映画感想 一言もの申す編

 

「ラストサマー」

 

 高校時代に葬った罪の記憶。

 卒業式の夜、仲良しグループの1人が酔ってハンドルを握ったために、通行人をひき殺してしまう。露見を恐れて皆で海へ投げ込んだその男は、実は生きていた!

 過去からやってきた復讐者に怯えるヒロイン。次々に殺されていく旧友たち。……手を伸ばした復讐者の、冷たい言葉。

「人を車でひいておいて、生きてるか死んでるかも確かめずに海へ投げ込んだりするもんじゃないぞ」

 ……えーと。

 殺されかけてるヒロインに1ミクロンも同情できない、と言うか、犯人の言葉が至極まっとうな主張のような気がするのは私だけでしょうか?

 いやこれ、マジで主人公サイドに共感できないです。

 最終的には犯人も殺人者(ひき逃げされる前から)だったという話になっているのですが、知っててひいたわけでもなし、酷すぎるでしょう、高校生ズ。

 酔払い運転の挙句に歩行者を車でひき、被害者の生死を確認せずに海に放り込んで知らん振り。普通に外道の所業だと思います。

 ヒロインが途中で止めたシーンとかは一応あるのですが、最終的には「ま、いっか」で済ませ、忘れて進学して、女子大生ライフを満喫。 

 こんな人生送ってきた人とは、普通にお友達になりたくないです。周りに居たら通報します。ええ、迷うことなく。

 むしろやられてしまえと思って観ていましたが、ヒロインと男友達は無事に復讐者を撃退します。

 ……その後の自首を期待しましたが、ヒロインはあくまで前科のない清く美しい人生を歩むつもりでいるようでした。

 せめて反省するシーンが欲しかったです……

 アメリカンの倫理観に激しく疑問を抱いた一作でした。

 

 ちなみに2もあるようですが、そちらは見ていません。

 でも、見る映画がなくなって極限まで暇になったら見ようかなあ、と思いつつ、レンタル屋へ行くたびに目を留めております。

 

2006.07.18

 

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