トップリーグと bj リーグ

2004/12/19

12/18 にヤマハスタジアムで、ラグビー・トップリーグヤマハ発動機vs日本IBM の試合を見てきました。それに関連して思ったことを少し書いてみます。“思ったこと” とは、実はその試合自体に対してではなく、関連するふたつの事に対してです。

まずひとつめ。
トップリーグもこの試合が終わり残り 2節となりましたでした。ヤマハ発動機は前節まで首位と勝ち点差並んで 3位ですから、当然この試合の結果で何位になったのか知りたいわけです。僕は夜になって NHK のサタデースポーツを見たのですが、なんとトップリーグの話題はなし。他局も全部チェックしたわけではないですが、詳しく報じているところはないみたいです。さすがにラグビーの放映権を持っているテレビ東京系のスポーツニュースでは詳しくやってましたが、このヤマハ発動機の試合は映像なしの結果だけ。

ふたつめ。
この日の観客動員は3606人。そりゃもっとたくさんのお客さんが来るのに越したことはないですが、そんなに悪い数字じゃないと思うのです。実際、ジュビロ磐田がJリーグ昇格前はそのくらいでした。
ところが、当日こんな記事が出ているのです。

ニッカンスポーツ静岡版 :ヤマ発、ホームで集客1万人目指す!
『(略) ここまで7勝1敗の勝ち点35で、首位と勝ち点差なし総トライ数差の3位。絶好の展開で迎える今回は、前売り券の売れ行きも好調で、新記録達成は間違いない。営業サイドも先着5000人に「選手名鑑」「メンバー表」「特製ポストカード」をプレゼントすることを発表するなど、ラグビー界では異色の大キャンペーンを展開中だ。』

このふたつの出来事から思ったことは、これが企業スポーツの限界か? ということです。

ひとつ目の事例は、リーグのエンターテインメントとしての宣伝が全くもって不十分であることを示しています。マスコミに対するアピールが十分でないこと、あるいはマスコミを惹きつけるような話題作りが完全に不足している、ということ。たとえばJリーグはあの開幕時は博報堂が様々な演出をしたはずですが、少なくともトップリーグはそういったレベルの宣伝や演出は行われていないのは明らかです。
ふたつ目の事例は、観客動員の数字が全く読めていない、すなわちマーケティングが全くできていないということです。初めて試合するわけではありません。ヤマハスタジアムでは昨年 3試合、そして今年が 2試合目。それでこんな実態からかけ離れた数字が出てくるなんて。

これら、宣伝が不十分である、とか、マーケティングも全くできていない、などでトップリーグの関係者を責めても仕方ないんでしょうね。結局、企業スポーツの限界ということなのでしょう。本当のプロリーグではないから、宣伝やマーケティングがいい加減なわけです。お客さんが入らなかったからといって、多少かっこ悪いくらいで死活問題ではないわけですから。


だからこそ今回の話から思ったことは、バスケットボールにおいて既存の
JBL と喧嘩をしてまで、本当のプロリーグである bj リーグを作ろうということに納得した、ということです。プロリーグでなければ、本当に宣伝してお客さんを集めようとは思わないのは当然。本気でやるには、プロリーグしかないのです。


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