巣引き

まず、巣引きをさせる私達(飼い主)の心構えについて・・・・

巣引きをすると生まれた雛の数だけ飼育数が増えることになります。。。
巣引き前に生まれた雛が全部飼いきれるか、もしくは里子に出すのか考えておく必要があります。。
里親が見つからない場合や、不幸にも障害がある雛が生まれ、里子に出せないこともあります。。

巣引きをするということは生まれた全ての雛を家で飼うくらいの覚悟が必要です。。
生まれた全ての雛を家で飼う場合、今までより餌や飼育用品、医療費もかかります。
親兄弟でも相性が悪ければ1つのゲージで暮らすことはできないので、ゲージを置くスペースも必要になってきます。
全てのインコをきちんと飼育できないようなら巣引きはするべきではないと思います。

心構えがあれば、巣引きをさせることにより、インコ達は私達に愛情や素晴らしい感動をもたらしてくれます。。

画像でみる『ミント』と『ぴぃ』の巣引き・・・2000年『小夏』誕生物語   Part1  Part2  Part3

 ■巣引き・・・過去にたった3回(4羽)だけですが、元気な雛を無事に育てた経験を書いてみます。。
・お見合いについて  ・繁殖時期について  ・巣箱の準備について ・巣作りについて
・産卵について ・抱卵について ・孵化について  ・餌について ・手乗りにするために親から離す場合



色々な本にも書いて有るように・・・ボタンは、かなり相手の好みがうるさいコが多いようです。。。
気性が激しいため、気に入らない相手は殺してしまうこともあるそうです。。。
しかし、一度ペアになってしまうと、そのLOVELOVEぶりはあきれるほどです。。。


『ミント』と『ぴぃ』は後者のラブラブで仲のよい番です。。。


■お見合いについて
 生後7〜8ヶ月くらいになったらお見合い可能な年頃のようです。。1つのゲージにオスとメスをいきなり同居させると、
 ケンカをしてしまうことがあるので、それぞれのゲージを隣にならべ、ゲージ越しに2羽を会わせて、何日か様子を見てください。。。
 うまくいきそうな感じだったら一緒のゲージに入れてみてください。。
 初めて一緒のゲージに入れたあとは、しばらく様子を見ていてください。その時に少しでも危ないと感じたら同居は
 やめさせてくださいね。。。一緒のゲージに入れてみて、少しもめているようだけど一晩様子を見てみよう・・・と思っていたら
 次の日の朝、どちらかが殺されていたという例もあるようです。。。。
 オスとメスが仲良くならない場合は、それぞれのゲージに戻し、また日を変えてお見合いをさせてください。。
 どうしても仲良くならない場合は相性が悪いので諦めてくださいね。。。
 『ミント』と『ぴぃ』の場合は、ミントを購入してからしばらくしてぴぃを実家で購入。。。
 ミントを連れてよくぴぃのところに遊びに行っていました。。2羽は室内で仲良く遊び、お見合いというより恋愛でした。。
 3、4回目くらいたった、ある春の日、私達の目の前でぴぃが羽を広げお尻を上げてミントに「カモ〜ン」って誘ってました。。(目が点!)


■繁殖時期について
 ボタンインコは繁殖のシーズンが決まっていないので調整してあげないといけないです。
 1年に2回、多くても3回までにしないと親鳥にかなり負担がかかり、落鳥する危険があるようです。。
 日本の気候では、寒過ぎず、暑過ぎない春と秋が巣引きに適していると言われています。。
 真夏や真冬、じめじめした梅雨は避けたいものです。。『ミント』と『ぴぃ』の過去の巣引きは春、初夏、初秋でした。。

■巣箱の準備について
 オスとメスが仲良く寄り添っているようでしたら、相性が良い証拠です。。。
 オスは吐き戻して餌をメスにプレゼントしてプロポーズし、メスがこれを受け取ればプロポーズを承諾したこととなるようです。。。
 さらに、お互いに羽繕いをしてあげたり、紙を細長く切って巣材を作っているようなら、ラブラブな証拠なので巣箱を入れてください。。。
 その際、巣箱の中の様子(巣引き後の経過状況)を見るために上ブタが取り外しが出来るように工夫をしておくと後で便利です。。。

■巣作りについて
 メスは、紙を細長く切って口でほぐして(繊維をやわらかくしているようです)巣箱に運びます。。
 巣箱の中にふわふわにしてクッションを敷き詰めたような状態にして卵を産みます。。
 誰に教わったわけでもないのにきれいに敷き詰めますので私達は手を出さない方がいいでしょう。。
 巣作りの完成と遇わせたように巣引きが始まりますので、ゲージの周りは静かにして置き場所を移動したりしないでください。。。。

■産卵について
 卵はほぼ一日おきに産み、合計5,6個程産みます。。このときにメスが卵詰りをおこさないように注意して観察をしてください。。。
                          

■抱卵について
 メスが抱卵しているのは21〜23日くらいです。。メスが温めてオスが餌採りと見張り番をすることが多いようです。。。
 かなり懐いている手乗りのコが抱卵している場合なら、少しくらい覗いても大丈夫ですが、基本的には覗いたり卵に触らない方が
 いいようです。。神経質なコや初めての巣引き時にはそっとしておいた方がいいようです。。。
 ウチの場合は巣材が高く積み上げており下からは覗けないので(巣箱を入れる際に上ブタが動くようにしておいた)
 上からたまに見せてもらいました。。(20日過ぎから放鳥時に頻繁にCKをいれましたが・・・)

■孵化について
 雛が孵化をしたら、親鳥に毎日新しいボレー粉と青菜を必ずあげてください。。餌の無くなり方がとても早いので多めにあげてください。
 このときに粟玉を親鳥にあげてしまうと次の発情が来てしまうので、極力あげないでください。。。

■手乗りにするために親から離す場合
 親鳥からヒナヒナを誘拐する時期については、孵化後20日前後が良いと言われているようです。。。(小夏は24日目で少し遅かった)
 誘拐の時間は、ヒナヒナのおなかがいっぱいになっている夜が良いと思われます。。
 うちの場合(オススメ)の誘拐方法は、現在の親鳥と巣が入っているゲージと新しい空のゲージを2つ用意します。
 親鳥2羽をゲージから出して遊ばしながら、遊びに夢中になっている隙に(ごめんねって言いながら・・・)
 巣箱の入ったゲージをすばやく隠して入っていないゲージと交換しました。

 親鳥から離してからの保温については、
 暖め過ぎないよう気をつけながら親鳥と同じくらいの温度にしました。。
 温度は40度くらいと言う話しも有りますが個体によって違うようです。。。。
 うちの場合は30度前後くらいで湿度は60%〜70%位を維持しました。。

 卵から孵ってすぐのヒナは親からかなり栄養価の高いエサを貰うようですので、
 親代わりの人間としては栄養の偏りに気をつけました。。。
 ちなみに成長期にヒナが必要な栄養素は、たんぱく質・炭水化物・カルシウム・ビタミン・ミネラルで、
 偏ると栄養性の脚弱症になってしまうことが有るようです。
 うちはフォーミュラー3をメインに利用しました。。。(下記参照)
 そこに、小松菜等をすったものを混ぜると大きくなってから野菜好きのコになるようです。
 ちなみにミントファミリィは、みんな小松菜好きです(笑)。。。

 ヒナヒナのケースの置き場所について
 ヒナヒナケースは静かなところであまり人の出入りが無いところで一日の温度差が無いところがオススメのようです。

 ※経験上の注意点として、ケースの下に木のチップ(木屑)を敷くことはオススメしません。
  
このサイトをご覧になった方から、何故かという質問を頂いたことがあるので、付け加えてみました↓
  ウッドチップは個体によってはアレルギーを起こすことが有るようです。
  あと結構ひなひなが口にしたりするのも怖いですし・・・。
  小夏の時にはハムスター等に用いる紙砂を使いました。汚れたらそこだけ取り除けますしね。。。
  寒い季節だと潜ったりもしますので。(ペットヒータも併用して下さい)
  ペットショップによっては折った白い紙を敷いている所も有ります。
  新聞紙は避けられた方が良いかと思います。

****手乗りにするために親鳥から離して育てる場合の餌****
            
■餌について・・・手作りの特製餌の配分例(『小夏』の場合)です。。。
 ・フォーミュラー3をメインとした餌  ・粟玉(ムキアワ70%エッグフード20%天然ドライ野菜10%) 
 ・すり潰した小松菜 ・すり潰したボレー粉 比率は1:2:1:0.5です。。
 成長によってフォーミュラー3の調合比率は変えました。。

※粟玉だけだと栄養不足がおきると言われているので、手作りで栄養満点フードを作ってあげました。。。
 匂いもよく、一度食べてみればよかったと思っています。。。
 ひなひなのえさは炭水化物(粟玉など)とたんぱく質(卵)とカルシウム(ボレー粉)と
 ビタミン(青菜)は絶対にお忘れなく。この頃のエサが成鳥になった時の体を作ります。
 ママさんインコに負けない栄養満点のエサを作って下さい。
 大変ですが頑張って下さい!