ウルトラ星
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             ウルトラ星は,地球から1500光年離れているオリオン大星雲の中にある
             クラインマン・ロー星雲にある。
             クラインマン・ロー星雲は,宇宙空間にはばたく蝶のように見える。
             その左の触覚にあたるところにウルトラ星がある。
             生まれつつある超新星で,星の光を吸収して自分で光っている発光星である。
             ウルトラ星人は地球が恋しくてね。よく太陽系をさまよっている。
             ときどき地球からエネルギー波が伝わってくる。
             その中のひときわ強い光を放つ赤いエネルギーをキャッチすると引き寄せられていく。
             すると普通の人には聞こえない音の波が伝わってくる。
             伝心する超音波となって聞こえてくるんだよ。
             ウルトラ星人に地球人の心がわかるのでしょうか?
             不可解な部分の方が多くて途方に暮れてしまう。
             ウルトラ星人は地球で活動できるのでしょうか?
             ウルトラ星人は,地球人の赤いエネルギーを吸収して自ら活動するエネルギーにしている!
             だから地球での活動時間は相手のエネルギー次第ってことになる。
             地球人が持っているエネルギーは誰もが持っているというものでもないし,
             強くなったり弱くなったり消滅したりままならないもの。
             安心してほしいことはウルトラ星人が吸収したからって 
             地球人のエネルギーがマイナスになるってことはない。
             でなければ, ウルトラ星人の活動エネルギーもなくなるってことを意味しているからね!
             ウルトラ星人はそこのところは非常に敏感にできている。




                     ウルトラ前夜祭


             狂暴な嵐と激情を放電させる稲光をひきつれてたちまち暗闇が降りてきた。
             目をらんらんとギラつかせ、恐ろしい牙を剥いた光のエネルギーが、華々しい花火と弾けるクラッカーを鳴り響かせ
             夏の夕べに豪華なドラマを繰り広げた。激しい雨が大地をたたきつけ冷涼な空気がなだれ込んできた。
             思わずガラスにぴったり顔をくっつけ見入ってしまった。
             これがウルトラ前夜祭にふさわしいのだろうか。

             さそりが昇って来る前にカーニバルを終えてしまおうという魂胆らしい。午後6時を打った。
             青白い放射エネルギーが、ウルトラ星人をめがけて落ちてきた。瞬間家は透明になり窓ガラスがしなり
             外の景色が透けて見えた。この一撃により脳に異変が起こり混乱状態に陥った。
             いつもとは違った神経回路が作動してしまう。

             静けさを取り戻しても恐怖と不安が消えない。こんなに凄まじいのは初めてだ。震えが止まらない。
             置き土産があった。PCが機能破壊されていた。

             午後11時30分。赤いエネルギーを届けられないままむなしく過ぎた。

             7月18日を迎えた。赤いエネルギーがひとつも見えない最悪の日の幕開けだった。
             ウルトラ星人は、少しずつ螺旋を描きながらも動き出し語られない真実に向かって進んでいくしかない。
             読み解く鍵は、カオス方程式ではなく奇蹟と矛盾を包み込む想像力である。