール色素や、アレルギーの元といわれる合成香料。
自然な温泉とは全く違う化学薬品。電気カミソリ 肌に直接強力電磁波。ヒフ癌の危険性。 テフロン加工のフライパン 空焚きで有害物質が発生。 ポリカーボネート製 哺乳びん 赤ちゃんを襲う環境ホルモン。
それら以外にも、以下のようなよく知られている商品が取り上げられています。
日新ラ王、コンビニのおにぎり、カップヌードル、ハンバーガー、辛子明太子、キリンラガービール、桃の天然水、日本盛、アパガードM、メリットシャンプー&リンス、ジョイ、ハミング1/3、トイレクイックル、植物物語、ポリデント、コンタクトレンズ洗浄剤&保存益、薬用不老林、ニベアクリーム、ビゲン早染め、新ルルA錠、バルサン、サランラップ、タンスにゴン…… これで、取り上げられている商品全部のうち二〜三割くらいかな。
実際、今僕が使っているものも多数含まれています。さすがに、次からどうしようか考えますね。
しかし、例えばコンタクトレンズ洗浄剤無しの生活は考えられないし……。
なお、この本は買ってもいい商品も紹介しています。
例えば、「信州ハムは危険な添加物を使わないハム、ベーコン、ウィンナーソーセージを製造している」、「東海漬物のきゅうりのキューちゃんは、以前危険性の高い色素を使っていたが、本シリーズで問題点を指摘したところ、その後それらの使用をやめた」、「ほとんどの市販ワインは亜硝酸塩が添加されているが、一部の生協では無添加ワインを販売している」、「ポリ塩化ビニリデンを使っているサランラップやクレラップより、耐熱温度は低いがポリエチレン製のワンラップ(エヌピーフィルム社)の方が良い」など。
さて、この本をここで取り上げようと思ったのは、その内容がショッキングであるというだけではありません。それは、これらの内容が TV や雑誌で取り上げられることがないからです。
本来ならば、こういった内容に最も興味を持っているのは母親や、主婦であり、それならばワイドーショーで取り上げられるはずです。ところが、上記に大変多く出てくるメーカーはそれらの番組のスポンサーです。絶対に番組では報道されないのです。
これについては『買っていはいけない』の中でも取り上げられていて、本に最後の部分に「メディアの最大の不幸は、スポンサーがつくと批判できないということです」という話があります。具体的にも、ワイドショーの「新築とアトピーの関係」の取材で、新築以外の原因として合成洗剤や科学調味料を挙げたのに、番組ではその部分はカットされて放送されなかった話が載っています。
まあ、この本に取り上げられたことについて、過剰に反応するべきではないのかもしれません。
実際、人体に影響があるとは言っても、煙草の害ほどではないのかもしれません。しかし煙草と違うのは、メディアとスポンサーの関係で、問題があることが全く表に出てこないことです。
この本にどういう反応を示すかは自由です。でもとりあえず、こういう話があることだけは知っておくべきことであると思い、ここで紹介してみることにしました。
興味を持った方はぜひご一読を。
(「買っていはいけない」 (定価1050円) は雑誌「週間金曜日」の別冊です。広告収入に依存しない雑誌なので、タブーはないそうです。)
ところで、僕の親は昔から、比較的このような問題に関心が強かったようです。
子供の頃から、コーラ類は禁止されていて、飲んだことがありません。インスタントラーメンも、自宅ではめったに食べたことはありません。合成着色料についても、赤いウィンナーソーセージが食卓にでることはありませんでした。ただし、遠足の時だけは、赤いウィンナーソーセージが、タコさんやカニさんになってお弁当の中に入っていたのでした。
なお、公平を期すために「買ってはいけない」批判も
僕もこの本の一部に疑問を持った点がありました。全部が正しいわけではないでしょうね。全てを鵜呑みにするのは危険です。
(追記 1999/11/14)
「続・買ってはいけない」を Column に追加しました。