鈴仙・U・イナバ


■ 東方永夜抄より(?) 鈴仙・U・イナバ ■


30分で終るはずだった作戦は、敵の予想外の反撃によって失敗した。
我々の部隊は、迷路のような路地に引き込まれて分断され、敵支配地域で孤立してしまった。

...私の小隊が、ここに防御陣地を構築して立て篭もってから、既に一週間が経過した。

この建物は幸いにも敵の補給所だったらしく、残されていた食料と武器弾薬を接収することができたため、相当期間はここに篭城することは可能だ...しかし、無線機は戦闘中に破損し、念波通信も何らかの妨害がされているのか全く通じない状態だ。
サバイバル発信機を動作させたが、本部が救難信号を受信できたのか確認する術は無い。
今できる事は、救援が来るのを信じて待つことだけだった。

ふと、作戦開始前に技術将校が言っていた事を思い出した。「これは仮想現実での演習だ。本物同様に感じられるが、現実では無い。仮に戦死したとしても、実際に死ぬ事は無い」

確かに仮想現実のシミュレーションは完璧だった。いや、完璧すぎた。
今の我々には、この現実が仮想現実だと確認する手段は何も無いのだ。
それどころか、私の記憶では部隊がこの砂まみれの街に派遣されたのは、三週間前だった筈だ。

明らかに記憶に矛盾が生じていた。
それとも、技術将校との会話こそが戦闘の恐怖が生み出した妄想なのだろうか...

表通りから車両の移動する音が聞こえる。恐らくは敵の武装車だろうが、もしかしたら救援部隊が到着したのかもしれない。私は小銃を下ろし、傍に置いてあったロケット弾発射筒をいつでも発射できるように準備して、崩れた壁から通りの様子を伺おうと身を乗り出した...

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仮想現実を用いた演習は、技術的には成功した。参加した将兵は、仮想現実での戦闘が全く現実と区別がつかなかったと証言している。しかし、あまりにも現実的で過酷な仮想現実での戦闘は、参加将兵の8割に重篤な戦闘時ショックを発症させ、また約1割の将兵は演習終了後も意識が回復せず、「戦死」するという悲惨な結果となってしまった。(この演習での体験が、後のレイセン中尉亡命事件の遠因であったとの見解もある)

調査委員会は、過酷すぎた初期シナリオ(地上で実際に行われた戦闘をモデルにしたと言われている)が原因であり、仮想現実技術には問題は無かったと結論したが、訓練方法そのものが非兎道的との世論の批判もあり、その後再び仮想現実を用いた演習が行われることは無かったという。




装備とか

AKS-47とRPG-7に見えますが他人の空似です。こう見えても素粒子とか出ます(嘘

銃器のチョイスにはあまり深い理由も無く、単に手元に丁度良い資料があった程度の理由です。
まぁ、鈴仙にはあまり似合わない、というか東方と銃器の組み合わせ自体が微妙すぎるような気もしますが...

服装は、最初はハーネスとか色々付けようと思ったのですが、最終的には儚月抄での描写に準拠した程度
(ヘルメットだけ?)に抑えました。

あぁ、あと、ぱんつが丸見えなのは、使った資料が某MCアクシズだったので。(^^;
こう見えてもフェムトファイバー製で120mm砲のAPFSDSの直撃に耐えます。(無


背景とか

AK47+RPG-7で最初に連想したのが映画「ブラックホーク・ダウン」だった、という訳で何となくそれっぽい背景にしたのは良いのですが...どうやってこのシチュエーションを理由付けするんだよオイ。

で、作りながら無理矢理に捻り出したのが上の文章でして。あぁ、正直痛いナァ...orz



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2009/10/19

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