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初めての単独行!宝満山(2001/4/1)

付き合いの長い友人は知っているが、実は、きゃらはめちゃめちゃな心配性である。心配して、心配して、石橋を壊した事が今までの人生でも多々あった。(^^;心配して、心配しすぎてぶちきれて、驚くほど大胆な行動に出た事も、まああるにはあるが、そう、基本的には、心配性なのである。本当である。信じてほしい。(笑)

こんな心配性な私だから、今までの山行きでも、さんざん心配を重ねてきた。初めての北岳、八ヶ岳、涸沢岳、、、、毎回、泣きそうな目にあっているのである。だから、とてもじゃないけど、一人で山に行こうなんて、考えた事はなかった。

しかし、色んな人と出会い、色んな山に登るようになって、少しづつ、私の中に単独登山へのあこがれが育ってきた。仲間と行く山も楽しい。だけど単独でも動ける。そういう人になりたい。そう思い始めたのだ。

しかし、いざ、一人で山に登ろうとすると、脳裏に、山小屋の主人に殺された女性の話やら、単独行の

最中に行方不明になってしまった人の記事やらが脳裏に浮かぶのである。何度も計画して、実は、何度も挫折していたのである。

4月の1日。本当に久しぶりに自由な休みが取れそうだと分かったとき、私の脳裏に浮かんだのは、単独行!の3文字であった。時は春。時期もよく、新年度の初日である。新しい計画を事を始めるのにこれ以上適した日はないだろう!私の腹は決まった。そして、初めての単独と残の行く先は、私の大好きな宝満山!これしかないだろう。(登山者が多いから何かかっても助けてもらえそうだし(^^;)

前の夜は寝付きが悪かった。何度想像しても、想像できないのである。一人で山に登っている自分が。。。しかたないよね。

朝6時に目覚しが鳴った。昨夜、なかなか寝付かれなかった私は、目覚しを止めて再び夢の中へ。。。。はっ。と気がつくと30分ほどたっていた。当初の計画より1本遅いJRに乗る事にする。

JRで二日市駅まで行き、駅のコンビニで昼御飯とお菓子などを買い込んだ。コンビニを出ると丁度西鉄二日市駅行きのバスが来たので飛び乗る。次のバス停が西鉄二日市駅。バス代は100円だった。

西鉄二日市駅につくと、なんと2分後に太宰府行きが出る。大慌てでチケットを買い飛び乗る。電車はすいている。なんかぼーんやりした気分。まだ夢の続きを見ているみたい。

8時55分、太宰府駅出発。天満宮をぬけて、大石茶屋の裏からレトロなトンネルをくぐる。其の先を左に曲がって竃神社を目指した。私はいつもトップに立つと飛ばすくせがあるので、ゆっくりゆっくりと言い聞かせて歩く。

竃神社は桜が満開。美しい。桜の下には場所とりのロープやシートが敷き詰められている。お手洗いに行き、社殿の前で登山の無事をお祈りしてから、登り始めた。このあたりから、徐々に目が覚めてきた。9時40分、竃神社出発。

山に登るのはひさしぶりである。ぼちぼち登る。

さすが、宝満山。たくさんの人が登っているので、全然不安は無い。一人でいるとおしゃべりしないので、色んな音に敏感になる。背中でザックがきしむ音。靴の足首の皮がきしむ音。鳥の声。そして、光にも敏感になる。春の光は金色。

1の鳥居をすぎたあたりで、体も温まったから、そろそろ付加をかけてみよう。と、思いペースをあげる。息が弾む。胸がどきどき。しだいに足が重くなってくる。乳酸菌たまりまくりという感じである。ブランクがもろに見える。くぅー、つらいぜ。

しかし、単独行だと、こういうつらいときに気がまぎれないのが、問題だよなぁ。友達と一緒だったらおしゃべりしたり、はげましあったりしてがんばれるんだが。。。と一人、ぶつぶつ思う。。。

途中、小さな小鳥が登山道に飛び出してくる。私が近寄っても怖がる様子はない。しばらく、登山道の廻りの木々を飛び回って遊んでいた。しんどい時にはげましてくれたのが、この小鳥たちである。たくさんの小鳥を見かけ、うつくしい声に聞き惚れた。また、いろいろな花が咲いている。赤い実もなっている。見飽きない。

1度休憩。水分を取り、ビターインでカロリー補給。ぼんやり座っていると、どんどん登っていく人に追い越される。なんとなく、あわただしく、再び立ち上がった。

百段がんぎをすぎれば、つらいところもおわりである。しかし、乳酸菌たまりまくりの足はどんどん上がらなくなっていく。がんばる。

途中、なんとかの井という看板を見つける。20メートルとのことなので、いってみようと、右折。ところが途中で、いきなり道が無くなる。ロープは張ってあるが、岩の斜面である。横木が渡してあるが、これもどうもあやしそうな木である。おまけに前日の雨で岩も木もつるつる。一度は諦めかけたが、勇気を出して、再チャレンジ。えいやっと乗り越える。しかし、たどり着いたのは岩の下の小さなたまり水。そうきれいでもない。がっくし。。。

さいごの胸突き階段を乗り越えて、山頂到着。11時ちょいすぎである。1時間30分ほどかかった計算になる。かまど神社上宮にまずお参り。記念写真をたのんで撮ってもらう。其の後大岩の上で昼食。お湯を沸かして、もずくスープとおにぎり2個。紅茶である。かなり冷え込んできたので、すぐにフリースや上着を着込む。福岡市の方向は春霞なのかぼんやりと霞んでうららかである。其の中でなぜか福岡ドームだけがまばゆいくらいに太陽の光を反射していた。

食後は、のーんびり岩の上でお昼ね。一人だとさすがにビールなど飲む気にもなれない。40分ほどゆっくりしたが、冷えてきたので、テン場に移動してそこでコーヒーでも飲んで下山しよう。と思う。

荷物を抱えてテン場に移動。途中、稚児落としの岩壁に、つららがたくさん下がっていてびっくりする。さぶいはずだぁ。。。テン場についたら、いきなり、こっちに向かって手を振る人がいる。だれだ?QYAMAのTさんである。びっくりぃ。Tさん、丁度堤谷から登ってきたところだそうで、ビールを美味しそうに飲んでいる。

Tさんのシートにおじゃましてしばらくおしゃべり。お湯をいただいてコーヒーを飲む。テン場から、見える大岩にロープを使って上り下りをしている人を発見。見てるだけでどきどきする。

12:35下山開始。女道をたどり、再び、正面道から下山する。下りは、さっくさっくである。るんるん飛ばす。13:30竃神社着。朝は誰もいなかった桜の下が、すごい人だかりになっている。皆、宴会モードで盛り上がっている。フイルムがあと1枚あったので、通りすがりの御夫婦にシャッターをおしていただいて、桜とともに写る。

さくさくと太宰府を目指す。私の目標は、大石茶屋の梅が枝餅と梅ジュース。竃からの下りで、歌が出始める。私は、一人のときなどよく歌っている。友人と山に行っても下山の際は、一緒に歌ったりしてるのだが、今回は歌のかけらも出なかった。それほどに緊張していたのだろうか?と自分で不思議に思う。

レトロなトンネルをぬけて、14時、太宰府到着。ところが、である。なんだかわからないが太宰府はおお賑わいなのである。大石茶屋も満席。おまけにザックをしょってるのは私一人なのである。なんか急にさびしー気分になる。

太宰府天満宮で、かわいい学生たちの就職試験合格祈願をして、参道へ。観光バスの団体なんかがいて、ザックをしょって、汗くさいであろう自分がなーんかはずかしくなる。でも、まけないぞぉ。と胸を張って参道の真ん中を歩く。

きくちに行くと、お持ち帰りの長蛇の列。喉も渇いたし、2階の茶房へ。アイスコーヒーと梅が屋餅2個で700円。きくちの茶房は窓が無いからなーんかいや。でも、お持ち帰りの餅を一緒に頼めるのは便利。隣のテーブルは、子供1人と両親の3人組み。その父いわく。「今日は**君が、小学校でちゃーんとお勉強ができるように、お参りにきたんだよ。」そうかぁ。新学期の学業祈願で、今日はこんなにおおいのねぇ。と、納得したのでした。

家族へのお土産に、梅が屋餅をGETし。帰路についたのでした。

しかし、今回、ひとりの山行きを初体験して、これは楽しい!ということを発見。この調子なら**(あえて伏せ字)にも一人でいけるかな。ふふふ。と一人微笑んでおりました。


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最終更新日: 2001/4/2