六大企業集団の基礎知識


. 六大企業集団の結成時期(各社長会結成期)
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住友グループ (白水会) 1951年4月
三菱グループ (金曜会) 1954年頃
三井グループ (二木会) 1961年10月
芙蓉グループ (芙蓉会) 1966年1月
三和グループ (三水会) 1967年2月
一勧グループ (三金会) 1978年1月

( )内は社長会名です。
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. 六大企業集団の加盟社数(1999年3月現在)
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三菱グループ (金曜会 28社 重複加盟0社)
三井グループ (二木会 25社 重複加盟5社)
住友グループ (白水会 20社 重複加盟0社)
芙蓉グループ (芙蓉会 28社 重複加盟3社)
三和グループ (三水会 43社 重複加盟4社)
一勧グループ (三金会 48社 重複加盟8社)

六大企業集団 (総計実数181社、延数192社) 

( )内は社長会名です。
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. 六大企業集団の社長会名の由来
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三菱グループ 金曜会(毎月第2金曜日に開催されることから)
三井グループ 二木会(当初、毎月第2木曜日に開催されていた為、現在は第1木曜)
住友グループ 白水会(住友家の屋号「泉屋」の泉を上下分け、「白」「水」となった)
芙蓉グループ 芙蓉会(富士山の頂を別の言い回しで「芙蓉」と呼ぶ事から)
三和グループ 三水会(毎月第3水曜日に開催されることから)
一勧グループ 三金会(1・4・7・10月の第3金曜日に開催されることから)
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. グループ内序列(旧三大財閥系) 御三家企業と有力企業
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御三家企業

三菱グループ (三菱重工、東京三菱銀行、三菱商事)
三井グループ (さくら銀行、三井物産、三井不動産)
住友グループ (住友銀行、住友金属工業、住友化学工業)

有力企業

三菱グループ (三菱地所、三菱電機、旭硝子、三菱マテリアルなど)
三井グループ (東レ、三井化学など)
住友グループ (住友商事、NEC、住友電工、住友不動産など)
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. グループ内序列(銀行中心結集系) 中核・有力企業
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中核・有力企業

芙蓉グループ (富士銀行、丸紅、大成建設、NKK)
三和グループ (三和銀行、日立造船)
一勧グループ (第一勧銀、伊藤忠商事)

参照付記

三和グループには、三和グループ御三家(日立造船、宇部興産、帝人)なるものが存在
するが、その求心力は低く、各企業ともグループより自社本位の行動を採っている。

一勧グループに関しては、古河グループの中核である古河電工、朝日生命なども
有力企業として列せられる、また、川崎グループからも川崎重工、川崎製鉄などが
グループに対し、影響力を保持しているとみられる。
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. 六大企業集団、その相乗効果パターン−銀行と中核商社−
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六大企業集団がシナジー効果を発揮しえる一つのパターンとして以下が挙げられている。
「銀行が資金を融し、メーカーがモノを作り、商社が流す」(顕著な例:住友・三菱)
このパターンを成す上で欠く事の出来ない「銀行−商社」を各集団別に列記しています。

三井グループ  さくら銀行(51.2兆円) 三井物産(17.5兆円)
住友グループ  住友銀行(56.6兆円) 住友商事(12.5兆円)
三菱グループ  東京三菱(75.8兆円) 三菱商事(15.9兆円)
芙蓉グループ  富士銀行(49.8兆円) 丸 紅(13.6兆円)
三和グループ  三和銀行(50.3兆円) 日商岩井(10.0兆円)とニチメン(3.8兆円)
一勧グループ  第一勧銀(54.3兆円) 伊藤忠商事(15.5兆円)

各( )内の数値は銀行が「総資産」、商社が「98年度連結売上高」を示しています。
数値データは日経会社情報99春号に拠っています。又、千億未満は切捨てています。

参照付記(長文)

三和グループに関しては、基幹となるべき「総合商社」を未だ構築出来ていない。
この事は以前より、三和グループにおける「欠点・弱み」の一つとして指摘されている。

中核商社候補としては「日商岩井」が妥当な線にみえるが、「日商岩井」の前身
である「日商」が「旧第一銀行(現:第一勧銀」系の商社であった為、現在でも
「日商岩井」は「一勧グループ」にも加盟し、一勧と密接な関係を保持している。

このような背景を勘案すると、三和グループの純然たる「中核総合商社」には「ニチメン」が
−その三和銀行との歴史的関係を考慮した上でも−挙げられるべきだとも言われてきた。
しかし「ニチメン」は9大総合商社の一角といえど「最下位グループ」に位置している為、
グループの中核たる力量を示せ得るかには、疑問符を付けざるをえない事も事実である。

その為、三和銀行は、より純血度が高く、また他グループの中核商社と比肩し得る
規模と実力を備えた「三和グループ中核商社」の構築を以前より企図し両社の合併を
模索していたが、「ニチメン」側に反発が強く、進展は見られていない。
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. 六大企業集団と旧財閥との連関
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旧三大財閥系

三井グループ 三井財閥
三菱グループ 三菱財閥
住友グループ 住友財閥

銀行中心結集系 《其の一》

芙蓉グループ
安田財閥
(富士銀行、安田生命、沖電気工業、安田火災、東邦レーヨン、東京建物など)
浅野財閥 (NKK、太平洋セメント[旧日本セメント]※、沖電気工業)
根津財閥 (東武鉄道、日清紡、日清製粉、サッポロビール、日本精工)
大倉財閥 (大成建設)
日産コンツェルン (日産自動車、日立製作所※、ニチレイ、日本油脂)
森コンツェルン (昭和電工)

※‥他グループにも重複加盟企業を表しています。
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. 六大企業集団と旧財閥との連関
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銀行中心結集系 《其の二》

三和グループ

鈴木商店 (日商岩井※、帝人、神戸製鋼所※、日新製鋼)
日産コンツェルン (日立製作所※、日立化成、日立金属、日立電線、日立造船など)
日窒コンツェルン (積水化学工業、積水ハウス)

一勧グループ(主要なもののみ列挙しています)

古河財閥 (古河電工、富士電機、富士通、朝日生命、日本ゼオン、古河機械金属、
横浜ゴム、旭電化工業、日本軽金属など)
川崎(正蔵)財閥 (川崎重工業、川崎製鉄、川崎汽船、川鉄商事)
日産コンツェルン (日立製作所※、日産火災海上、日本コロムビア)
鈴木商店 (日商岩井※、神戸製鋼所※、昭和シェル石油)
安川財閥(九州の地方財閥) (安川電機)
三井財閥 (王子製紙※、電気化学工業※など)

※‥他グループにも重複加盟企業を表しています。
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. 六大企業集団の売上高(98年度)
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売上高

三井グループ 33兆円 (25社)
住友グループ 21兆円 (20社)
三菱グループ 27兆円 (28社)
芙蓉グループ 31兆円 (29社)
三和グループ 35兆円 (44社)
一勧グループ 53兆円 (48社)

金融(銀行・保険)は除いています
( )内は社長会加盟企業数を示しています
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. 六大企業集団の持株比率(97年度)
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各グループ内株式の持合比率

三井グループ 15.11 % (25社)
住友グループ 22.23 % (20社)
三菱グループ 27.31 % (28社)
芙蓉グループ 15.52 % (29社)
三和グループ 15.79 % (44社)
一勧グループ 11.29 % (48社)

数値は企業系列総覧99/東洋経済新報社に依拠しています。
( )内は社長会加盟企業数を示しています
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. 六大企業集団の従業員数(97年度)
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各グループの総従業員数(97年度)

三井グループ 27万人 (25社)
住友グループ 14万人 (20社)
三菱グループ 23万人 (28社)
芙蓉グループ 28万人 (29社)
三和グループ 36万人 (44社)
一勧グループ 42万人 (48社)

数値は企業系列総覧99/東洋経済新報社に依拠しています。
( )内は社長会加盟企業数を示しています
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. 六大企業集団と証券会社の関係
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各グループと密接とみられる主要証券会社

三井グループ 野村證券、国際証券
住友グループ 大和證券(住銀と提携)
三菱グループ 
日興證券(外資と資本提携)
芙蓉グループ 
山一證券(97年末自主廃業、99年破産宣告)
三和グループ 
野村證券
一勧グループ 勧角証券(旧勧銀系)

太字で表記:関係が非常に密接(完全にグループ化)
太字で表記していない:一定の距離が置かれている、と判断できるケース

参照付記

野村證券に関しては興銀との提携を発表、興銀も直系の興銀証券を軸に
グループ傘下の新日本証券と和光証券の合併(新光証券に)を推進

尚、各都銀系列下の主な証券会社は以下の通り

東京三菱:東京三菱証券、東京三菱パーソナル証券
住友銀行:明光ナショナル証券(松下電器色も)
三和銀行:ユニバーサル証券と東和証券、太平洋証券の3社合併を予定
第一勧銀:第一勧業証券
富士銀行:大東証券
さくら銀行:山種証券、神栄石野証券、極東証券
東海銀行:東海丸万証券と内外証券(99年4月に両社合併)
大和銀行:コスモ証券
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