Q.1:3歳になる男の子です。落ち着きがないというか、ひとつのことに集中できず目移りします。お友達とのトラブルも絶えません。どうしたら落ち着いて遊べるようになるでしょうか。
A:落ち着いてお友達と仲良く遊んで欲しいと思っているのですね。
お友達が遊んでいるとおもしろそうに見え、自分も遊びたいと思うのでしょうね。好奇心が旺盛なこの ころの子どもは、常にアンテナを張り様々な情報に敏感に反応します。これに落ち着きが加われば、親としては言うことなしですね。遊びに限らずなんでもそうですが、集中できるということは、その遊びにお もしろみを見つけるということですね。 飽きっぽく見える行動には、実は遊び方を知らないとか楽しいという経験がないということも考えられます。
そこで、まず子どもの一番の興味が何であるかを見極めてみて下さい。それに親がつきあい楽しみ を共有してください。「落ち着いてやりなさい」「ひとつのことをきちんとしなさい」というような漠然とした言 葉かけだけでは効果がありません。一緒に遊ぶことで、おもしろい・楽しいと感じられれば、新たな工夫 も生まれます。また、親子で遊ぶ中での言葉のやり取りは、親子のコミュニケーションだけではなく、お 友達との関わり方を学ぶ良い機会です。ぜひお子さんと一緒に遊びを楽しみましょう。
なお、話をするときに視線が合わない、こだわりが強い、通じないなど気になる様子が見られる場合 には、様々な角度から見ることも必要な場合がありますので改めてご相談ください。
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Q.2:うちの子はお友達の中になかなか入って行けません。慣れた子で一人のときなら遊べるのに、他の子がいたりするととたんに遊べなくなります。慣れさせようと公園に連れていったりするのですが、知らない子がいるだけでわたしのそばから離れません。お友達のお母さんとおしゃべりをしたいと思ってもそばでぐずぐずされるので、思うように話もできません。
A:お友達と元気に遊んでくれたら、自分もおしゃべりを楽しめるのになと思うのですね。
お友達とのおしゃべりはお母さんにとってほっとする場であったり情報交換の場であったりもしますものね。では、お子さんはどうでしょう。遊びたい気持ちはあっても一歩踏み出せないときの気持ちを考えてみましょう。大勢の中に入るときや、新しい環境に入るときというのは大人でも緊張しますね。子どもとて同じこと。やはり不安や緊張があるのです。「どうやって声をかけよう。」「どうやって遊べばいいんだろう。」「意地悪されたらいやだな。」「うまくできるかな。」等など、その子その子によっていろいろな不安があります。
さて、どうしてこんな不安が生まれるのでしょう。その原因として考えられることに、日ごろ「だめ!」「きちんとしなさい!」「そうじゃなくてこうでしょ!」という否定的な言葉かけが多かったり、待てずについ手を出してしまうことが多いということがあげられます。そのために、自分で思った行動が制止されたり、最後までやり遂げることの経験を積むことができなくなったりします。それで自信が持てなくなるのです。また、早く自立して欲しいと思っていると、突き放してしまうことがありますね。いままで親に頼り切っていたのに、いきなり突き放されては不安なものです。どうでしょうか。
そこで、親がまず子どもとの遊びを楽しもうという気持ちを表してください。そして徐々に引き込んであげれば良いのです。まったく興味を示さない場合には、無理せず子どもの気持ちに沿った行動に切り替えて上げてください。言うまでも無いことですが、みんなと同じようにできないことを非難することはいけません。少しの間お母さんの努力が要るかもしれません。でもじきにお子さんの緊張が解ければ、お母さんの心配は嘘のように無くなります。
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Q.3:うちの子はお友達と遊んでいると、やたら人の持っているものを欲しがり取ってしまいます。「順番だよ」とか「貸してと言いなさい」と言って聞かせても言うことを聞きません。思いが遂げるまでワーワー大泣きして困らせます。他の人にも迷惑をかけますし、このままではどんどんわがままな子になってしまいそうで心配です。
A:わがままな子になるのではと心配なのですね。お家ではどうでしょうか。普段の生活が子ども優先になっているということはないでしょうか。最初はだめと言っておきながら「泣くからしょうがない」「泣かせてはかわいそう」「小さいんだから」といって結局言うがままになっていませんでしょうか。
また、よくこんな光景を見ることがあります。A君が遊んでいるおもちゃをB君が取ったとします。B君のお母さんはA君に「ごめんね、代わりにこれを使ってね」と言って別のものを渡しました。B君のお母さんは精一杯相手を気遣ったつもりです。ここで問題なのは、取られたA君の気持ちよりわが子Bの要求を通してしまったことです。知らず知らずのうちにこれと同じような対応をしているということはないでしょうか。
家の中だけなら何の問題も無いことでも、人との関わりの中では、順番を守るというルールに従わなければお友達ともうまくやっていけませんね。ときには我慢することも覚えさせたいものですね。そのためには何でもよしよしではなく、だめなものはだめと毅然とした態度で言い通すことも大切です。そして、なぜだめなのかをきちんと説明してあげることです。小さいから言っても分からないということはありません。分かるまで繰り返し教えることが大切です。
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Q.4:もうすぐ3歳になる男の子です。最近よくおもらしをします。一度おむつは取れたのですが、下の子が生まれて数ヶ月過ぎたあたりからだったと思います。おもらしをしたのでつい怒ってしまったのです。それがいけなかったのでしょうか。来年幼稚園に入れる予定なのですが、それまでに取れるかどうか心配です。叱るのは良くないと聞きます。今はできるだけ叱らないようにしているのですが、下の子に手がかかるだけでも大変なのに、お兄ちゃんのオムツの心配までしなければと思うと情けなくなります。
A:下の子が小さいと手を取られて大変ですね。せめてお兄ちゃんが一人でトイレに行ってくれればどんなに助かるだろうと思いますよね。叱らないように努力されているのですね。あと少しです。
おっしゃるとおり叱る対応はかえって逆効果と言えます。お子さんの場合はむしろきっかけとなったということでしょう。下に弟や妹ができると、お母さんはどうしても下の子に手がかかるために上の子にはお兄ちゃんを要求してしまいがちです。そしてこれまでのようにお母さんに甘えるということができなくなります。周りの大人もどうしても小さい赤ちゃんに目を奪われます。これまでは自分が主役だったのですが、赤ちゃんができたことで主役を取られてしまった寂しさを味わっていると思われます。「おかあさん、ぼくをみて」「ぼくにもやって」「やさしくして」と訴えていると思ってください。お母さんは僕のことが嫌いになったのではないかと不安でしょうがないのです。
なかなか上の子をかまってあげる時間がないとおっしゃるお母さんも多いですが、一日べったりでなくて良いのです。下の子が寝ている時間や夜寝るときの少しの時間でもいいですから上の子のための時間を作ってあげてください。また、赤ちゃんのお世話や簡単なお手伝いに誘い、上手にできなくても誉めてあげてください。「ありがとう、助かったよ」と言ってあげてください。そうすれば自分も大切に思われているということが伝わり、不安がなくなります。おもらしも自然にしなくなるでしょう。あと少しですよ。
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Q.5:3歳の女の子です。2才半ごろからちょっとしたことで癇癪を起こし、手がつけられなくなります。「欲しい」と言ったかと思うと「いらない」と言うしで、これまでもいろいろな人に相談したり本を読んだりしてはいろいろなことを試みたのですが少しも治まりません。結局「いいかげんにしなさい!」と言って泣いても知らん顔して泣き止むまで放っておきます。もう疲れてしまいました。なにかいい方法がないものでしょうか。
A:お母さんの心配する様子が見えるようです。なんとか落ち着かせたいと一生懸命やってきたのですね。お母さんのあふれんばかりの愛情が感じられます。「それなのにどうして分かってくれないの」とお母さん自身落ち着かない気持ちになっているのではないでしょうか。お母さんが一生懸命愛情を注いでいるのですが、どうも空回りしているように思えます。お母さんも疲れたとおっしゃるのでしたら、少し休憩しましょう。といってもそう思う矢先にも同じような状況になってしまうのでしょうね。
「泣く」という現象は、「悲しい」「悔しい」「欲しいものが手に入らない」など「不快な感情」を抱いたときに起こりますね。お子さんの場合、何が不快なのでしょうか。「欲しいもの」とは何でしょうか。「物」でしょうか。いろいろ試したのですからそうではないということに気がつきますね。わたしには、お子さんが「お母さんもっと落ち着いて、わたしのことをよく見て」と言っているように思えてなりません。もう少し大きい子でしたら「もっとわたしを信用して」と言うかもしれません。落ち着かない気持ちで抱っこをしても、お母さんの心配する気持ちがお子さんに伝わり、ますます不安になり落ち着かなくなってしまいます。ましてや優しくされたり冷たく突き放されたりの両極端な対応は、どちらが本当のお母さんなのか分からなくなり、お子さんの不安を増長させます。お子さんを守ってあげられるのはお母さんあなたです。もっと自信を持ってください。「大丈夫、お母さんがついているよ」という大きな心で包み込んであげてください。そうすればお子さんはきっと落ち着くと思います。
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Q.6:三歳の男の子です。二歳半を過ぎたあたりから、いたずらばかりして困っています。怒ったときはやめるのですが、すぐにまたやっています。どうやってやめさせたらよいまでしょうか。
A:第一反抗期といわれる2・3才のころというのは、いわゆる自我の目覚めと言われますね。それまでは親の言うことが全てだったわけです。言い換えると、親の喜ぶことをすることが子どもにとっても嬉しいので一生懸命望まれるままに色々な仕草をして見せます。親にとっても仕草の一つ一つが可愛くまた嬉しいものだから、ついつい要求してしまいます。
そのころの子どもは、目に映る様々なことに興味が出てきていますので、次第に行動範囲も広がり親の予想しないことをします。その心は「これ何だろう」「これをしてみたい」でいっぱいになります。ところが親のほうは、「だめ」「いけません」という言葉かけが増えてきます。そうすると「なんで?どうして?さわりたいのに、したいのに・・・どうして?どうして?やだぁ!やだぁ!」となるわけです。制止が多くなると、常にくすぶり状態で欲求不満になります。満足を得る機会がなければ欲求不満が募るばかりで、いわゆるぐずり・反抗がいつまでも続くことになります。大人はつい「いたずら」と捉えてしまうんですね。満足が得られる機会を作ってあげましよう。ダメなときはきちんと話してあげましょう。好奇心旺盛の時期と捉えれば、対応の仕方も工夫できるような気がしませんか?
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