札幌と、仙台と、 〜 Jリーグの成功 〜
2001/05/21
「仙台が凄い」
最近ネットでのサッカーファンの間でよく聞かれる台詞です。何が凄いのかというと、JリーグのJ2にいるチーム、ベガルタ仙台の観客動員なのです。
1993年、10チームで始まったJリーグも、今では J1 - 16チーム、J2 - 12チームの合計28チーム。特徴的なのは地方都市のチームが増えてきたことでしょう。特に、プロ野球が現在は本拠地を持っていない、東北や北陸の中堅都市を本拠地にしているチームがあるのが特色です。
中でも、そのチームとしての認知度や人気で完全に定着してるのがコンサドーレ札幌です。札幌は元々は企業チームである東芝が招致されたチームでしたが、J1昇格、J2降格、そしてJ1昇格と、ジェットコースターにたとえられるその歴史を積み重ねると共に、完全に地元のチームとして定着。ホームである厚別の試合のチケットの売上は好調。先日のホーム開幕戦は当然のように完売で、その熱狂的なホーム全体の応援は、浦和レッズと比較されるほどです。コンサドーレJ1復帰!日本列島は「ON対決」に染まらなかった!
笹田啓子の札幌からのメール (サッカー、スキー、ホッケーなどの北海道のスポーツに関するコラム)
そして、昨年辺りからその札幌に続いているのが、仙台なのです。J2 にも関らず観客動員は平均で 1万人を越えており、つい先日の大分戦では1万8974人の観客動員を記録。J1でさえ平均 1万人いかないチームがある中、これは対戦相手に魅力の少ないJ2においてはとんでもない数字なのです。仙台スタジアムの熱狂 (データ削除の為、google のキャッシュデータを保存)
予想を超えるベガルタの人気
J1昇格に光…ベガルタ仙台“うれしい悲鳴”
さて、どうして仙台がこんなに人気が出たのかという理由に関しては、その場を見ていない部外者には分かり難い部分がありますので、ここでの考察はやめておきます。(どうやら、アクセスの良い、観やすいスタジアムが重要な要素のひとつであることはまちがいないようですが。)
しかし、ひとつ確実に言えるのは 『Jリーグは成功を収めつつある』 ということです。
Jリーグが目指した物は、単にプロサッカーリーグの成立ではありません。それが目的であったとしたら、都会にある少数のチームだけでリーグ戦を行なうだけでもいいのです。まさに、Jリーグブームが去った頃に言われた 「チームの数が多すぎる。名前が覚えられない。レベルも下がる」 というのがそれを理解していない、とんちんかんな批判です。確かに、少数のチームでリーグ戦を行なえば、チームの名前もみんなに覚えてもらえるし、スポンサーも付いてもらいやすくなるでしょう。選手の平均年俸も、今より高くなるかもしれません。
しかし、そんなことよりも、もっと大切なことがあるのです。その地域地域に、自分達のチームを持つことです。そのチームを活動拠点とし、地域のスポーツ文化に貢献するのです。 ( 「総合クラブへの道」参照のこと。 )
全国ネットの TV も必要ありません。地元向けがあればいいのです。実際、今年は札幌のTV中継は全て視聴率10%を越えているそうです。
あとは、札幌、仙台、それに続く都市を幾つ作り出すことができるか?です。個人的には、山形や新潟辺りに続いて欲しいと思っています。
J1、2全クラブの今年の各ホームタウンでの主な活動 (1999年)
将来のJリーグ入りを目指すチームを紹介したサイトです。
ネットで見つけた、Jリーグの理念に共感しているクラブチームのサイト