近視の進行について

学童の近視予防について

学童の近視は世界的に増加しており(特にアジアで)問題となっております。

そこで、近視進行抑制について様々な方法が考えられてきました。その中で主なものを紹介します。

 

1.オルソケラトロジー

 寝ている間に特殊なハードコンタクトレンズをして角膜の表面を平らにして起きたら外すという使い方をするコンタクトレンズです。近視の進行を30から60%抑制すると言われています。健在保険適応外で自費診療になります。

 

2.低加入累進屈折コンタクトレンズ

 加入度数の低い遠近両用コンタクトレンズを昼間にするというものです。近視の進行を30~60%抑制すると言われています。(メニコンDUOなどが良いと言われています。中学生・高校生にお勧めです。)

 

3.0.01%アトロピン点眼液

 目薬を1日1回さすだけで近視の進行が抑制される可能性があると言われています。現在治験中でH30年末には結果が出ます。効くという報告と聞かないという報告の両方があります。

 

4.バイオレットライト

 紫の色の光に一定時間当たることにより近視の進行が抑制されるという報告があります。今の眼鏡やコンタクトレンズの一部はUV(紫外線)カットのレンズなので、波長が近い紫の光も同時にカットされてしまうため近視が進みやすいと言われています。紫の光を通す眼鏡やコンタクトレンズをして外で毎日1~2時間遊びやスポーツをすると良いと言われています。(現在研究中です。)

 

5.クロセチン

 サフランやクチナシに含まれるクロセチンというカルテノイドを1日1カプセル飲むだけで網膜の近視抑制因子であるEgrl(early growth response protein 1)遺伝子の発現を近視進行が抑制されるという報告があります。クロセチンはロート製薬で”ロートクリアビジョンジュニアEXという名前で発売されています。

 現在可能な方法はオルソケラトロジー、低加入累進多焦点コンタクトレンズ、クロセチンなので興味のある人は院長に相談して下さい。

 

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