東上沿線コラム&情報

第10号

No.16 池袋駅北口付近のこの頃 (2001/3/28記)

東上線池袋駅北口方面で、最近いろんな工事が進んでいます。

まずトイレの話から。1・2番ホーム北池袋寄りホームの下にあったトイレが最近改修され、新しくオープンしました。たしかにきれいになりましたが、相変わらず狭いままで、いつも混雑しているようです。目白寄りのトイレも駅の規模にしては狭く、東上線に限らず、どうも池袋駅構内や駅周辺の公衆トイレは昔から評判が良くないようです。

話題を変えましょう。東上線北口の改札を出たところにあったフォションというパン屋をはじめ、その先の通路をはさんだ場所にあった喫茶店なども最近すべて閉店してしまいました。改装工事が始まってる様子もありません。人通りの多いところですから、このまま放って置くはずもないでしょうから、いずれ何らかの工事が始まると思います。けっこう客が立て込んでいて繁盛していたようなのに、なぜ閉店してしまったのでしょうかね?

No.17 池袋書店事情 (2001/3/28記)

かつては文化不毛の地と言われた池袋ですが、最近、書店が充実してきました。

なかでも東口ジュンク堂のオープンは大いに池袋の既設書店に刺激を与えたのではないでしょうか。このジュンク堂、開店してからまだ数年なのに、早くも拡張リニューアルし、つい先頃新装開店しました。もともと専門書が充実している書店ですが、今回のリニューアルでさらにいっそう充実しました。私の見る限り、品揃えについては東京でも一番ではないでしょうか。八重洲ブックセンター、神田三省堂、新宿紀伊国屋も叶わないほどの充実した品揃えです。私はもっぱら歴史書・地理書のコーナーに出没していますが、この分野の品揃えは池袋は、もちろん都内でも最高の品揃えと思います。売り場面積も以前の2倍くらいになったのではないでしょうか。歴史書コーナーの奥は喫茶コーナーになっています。以前だったら本でも買って、ここでゆっくりコーヒーでも飲むところでしょうが、失業者の身の上としては、立ち読みしながらコーヒーの香りを盗み嗅ぎするだけというのが、ちょっと淋しいです。

リニューアル後のジュンク堂で面白いのは、レジが1階にまとめられていることです。上の階で購入した本もすべて1階まで持って行き、銀行の窓口みたいに何列もあるレジで精算する仕組みになっています。未精算の本を持ったまま、上の階や下の階を行ったり来たりするのはどうも落ち着きません。慣れればどうということもないのでしょうが。

さてここで、池袋主要書店の特色を見てみましょう。

●旭屋:大阪からの進出組だが、東武デパートとは以前のブランデート東武時代以来30年ものおつきあい。東上線利用者にはもっとも馴染み深い店。品揃えは、とにかくまんべんなく揃えるのが方針のようで、そのぶん個性は薄い。町の書店をそのまま巨大化したようだ。とくに専門書は弱い。地図好きな私としては、地形図が他店に比べ異常に少ないのが残念だ。歴史書もちょっと専門的なものになると置いていない。私としては、いちばん立ち寄りやすい店だけに残念だ。まあ、私の好みと店の方針が違っているだけのことなのかもしれないが。売場が1フロアにまとまっているので、他の3店に比べコーナーを移動するのは格段に楽である。

●芳林堂:池袋生え抜きの老舗。しかし老舗の名にあぐらをかくことなく、品揃えはしっかりしている。店員の見識がかいま見えるような品揃えは、文化不毛の地といわれた池袋西口で長年やってきただけのことはある。もう少し面積が広いとよいのだが。多客時の1階はちょっと苦しい。最上階の喫茶店のフロアにあった古書店が撤退してしまったのは寂しかった。商売的にあの鉛筆ビルの最上階は苦しかったのだろうか。芳林堂は昭和40年代の半ば頃まで、西口、今の第一勧銀のあるあたり(池袋演芸場の西の方)にあったのを思い出した。

●リブロ:売場が西武百貨店内で何度も変わって、落ち着かなかったが、どうやらここしばらくは落ち着いているようだ。かつて愛用していたCDショップのWAVEは最近元気がないようだが、リブロのほうは元気なようだ。ただ売場が広すぎるというか、迷路のような構成で、店内移動に疲れてしまうのが欠点。私のよく行くのは歴史書と文庫、地図売場、雑誌売場などだが、これらのコーナーを一回りするのは結構くたびれる。疲れた帰宅途中などは、そのことを考えただけで寄り道する気が萎えてしまうのが残念。

●ジュンク堂:池袋では新顔だが、関西では老舗。どの分野でもマニアをうならせる品揃えで個性的な店づくりはぴかいち。池袋にもこういう書店ができたのかと感慨深い。最近の改装でフロア面積も広くなった。堂々と座り読みができるコーナーを置いたのも池袋ではここが先がけ。リブロもさっそくこれに習って座り読みコーナーを設けている。難点といえば東上線から遠いということだが、これは個人的な都合でお店のせいではない。逆にこの店が通勤ルート上にあったら、私の書籍購入費は今の2倍以上になってしまっていたかもしれない。 

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