私の合格体験記
        〜 どっこさん 〜

           “H20年度合格者


【H20年本試験点数】 選択30点(健保2点救済) 択一57点
【受験回数】2回(内1回 記念受験)
【学習期間】1年半(前半は相当怠けていたので実質は1年程度)
【勉強方法】 通学(TAC総合本科生コース)
【使用教材】 TAC各種テキスト
        合格のツボ(択一式)
        真島 選択式徹底整理
        とれとれ(超重要、横断縦断、一般常識)
【志望動機】
人事部に勤務しているのですが、上司や他のスタッフに比べて知識もスキルも
圧倒的に劣っていることを自覚しており、焦っていました。
「ただ焦るだけより、自分で溝を埋める努力をしよう」と思い、受験を決意しました。




【はじめに】
私は完全に"落ちこぼれ"の受験生でした。
模試は3回受けて3回ともDランク、答練もCランクとDランクを連発。
唯一Bランクをとれたのは労基法だけ、という状態で、"合格圏外"に常駐して
いる受験生でした。
そんな私でしたが、無事に合格を手にすることができました。
私の勉強法や反省が少しでも皆さんのお役に立てればと思っています。


《1年目》
4月からTACの速習本科生コースに通ってはみるものの、全く授業についていけず
ほとんど授業に出席せずに終わる。
本試験はもちろん歯がたつはずもなく、"受けただけ"で終わる。

《10月〜1月》
気合を入れ直して10月からTACへ再度通い始めるが、勉強方法がよくわからず、
"単に授業に出るだけ"という状態が続く。予習・復習はほとんどしていませんでした
年末年始は労基のテキストを読み直しただけ、過去問はテキストに載っている数問
の問題を解くのみ、で終わる。
TACでは2〜3科目毎に"実力テスト"という基本問題を集めた試験があるのですが、
労働法科目は全て平均点を下回りました。

《2月〜3月》
友人のある言葉がキッカケで「このままじゃ今年も絶対に合格できない!」と焦り、
再度勉強を決意。すでに授業は労働科目が終了していたので、社会保険科目から
仕切り直すことにしました。
2月は毎日1時間ほど早く出社し、会社近くのカフェで朝食を食べながら授業の
復習をしました。
復習方法は 前回の授業範囲の"合格のツボ"を解き⇒間違えた箇所はテキスト
で確認⇒2〜3日に1回TACのミニテスト(10問の超基本問題)を解く という流れ
で行いました。
仕事後は頭が疲れてなかなか机に向かえなかったので、お風呂につかりながら
選択式対策教材を見て用語を少しずつ覚えるようにしました。
その甲斐あってか健保・国年の実力テストで初めて平均点をクリア!
・・・・・とここまでは順調だったのですが、気を緩めて友人と国内旅行へ出かける
ために厚生年金の授業を2コマ休んだことで全てが崩壊。
たった2回休んだだけで全く授業についていけなくなり、完全なるスランプに
陥りました。
その後もとりあえず授業にだけは出ていたものの、復習も全くやる気が起きず、
「いっそ受験をやめようか」と考えるようになりました。

《4月》
スランプも3週目に突入し、授業も一般常識が始まりあまりに広い内容に
ついていけずどん底にいた時に、インターネットで偶然"とれとれ"の存在
を知る。
基本事項の理解さえ追いつかず、過去問もまだ1回たりともまわしていない
状況だったので藁にもすがる思いでとれとれの購読を始める。
とにかく毎日30分〜1時間だけでもカフェへ行き、"とれとれ一般常識"を
読んでからテキストの該当箇所を読み返すことにしたところ、雲を掴むよう
だった一般常識が
少しずつ輪郭を持ち始める。この感覚が面白く、日に日に勉強時間が長く
なっていき、気が付けばすっかりやる気を取り戻していました。
keikei先生もよくおっしゃっていますが、スランプに陥った時は変に自分を追い
込まず、 何か一つ目標を決めて(私の場合は「毎日30分でもいいからカフェへ
行き、大好物のココアを飲みながらとれとれを読む!」でした。)とにかくそれを
頑張ってみるといい と思います。
自分を責めて焦りを増すよりも、自分に充実感と自信を取り戻すことが大切だと
思います。

《5月》
GWから1ヶ月をかけて一般常識以外の全科目の復習をしようと計画するが、
"テキストを1から読み直す"という超非効率的な方法だったため相当な時間が
かかり、 5月末の時点でもまだ労災・雇用・徴収を一通り読み直しただけ、
という結果に。
"とれとれ"や過去問を使って問題演習を中心に復習するべきだったと反省して
います。
この時期に時間をとられたことで過去問をまわす時間がなくなり、後にかなり
苦しい思いをしました。

この頃からようやく選択式対策に本腰を入れました。
手持ちの問題集を全て科目別に切り離し、行きの通勤電車内は"合格のツボ"、
帰りの電車内は選択式、会社の昼休みは"とれとれ"を読む、
土日はテキストを読む(本当はこの時間に過去問を解くべきでしたが・・)、
といった 感じで時間毎に勉強する内容や科目を決めました。
私は飽きやすい性格なので、この『時間毎に勉強するものを変える』という方法は
性に合っていました。「今日コレをやれる時間は今しかない!」と思うと自然と
集中力が増すし、やることが決まっているので「何から手をつければいいんだろう」
と悩む時間の無駄もなくなって良かったです。
また、この頃は1日に2〜3科目以上に触れるよう心がけていました。とはいっても、
1科目をメインにしてそこに重点的に時間を割き、残りの2科目は10分〜20分で
基本問題を解き直すだけ、という感じです。本試験では1日で全科目の知識を
引き出さないといけないので、科目毎に頭を切り替える練習を少しでも積んで
おくようにしました。
GW以降は、行き帰りの電車の中(往復40分)、会社の昼休み30分〜40分、仕事が
終わってから2時間ほどの1日計3時間半程度を勉強にあて、土日は自習室や自宅
近くのカフェなどで5時間〜7時間ほど勉強しました。
また、授業の後は必ず2時間ほど自習室に残りその日の授業の復習をしていました。
勉強で頭が疲れた時は自然豊かな公園を散歩したり、お気に入りの町を散策したり、
友人とご飯を食べたりしてリフレッシュしました。
友人とご飯を食べる時は、"勉強しないといけないから○時までだけどいい?"
と正直に伝え、ダラダラと長引くことがないようにしました
ここへきてようやく長時間勉強の習慣がついてきましたが、過去問演習の時間が少な
すぎたため、模試や予備校の試験の成績は全くあがらないままでした。


《6月〜7月》
予備校の先生から「テキストは一回横に置いて、早く過去問を演習しなさい!」と
いう アドバイスをいただき、ようやく過去問をまわし始めました。
この頃からは"1日毎のスケジュールをたて、2〜3日毎に進捗状況をチェックし再度
スケジュールを立て直す"ということも毎日の習慣になっていました。
毎日のように本試験までの日数をカウントしていたため、時間があまりにも足りて
いないことを痛感し、"『合格するために最低限やっておかなければいけないこと』
を 洗い出し、それをこなす"ことを強く意識していました。
高得点合格よりも、とにかく『最低点でもいいから合格する』ことを目標にしました
具体的には、次のような工夫をしました。

・過去問は難問や難易度高めの応用問題は無視。基本問題のみに注力。
・唯一の得意科目である労基法は過去問をきっちりまわすのは1回だけ、2回目は
間違えた問題だけまわす。
 そのかわり"とれとれ"の超重要と縦断講座は3回は読みました。
・一般常識は足切りにひっかからないことだけを念頭に置き、"とれとれ"と過去問
のみ、白書対策は"とれとれ"と予備校の一般常識セミナーのみに注力。
 白書は購入しませんでした。
・"とれとれ"は何度も間違える問題や特に苦手な箇所などをピックアップして1つの
ファイルにまとめ、これを毎日繰り返し解く。
 ピックアップしすぎるとファイルが厚くなってやる気がなくなるので、"重要度は高い
のに、ものすごーく苦手な箇所"のみを厳選。ちなみに具体的には
 "労基の変形労働時間制"、"労使協定の要不要"、"雇用保険の各種手当給付の
要件"、"健保の改正部分" などをピックアップしました。
・模試の復習は、基本問題で間違えた問題の解答を読み直すのみ。応用問題や
難問は一切無視。答練の復習も全体の正答率が50%以上の問題のみを復習。
 ただし、模試・答練共に選択式は全問復習しました。
・2回以上間違えた問題には付箋をつけておき、どうしても時間がない日はこの
付箋がついている問題だけを解くようにする。
・1日に3科目以上に触れる。
・葛根湯を買い、少しでも風邪の気配がしたらすぐに飲む。周囲で風邪が流行ったら
マスクをつけて自己防衛。すごく疲れている時は前述のTACのミニテストを解く
だけ にして早めに寝る。これ以上の時間を失いたくなかったので、体調管理は
最優先
苦手部分の克服については、"とれとれ"縦断・横断講座や"超重要過去問講座"で
わかりやすくまとめてあったので、本当に重宝しました。
初めて過去問をまわした時に「あれー、過去問まわすの初めてなのにどこかで
見たことある問題だな」と思っていたら、それが"とれとれ"の超重要過去問講座で
解いたことのある問題でした。特に労基では初めて過去問をまわした際に、
すべての年度において8割以上正解することができました。

《7月・最大の危機》
忘れもしない7月下旬に行われた厚年の答練。ここで私は平均点よりも20点も
低い点数をたたき出すという、絶望的な事態に直面しました。
あまりに低い点数にしばし呆然とし、目の前が真っ暗になりました。
かなり落ち込み、「今年は絶対受からない」と絶望的になりましたが、keikei先生の
「ぜーーーーっったい、諦めたらあきません。」
という言葉を思い出し、残り1ヶ月間に必死でもがいてみることを決意。
とはいっても、これだけ低い点数をとるということは基本が身についていない。
かといって、今更テキストをじっくり読む時間もない。
・・・というわけで、"とれとれ"の超重要と年金強化月間の問題を引っ張り出して
ファイリングし、これを何度も解くことにしました。
『足きりだけにはひっかからないように。できれば6点ゲット』を目標に据え、
とにかく基本問題だけを頭にたたきこむことにしたのです。
また、厚生年金の基礎となるのは国民年金ですから、国年とあわせて復習
することにしました。
この日から、会社の昼休みは年金2科目対策時間へ変更。"とれとれ"をじっくり
読み問題を解くということをひたすら試験直前まで繰り返しました。
3〜4回まわした頃から、・過去問1年分(時間がない時は数問だけ)を解き
⇒・間違えた問題に該当する部分の"とれとれ"を再熟読 という流れに変えました。
土日も必ず1時間以上は年金2科目の復習にあてました。

年金2科目は苦手すぎて初めは過去問も全く解けませんでしたが、とれとれを3回
まわすとさすがに解けるようになってきました。
(といっても、解けるようになったことを実感したのは試験のわずか1週間前
でしたが・・・・)


《8月〜試験直前》
会社の上司・同僚の協力のおかげで、8月に入ってからは残業はほとんどせずに
毎日のように定時(18時)で退社しました。隔週で休暇もいただき、試験直前
1週間も休暇をとらせていただきました。前述の"最大の危機"でかなり絶望的な
気持ちになっていましたが、「会社のみんなにこんなに迷惑をかけているのに、
これで合格しないわけにはいかない。」と、改めて気合が入りました。
8月に入ってからは、過去問や答練の中で間違えた問題をひたすらまわしました。
全く時間が足りなかったので、最後の方は"解く"というよりも1問1答のようにして、
 問題を読む⇒瞬時に頭の中で解答を考える⇒30秒考えて答えが出なかったら
すぐに解答を読む という感じでまわしていました。
また、これまで正解できた問題についてもど忘れ予防のために再度目を通しました。
まわす問題は、相変わらず基本問題と"これまでに見たことがある"問題のみ。
それ以外の問題は全て徹底して無視しました。
試験直前1週間も基本の流れは変わりませんが、1日に全科目に触れるよう
心がけました。
試験前日の最後は、大の苦手の年金2科目の過去問に再度目を通しました。
この行動が本試験合格につながるとは、この時は知る由もありませんでした。


《試験当日》
方向音痴の私は"道に迷って焦る"というリスクを避けるため、昨年の記念受験と
同じ試験会場を選択。おかげで時間も心も余裕を持って到着。
(一度試験会場に行ったことがあるとコンビニの位置などもわかり当日の時間を有効
に使えるので、試験会場には試験前に一度足を運んでおくことをオススメします。)
午前中の選択式は難易度の高い問題が多く、非常に苦しみました。解答用紙を提出
してからも心の中は不安で一杯。
でも、「あれだけ考えて選んだ解答なんだから、正解しているに違いない!」
と自分に 言い聞かせ、頭を択一に切り替えました。
色んな方が言っていますが、お昼休みに選択式の答え合わせをするのは絶対に禁物
です。やる気を失うだけですから。
午後の択一は雇用保険を片付けてから不安な年金2科目へ突入したのですが、国年を
解いてみてビックリ。なんと、見たことのある問題ばかり!しかも前日に目を通した
過去問と全く同じ問題がゴロゴロあったのです。
厚生年金は国年よりは難しいものの、 それでもやはり前日見た問題があちこちに。
この2科目がスムーズに片付いたおかげで、他の科目も落ち着いて解くことができました。

そして結果。択一は、なんとあれだけ苦手だった年金2法で、国年がまさかの満点、
厚年も8点。その他労基・雇用も満点がとれ、結果57点という高得点をゲット。
選択式は健保が2点でしたが、救済に救われ、無事に合格することができました。

こんなにも悲惨な状態だった私が合格できたのは、
1.最後まで絶対に諦めず、粘りつづけた
2.本試験までに最低限やらなければいけないこと(基本問題の理解)を常に
 意識し、 勉強方法を工夫・改善した
3.周囲(友人、会社の上司・同僚、予備校の先生、
 そしてもちろんkeikei先生!)の

協力この3つのおかげだと思います。
特に2.で基本問題の復習に徹底的に時間を費やしたことが正解でした。
基本問題を理解しただけでも3科目で満点をとることができたのですから。
受験仲間の一人は年金2科目を得意科目としていたのですが、模試や答練でも
なんとなく得点できていたため基本事項の見直しを怠り、本試験ではそれぞれ6点
ずつしか得点できなかったそうです。私はこの科目が大の苦手だったため、
時間の都合で基本のみに重点を置くしかなかったのですが、かえってそれが功を
奏したのだと思います。
昔、大学受験の際に先生から「受験勉強は『急がばまわれ』。"早く得点力を身に
つけなければ"と焦る時ほど、基礎を固めることに徹底しなさい。」
と言われたことが あるのですが、本当にその通りでした。
最後に、受験勉強中は何度もスランプに陥ることがあると思います。私のように
絶望的 な状況に直面する方もきっといらっしゃるでしょう。
でも、絶対に諦めないでください。
とにかく最後の1秒まで、もがき続けてください。
落ち込んでいる暇があったら、その時間を使って過去問を1問解いてください。
"未来"は、他でもない"今"この1秒1秒の積み重ねでしかないのですから。
自分さえ諦めず"今"行動し続ければ、必ず結果を変えることができます。
絶対に諦めずに、是非とも合格を勝ち取ってください。

長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。