chiltan pulittu 2月 top new chiltan old chiltan
☆☆☆
今のうちやっておかねばならぬことやりたいことはすべて挑戦
森林に湖畔の宿の瀟洒なり白樺せりだし囀りの声
さりげなく白いカップにスプ−ンあり黒いテーブルにぼんやりおぼろ
モーツァルトの音符のように軽やかに夜にまたたくネオンの彩り
すったもんだ地を這う生物からいちはやく春がはじまる春は目覚まし
しなやかに猫の目線で道歩くカメラアングル石のでこぼこ
分岐して天上めざす定めなり地球に生まれた生き物である
松明のように燃えたつシクラメン足もと飾る歩道に点火
くりんくりんと勢いづいてなめらかに英文字踊るメニューの祭典
ブラックな店の案内看板に金文字イラストぎっしりスペル
踏みしめる小石に色がつきはじめパステルカラーに春のよそおい
鉄板の金網模様カーブする螺旋階段春雨にぬれ
粉をふるアップルパイを8等分切り口美味しハーブを飾る
ぴかぴかのカウンター席にカメラ置く定位置から撮る湯のみやしょう油
鬱蒼と柳青める川端にキャンピングカーぽつんと停まる
春の川流れる空に高々とトーチ掲げる自由の女神
週末は簡易コンロで湯を沸かす野外活動春の訪れ
空高く自由にヘリが救助する電線のない街の風景
街路樹に腕章はめて管理する慈しみ育てる街の方針
城下町流れる川にゆとりあり暮らしの宿る川面に家なみ
花見するぼんぼり枝にぶらさがる風にゆられてふらりふわふわ
地下通路ごろり寝転ぶ老人のまぶたは固く閉じられている
着飾ってマフラー帽子ブーツはく若者の手に携帯電話
電線に群れたち急に逃げ去りぬ鳥影大きく翼にうねる
白黒のつつとおりたち小走りにモデルのように視線をさらう
落葉に尻尾ふりふり警戒す冬の寒さは峠を越えて
夜の闇にネオンまたたく東京に遊園地あり一睡の夢
雪国の雪積もりつつ雪が降る茂る樹木に襲いかからむ
喜んで食べてくれるから生きがいの生まれる路地の野菜作りは
街中で高級フランス料理屋を営む息子に野菜届ける
新聞紙めくれば種の培養土春待つ茄子の生まれる息吹
フェンネルとチャービル土産ふたつずつもらうばっかりの一方通行
長年の種採りゆえに交配し葉形の違う野菜が混じる
宿根のハーブに花の苗育つビニールハウスまわりいっぱい
すじまきの種から白い根の伸びてくりんと曲がる明日には芽でる
軽トラのあとにつづいて農園に丹精こめてぎっしり豊か
モーニングサービスがつく12時にぎりぎりセーフ定位置に着く
週1に集まる塾の人の輪を長くつづけるための方策
ばらばらの人と人つなぐ集いあり発起人集い打ち合わせする
ひとしきり談笑のあと席を立つ老人たちの手に顔に皺
大通り車椅子引く老人が雨合羽着て背筋を伸ばす
下町に揚げ物惣菜専門店特価メニューを黒板に書く
脇道に雪まだ残るバス停に店閉めたまま寒さが厳し
広大な山野に停まるトラックは乗用車兼軽作業用
空間をとらえる大きさ枝ひろげ日本と違う荒野の樹形
山の端に霞がかかり曖昧に空海山のどれもが青い
桃色の柵が小径につづきおり海岸線のカーブにあわせ
くつろいでソファーの上で本を読む子犬がそばで首をかしげる
春色のカラフル背景に傘をさすスタジオ撮影顔がみえない
春をよぶコーヒー店にパンジーの寄せ植え鉢とマスコット人形
日が沈む海の干潟にスコープのシルエットあり空に向けられ
どこからもスカイツリーを視野に入れ自分の位置を確かめている
なめらかにカーブをえがく背もたれに座りふるした木製の椅子
庭先の椅子のまわりに鉢ならべ日向ぼっこの特等席に
階段の手すりに手をかけふりかえる髪の流れに笑顔のこぼれ
雄大な大草原に家の建つ草生い茂り茜に染まる
窓のぞき撮る人を撮るカメラマン両目をあけて撮る人をみる
岸壁にコンクリートの護岸工事人の姿が遠くにみえる
野放図に迫力のある木の幹に濃い青空のおおいかぶさる
戸の閉まるブリキ屋の屋根に蔦茂る赤茶けている窓ガラスあり
上へ上へと椰子の木高く南国の潮風吹いてトロピカルピンク
てかてかと茜に色づく空に雲ダイナミックに海に白波
送信と受信のアドレスが違っているややこしいメールいつまでつづく
原因がわからないまま返信は壊れたパソコンに吸い込まれていく
音信不通やむにやまれぬ事情から使ってみれば不在のアドレス
故障してメールソフトの不調につき行っても返らぬゆえにそのまま
壁伝う枯れ蔦びっしりひげ根あり殺風景に開かぬ板窓
鉄板にフランクフルトは湯気をたて香ばしく焼け食欲そそる
思いだしたくないような光景のフイルム写真ときは残酷
寺文字の横一画めにカーネーション黒曜石に赤いポイント
挽きたてのコーヒー香るカップ手に満面の笑みこわいもの知らず
韓国の店先に干す唐辛子脳天を突くほどに激辛
赤茶けたひなびた街に看板が錆ついている昼間は無人
がつがつに痩せこけた犬横を向く耳を尖らせ眼光鋭く
照り返しいってはかえる潮騒の波のざわめき第二の人生
港町海に突きでる桟橋にぼんやり赤く染まりゆく空
それとなく同窓名簿を棚に置く英語事典が威力を発揮
熱湯をゆるりと満たせばたちどころコーヒー豆は麻薬のような
筆まめの手紙がつなぐ運の神話題豊かなコミュニケーション
店主から教わりながらまだ慣れぬマドンナ慕う人の集まり
憩うため誰かに逢える社交の場笑いのたえぬ大人のたまり場
ぴかぴかのやかんの口から湯気がでる豆挽く音にシューベルトの曲
香りの高い炭焼きの珈琲店に集う客層気品あふれる
落葉のやさしく天に枝のばす人のうらやむ元気の発露
金網のフェンスの扉開きおり日がさしどうぞお入りください
庭歩く身近にいのちの息吹あり草の芽木の芽春がきている
郊外の小高い岡にデートする若いふたりに街が小さく
マスクして市街を歩くふたり連れまだまだ元気な高齢者なり
無造作に立てかけられた梯子あり落葉樹林のうすい影さす
こじんまり丸くて古い色使い異国の車に時代の遅れ
真剣なまなざしむける携帯にどこの国でも娘心は
顕微鏡の世界が見える微生物無限宇宙の居住空間
玉砂利の下からクロッカス咲きはじめ冬眠破り草木目覚める
海原に千万の波日を受けて輝きに満つ幸せである
暗やみに何しているかと目を凝らす火花の散って人影動く
たくましく成長につれみちがえる醜いあひるの子のように
手入れの行き届いた庭園の段々の柘植職人の技
南国に一足早く春が来たチューリップには蜂が散歩に
生成の雲をまじかに機窓から地球のまろみ平成の空
道端のあんなところにこんなとこ土をみつけて芽が顔をだす
引越しに春の光りが励ましのエールを送る小さな鉢植え
茅葺の終着駅に自販機と郵便ポスト田舎にぽつん
パトロールの黄色い腕章腕にして不審な人の形跡はなし
この人に見覚えはないかタバコ屋に推理ドラマの撮影現場
通りにはひっきりなしに通過する車列の音に働く人々
窓あけて道を尋ねる人のいて明るい笑顔にほっと安らぐ
鼻水に慌てて鼻のうがいする初期に手当てをするが肝心
日が暮れて時間がくれば眠くなる失業中もなんとかなるさ
氷点下という寒さにもかかわらず健康であるという幸せ
1本の糸に数種の色をだす世界でひとつの野呂の毛糸
冬空に特急列車の通過する踏み切りで待つ親が子を抱く
突然の雨にコンビニでビニル傘買って大阪城を見学
落葉にたたずむ少女のシルエット小高い岡にふるさとがみえる
逆さまに軽くて透明な風船に未来が映るから抱きかかえ
針金のように細くも生きている先へ天へと成長している
木蓮のつぼみふくらむ枝先に綱渡りする枯れ蔦の這う
ブランコに足投げだして髪乱れ子ども時代は世界を股に
カーブする石を積み上げ塀にして瓦の屋根の韓国の家
ぎゃろぎゃろと夜に恋猫鳴きだして梅のつぼみがびっくり慌てる
夕暮れに電信柱の傾いてピンクに染まるほろ酔い加減
藁で編む巨大昇竜出現す枯れ木の角やひげの立派さ
湯気立てて海鮮鍋の蟹赤く沸騰しだす今が食べごろ
チューリップの歌の楽譜が飛び跳ねる風にゆられて園児が歌う
柳川を船頭さんが棹たてる花嫁御寮は晴れ晴れとして
仲の良い姉と弟にこやかに世界共通人類平和
ベビーカーの赤ちゃんの手が猫なでる野外を歩く猫に親しみ
信ずれば明るい未来が待っているくじけず前に足を踏みだす
朝起きていつもどおりの生活に春をよびこみ生きいきとする
派出所の近くを通りふっきれる暗い夜道の危なっかしさ
可愛らし手足の伸びるスクワットたった50回で身体が軽く
面白く楽観的な見通しをたてたいときはピンクのメガネ
年齢別個性に合った色眼鏡思い通りに世界を変える
七色に混じるセルロイド下敷きを透かしてみればすでに思春期
せせらぎに媚薬の入った水を飲み吸う息吐く息ときめいてくる
たんぽぽの日ざしが四方に反射して春の兆しにほのぼのとする
春雨に思いおもいの傘ひろげ街染まりゆくパステルカラー
マスクして何を思うや目を閉じるからだの中を寒さが通る
身の凍え夜も静まる雪国に仕事に出かける人影のあり
山頂の峠の茶屋に客迎え朝な夕なにお日さま拝む
民主主義議論沸騰かまびすし維新の会はどこをめざすや
息づまる大和の国を飛びだして自由競争の桃源郷へ
水はじく葉に寄り添いて水上の弥勒菩薩は首をかしげる
太陽の光りこぼれて発散すはかりしれないちからの恵み
とき知らず原始の森は高く伸び青空おおい尽くす勢い
オーロラの鮮やかにしてあたたかい地上の楽園みようとすれば
深い海シーラカンスはたそがれて光りを拒みうつむき泳ぐ
西洋の動きと違う和の動き斜めに移動してゆく支点
くるくると軽やかに舞う武道家は上級者ほど受身が巧い
参加する人数増えて賑やかに小さな顔の集合写真
号令の溌剌とした声ひびく腕立て伏せに天突きスクワット
驚いた顔つきをして苦笑い注文の多い先輩である
かちかちに縮んでしぼむアキレス腱身体が硬く股が開かぬ
大の字になって手足をぶらつかせ寒の底冷え背なに伝わる
つま先の血の色失せて青くなる感覚のない床の冷たさ
ひきとめる理由いくつか気の迷いスタートすればひきかえせない
日が落ちて寒さにこごえ逃げ腰の時間が迫る行くまでの意志
雪国に桜の枝の濃淡にリリシズムあり耐え忍びぬく
道端の石の段差のすみっこに小さな野菊凛と咲きおり
寒菊の花粉の粉に粘りありうすい金箔破れてしまう
ぼんやりとひとのかおらしき鼻と口つるりとした肌じっとみている
ぼんぼりの暖色系の照明に大福餅のふっくら甘し
日のさしていのちのぬくもりとけだして雪にうもれて草木の茂る
トリックを加える写真に錯覚の面白さありバーチャルな世界
逆波の水飛沫あがる岸壁に漁師の肌の潮焼け赤茶
たかたかと円運動の観覧車遠心力に重力かかる
カメラ追う光りの軌跡曲線の交響曲はなめらかに舞う
多彩なる多重人格発揮して自立をめざすそれぞれの個性
クレジットカードがないから支払えぬアナログに生きデジタル難民
容量は200枚が限度です乗り越えるべく壁がふさがる
ひっきりなしにつづく車列が眩しくてヘッドライトにブレイク前夜
ぱらぱらと音たててふる春の雨あたたかにして華ありおぼろ
課金するメーター動くタクシーの室内灯に数字くっきり
ぼんやりと遠のく世界はっきりとバックミラーに眼鏡の男
心臓と肺の動きに連動す手ぶれに加え車の振動
公演に遅れるかもしれないと走らせるのに赤信号に
こんな風にもみくちゃになり生きてますこうもり傘に滴るしずく
わけ知り顔の世間につぶされる消えいりそうな詩人の魂
なぜかしら自分を信じるエネルギー間違っているとはかぎらない
いわれてもどこかが違うひっかかり大事にすれば道が拓ける
大衆は扇動されて常識に抑圧されて我を失う
もともとが自由に生きて想像に遊び夢想に時間を忘れる
面白い多重人格躍りでるわかってやっているから正常
加速するチョコ商戦に異変あり贈る相手は異性に限らず
深刻な恋人たちに関門はバレンタインにチョコをどうする
ひとの目を気にしてさらに緊張すよりよいものをつくる原点
力いれ生クリームを搾りだすパティシエの腕太くて硬い
ふかふかのマフラーをして覗きみる日本女性のやさしさあふれ
日陰にも日向の眩しい日がこぼれ緑の息吹声のさざめき
足もとに灯る光りがエキゾチック蔦の絡まる壁際喫茶
三毛猫をアップで写す寝すがたに毛並み模様に目と鼻混じる
足動く何かはじまる気配して革命前夜に集う人々
小娘は相手にしないようであるそりの合わないこともあるべし
実態のある存在感を写しだす色の加減が網膜実像
ふりしきる吹雪に人の影うすく足もと消えて吹き飛ばされそう
真っ白な雪に埋もれてわかさぎの釣り人の足跡につづける
あかあかと戦火をくぐりぬけてくる裸足の少女顔が見えない
雪積もり静まりかえり張りつめる湖面にさざなみ寒の極まる
夕刻に光り落ち着きしなやかに輪郭をなす悪魔が通る
真夜中に犬の遠吠え聞くような鬱蒼とした森にお祭
幻のベッドの上に猫がいるロシアンブルーの飼い猫である
ひろびろと広がる海と空と山人の姿がありんこのよう
太陽の光りに焼けてセピア色どこかの星の時空がゆがむ
海岸に椰子の木高く風を受け風向計のように傾く
歳月にペンキがはがれ錆ついた雲梯に飛びつく身体が重い
ビジネスの三段傘はしわくちゃのしわをのばしてこじんまりする
邪魔をする道にエアコンの室外機背よりも高く視界さえぎる
アパートのドアの奥には暮らしあり掃除洗濯日々に追われる
雨にぬれ黒光りするアスファルト車輪を映し水しぶきあげ
雨の日もめげず傘さし雨合羽ぬれても平気行かねばならぬ
整然と並ぶ自転車銀色の鋼鉄の篭あっちむきこっちむき
水落ちの冬のプールに枯れ葉散る乾いた風の渦巻く広場
草むらにじっと身構え睨みあいどちらもゆずらず一触即発
樹木の枝に竹で編む床があり絵本のような自然公園
日のあたる自然と戯れターザンの子どもの冒険秘密基地
楽しくてたまらぬ生き方試行する一回きりの人生だから
アナログで有機な生活エンジョイし不安や危険がすきまに覗く
消費者に見映え優先あら捜し少しでも安く買い手の事情
請負は買い叩かれてしまいけり流通ルートを開拓せねば
箱詰めの果実や野菜水産にまじる一角パンジーガーベラ
次々と各地からくるトラックが荷をおろしゆく柑橘の匂い
明けやらぬ前から人の行列が野菜を安く手に入れるため
夜通しに間口をひろげ待っている卸市場の夜明けは早い
ふくよかな運転席の語り部は饒舌であり語り足りない
乗り合いの居心地嬉しやわらかしワンボックスカー座席を倒す
先輩と後輩縦のつながりのありがたきかな歩みよりくる
早朝にはるばる駆けつけ到着にすぐに出発慌しくも
そばかすの黒いぶつぶつ斑点が食べごろとなるバナナの指標
寝静まるビニルハウスに灯がともり苺の赤い実が呼吸する
軽やかに転がるように起き上がる上級者ほど受身がうまい
後輩が週4回も稽古してとんとん拍子に昇級していく
ストレッチ気合を入れて大根のような太腕両手につかむ
記録的寒波の中を稽古するめきめき上達精神的にも
窓や戸が細かい粒に結露して部屋中湿気が充満している
がしがしとちからのかぎり歌を詠む日本文化に意識改革
春なのに雑木林に雪の屋根うさぎやりすが目を丸くする
大木が両足両手をひろげおり大地にがっしりひげ根をおろし
背を押されきっかけとなる少しずつ前へ前へと押しだす力
春が来た何か新しいことをする軽はずみにもダブルクリック
細胞と水と仲良くゆらゆらと水族館の海月が遊ぶ
青色の蛍光物質発色し内臓透けて包み隠さず
尾をひねりゆたり鯨が空泳ぐ絵本の中から飛びだす仕掛け
美ら海のさんご礁には熱帯魚竜宮城では飲めや歌えや
複雑に嘘と誠が入り混じり表になったり裏になったり
人類に貢献するのを傍観す一回ひねりのウルトラ星人
萌え出づる草木の若芽生き物も生きているって素晴らしい歌
ツバメ二羽春の光りと風に乗り誘い誘われ戯れんとす
背中から助けを求める声がしてふりむけばそうか春の足音
隠していた奥の手のびて動きだす両手の指が曲を奏でる
震撼の号砲が鳴るもう誰も止められぬなり春の疾走
春が立つ身ぬちに認む滾々と湧きでる泉塊とける
名にし負う春の息吹の幻をキャッチしたのか具体的なり
好奇心を刺激するから執拗に食いさがるどうしてもこれでいく
逃げだしたくなるようなときこそ意に反しきびすをかえせばなにかはじまる
追い風に目を剥きだして乗ってみる勢いついて落とされるかも
ことごとく横槍入れてみたくなる刃向かう風に首を突っ込む
春が来たなんといっても春であるあともどりすることはないのだ
出荷する誘いがきても準備が整っていない二の足を踏む
質問の生徒が並び丁寧に答えて追加耳より情報
嬉しそう溌剌として講義する面白おかしく肥料について
いちはやく臆面もなく待ちわびるそわそわとしてやっときました
年老いた教師といえども若々し情感あふれ驚かされる
2週間ぶりになるのをオーバーに満面の笑みたたえ歓迎
先輩とふたりで2階の会場へ行けば講師が両手をひろげ
機嫌よく入り口で待つ先輩に欠席した先週の調理の報告
飛び起きて入浴洗髪顔洗いバナナとカフェオレ車を飛ばす
節分に氷点下4℃を記録する寒くても仲間が呼んでいる
カメラ目線きりりとにらむ若女将京都の土産売り場賑わう
輪郭の異様にくっきり強調し絵画のように訴えかける
木材にべっとり朱塗りの生乾き黒い画鋲の艶やか光る
参拝の修学旅行の高校生柄杓からこぼれる水の玉
数センチ車の雪をふりはらう車の周りに足跡嬉し
失業中睡眠不足は補えるすっきりするまで眠りに眠る
夕焼けに浮かびあがるは電線につながる鉄塔街から街へ
デザインは後味のよい短編をみっつつづけて読み終わる味
つながりは表が青で裏が赤りんごのマークに物語あり
iphoneの口からりんごの舌がでる奇妙なデザインすっきりとして
日常の生活圏を開拓す眩しいほどの輝き開示
幸せを受託契機にのびやかに情報発信遮るものなし
許されて勝手気ままに漂流し自由を満喫できる環境
内部からチェンジアップの湧きあがるこうしちゃいられぬ生きる証しを
がしがしと文字を刻みて耕せり自然の恩恵やわらかい皮膚
脳内のさらにいっそう厚み増す情意と理路と使命に燃える
神からの贈り物として日々がありこの喜びを人に伝えむ
宇宙から光は強く勇気づけ春の兆しを先に届ける
三次元行き交う情報をキャッチするパラポナアンテナ太陽の塔
芽の動く落葉樹林の息吹く空ほのか紅さすいのちの泉