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第1話 ムーミン谷の春(むーみんだにのはる)

2002年8月8日
記念すべき第1話です。動きがとても活き活きとして、見ていてたいへん楽しかったです。おかげで思わずこの「楽しいムーミン一家」にハマッてしまいました。

スタッフ

  • 脚本:宮崎 晃
  • 絵コンテ:斉藤 博
  • 作画監督:村田 四郎
  • 演出:小島 正幸

あらすじ

ムーミン谷に春が訪れ、住人が次々と目を覚まします。スナフキンも旅から帰ってきました。山に登ったムーミンたちは、頂上で帽子(シルクハット)を拾いました。

ムーミンの家で紙くずかごとして使われる事になったその帽子は、ムーミンパパが入れたゆで卵の殻をピンク色の空飛ぶ雲に変えたり、かくれんぼをしていて帽子の中にかくれたムーミンを、見知らぬ男の子の姿に変えてしまう不思議な帽子でした。

Na『パパとママに言われ帽子を川に捨てて、ムーミンはしかし心の中でちょっぴり惜しいなと思いました。それにしてもこの不思議な帽子はいったい誰のものだったのでしょうか。』

かんそう

ムーミンたちがすごく楽しそうに雲に乗って遊んでいてうらやましかった。(^^;)

そんなムーミンたちを見つけたムーミンパパが、あわててムーミンママに教えたときのムーミンママの返事は
ええ、だからみんなに言っといたわ。落っこちないように気をつけなさいって。』であった。
う〜む、なんて的確なお言葉なんでしょう。

姿が変わってしまって誰にもわかってもらえず、ムーミンが号泣する様子はすごい迫力だった。「ムーミンママにも気付いてもらえなかったらどうしよう!」とか「このままムーミンはひとりぼっちになるのかしら?」などとつい思ったくらい。

『本当なんだってばママ。ぼくはムーミンなんだ!本当だよ!』と泣きながら訴えるムーミンにムーミンママはこう言う。
わかったわ。わかったから少しだまって落ち着いてちょうだい。あなたが本当に私のムーミンならちっとも心配することないわ。私が自分の子供を間違えるはずはありませんよ。
とりみだしているムーミンにはもしかしたらちょっと冷たく聞こえるかもしれないが、内容はすごく筋が通っている。

出番は多くないけれど今回のMVPはムーミンママでしょう。ムーミンママがムーミンをジーっと見つめてから『そうよ。あなたは確かに私のムーミンだわ。』と言って抱きしめると、ムーミンがみるみる元の姿に戻っていった時はホッとした。

はっけん

  1. ミイのお母さんが病気なので、おねえさん(ミムラ)は実家に帰っている。
  2. 飛行オニの帽子が変えたもの。ゆで卵の殻→空飛ぶ雲。ムーミン→見知らぬ男の子。

もとのはなし

「たのしいムーミン一家」第1章(前半)
この巻ではまだミイはでてこない。テレビでは上手にミイをいれている。

「たのしいムーミン一家」第2章(前半)
スノークとヘムレンさんも一緒にかくれんぼをして遊ぶ。


第2話 魔法の帽子(まほうのぼうし)

2002年8月
実はさりげなく第1話から話の内容が続いています。

スタッフ

  • 脚本:宮崎 晃
  • 絵コンテ:斉藤 博
  • 作画監督:鈴木 紀男、村田 四郎
  • 演出:鈴木 卓夫

あらすじ

夜中にスナフキンに起こされたムーミンは、2人で川の中州の植木にひっかかっている帽子を取りに行きました。なんと、川の水は帽子の中で、木いちごのジュースに変わっています。

次の日に帽子は飛行オニが落とした物であるらしいことがわかりました。スナフキンとこの帽子の中にアリジゴクを入れて遊んだあと、ムーミンはミイと2人で帽子を家の地下室に隠します。しかし、ミイが毛糸を帽子に入れたので帽子から木がどんどんはえて、家全体がすっかりつる状の木でおおわれてしまいました。そこへ飛行オニがやってきて「えい!」とマントをひと振りすると、木はどんどん枯れていきました。

Na 『ムーミンはあの帽子を飛行オニに返すのが少し早過ぎたと思いました。一度でいいからあま〜い木いちごのジュースをたっぷり飲んでみたかったのです。』

かんそう

孤独を愛するスナフキンは川のほとりにテントをはって暮らすのだが、ムーミンの家のあまりにもすぐ近くだった。本当は寂しがり屋?

アリジゴクは何かのきっかけで元に戻ったりしないのだろうか。自分の巣に落ちたフローレンを食べようとしたくらい短気だったから、元に戻ってムーミンたちに復讐(?)したら恐いなぁ。

それにしても、家中に木がじゃんじゃん生い茂って大変なことになってゆくのに、どうしてミイはあんなにただおもしろがって遊べるんだろう。大人の私はつい後始末のことを考えてしまった。しかし、大人であるムーミンパパとムーミンママは、木を手で折りながらこんな会話をしていた。
ムーミンパパひどいことになった。これじゃぁ毎朝食堂へ時間通りに行けないぞ。
ムーミンママでも良かったわ。これで寒くなってもまきに困ることはありませんよ。
えっ、そういう問題か?

はっけん

  1. ムーミンママのハンドバックの中には、ムーミンパパからもらった大事なルビーの指輪が入っている。
  2. 飛行オニの帽子が変えたもの。川の水→木いちごのジュース。砂→水。アリジゴク→はりねずみ。毛糸→木。

もとのはなし

「たのしいムーミン一家」第2章(後半)
アリジゴクを帽子のなかに入れるアイディアを出したのはスノーク。
「たのしいムーミン一家」第5章(部分)
ムーミンママが帽子にピンク色のつる草をうっかり入れてしまう。みんなでジャングル遊びをするが、日が沈むとつる草は枯れていった。

第3話 浜で見つけた難破船(はまでみつけたなんぱせん)

2002年8月
このお話は1話で完結していますが、大きな流れでいうと第5話までつながっています。

スタッフ

  • 脚本:宮崎 晃
  • 絵コンテ:斉藤 博
  • 作画監督:謝 明揚
  • 演出:斉藤 格、小島 正幸

あらすじ

ムーミンたちは海辺にあるほら穴の探検に行きました。縦穴から入ったムーミンが、ほら穴の奥でお昼寝をしていたヘムレンさんの上に落ちてしまい、大騒ぎになってしまいます。ヘムレンさんはみんなをびっくりさせたお詫びにと、浜にうち上げられている船のことを教えてくれました。

ムーミンパパに船を見てもらうと、どうやら少し修理をすれば乗れるようです。その日からスノークやヘムレンさん、ムーミンパパ、ムーミンママも参加して、みんなで一所懸命に船の修理をしました。そしてついに進水式の日がきました。

Na『船が海に浮かぶと、ムーミンたちは船の旅のことを考えて胸をワクワクさせました。子供たちだけではなくスノークやヘムレンさんもいきいきとしています。』

かんそう

この第3話の裏タイトルは「大人たちの憂鬱」でしょうか(笑)。

スノークは空飛ぶ船の設計図がなかなか描けなくて自信をなくす。そこで、フローレンがムーミンに小説を書いてるムーミンパパも、そうなることがあるのかと聞くと
ムーミンは『パパはいつも自信まんまんだよ。』と答えた。
うんうん、ムーミンパパっていつも妙に自信たっぷりなのよね。

しかし、この時はさすがのパパもスランプで、スノークと一緒にため息をついてた。また、ヘムレンさんも切手を集めきってしまって燃え尽き症候群(?)になってお昼寝をしてたので、なんでもなかった大人はムーミンママだけであった。

船の修理のときタールを塗ってたが、ちょっと子供さんにはわかりにくいんじゃないかなぁ。あんまり気にしない?でも、ヘンに子供向けに“ペンキ”とかアレンジしないのはいいと思う。

そのタールを塗りながらの会話。
ミイ『ス〜ニフ、ぼんやりしてないでアタシにタールを持ってきてちょうだい。』
スニフ『え、ぼくはおまえがタール塗りがやりたいって言うから代わってやったんだぞ。』
ミイアタシ、タール塗りはやりたいって言ったけど、タール運びやりたいとは言ってないわ。
こんなことを言っても受け入れられるなんてさすがミイである。もし同じことを私が言ったら、ただのわがままなイヤなヤツにしかならないだろう。もちろん受け入れるムーミン世界もすごいが。

はっけん

  1. ヘムレンさんのいとこは蝶をコレクションしている。
  2. ヘムレンさんの植物コレクションの記念すべき第1号は「ハマナス」。

もとのはなし

「たのしいムーミン一家」第1章(後半)
ヘムレンさんの植物コレクション第1号は「ニラ」。
「たのしいムーミン一家」第3章(部分)
船は使える状態で見つかり、ママが「冒険号」と命名。

第4話 おばけ島へようこそ(おばけじまへようこそ)

2002年8月
前回みんなで直した船が活躍します。次の第5話と前後編になっています。ニョロニョロ島編・前編。

スタッフ

  • 脚本:宮崎 晃
  • 絵コンテ:小島 正幸
  • 作画監督:木場田 実
  • 演出:小柴 純弥

あらすじ

ムーミンママが船でどこかへ行きましょうと言ったので、ムーミンたちは恐がりのスニフをムーミン谷に残して、修理した船で海を進んで島にたどり着きました。

ムーミン、スナフキン、ミイが島の探検に行くと、助けを呼ぶヘムレンさんの声がしました。3人が駆けつけるとアンテナのような高い柱にヘムレンさんが登ってしがみついています。そしてその下にはものすごい数のニョロニョロが集まっていました。スナフキンの知恵でヘムレンさんを助けだして、みんなは浜辺に戻りましたが、ヘムレンさんは柱に掛けてあった気圧計を持って来てしまいました。

水平線を見ると雲行きがあやしくなっています。どうやら嵐が来るようです。

嵐に備えてムーミンパパは、船を浜の奥の林の近くまで引き上げました。そしてヘムレンさんに、船のもやい綱を木に結びつけるよう頼みます。しかし、ヘムレンさんは近くにあった珍しい植物に気をとられて、もやい綱のことなど忘れてしまいました。

Na 『おもわぬ嵐でニョロニョロ島に足留めをくったムーミンたちは、テントの中で嵐の通り過ぎるのをジーっと待っています。(波が陸に上げておいた船にまでうちよせる。)船が流されたらムーミンたちは帰れなくなってしまうのですが。』

かんそう

海辺で嵐の来る方向を見ながらスナフキンがとっても難しいことを言っていた。ムーミンは意味がよくわからなかったし、私もよくわからなかった。
自然を感じるだろ?つよい風の中に立って、自分たちのほうに向かって進んでくる雨を感じるのは、なんて素晴らしいんだ。
なるほど。こうやって文字にしてみてやっとわかった。

へえ〜、ニョロニョロは「おばけ」という分類なのか。

それにしてもヘムレンさんてばちょっと大人げないんじゃない?ひどいめにあったからって、どうせ壊れてるからって(本当は壊れてないし)、ニョロニョロたちの気圧計をかってに持ってきちゃうのはねぇ。ヘムレンさんが気圧計をたたいたからニョロニョロが怒ったわけだし。

まあ、ムーミンにでてくる人々はみんなどこかしら子供っぽいところがあって、それが魅力の1つになっているんだけどね。

はっけん

  1. 2人のかわいい人魚さんが小さな島影にいた。
  2. ニョロニョロは、話すことも聞くこともできないし、目もよく見えないけど、感じるのだけは敏感。

もとのはなし

「たのしいムーミン一家」第3章(後半)
スニフとスノークも一緒に船に乗って島に行く。

第5話 ニョロニョロの秘密(にょろにょろのひみつ)

2004年3月
前回からの続きです。ニョロニョロ島編・後編。
また、今回のある出来事が、微妙に第8話へ影響をあたえます。

スタッフ

  • 脚本:宮崎 晃
  • 絵コンテ:斉藤 博
  • 作画監督:依田 正彦
  • 演出:原 征太郎

あらすじ

テントの中に集まり、みんなで嵐が過ぎるのを待っているとき、ヘムレンさんは船のもやい綱のことを思い出します。ムーミンとスナフキンが急いで船の様子を見にいくと、船は今にも流されそうになっていました。ムーミンは、しっかりともやい綱を木に結び付けます。

夜になるとようやく雨が止みました。外に出てみるとテントの周りは、気圧計を取り戻しに来た大勢のニョロニョロに囲まれています。尻込みするヘムレンさんの代わりにムーミンが気圧計を返すと、ニョロニョロたちは気圧計を持ってどこかへ去っていきました。

次の日はとても良い天気になり、ムーミンたちは島の裏側の探検に行きます。昨日の嵐で、浜辺にはいろいろな物が流れ着いていました。ムーミンは、船の舳先に付ける木製のきれいな女性に、一目惚れしてしまいます。

そこへ、またもやヘムレンさんの助けを求める叫び声が聞こえてきました。スナフキンは穴に落ちたヘムレンさんを助け、ヘムレンさんが忘れた胴乱を取りに穴の中に降ります。そして胴乱を見つけたスナフキンは、足下に広がる金鉱石に気付きました。

たくさんの金塊と浜辺で拾った宝物を積んだ船は、ムーミン谷を目指して再び海を進みます。

Na 『ムーミン一家の船の旅は、こんなふうにして終わりました。でも、この次はちゃーんと行く先を決めて、出かけたほうがいいと思いますよ。ねぇ、ムーミンパパ。』

補足:胴乱とは採取した植物を入れるために肩から掛ける筒状のもの。ヘムレンさんがよくたすき掛けにしています。

かんそう

いや〜、内容が盛り沢山で、あらすじが長くなってしまった。(^^;

ニョロニョロと顔面衝突して、前髪が焦げてしまったフローレンを無視するのは申し訳ないが(笑)、今回は、翌朝のエピソードが絵も雰囲気も含めてとても素晴らしかった☆

まだ朝もやが立ち込める早朝。前夜の騒ぎが嘘のように静かである。一人でテントを抜け出したスナフキンは、浜辺に集まったニョロニョロが小さなボートに乗って、次々と海へ漕ぎだしていくのを見つける。スナフキンは急いでテントに戻り、ムーミンだけを起こす。海岸へ向かった2人は、小さなボートで波間を進むニョロニョロたちを見ながら話す。

ムーミン 『どこに行くんだろう。』
スナフキン『新しい島を探しに行くんだ。そこはきっと、誰にも決して見つからない秘密の島なんだ。』
ムーミン 『まったく、変なヤツらだなぁ。』
スナフキンでも、あいつらから見れば、ぼくらは相当変なヤツなんだぜ。
ううっ、たまりません。神秘的な特別の時間を共有した2人ならではの素敵な会話である。そして、スナフキンのセリフは相変わらず視点が鋭く、かっこいいのであった。

実はもう1組、素敵な2人がいる。 ムーミン谷に戻る船上で、金塊をどうするのかとスナフキンが尋ねると、こんな答えが返ってきた。
ムーミンパパそうだな、我が家の花壇の周りに置いたら、ピカピカ光ってきれいだろうと思ってるんだ。ねえ、ママ、それがいいだろ?
ムーミンママそうね。きっときれいでしょうねぇ。
……それでいいのか??

はっけん

  1. ニョロニョロはアンテナのような高い柱の周りに集まり、柱に落ちる雷から電気を得ていた。電気を帯びたニョロニョロは体が光っている。
  2. ニョロニョロのボートは1そう4〜6匹乗り。
  3. 浜辺で見つけた宝物
    ムーミン:望遠鏡、スノードーム  フローレン:きれいな貝がら  スナフキン:船の舳先に付ける木製のきれいな女性  ミイ:収穫なし
  4. 穴の中で見つけた胴乱を肩に掛けようとしたときに、スナフキンの帽子が落ちる。

もとのはなし

「たのしいムーミン一家」第4章
みんなが寝ている時に、ニョロニョロたちがテントの中に入ってきて、気圧計を探してテント内をウロウロする。その時にフローレンの顔にニョロニョロがぶつかり、前髪が焦げる。
金を見つけるのはスノーク。