イベント情報


平成18年度 第4回 工場・施設見学と講演会

−オンリーワン技術で世界に躍進する国際企業を訪ねて−

時下、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、毎回ご好評をいただいております「工場・施設見学会と講演会」の本年度第4回は、オンリーワン技術で世界に躍進する播磨地域の国際企業(2社)を訪問いたします。
午前は、有機合成、高分子合成、触媒技術などから、アクリル酸およびメタクリル酸、高吸水性樹脂、電子情報関連材料、環境浄化触媒などを開発し、産業や生活を支える様々な製品を通じて社会に貢献されている(株)日本触媒 姫路製造所を訪問します。ここでは、塗料、インキ、接着剤、繊維などの基礎原料として、生活に欠かすことができないアクリル酸のプラント、特に世界トップ規模と競争力を持つ年産16万トンのアクリル酸製造の最新鋭プラントを見学させていただきます。午後は、独創的な技術と開発力で、完全無漏洩ポンプ(キャンドモータポンプ)を開発し、世界1位のリーディングカンパニーである(株)帝国電機製作所を訪ねます。帝国電機製作所で製造されました製品は、JR新幹線の車両、原子力発電所をはじめ、電力・化学工業の各プラントや薬品・半導体など数多くの業界で採用され、産業界に貢献しておられます。ここでは、様々な厳しい要求(耐薬品、耐酸、高温、高耐圧、防爆など)に対応したキャンドモータポンプの生産現場を見学し、詳しく説明していただけます。また、見学先の企業では、研究開発の第一線で活躍されている方々に、製品開発に関連する最新情報や新規開拓事業に関わる話題について、わかりやすいご講演をお願いしております。
ご多用中とは存じますが、この機会に是非ご参加賜りますようご案内申し上げます。

と き: 平成19年3月9日(金)
見学先: 1)(株)日本触媒 姫路製造所 (午前)
2)(株)帝国電機製作所 新宮事業所 (午後)
参加費: 10,000円/1名《バス代、昼食代、消費税込み》
定 員: 50名(1社2名まで)、同業者の方はご遠慮下さい。
申込締切日: 平成19年2月26日(月)
(ただし、満員の場合には期日までに締め切らせていただきます。)


見学先−概要−

1)(株)日本触媒 姫路製造所
〒671-1282 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖 992-1
URL http://www.shokubai.co.jp
(株)日本触媒は、1941年のヲサメ合成化学工業株式会社設立以来、化学会社として約70年にわたり技術改革を重ね、さまざまな製品を通じて社会に貢献されています。産業資材や生活用品に幅広く用いられる酸化エチレン、アクリル酸は、日本触媒の多様な化学製品群の基礎的な製品です。特にアクリル酸の製造技術は世界のアクリル酸製造能力の50%超を占めています。また、アクリル酸を原料として、紙おむつやサニタリー用品に使用される高吸水性樹脂の販売量は、世界の需要量の約4分の1にも達しています。さらに、近年、電子情報材料分野を強化され、液晶ディスプレーやプリント配線基板の主要素材を供給し、IT産業の発展に大いに貢献されています。また、培ってきた触媒技術で、自動車排ガス処理やダイオキシン類分解除去など環境保全のニーズに対応した製品を生産されるとともに、クリーンエネルギーとして期待される燃料電池(SOFC)の電解質材料を開発し、高い評価を受けておられます。
日本触媒姫路製造所は、1960年の開設以来、日本触媒の主力工場として稼働し、アクリル酸の製造においては日本最大規模の年産46万トンの生産能力を誇ります。また、アクリル酸を原料とした高吸水性樹脂は現在年産20万トン体制で生産されており、さらに6万トンの新系列が建設中です。今回の見学会では、世界トップ規模と競争力を持つ年産16万トンのアクリル酸製造の最新鋭プラントを見学させていただきます。また、最近の研究開発の成果より、高吸水性樹脂についてのご講演も賜ります。

【講演】「日本触媒の高吸水性樹脂」
吸水性樹脂研究所 上席研究員 入江 好夫  氏

 
姫路製造所全景
  新規アクリル酸プラント
 
光学フィルム材料、球状微粒子、機能性色素などの電子情報材料がフラットパネルディスプレーに使用されています
  高吸水性樹脂が紙おむつに使用されています

2)(株)帝国電機製作所 新宮事業所
〒679-4395 兵庫県たつの市新宮町平野 60番地
URL http://www.teikokudenki.co.jp
(株)帝国電機製作所は、1939年の創業以来、鉄道信号機に端を発し、当時としては画期的な電気自動車の開発など、物づくりに徹した技術開発を進めてこられました。そして1960年には培った技術を集約した完全無漏洩ポンプ(キャンドモータポンプ)の開発に成功されました。今日では、ポンプ業界においてキャンドモータポンプのパイオニアとして、トップメーカーの地位を確立しておられます。ポンプは、古くは上下水道が発達する以前から、井戸水の汲み上げや農業用・土木用に多く利用されていました。しかし現在では、公共施設、産業設備、石油化学・化学業界ならびに火力・原子力発電などあらゆる分野において、さまざまな用途に使用されています。(株)帝国電機製作所の主力製品である完全無漏洩のキャンドモータポンプは様々な厳しい要求(耐薬品、耐酸、高温、高耐圧、防爆など)に対応が可能であるため、化学、薬品、繊維、化工機、重電機、食品、機械、原子力などあらゆる業界に採用され、さまざまな場所で活躍し高い評価を受けています。
今回見学させていただきます(株)帝国電機製作所新宮事業所では、キャンドモータポンプの基本的な構造や優れた特長をご説明いただいた後、少人数のグループで生産現場を見学し、その生産工程や検査体制について詳しく説明していただけます。また、キャンドモータポンプ開発の最近の成果より、製作仕様、仕様材質、仕様液実績などのデータを含めたご講演も賜ります。

【講演】「キャンドモータポンプとその応用技術」
技術開発部 課長  大土井 慎治 氏

 
帝国電機製作所本社屋
  新宮事業所全景
 
キャンドモータポンプ   新幹線用電動油ポンプ


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第71回ニューフロンティア材料部会例会
循環型社会を支える高分子材料技術

(社)大阪工研協会 / ニューフロンティア材料部会


 21世紀は環境の世紀と言われ、公害防止・環境保全技術から始まって無公害製造技術や資源循環技術が進歩を遂げてきました。とりわけ、前世紀では大量生産・消費によって生じる大量のゴミが問題になった合成高分子材料について、リサイクルとリユースによる循環型の材料技術が目覚しく発展しています。今回のニューフロンティア材料部会では、これらに関連する材料に焦点をあて、話題提供として天然素材を原料とした新規材料について、また、バイオ技術とナノ技術を融合したバイオナノファイバーを用いた新材料開発について、第一線でご活躍の先生方からご講演をいただきます。また、新技術・新製品紹介では、炭酸ガスからポリカーボネートを製造する新規の合成法、ポリエステルのケミカルリサイクル技術、植物油脂から合成したバイオポリマー、および酵素合成アミロースの今後の展開について、それぞれこの分野をリードする企業の方々からわかり易く解説いただきます。さらに、講演終了後の交流会では、講師の方々を囲んで情報交換と交流を深めていただきますよう期待しています。多数の方々のご参加をお待ちしています。

と き 平成19年3月13日(火) 13:00より
 
ところ アピオ大阪(大阪市立労働会館)
〒540-0003 大阪市中央区森之宮中央1-17-5
 
交通: 地下鉄中央線、長堀鶴見緑地線(7号B出口)
  又はJR環状線「森ノ宮駅」下車すぐ。大阪城公園南側

プログラム
◎話題提供
1. 高性能・高機能バイオベース高分子材料
13:00〜14:10
スピーカー
 大阪大学 大学院工学研究科 教授 宇山  浩 氏
コーディネーター ハリマ化成(株) 岩佐  哲 氏
バイオベース高分子材料の合成と応用について述べる。植物油脂を基盤とする高性能複合材料の開発、バイオポリマーの精密側鎖修飾によるバイオマテリアルの創製、バイオベースポリマーのナノファイバー化と応用、機能性天然素材の高分子量化による新機能開発、酵素触媒重合による機能性高分子材料の合成、を紹介する。
2. 植物材料ナノイノべーション −バイオナノファイバーの製造と利用−
14:10〜15:20
スピーカー
京都大学生存圏研究所 生物機能材料分野 教授 矢野 浩之 氏
コーディネーター ダイセル化学工業(株) 池田 浩和 氏
植物細胞壁の基本骨格物質であるセルロースミクロフィブリル(バイオナノファイバー)は、鋼鉄の5倍の強度、ガラスの1/50以下の線熱膨張を有する幅4nmのスーパーナノファイバーである。「環境と経済の両立した持続的発展のためのキーマテリアル」として、世界各国でナノファイバー製造技術やそれを用いたナノコンポジットの研究開発が進められている。本講演では、バイオナノファイバーの製造と利用に関して、高強度・透明・低熱膨張・ナノコンポジットの開発など、京都大学生存研で行っている研究を中心に紹介する。

◎新技術・新製品紹介
1. CO2を原料とする非ホスゲン法ポリカーボネート製造法
  −グリーンケミストリーの実現− 
15:30〜16:00
 
 旭化成(株) 新事業本部 技術アドバイザー 福岡 伸典 氏
光ディスクや携帯電話等で馴染みの深いポリカーボネート樹脂(PC)は、エンプラとして最大の需要があり、年間300万トン製造されている。これまでのPCは全てCOを原料とし、その90%の猛毒のホスゲンを用いる方法で製造されていた。我々は、CO2を原料とし、高品質PCを製造できる環境に優しいプロセスを世界で初めて開発し、工業化に成功した。
2. ポリエステルケミカルリサイクル技術(完全循環型社会の構築を目指して)
16:00〜16:30
 
帝人ファイバー(株) 原料重合事業部門 原料重合営業部 部長 佐藤 和広 氏
帝人グループでは企業理念「地球環境との共生」を実現するため、循環型社会構築を目指した“使用済ポリエステル製品のケミカルリサイクル”の技術を開発し、世界で初めて2002年に操業化した。当該技術を核とした「ボトルtoボトル」、「繊維to繊維」等の製品リサイクルビジネス、並びに新たな素材への取り組みを紹介する。
3. 植物油脂を原料とするバイオポリマーの開発
16:30〜17:00
 
 (株)カネカ 機能性樹脂事業部 三木 康弘 氏
植物油脂を原料とし、体内にポリエステル(PHBH)を蓄積する極めて生産性の高い微生物を育種した。この微生物産生PHBHの加工成型性評価および樹脂の特徴付けを行ったところ、射出、ボトル、発泡体、フィルム等の成型が可能で、良好な生分解性を有しポリオレフィンに近い物性を発現することがわかった。
4. 機能性材料としての酵素合成アミロースの可能性
17:00〜17:30
 
 三和澱粉工業(株) 研究開発部 高原 純一 氏
グルコースが直線状に結合したポリマーであるアミロースを、酵素的に合成することが工業レベルで可能となった。酵素合成アミロースは均一性が高く、フィルム形成能や包接といった特徴からバイオベースの高機能性材料として利用が期待されている。光学フィルムや医療用材料をはじめとした酵素合成アミロースの可能性について紹介する。

<交流会>
(立食形式)〜話題と人の輪を広げるために〜
17:40〜19:40

定 員 100名(申込先着順)
参加費 10,000円(懇談会費を含む) (当日受付にていただきます)
申込先
〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50
 (大阪市立工業研究所内)
問い合わせ
社団法人 大阪工研協会宛 TEL 06(6962)5307
FAX 06(6963)2414
E-mail:info@osakaira.com
http://www.osakaira.com

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