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春の雨ウルトラ星人に逢えるかも

いたずらに蜂蜜ゼリー春の宵

春の雪まさかそれはないでしょう

梅一輪九官鳥が騒ぎたて

パンジーの夢がふくらむばかりなり

水ぬるむ飛びこむ勇気化合物

春うらら迷いだしたらきりがない

いつ逢えるこんど花見に連れてって

春の川請け負うスパイ大作戦

ぶらんこの遠心力になりゆれる

昼寝する短気なうさぎ二月尽

ストレスから開放されて草萌ゆる

白菜の頭でっかち安定す

まかないもグレードアップネギきざむ

春の朝ビタミンカラーの服まとう

春の宵ネットにつなぐ大騒動

春の風邪安静にしてふりかえる

寒もどる血行不良にすぐ帰る

原因のわからぬめまいおぼろ月

春の水デリケートゾーンによく沁みる

コーヒーにブランデー少し春の雪

怖いもの知らぬ佐保姫酔っぱらう

ジージャンにシフォンのスカート春の風

木の芽時ところかまわずふきでもの

弱音吐いてもたんぽぽのそこぢから

春日向不安怪獣暴れだす

町中をつるつるすべすべ春の風

おぼろ月スポーツカーでお出迎え

吐く息をやわらかくする春の夜

パンジーの泣き言厳しく咎めだて

蕗のとうからり天ぷら食べたくて

妖怪に追いつめられる虎落笛

スコープも判別できぬ鳥帰る

よもぎ生えシミとなるまで話しこむ

若者が店長候補木瓜の花

出願の締め切りまじかきぬさらぎ

春浅し電子レンジであたためる

佐保姫の腰をひねれば遠心力

フェンネルは魚料理にと苗渡す

農機具のパンフレットと作業帽

封筒に電話番号春の雨

菜の花にはしゃぐ退職後のおまけ

花粉症膜に張りつく証明書

白菜の外葉を剥がし黄緑に

農具市メンテナンスを引き受ける

油断して運動靴が泥だらけ

山積みのケールの生食手から手へ

葉が黄ばみ成長止まるほうれん草

長靴でクラッチ踏みこむ耕運機

講義終え野外実習畑起こし

エンドウの縄強風にあおられる

トラクター運転席に春光る

農耕の爪の回転ゆっくりと

春浅し世話人がまだ決まらない

背をつつきちょっかいかける梅固し

辛夷の芽不況の波にふさぎこむ

球根の安売り農協直売所

二股に分けて進むや流氷船

料峭に警笛鳴らす講習会

春の雨目にはみえない微生物

春の雪横道にそれ行き止まり

猫の目の大きく光る春満月

眼光のおもむくままに春の月

恋猫のいつのまにやら腹呼吸

悪餓鬼の危なっかしさ春嵐

満作の葉をつけ脈は不揃いで

福寿草ぴかぴかの花自慢する

水仙の女将と同じテーブルで

伊吹山不器用に白梅固し

孫に買う江戸縮緬の雛人形

耳にする友の腰痛寒もどる

銀杏の皮つき地産地消の店

春の雨悩みの種をリフレッシュ

人参の股根生産農家なり

たんぽぽのヘルパー募集めじろおし

若者を雇用促進冴え返る

春浅し相談員も三角形

春の朝ハローワークに行ってみる

春満月飽きることなく次がある

満作のメール不調の謎を解く

ふきのとう味噌も油もお好みで

菜の花の相談窓口とどこおる

年齢に制限理由ブロッコリ

春日向顔をのぞけば父笑う

ストーブの近くに電話おやつあり

オレンジピール母の指には絆創膏

土手鍋の泥の中からつまみ食い

春の朝失業保険が切れかかる

定年のなき商売に草萌ゆる

通いつめ香りの高き蜜柑むく

元記者は黙る木目込み雛人形

土佐みずき珈琲店の暖簾わけ

カウンターに昆布茶の追加胡蝶蘭

人参の京都に料亭口伝え

犬ふぐり腕組み歩きリードする

パンジーのまたも元気に復活す

寒もどり背を丸くしてゴミをだす

春日向地球の表面に影落とす

パンジーの声高らかにハ長調

梅咲いて獲物しとめる尾長鮫

嗅覚の鋭き犬の木の芽道

もてあます雛人形に不況風

種選び食べ比べしてみるべきか

ひやかしの知り合いばかり農具市

耕人は仕上げなければならぬらし

うすらいにぎりぎりセーフの底を突く

春朝日夜更かしのあとまなうらに

指揮棒をみないで歌う春の鳥

わずかでも干して乾かす春光る

春の雲しなやか水の七変化

あふれそう豚汁すする山の道

ひげ面の里芋に塩茹であがり

たんぽぽのビーム光線放射する

売れ残り未練たっぷり大根引く

よたよたの豌豆のひげ頼りなし

赤々と室内6℃寒もどる

海底の地殻変動春の地震(なえ)

犬ふぐり女王様のいいつけどおり

春の風自動車学校の教習車

体内の春はあけぼの鐘を打つ

佐保姫の白い手さそうほつれ髪

藍の空時間の坩堝春の星

呼びだされ予定をキャンセル冴え返る

白梅の色艶のよし顔をだす

桜の芽最前列に陣を張る

恋人は畑にて待つ春うらら

人肌の湯ぽたんの朝つきづきし

たんぽぽのモーニングサービス正午まで

暖房が効きすぎている講義室

春光る得票数がものをいう

種選び食べ比べしてみなければ

土どかしぱかんとひらく双葉苗

春の宵未来の兆しかもしれぬ

春うらら土の下からつきあげる

とりあえずつづけるらしく田を起こす

伊吹颪期限ぎりぎり入金す

恋猫の思惑通りに落ち着いて

パンジーの面舵いっぱい慌てぶり

昭和から西暦変換黄水仙

探梅の則巻千兵衛アラレちゃん

春風の登録番号一番乗り

たんぽぽの菓子職人の腕っ節

さえずりにトンネルの先みえてきた

たんじょうを祝うよろこびゆきうさぎ

湯ぽたんに思う存分甘えたし

冬銀河煌めく思い天を尽く

赤い実と大福を食べ雪うさぎ

野遊びの週末予定許可を取る

シクラメンがまんしてきた甲斐がある

ヒヤシンス申しあげたきことがある

猛然とキムチもつ鍋平らげる

バレンタイン人騒がせな女の子

春寒し頑固親父が管理人

大福にコーヒーいかが雪うさぎ

えんどうに勢いづくまであと少し

早春の箸で納豆かきまぜる

たんぽぽのちゃっかりお日さまひとり占め

聞き逃す冬将軍の無表情

ぼんやりと静かな喧嘩春くもり

みんなして気になる天気大試験

春の宵パーマネントの波かかる

佐保姫の心臓を聴く聴診器

青目刺先の見通しまだたたぬ

綱渡り悲喜こもごもの二月かな

おしゃべりに膝おりまげて泥だんご

バレンタインとろけるように首ったけ

上空のカラスにあだ名寒返る

将軍様に佐保姫からのメールあり

料峭にほほえみがえしキャンディーズ

べらぼうな睡眠時間冴え返る

ベランダにひしめきあえる鍋野菜

白菜の値札に目玉宙に浮く

早春の生サラダわいわいつつく

土俵ぎわ既成概念冴え返る

残る寒さ付き人の手にドライヤー

春の雨くるりと曲がる柄のなじむ

湯たんぽのぐらりとゆらぐ鍋の中

変革の介護医療は春浅し

パンジーの卓上簡易ガスコンロ

冬ごもりやわらかくするストレッチ

梅つぼみ受身3年丸くなる

大衆に埋没しそうな味噌おでん

たいらげるキムチもつ鍋あきれおり

紅大根仕事に精だす女王様

地べた這う肉厚の濃いほうれん草

人参のサラダに天ぷらいけまっせ

ぼんくらの豌豆の藁ふうらふら

春曙じわじわつくりあげるため

建国日若々しい声開店す

春の雨ネオンに飛び跳ねる水

渓流に釣りの代金わらび巻く

しのびよる世代交代春めけり

春飛沫獲物しとめる尾長鮫

万札の崩れて重く春財布

薄氷に走る光の理にかなう

木の横にゆったり駐車春寒し

春の風外に連れだし喫茶店

ぱっちりとむずむずとして梅立ちぬ

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鍋つつき四方山に飛ぶリラックス

あいまみてすばやき返信春の風

トンネルをはずしミズナの葉の乱れ

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待ってました名指しを受けて畑返す

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つややかに茶目っ気のある春淡し

春早し講義に休憩時間とる

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春の朝眉書く筆のみつからぬ

冬ごもり一気に仕事を片づける

湯たぽんの強い味方に百人力

昆布だしのきいたおでんをつまみ食い

小分けするお菓子の袋春薄暮

底さぐる日経平均日脚伸ぶ

すっぽりと毛布に虎の寝息たて

セーター着て動物の勘とりもどす

散歩道とまれば冷えるばかりなり

武道とは厳しく甘い寒の水

寒もどり朝を攻略すればよい

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春浅し老いのくりごと泣き寝入り

春動く維新の会の千人越え

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荒波に食欲失せる残る寒さ

雪雲の騒然とする軍勢が

息の根をとめるつもりか春の雪

底さぐる寒さ手ごたえぶりかえす

冬将軍甘いお菓子で手加減を

ひきつれる芸術的な寒気団

寒椿頭ごなしにどやされる

風花の目にもとまらぬ変化球

薄氷の人生思い通りには

如月の波間に祝福あるばかり

春の潮みずから選ぶ突破口

春の蝶浮かんで沈みハ長調

春迷い行ったり来たり同じ道

艶やかな声色となり春の雨

春の風金斗雲とはお友だち

春浅したびかさなりてあっけらかん

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学歴は問わずも弱気春寒し

ほうれん草に湿らせた新聞紙

粒そろうキャベツ整然おとなしく

吹きすさぶ青果市場に冬野菜

各地から積み上がる箱みかん詰め

近づいて切干大根袋詰め

虫がつく白菜は二束三文

出荷する葱にブランド料亭へ

寒風に昼から卸すダンボール

見学に暖房つけて待っており

駆け込みの求人募集二月号

パンジーの子らの集まる道場に

決め技で投げ飛ばされる冬銀河

冬一番畳を叩き悲鳴あぐ

髪乱れふらふらになり寒の月

ほぐしても冷たい足が真っ青に

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何杯もご飯のおかわり春がきた

太平洋側の贅沢春の雪

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昼過ぎても水道凍りっぱなし

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四方から冷たさしのびよる気配

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鬼は外桃太郎侍症候群

節分は光る祝福血の恵み

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冬将軍記録更新おおいばり

母の味おでん大根セピア色

ひきしまる身にへばりつくみかんむく

きんきんに尖る神経寒の内

はねかえる呪いのことば雪女

朴訥に飾らぬ手紙ぼたん雪

祝福が呪いとく鍵雪だるま

深夜から青空駐車雪がふる

明日から80パーオフ予定立つ

あるものでやりくり算段冬ごもり

寒々ととけぬ白さに駐車場

フロントの窓から消える寒の月

成果なし寒い手ぶらの帰り道

大雪のニュース都会のアナウンサー

白い幕張られて予告春オープン

春兆すチョコの売り場の女の子

裏返すフレアーコート高すぎる

セーターのすっぽりつつむ生まれたて

湯たんぽの極楽二度寝ふにゃふにゃに

鬼は外内輪の会議水ぬるむ

いそいそと最終チェック春となり

寒スバル救われし父神ほとけ

昆布もまた知る人ぞ知る種として

どうしたらこんな美味しいおでんなる

大根はいらんかもっていってほし

優秀な百姓として葱を掘る

竜神の口の長さや寒の水

寒月記死力を尽くし生還す

水仙花望まれしもの生き残る

梅つぼみ目覚めさせるは使命感

現代の最先端に波紋春兆す