・
|
野川(喜多見3〜9丁目)
「野川を歩く(1)」でも書いたとおり、私の幼少期は飛び越えることが出来るような小さな田圃の中の用水路であったが、今は大きく開削されて、両岸の間は概ね35m程度であり、水流の幅は10m前後である。 一時に比べれば相当に水も綺麗になってはきたが、水面近くに寄ってみると汚水臭は未だに残っている。水たまりには大きなコイが多数泳いではいるが、これが清潔である証拠にはならないようだ。水路にはカルガモ家族が住んでいたり、だいたい200m毎に一羽ずつシラサギが立っている。神明橋の近くでも、毎年カワセミが営巣し、子育てをしている。 川縁には四季折々の花が咲き、神明橋の下では水面に触れることができるが、喜多見の大半の場所はフェンスが作られていて、川縁へ降りていくことは出来ないのは残念だ。 喜多見地区約2km強に10個所の橋が架かっている。最上流が「神明橋」で、右岸の「きたみふれあい広場」(小田急電車基地)と左岸の「神明の森みつ池」を結んでいる歩行者専用の橋。この周辺には桜並木が整備され、サクラの開花時は見事である。 野川の両岸には舗装された散策路(サイクリングロード)があり「きしべの路」と名付けられ、朝夕には犬を連れて散歩をしている人の姿を多く見る。 上流から2番目で小田急線に沿っているのが「上野田橋」、喜多見8丁目と「喜多見不動尊」をつないでいる。戦後間もない頃は、この橋のたもとに麦藁屋根の水車小屋があり、いつもコットンコットンと脱穀をしていた。3番目は「中之橋」、いつも車が渋滞する世田谷通りカーブ部分の橋である。 4番目は喜多見7丁目と崖線のお茶屋坂(喜多見の坂)とを結んでいる「雁追橋」で、「がんおいはし」とフリガナが振られているが、私の子供の頃は「がんごばし」と呼んでいた。その下流には人通りの少ない「中野田橋」がある。 多摩堤通りに架かっているのが「喜多見大橋」であるが「大橋」と名乗るほど大きい橋ではない。確かに喜多見の中では一番大きい橋であることに間違いないはないのだがーー。 7番目は「茶屋道橋」でここも人通りは少ない。次は荒玉水道路に架かる「水道橋」である。荒玉水道とは多摩川の伏流水から取水し、砧(喜多見)浄水場から圧送されて、杉並、高円寺方向へ一直線に送られている。この辺りの右岸に「次太夫堀公園」がある。その次は目立たない「大正橋」で、最後の10番目は多摩堤通りを二度交差する部分の「新井橋」、東名高速道路に隣接している。ここで喜多見は終わり、宇奈根に入る。
20000915掲載 |
・
| 喜多見不動尊 | 筏道と念仏車 | 氷川神社 | 氷川神社の祭礼 |
| 氷川神社の節分 | 慶元寺 | 知行院 | 宝寿院 |
| 登戸道 | 須賀神社 | 湯花神事 | 次太夫堀公園 |
| 野川 | 多摩川 | 稲荷塚古墳 | 喜多見の坂 |
| 喜多見いろいろ | 砧(きぬた) | 宇奈根氷川神社 | 永安寺と大蔵氷川社 |
| 観音寺 | 武家屋敷門 | 喜多見の地勢 | 武蔵国 |
・