みぃはぁ版・平成伊達治家記録別館

寛文事件(伊達騒動)
1660 仙台藩三代藩主伊達陸奥守綱宗(忠宗六男)は不行跡を幕府に咎められて逼塞(注1)
伊達兵部宗勝(一関藩主/政宗十男)・田村右京宗良(岩沼藩主/忠宗三男)の両名を後見とし、
嫡男の伊達亀千代(後の伊達綱村)を藩主に据える
1662 伊達亀千代疱瘡を患う。
1665 登米伊達式部宗倫(忠宗五男)と涌谷伊達安芸宗重の間で領地争いがおこる
1666 亀千代置毒事件(一回目)
鬼番衆(毒見役)が即死。伊達兵部宗勝の命により医師河野道円、殺される。膳番、女中も殺される(注2)
1668 亀千代置毒事件(二回目)
原田甲斐宗輔の世話で亀千代の小姓になっていた塩沢丹三郎が鱸(すずき)に毒を盛り自ら食し死亡(注3)
1669 亀千代元服、伊達総次郎綱基と名乗る。
登米・涌谷の領土問題、一応の決着
伊達兵部宗勝が領土問題に介入し、伊達安芸宗重に不利な判定を下し伊達安芸宗重は憤慨する。
1670 伊達安芸宗重は非を糾すように藩に要求するも、伊達兵部宗勝はこの要求を拒否。
伊達安芸宗重は幕府に訴えを起そうとする。
江戸屋敷の茂庭周防良元・片倉小十郎景長、伊達安芸宗重に今は訴えを起すべきではないと諭すが聞き入れず
素願を片倉小十郎景長と茂庭周防良元がまとめて12月、島田出雲守守政ら幕府の申次に訴える
1671 伊達安芸宗重は幕府に伊達兵部宗勝を訴える為に江戸に出立。
伊達安芸宗重、大老酒井雅楽頭忠清邸にて、伊達家の問題について裁定を仰ぐ。
原田甲斐宗輔乱心、人情に及ぶ。(注4)
伊達安芸宗重・柴田外記意朝、慙死。蜂谷六左衛門可広、古内志摩義如は怪我。
原田甲斐宗輔はその場で討ち取られました。
伊達兵部宗勝・伊達東市正宗興は流罪、東市正宗興の子息は吉田藩預かり、(注5)
田村右京亮宗良は閉門(注6)、原田家は断絶(孫娘のみ助命される)。
1677 伊達綱基、伊達綱村と改名。
1703 伊達綱村、一門の強要により隠居
(注1)伊達綱宗の不行跡は「吉原での遊女遊び」や「酒乱」と伝わるが、高尾大夫の身請けや吊るし斬りなどは俗説とされる。
大老酒井雅楽頭忠清による大藩取り潰し政策に関する計略に嵌っただけだとする説もある。
(注2)河野道円が伊達兵部宗勝の命で毒を盛ったが失敗したので口止めで殺されたと伝わる
(注3)塩沢丹三郎は原田甲斐宗輔に命ぜられて鱸(すずき)に毒を盛ったが、主(亀千代)に薦めるに忍びないとし自ら食したと伝わる
(注4)原田甲斐宗輔は伊達兵部宗勝の手先として権力を握ろうとした大逆臣(大悪人)とされていたが、
手先になったふりをして自らスケープゴートとなり藩の為に働いた忠臣との説を発表したのが山本周五郎の「樅の木は残った」
(注5)伊達兵部宗勝は、酒井雅楽頭忠清のバックアップで亀千代置毒事件の頃までは子息伊達東市正宗興を仙台藩主にしようとしていた。
亀千代置毒事件失敗後は一関伊達家30万石、立花家、片倉家、田村家で残りの32万石を分割という案が密約されていたとも伝わる。
(注6)田村右京亮宗良は後に許され、子息田村建顕の時(1682年)に一関に移封され岩沼藩は廃藩、以降は一関藩として幕末までつづく。
| 寛文事件の主要人物関係図
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| 亘理重宗 ━━━┳ 亘理定宗 ━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 伊達宗實 ┃ ┗ 伊達宗重(安芸) ‖ ┗━ 女 ‖ 伊達政宗 ‖ ━━━━━━ 亘理宗広(左近) ‖ ‖‖ ‖━━━━┳ 亘理宗根 ‖ ‖‖ ‖ ┃ ‖ ‖‖ ‖ ┗━ 津多女(慶月院) ‖ ‖‖ 香の前 ‖ ━━━━━ 原田宗輔(甲斐) ‖ ‖‖ ‖ 原田宗資(民部) ‖ ┏ 飯坂仲次郎 ‖ ‖‖ ‖ ‖ ┣ 平渡喜平次 ‖ ‖‖ ‖ ‖ ┣ 剣持五郎兵衛 ‖ ‖‖ ‖ ‖━━━┻ 原田宗誠(帯刀) ‖ ‖‖ 茂庭延元 ┳ 茂庭良元(佐月)┳ 律(創作か?) ‖━ 藤 ‖ ‖‖ ┃ ┗ 茂庭定元(周防)┳ 女 ‖ ‖‖ ┃ ┗ 茂庭姓元(主水) ‖ ‖‖ ┗ 茂庭実元 ‖ ‖‖ ‖ ‖ ‖‖ 針生盛直 ┳ 女 ‖ ‖‖ ┗ 女 ‖ ‖‖ ‖ ━━━━━━ 喜佐 ‖ ‖‖ 片倉景綱 ━ 片倉重長(小十郎) ‖ ━━━ 片倉景長(小十郎) ‖ ‖‖ ‖ ‖ ‖ ‖‖ 真田幸村 ┳ 阿梅 ‖ ‖ ‖‖ ┃ ‖ ‖ ‖‖ ┃ 松前慶廣 ━━━━ 松前安廣(右兵衛) ‖ ‖‖ ┃ ‖ ‖‖ ┗ 片倉守信 ━━━━ 真田辰信 ‖ ‖‖ ‖ ‖‖ 徳川秀忠 ┳ 徳川家光 ━━━━ 徳川家綱 ‖ ‖‖ ┗ 和子(東福門院) ‖ ‖‖ ‖━━━━━━━ 明正天皇 ‖ ‖‖ 後水尾天皇 ‖ ‖‖ ‖‖‖━━━━ 後光明天皇 ‖ ‖‖ ‖‖園光子 ‖ ‖‖ ‖‖━━━━━ 霊元天皇 ━ 東山天皇 ‖ ‖‖ ‖園国子 ‖ ‖‖ ‖━━━━━━ 後西天皇 ‖ ‖‖ 櫛笥隆致 ━━┳ 隆子(逢春門院) ‖ ‖‖ ┗ 貝姫 ‖ ‖‖ ‖━━━━━━ 伊達綱宗(陸奥守) ‖ ‖‖ ‖ ‖ ━━┳ 伊達綱村(亀千代) ‖ ‖‖ ‖ ‖ ┣ 伊達村和 ‖ ‖‖ ‖ 三沢清長┳ 初子 ┗ 伊達宗贇 ‖ ‖‖ ‖ ┗ 三沢宗直(信濃) ‖ ‖‖━━━━━━━ 伊達忠宗 ‖ ‖‖ ‖‖‖━━━━━━ 飯坂宗章 ‖ ‖‖ ‖‖山戸氏 ‖ ‖愛姫(陽徳院) ‖‖━━━━━━┳ 田村宗良(右京) ‖ ‖ ‖某 ┗ 伊達宗倫(式部) ‖ ‖ ‖━━━━━━━┳ 伊達光宗(越前) ‖ ‖ 池田輝政━振姫(養父徳川秀忠)┗ 鍋姫(法雲院) ‖ ‖ ‖ ━ 立花鑑虎(右近) ‖ ‖┏━━━━━━━━━━━━━━━━━ 立花忠茂(右近) ‖ ‖┗ 立花宗茂 ━━ 女 ‖ ‖ ‖━━━━━━━ 伊達宗興(東市正) ‖ ‖┳━━━━━━━ 伊達宗勝(兵部) ‖━┳ 伊達千之助 ‖ ‖┃ ‖ ┣ 伊達千勝 ‖ ‖┃ ‖ ┗ 伊達右近 ‖ ‖┃ 酒井忠清(雅楽頭)= 女(実父姉小路公景) ‖ ‖┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 岑姫 勝姫 |
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