私の合格体験記
        〜 くろのしんさん 〜

        “H15年度合格者”

私は2回目で合格することができました。
1回目は市販のテキストを使っての独学でしたが、テキストに書いていない
ことが答練や模試で出題されることが何度かあり、テキスト不信に陥って
しまいました。言うまでもなく、受験した日に不合格を確信しました。

そこで、2回目は予備校を利用することにしました。
通学だと勉強仲間ができていいかな、と思いましたが、昔予備校に通学した
だけで勉強した『つもり』になってしまい、中途半端に終わってしまった経験
があったので、カセットテープつきの通信を受講することにしました。
利用する受験団体は、HP上の評判やガイダンスに参加したときの印象、
テキストの見本や改正法のフォロー体制などをみて、IDE塾にしました。

1.普段の勉強

基本的には、電車の中でテキストを熟読し、家に帰ってテープを聞いたり、
過去問を解く、というスタイルでした。

テキストを読むときは、『なぜそうなるのか?』はもちろん、『この知識
を活かすためにはどうすればいいか』『本番で思い出せなくなったときでも
頭をひねって正解にたどり着く方法はあるか』といったことを常に
考えていました。

ごく単純な暗記事項も、そのまま飲み込むのではなく、一度は頭で考えました。
たとえば、労災の障害補償給付の前払一時金と差額一時金の時効の違いは
どうしてなのか、介護補償給付の補償額や雇用保険の給付日数の表を試験中
に落ち着いて再現できるよう、同じ日数のところはどこか、違いはどこか
などです。


また、語呂合わせやある科目の勉強中に他科目と似ている箇所があれば、
テキストの横に『○○と似ている?』『○○と△△はどこが違う?』と
書いていました。
そして、何度も呼んでいくうちに分かったことがあれば、その下に分かった
ことと他科目の関連部分のページ番号を書き込みました(他科目のテキスト
にも同じ作業をしました)。ただ電車の中では厳しいので、該当部分に
ふせんを貼り、家に帰って書き込むようにしました。

サブノート等を作ろうかとも思ったのですが、もともと凝り性なので時間
を無駄に使ってしまうと思い、結局作りませんでした。その代わり、
テキストになんでも書き込んでいくように心がけていました。

テープは1回聞いただけです(厚生年金は2回)。
というのは、テープはテキストを分かりやすく解説してはいるけれど、
そのテープにたよりきってしまうあまり、読みながらあれこれ考えると
いう作業をおろそかにしてしまうのではないか、と思ったからです
(人それぞれだとおもいますが)。

問題集は、テキストの章末問題と付録の問題、あとは条文別過去問を
使いました
(他にも問題集を買ったのですが、時間がなくて解くことができません
でした)。
また、とれとれは、毎朝出勤前に印刷し、お昼ご飯を食べたあとに
読んでいました。問題を解く時も、『なぜそうなるのか』を考え、
答えのとなりに理由を書き込みました。

白書は、ライセンスセンターから頂いたものを2,3回通読しました
(選択式対策の通信を受講していたので。この問題集は1,2回
解きました)。

白書は早い時期(なるべく年内に)に、一度通読されるのをオススメ
します。
確かに、早い時期に読んでもすぐに忘れてしまいます。でも直前期に
読み直すとき、焦りをあまり感じることなく、するするっと読むことが
できるのです。

私は、平成14年版と15年版の厚生労働白書、労働経済白書は
14年版と労働力調査などの速報をまとめたもの(こちらもライセンス
センターから頂いたものです)に目を通しました。

白書はもちろん選択式対策としてキーワードに着目しながら読む、
ということも大切ですが、私は昨年版との違いに気をつけながら
読んでいました。


2.直前期

直前期は予備校の答練問題をメイン教材にし、分からないところに
ついてテキストを確認するという作業を繰り返していました。
電車の中では答練の一部になっている一問一答を解き、会社が終わった
あとには予備校の自習室に通う毎日でした。たいてい仕事の疲れで
眠くなるのですが、その時は割り切って『5分だけ!』と言い聞かせて
(たいてい10分から15分くらいになるのですが)寝ていました。

私は5月と7月にライセンスセンターの、8月にはIDE塾模擬試験を
受けました。
模試では必ず足切りにひっかかっていました。最初は選択式だけだった
のに、最後の模試では選択・択一ともに足切りにひっかかってしまった
のです。

点数は足りているのに、足切りに引っかかってしまったら元もこもない。
1点の重み・1点の恐ろしさを感じ始めたときでもありました。
これはまずい、このままでは落ちる・・・という不安・恐れがだんだん
大きくなっていきました。

でも、絶対に合格したかったので、なぜ足切りに引っかかってしまうのか
を考えました。そして、私は知らない問題やあやふやになっている部分
が出題されたらどうしよう・・・という不安・恐怖から、しらずしらず
のうちに焦りやケアレスミスを生んでいるのではないか、と思いました。

最後の模試が終わったあと、不安に思ったことを箇条書きにしました。
そして、その紙を横に置き、終わったらそれを二重線で消しました。

ほんのちょっとでも気になることがあれば、必ず目を通すようにしました。
本当に些細なことや、仕事中にふっと頭をよぎったことでも、必ずです。
なぜなら、もし気になったことが本番で出題されたら、そして、その問題
が解けなかったばかりに足切りに引っかかってドボン、なんてことに
なったら絶対後悔する!思ったからです。

また、ある方のアドバイスを参考に、時間配分と問題を解く順番を
決めました。
仕事中は試験の開始時刻を、休日は開始時刻と終了時刻を意識するよう
心がけていました。ただ時間を確認するだけでなく、『よし、これから
選択式だぞ!』『さ、次はこの科目に取り掛かろう!』という意識を
もって行いました。

直前1週間は、本番と同じタイムテーブル・条件で動きました。
(といっても、昼食の時間を試験と同じにするとか、試験時間中は飲み物
を飲まない、ということをプラスしただけなのですが)。本番と同じ
タイムテーブルで動くことで、体を試験モードにして緊張しないように
しよう!と思ったのです。

それでも、前日はものすごく不安になりました。最後に不得意科目を
持ってきたせいもありますが、こんなにわからないことがたくさんある
私が、合格するはずないよなぁ、と思っていました。

そして、当日・・・。
なんと、前日に不安になって確認しなおした箇所、仕事中にふと気に
なった箇所が見事に出題されたのです!それも、労基に安衛、社一
でです。この3点がなかったら、私は合格できませんでした。

また、雇用保険の給付日数の表は直前に確認しなかったのですが、
以前に思っていた類似点、相違点を時間をかけて思い起こし、なんとか
点数に結びつけることができたのです。これもまた、貴重な1点と
なりました。

結果として、選択式は36点、択一式は45点をとることができました。


3.まとめ

振り返って見ると、私が合格できたのは、常に『8月24日の本試験
会場に座っている自分』を多少なりとも意識しながら勉強したから
ではないかと思います。

勉強したくないなぁ、と思うとき、ここは苦手だからやりたくないなぁ、
と思うとき、一度『会場で後悔したくないでしょ?』と自分に問いかけ
ました。やる気にならないこともありましたが、それでももう一度
取り組もう!というきっかけになりました。

直前期は本当に不安でしたが、keikei先生のコメントを
読み直したり(カレーの話がとりわけ大好きでした)、お笑い番組を
1つだけ選んで爆笑したりして、少しでもストレスを軽くするように
していました。


最後に、keikei先生、凜吾くん、本当にありがとうございました。