インターネットは百科事典 〜イギリスについて調べる〜

2002/10/15

インターネットは百科事典だ、と感じてる人は結構多いと思います。
今回は、W杯などを通じて調べる事が多かった “イギリス” について調べた事をまとめてみます。

その前に常識のおさらい。
いわゆる “イギリス” の正式名称は "The United Kingdom of Great Britain and Northen Ireland"。小学生の時、僕が持っていた地図には 「グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国」 という翻訳になっていました。

では、今回知ったちょっとした豆知識一覧です。

国家について
  上記のように、いわゆる “イギリス” は、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの 4つの国からなる連合国です。一般的には、U.K. と呼ばれる事が多いそうなので、以下ではそう記すことにします。
ちなみに English といえばイングランド人になりますが、Brtish というのブリテン島に住む人という意味になり北アイルランドに住む人が含まれませんので、U.K. の人という適切な表現は難しいようです。やはり意識としては元々別の国家なので、それで問題はないのでしょう。それぞれの国の人々は、過去の歴史上の因縁もあり決して仲が良いとは言えないようです。

(参考 : 「とってもイギリス人」)
   
“イギリス” は日本でしか通じない
  いわゆる “イギリス” という言葉は、「イングランド」を表すポルトガル語の「Ingles」あるいはオランダ語の「Engelsch」から訛ったものと言われています。つまり、当時はイングランドを指していたはずですが、現在ではU.K. 全体を指す言葉になっており、明らかにおかしい状況です。
日本の英語教育における “イギリス (U.K.を意味してる)” = "England" という翻訳は明らかに間違いであり、早急に正すべきだと思います。

(参考 : 「なぜ日本ではU.K.を「イギリス」と呼ぶのか」 )
   
国旗について
  U.K. の国旗はユニオンジャックと呼ばれます。それは、イングランドの国旗である白地に赤の十字の旗と、スコットランドの国旗である青地に白のクロス、北アイルランドのかつての国旗であった白地の赤のクロス、の組み合わせでできています。ウェールズの旗は、ユニオンジャックができる前にイングランドに併合されていた為にユニオンジャックには取り入れられていません。

(参考 : 「イギリスという国はない」、「keywords」 )
   
国歌について
  世界的に有名な国歌である "God Save the Queen"。正式にはこれが U.K. の国歌ですが、サッカーの国際試合前でこの歌を歌うのはイングランド代表と北アイルランド代表だけ。スコットランド代表は "Flower of Scotland" を、ウェールズ代表は "Land of My Fathers" を歌います。 (イングランドにも国歌 "Land of Hope and Glory" があるようですが。)
なお "God Save the Queen" は、その時代によって、“女王” と “国王” を読みかえて歌われるとのこと。

(参考 : 「The National Anthem of the United Kingdom」、「イングランドも北アイルランドも同じ英国国歌」、「スコットランド」)
   
サッカーの代表チームは?
  ご存知のように “イギリス” 代表というチームはありません。イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドがそれぞれの代表チームで戦います。これは、現在でもサッカーのルールを決定している国際サッカー評議会が上記 4カ国と FIFA (国際サッカー連盟) の 5団体で構成されているくらいで、FIFA より歴史が長いことに起因します。
なお、オリンピックは国で 1チームなので U.K. からは代表チームは出場しません。

(参考 : 「サッカーを楽しむために」、「なぜイギリスには4つの協会が存在するのか?」)
   
ラグビーの代表チームは?
  ラグビーの代表チームは、サッカーとはちょっと違います。イングランド、ウェールズ、スコットランドは同じですが、北アイルランドはアイルランドと連合チームを組みます。
また、ブリティシュライオンズというチームが、U.K. とアイルランドの連合チームで年に一度南半球の遠征に行ったりするドリームチームだそうです。

(参考 : 「もうひとつのW杯」、「国際スポーツ観戦にチョー役立つ(?)やさしいブリテン島の歴史?」)

 


U.K. 関連リンク

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イギリス英語とアメリカ英語の違い

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