ハリケーンの初飛行は1935年11月。設計は英国ホーカー社のシドニー・カムのチームです。

4ヵ月後に初飛行したスピットファイアに比べると、一部に布や木材を使用した古い構造ですが、軽く頑丈で量産に向き、メンテナンス性も良好でした。

開戦時から英国の主力戦闘機で、バトル・オブ・ブリテンではスピットファイアと共に英本土防衛に活躍しました。改良されながら1944年まで生産され、連合国軍の他の国にも供給されました。
箱書きは単にハリケーンですが、キットは北アフリカで戦車バスターとして使われたヴィッカースor ロールスロイス社製40mmキャノン搭載のMk.IIDか、武装の交換が可能なMk.IIEと思われます。

同好の士から頂いたこのキットは、昭和30年代(1955〜1964年)の金型を使った復刻版です。

デカール以外は当時のままのようで、時代を感じさせる絵画調の箱絵も素敵です。

         
レベルのハリケーンを参考にしたらしくよく似ています。細部の表現はかなりいい加減ですが、当時の国産模型では珍しくないでしょう。

今の精緻なキットと比べると、デフォルメチックなディテールが新鮮で面白く、それがオールド・キットの楽しさです。

何といってもこのキットの魅力は両翼下の40mmキャノンですが、実機はお碗型のカバーが装着され、機関部はむき出しではなかったようです。

キャノンに大きなヒケがあったこと、胴体パーツの機首部分が合わずドライヤーの熱で修正したこと以外は特に問題は無く、簡単に組みあがります。

デカールは2種類です。使用しなかった方は夜間迷彩のMk.IIcの物で、使った方もこの機体に合っているのか怪しいですが、オールドキットに考証的正確さを求めるのはヤボというものです。

機首とコックピット左側のペンギンのマークが可愛いです。


Mar.21.2006