オフサイドは難しい?
2002/02/02
サッカー系掲示板で周期的に出てくるのがオフサイドに関するネタ。ということは、ある程度サッカーが好きになって観戦を続けても、オフサイドを理解するのは難しいということでしょうか。そういえば、とあるメジャーなサッカー漫画でもハーフラインとオフサイドの関係で完全な解釈間違いしてましたし。
とはいえ、ほんとうはオフサイドというルール自体は覚えてしまえば難しくはありません。断言してもいいです。オフサイドが難しいと感じられてしまうの別の理由があるのです。それは、自分が考えるオフサイドの判定が、実際の試合観戦を見た際の判定と一致していないことが原因です。この判定が一致しない理由はふたつあります。
ひとつは、瞬間的な正しい判断が難しいからです。つまり、ミスジャッジが多いということ。(同じく、見ている人が勘違いしていることも多分にあります。)
最終的に主審が判定するオフサイドですが、判定に大きく関わるのは副審。その副審は激しく動くオフサイドラインを追いかけながら、パスが出された瞬間を見極めなければいけません。これはもう、物理的に難しいわけです。よくJリーグでミスジャッジが問題になりますが、オフサイドのミスジャッジなどは、海外トップリーグでもよくあること。スペインリーグの中継なんか見ていると、あちらではカメラが真横からオフサイドラインを的確に撮影しているので、ミスジャッジの瞬間をなんどもリプレイしています。
もうひとつの理由は、最初からオフサイドが審判の主観で決まる要素があるからです。これは数年前に変わった部分のルールですが、オフサイドポジションにいる選手がプレーに関わったかどうかは、審判の主観で決まります。最初から “絶対的” なものではないのです。つまり、全く同じプレーが行われたとしても、ある審判はオフサイドと判定し、ある審判はオフサイドでないと判定する可能性があるのです。もしかしたら同じ審判でもその時々で異なるジャッジをするかもしれません。
これは接触プレーなどに関しても同じです。見る方としては、微妙な判定は審判の主観で決まるということを最初から理解していれば、特に悩むような問題ではないのです。
このふたつを理解しておかないと、試合を見た際に 「あれ?」 と思う事があり、「オフサイドはよくわからない」 と思い込んでしまうわけです。これが分かっていれば、試合最中は無理としても、ビデオによる映像があるならばオフサイドかどうかの判定について、必ず説明することができるはずです。
まあ、ミスジャッジか、主観の判断という理由があれば、どんなプレーでも説明がつくのは当たり前なのですが。
思えば、野球の判定に馴染んで、それと比較すれば、これらが不思議な物だと考えてしまうのかもしれません。
つまり、野球の判定といえば、ボールがストライクゾーンを通ったかどうか、フェアグラウンドとファウルグラウンドのどちらに落ちたか、ダイレクトキャッチしたかどうか、ベースタッチとボールキャッチのどちらが早かったか。全て物理的に正しい結果がわかるものです。
今回の例に限らず、選手のポジションや戦術についても、かっちりと分かりやすい野球と、極めて曖昧な要素が多いサッカー。実はこれが、野球とサッカーの大きな特徴の違いかもしれません。
参考資料です。