カバー(表) 

カバー(表)



カバー(裏) 

カバー(裏)



 ライブドア事件とは、「ライブドアが巨悪をなした」という事件ではなくて、「ライブドアが巨悪をなしたと人々が思い込んだ」という事件である。似た例として、中世の魔女狩りがある。これは「魔女がいる」という事件ではなく、「魔女がいると人々が思い込んだ」という事件であった。
 ライブドア事件の本質は錯覚である。そこには人々の錯覚がある。心理的な錯覚が。
 人々は、巨大な経済犯罪などはないのに、巨大な経済犯罪があると思い込んだ。現実に見つかったのは、ただの「小さな経理犯罪」だけである。にもかかわらず人々は、現実とは逆に、「巨大な経済犯罪」があると思い込んだ。ありもしないものを「ある」と思い込んだ。
 かつてバブル期には「永遠の右肩上がり」という妄想を国中が信じていた。そして現代では、「詐欺師たるライブドア」という妄想を、国中が信じている。いずれにせよ、国中が妄想を信じている。それはいわば「裸の王様」という状況である。そこで、「王様は裸だ」と叫ぶのが、本書だ。




 
        ※ カバーの写真について
          カバーの写真(赤いバラ)は、下記のサイトの有償画像を利用しました。
            → photolibrary


    トップ・ページへ戻る    


   ※ 当サイトの画像への直接リンクは不可です。
     (当サイトの各ページへのリンクは ご自由に。)