オルソドンティックニュースレター

No.01 創刊号
(1995/12)


目次
[発刊にあたって]  [スタッフ紹介]  [休診日のお知らせ] [矯正治療のための歯みがきのお話]
[お母さんのための矯正豆知識]  [お口の探検隊]  [診療室の風景]


発刊にあたって

 
 開設依頼の夢でしたニュースレターを発刊する事となりました。日頃充分に説明、お伝え出来ていない事柄、診療室での出来事、患者さんの疑問に答える簡単な話、院長としての矯正に対する考え方などを掲載し、皆さんと私達との間に良いパートナーシップが築かれる礎になればと思っております。
 このニュースレターのタイトル「イーハトーブ」とは、ご存知の方も多いと思いますが、岩手県出身の童話作家・宮沢賢治の描いた理想郷のことです。私が高校生活を盛岡で過ごした事がこの言葉との出会いですが、「イーハトーブ」を正しい咬み合わせの理想郷「いい歯・頭部」に重ねることにより、私の矯正治療に対する願い・姿勢を表すことができるのではないかという思いで採用したものです。
 

「ぬかつか矯正歯科クリニック」の矯正治療の目標

FOR YOUR BEST SMILE
& HEALTHY LIFE

「貴方が最高の笑顔で、日々健康に過ごせる為に」

 
 上に示した標語のようなタイトル、これは私の目標とする矯正治療のイメージです。治療を終了した時、患者さんの明るい笑顔そしてそこよりこぼれる美しく整然と整列した白い歯並び、これが矯正家としての私の最大の喜びです。
 悪い歯並びは、必ずしも「病気」とは認識されてはいません。しかし悪い歯並びが原因で、口の中に色々な病気が生じたり、物が良く咬めない、うまく発音できないといった障害が生じている事も少なくありません。また人前で笑ったりお話したり出来ないというような、そんな心理的な悩みを人知れず持っている方も少なくありません。
 このような状態は、たとえ悪い歯並びが病気でないとしても、もはやその人は健康な生活を営んでいるとは言えないと思われます。自信に満ちた笑顔を快適な食生活、これは心身共に健康な生活を送るために大切な要件だと思います。
 

目標達成のための要件    

BEST SMILE
「最高の笑顔」

・左右対称に整列した歯並び
・無理なく覗く白く輝く歯
・自然な口元

 

HEALTHY LIFE
「健康な生活」

・良く咬める咬み合わせ
・滑らかで自由な咀嚼運動
・虫歯、歯周病のない健康な口

 
 私は学生生活を含め28年間を大学で過ごさせて頂きました。このクリニックを開設する時、この間学び、研究し、身につけた知識と技術の全ては、左記の具体性を持って還元されるべきものと思い「生涯臨床」を心に誓いました。初心を忘れず皆さんと共に歩みたいを思っております。
 

矯正治療、それは

QUALITY OF LIFE
「健康で心豊かな生活」

というイーハトーブ(理想郷)へ渡るための架け橋の1つです。


スタッフ紹介

 

糖塚 重徳

 

糖塚 聰子

(院長)

 

(歯科衛生士)

テニス、ボーリング、釣り、詩吟、何でもOK
でも矯正と子供が何よりも好きです
  受付で皆さんと最も頻繁にお付き合いする当院の主です。何でもお申し出下さい

 

 

後藤 千恵

 

渡辺 ゆかり

 

佐藤 香苗

(歯科衛生士)

 

(歯科衛生士)

 

(歯科衛生士学院学生)

技術容姿人柄三拍子揃ったベテランです火、水、木、土曜日にお会いします   ピカピカの新人、技術と勉強そして女性としての磨きをかけています   歯科全般猛勉強中水、日曜日にお会いします

 

 

(聰子)


[休診のお知らせ]
12月 月曜日4、11、18、25
  金曜日1、8、15、22、29
  祝日臨時休業3、23
年末年始休暇
  12月29日〜1月5日
 
1月 月曜日8、15、22、25
  金曜日12、19、26
2月 月曜日5、12、19、26
  金曜日2、9、16、23
 
通常連絡先(クリニック)

022-295-4655

 
緊急連絡先(院長自宅)

022-278-8323


 治療が始まると、お口の中に装置がいろいろ入ります。いつも通りの歯みがきよりずいぶんと難しくなりますが諦めないで下さい。これから矯正治療のための歯みがきのお話しをしましょう。折角きれいな歯並びと咬み合わせになるための治療をするのですから、虫歯のないステキな笑顔をめざしましょう。

☆ 今回のテーマ:どこが汚れるのかな?

 以上が特に汚れが残り易いところです。普段から気を付けて磨いてみましょう。この次は磨き方のポイントなどについてお話ししてみたいと思います。(千恵)


 最近矯正の専門誌に「95年度 Eライン・ビューティフル大賞 女優池上季実子さん授賞」というニュースが載りました。
 「E-ライン」聞き慣れない言葉ですね。「E」というのは最近話題の「エステ」の「E」、「Ethetic:美の、審美的な」の「E」なのです。そう!「E-ライン」というのは、横顔の美しさを評価する時に用いる基準線のことです。美しさというのは本来主観的なもの、それに客観性をもたせようとした評価法が「E-ライン」と言えます。具体的には右の写真のように、鼻と下顎の先端を結んだ接線のことをいいます。鼻と顎と口唇の凸凹の調和状態を見ている事になりますね。
 日本人の場合、「E-ライン」に上下口唇が接するくらいの横顔が好まれるようです。どうです子供さんのことより、自分のことの方が気になりませんか。
 でもお母さま方の中には高い鼻、引き締まった顎、彫りの深い外国人の横顔に憧れた思い出を持つ方も多いのではないでしょうか。人種により美のあり方が違うということは興味深いことですが、白人の場合上下口唇が「E-ライン」より後退している方が好まれるようです。
 矯正治療は、正しい咬み合わせで良く咬めるようにすること、これも大切な目的です。でも歯や顎を矯正することはその人の顔や口元の形に変化を与えます。美しい歯並び、調和のとれた顔、そして素晴らしい笑顔に対し、矯正歯科医師は責任を感じない訳にはいきません。もう1つ大切なことがあります。「E-ライン」と口唇の望ましい関係は、歯と唇が正しい関係にある1つの証拠です。唇を自然に閉じることができ、自然にしていて歯がむき出しにならない口元、それはまた折角治った歯の凸凹が再発しないための1つの条件でもあります。「E-ライン」は、正しくそして安定した歯並びを達成するために重要な診断法の1つです。


治療前

治療後

 今回の探検は「開咬症」です。
 おそばもうどんもするめも咬めな〜い。近くに写真の左のようなお口の方いませんか。でも安心して下さい、早期に手当てをすると比較的簡単な処置で写真の右のように治す事が出来ます。
 幼児期に見られる開咬症の原因は、指しゃぶりによる事が多いようです。この方も指しゃぶりがあったのですが、それを止めただけでこうなったのですよ。ちょっと行き過ぎですが、元々は咬み合わせの深い方だったのですね。
 それでは、いつ頃までに指しゃぶりを止めさせたらいいのでしょうか?よく質問をうける事ですが、この写真もう一度見て下さい。治療前、前歯は上下4本が永久歯、わきの歯は乳歯でした。指しゃぶりを止めて、自然に治る可能性があるのは、この時期すなわち前歯の交換期までと思っていいと思います。気が付いたら早めの相談、これが肝心です。

 矯正治療、男性と女性どちらが多いの?何才から始めているの?ちょっと気になりませんか。当クリニックの患者さんについて調べてみました。

 

(男)

(女)

0〜6才

2.3%

2.4%

7〜12才

55.4%

51.2%

13〜15才

22.3%

14.8%

16〜18才

7.7%

8.1%

19才〜

12.3%

23.5%

 全患者さんで見た男女比はどうでしょう。女性が男性よりも多く6割を占めています。女性の方が歯並び(あるいは美?)に対する意識が高いことを現しているのかもしれませんね。
 次に年齢別にみてみましょう。小中学生が65〜80%近くと多い事が判ります。また12才以前では男女に差がありません。この頃は歯の交換、成長により、咬み合わせが大きく変化する時期です。ご両親の、子供さんの体や健康に対する関心の高さをうかがい知ることができます。
 成人になると、女性の方が男性よりも2倍近く上回ります。健康と美に対する意識の違いでしょうか、女性の方が自分の口腔に対して関心が高いようですね。それとも男性は仕事に追われ余裕がない?どちらでしょう。
 ちなみに当クリニックの最低年齢は3才で、歯磨きから頑張っています。最高年齢は55才です。最近成人の矯正治療が増えてきています。歯を動かすのに適した時期はありますが、何よりも自分が矯正しようと思った時が最適時期と理解して下さい。(ゆかり)