川湯温泉は、新宮川(十津川)の支流である大塔川に湧き出す温泉です。河原をスコップで掘れば簡単に露天風呂が出来上がります。特に、11月から2月にかけて旅館「冨士屋」前の川を堰き止めて造られる巨大な露天風呂は仙人風呂と呼ばれ、川湯温泉の冬の名物となっています。

 新宮駅行きの十津川くまの特急バスは、本宮大社前で国道168号線を一旦離れて林道のような旧国道311号線を走り、湯の峰温泉、渡瀬温泉を経て、国道311号線バイパスからその名も「温泉トンネル」をくぐり、この温泉街に入ってきます。そして、川湯温泉、かめや前、ふじや前の各停留所を順に通り、請川から再び国道168号線に戻ります。

 かめや前、ふじや前は、いずれも各々の停留所前に構える老舗旅館の名前がそのまま付けられている珍しい停留所です。なお、「かめや」の正式な旅館名は「亀屋」、「ふじや」の正式な旅館名は「冨士屋」です。
 早朝の川湯温泉(ふじや前)にさしかかる、八木駅行き特急。仙人風呂で賑やかな大塔川のすぐ脇を走ります。
 朝靄残る川湯温泉停留所を過ぎる十津川くまの特急バス。すぐに右(北)へ進路を変え、温泉トンネルをくぐると次の停留所、渡瀬温泉へ向かいます。
 朝靄の中、ふじや前停留所を走り去る十津川くまの特急バス。
 上の写真では、河原のついたて越しに露天風呂が造られているのがわかります。停留所に設けられた階段を降りるとすぐに露天の湯船・・・・という具合です。なお、入浴には、水着または冨士屋で貸し出す専用の浴衣が必要です。
 上の白黒写真は、朝2本目の八木駅行き。請川→川湯温泉→渡瀬温泉→湯の峰温泉→本宮大社前の順に本宮町の停留所を回ります。
 下の白黒写真は、上野地発湯の峰温泉行き。本宮大社前→請川→川湯温泉→渡瀬温泉→湯の峰温泉の順に本宮町の停留所を回ります。この後、折り返して五条駅行きになり、五条駅で再度折り返して上野地行きになります。
 左上の写真では、大塔川に埋め込まれた配管から温泉を引いているのがわかります。川底全体が泉源になっており、どこからでも温泉が引けます。
 左下の写真は、河原に掘られた露天風呂の一つです。湯気が上がっていますが、源泉のままでは熱すぎるので川の水でうめる必要があります。
 中央の写真は、ふじや前停留所のそばに造られた河原の露天風呂。正真正銘の天然温泉だけに、特に何の設備もありません。温度調節は・・・・、川の水を入れるか、自分で川へ冷ましに行くか・・・。足元にも注意する必要があります。ただし野趣満点!!11月になれば、この写真のすぐ左に巨大な仙人風呂が造られ、さらに野趣満点!!!!
 右上の写真は、冨士屋の職員がショベルカーで露天風呂を造り直しているところ。雨さえ降っていなければ、整備のため毎日朝から造りり直すそうです。バスは、奈良交通の湯の峰温泉行きです。
 右下の写真は、大塔川を気持ちよく泳ぎ回り、観光客に愛嬌を振りまくカルガモの兄弟たち。以前、田畑の害虫を食べさせるために活躍していたのですが、いまは引退して温泉のアイドルに。
 このオレンジのバスは、廃止になったJRバスの代行輸送を行っている龍神自動車。紀伊田辺→湯の峰温泉→渡瀬温泉→川湯温泉→請川→本宮大社前の順に本宮町の停留所を回ります。奈良交通の区間便とほぼ同じ順路です。
 右のバスは、旅館の宿泊客を待つ熊野交通の観光バス。
 旅館の見送りを受ける、熊野交通の観光バス。
 かめや前停留所。冨士屋とともに川湯温泉の老舗旅館の一つと言われる、亀屋がその風格ある門構えを見せています。
 朝靄の中に立つ、ふじや前停留所。熊交・奈交に遠慮するように、少し小さく「龍神」と記されています。「龍神」の下には「JR」、古くは「国鉄」の文字が記されていました。
 17:05過ぎ、冬の川湯温泉はすでに日もどっぷりと暮れています。新宮駅行き十津川くまの特急バスの最終便は、ふじや前停留所で一人の乗客を降ろし、走り去って行きました。
かめや前
ふじや前
請川小学校前
成石
大津荷
下地橋
高津橋
川湯温泉
請川
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