2004年06月

■2004/06/30 (水) 『彩おとこ』『スタアな恋』

■鳥人ヒロミ『彩おとこ』1(新書館、ディアプラスコミックス)
…いいね、大正ロマン!ちょっと時代考証ムチャクチャだけど。ただ、雰囲気とかはすごく好きなんだけど、特に最初のあたりキャラやなんかが不安定な感じなのにどんどん新しい人が出てくるし、分かりづらかったし感情移入できなかった。特に蘇芳のキャラがつかみづらかった。あの兄弟が執着しあってるってのも最後の方まで伝わってこなかったし。軍人も、いまいち一貫性がない印象があった。でも雰囲気はすごく好きだし、わかりづらい分読み返す楽しみがあるかも。

■扇ゆずは『スタアな恋』(マガジンマガジン、ピアスシリーズ)
…表題作はやはりキャラの外見などが『BROTHER』とかぶるのはマイナスポイント(そういえばみちるがストーキングされんのも一緒だね)だけど、りひとのめろめろっぷりは面白かった。話があまり展開しないのが残念だけど、今後に期待。あと、みちるの体型はあんまし水泳っぽくないような…。まぁあんまりゴツくても、りひとと並べたときに絵的によくないかもしれないけど。しかし、シリーズもので、毎話の冒頭に前回のあらすじが入るのがわずらわしい…連載時期の関係なんだろうか。話が薄くなるのでいやだなぁ。あ、なんだか不平が多くなってしまったけど、総合的には好きです。りひとの青年将校とか医者とかのワンカットが…、も、も、萌えですよ…。あと、第一話のサブタイ「死線を越えて」は個人的にウケてしまう…。賀川豊彦のほうで。
次の医者モノも医者が自分の気持ちに無自覚なところが面白い。ただ、相方のほうは何考えてんのかよくわかんなかった。ので、ちょっと薄い印象。野球部モノはなかなかよかった。シリアスは書くのがつらいとあとがきにあったけど、確かにあんまりシリアスものないよね。でもそのせいもあってか新鮮でよかった。あと、ヘタレではあるけれどこんな普通で真面目、朴訥な攻めははじめてでは?(笑。坊主なんてぜんぜんオッケーでしょ!ステキです。幸せになってほしいので、続編が読みたい。
ところでこの人にピアスってすごいピッタリですね。ガッシュより合っているのでは。

□めも
今日仕事も大学もないのに2冊も買っちゃったよ。いいのかなぁ。ひとまず論文上げた(まだなおしあるけど)からいいか。

■2004/06/29 (火) 『見つめていたい』『挑発−電光石火BOYS−』ほか

■東城麻美『挑発−電光石火BOYS−』1(芳文社、花音コミックス)
…もうダメかも。絵も変ったし、画面構成も変った。そしてなにより、ストーリーがわけわからん…。キャラの行動にも一貫性がなくて、感情移入とかいうレベルの問題ではないかんじ。割合好きなシリーズだったんだけど…。

■西田東『見つめていたい』(芳文社、花音コミックス)
…よかった。表題作が、朴訥っぽいリーマンと、チャラチャラした若者なんだけど実はオヤジにメロメロというボーイズ黄金律の一種で、しかも西田東らしい味付けでよかった。山口がカズキの真意に気付くまでと、カズキの好きっぷり、身の引き方、そしてそのあとの普通ない待つ男っぷりがせつない。なので、もう少し幸せな話が最後にあるとよかったなぁ。書き下ろしのさらに後日談が見たい。
あと、売春夫とエージェントのもよかった。この人の書くアメリカのような国が舞台のものがすごく好き。なんだかファンタジックでなつかしいかんじ。

それにしてもだ。この表紙はどうなんだい?(笑。「ぼくのおとうさんのにがおえ」とかそんなかんじ。ボーイズに見えなくて可笑しい。

■しりあがり寿『真夜中の弥次さん喜多さん』2(マガジンハウス、Magコミックス)
…2巻のほうがいろいろよかった。エクスカリバーとか、プラモデルの駿府とか面白い設定だった。ただ、奪衣婆が地母神だとか、そのあたりのマトモさ(と感じた)がもったいないかんじ。ただ、死者の恋人の設定などもわかりやすくはあるものの、消えたり出てきたりするやじさんの描写などは面白かった。

■2004/06/27 (日) 『真夜中の弥次さん喜多さん』『シグルイ』

■しりあがり寿『真夜中の弥次さん喜多さん』1(マガジンハウス、Magコミックス)
…期待しすぎたかなぁ。そこそこ面白かったけど、絵がいくらなんでももう少しは丁寧に書いて欲しい(いや、あの絵が重要な気狂いっぷりをかもし出しているのは分かるけど、絵が乱雑なのと乱雑に描くのとは違うと思うのだ)のと、展開ももっとイっちゃってほしい。

しりあがり氏はかなり評価されているから、比べることじたいに怒る人もいるかもしれないけど、わたしにとってはこの作品は『おしゃれ手帳』の系統に思えて、『おしゃれ』の方がすさまじい破壊力があったように思った(これはほんとに作者がヤバいんじゃないかと思った久々の漫画だった)。でもこの後に期待していいのかな。続刊どうしようかな。

■山口貴由『シグルイ』1(原作・南條範夫『駿河御前試合』、秋田書店、チャンピオンREDコミックス)
…正直あんまり最近の格闘系漫画は読んでないのだけど、なんとなく表紙の絵と原作つきというのに興味を持って買ってみた。というか、山口貴由は結局初買いなのだなぁ。

内容については、ちょっと過度に残酷さが広告されていた気がして、ある意味では期待はずれだったかも。まぁイタイ話はイタイんだけど、そう例えば、脚を切り裂かれた古傷とか、さらにそこに刀のみねをあてて構えるとことか、相手の耳を切り裂こうとして更に追い詰めるとことか、刀を腹にふくんだまま会話をして自分の内臓をさらけ出すとか、まぁ確かに痛い。でも、なんというかいまいち痛いで終わってしまうかんじで、なんというか背後の世界が圧倒的に足りない。具体的には、殿様や師範代の狂気が伝わってこないので、残虐さはただ残虐なだけに過ぎる。…ん、別にいいのか?でもその点、岩本虎眼は涎小豆とかのエピソードがあってよかったのであって。やっぱりただ残虐なだけではちょっと不満だ。これも続刊どうしようかな。

ところでシグルイって『死狂い』なのか。あんまりカタカナにしても凄みが出ない気がするなぁ。原作でもそうなら仕方ないけど。しかし、最近のこういう時代原作物でタイトルをカタカナにするのは流行なのだろうかと穿ってしまう。

■2004/06/25 (金) 『LOVELESS』『マーチ博士の四人の息子』

■ブリジット・オベール『マーチ博士の四人の息子』(早川文庫)
…ノーマルレーベルの早川文庫は初めて読んだ気がする。そんなこたないか。でもすくなくとも久しぶり。

一人称の二つの日記が交互に登場する、ちょっとかわったミステリ。日記を書くのは、マーチ博士の息子の誰かだという殺人者と、メイドのジニー。最後の数ページは、まるでエヴァの26話を見ていたときのように、「あとこれだけしかないのに、うまくまとまるの!?」と心配しながら読んだ(笑。でも、最後に三人称話法のエピローグがあったので、きれいにオチがついて、ちゃんとミステリの体裁になってたのでよかったよかった。
そんなわけで、日記という文体も読み飛ばして読めちゃうものなので、あっとゆーまに読めてしまった。最近忙しいので、読み始めたその日に読み終わったのはめずらしいのですよ。まぁ仕事のためでもあったから早く読まなきゃいけないという理由はあったんだけど、こんなにスピード出したのは、ひとえに先が知りたかったから。読者を先へ、先へと誘引するプロットで、それだけのスピードも出せるような構成・文体になっているというかんじ。もしそこまで計算しているのならスゴイ作者だ。他の作品も読んでみたい。

ただ、内容に関しては、特に見るべきところはないかと。犯人探しにならないのはまぁ面白いんだけど、あとは心理描写と状況を説明しきってくれない説明というエクリチュールにたゆたうのみだったかと。まぁ、ほぼ構成勝ちってことで。

■高河ゆん『LOVELESS』4(一賽社、ゼロサムコミックス)
…時々のぞいてた本誌では、ページ数も減ってたみたいだし、ちょっと最近(ゲームのあたりから)停滞ぎみかなと思ってたけど、まとめて読んだらまた面白かった。倭と江夜篇が、こんなマトモな漫画みたいな終わりを迎えるとは思わなかったのでビックリですよ(笑。ちょっとない感じ。清明のことも少し出てきて、なんだか面白くなりそう。やはり戦闘シーンが笑ってしまうのだけど、でもこのシリーズは好きなので、全体のまとめもキレイにつけてほしい。そしたら汚名を返上できるじゃないね、なんて、生意気なことを思ったり。

ところで立夏のミミなくなんないですね。

■2004/06/24 (木) 『どうして涙が出るのかな』

■山田ユギ『どうして涙が出るのかな』(幻冬舎、ルチルコレクション)
…話作りが面白かった。ずいぶん長期間に渡って描かれているようで、そのせいもあるんだろうけど、一冊の中でこんなに年が経って外見が変っちゃうのも、こんなに出会って別れるのも、どこか新鮮。でもまとまりはよいと思う。

タイトルどおり、早川も泉谷もよく泣く。早川は山田ユギに割合よく出てくるちょっと不思議系の人だけど(日下とか?…あと誰だろう(笑、家族のこととか演劇に入っていく理由とかその後の生き様とかそういう細かいところもちょこちょこ描かれているので、キャラクターに説得力があるように思う。泉谷はフツウの子で、早川に振り回されてていまいち面白みがないけど、チビちゃんがだんだんいい男になっていくところとか、結局早川に執着してしまう気持ちの揺れとかがよかった。

脇キャラ達もしっかり描かれてて、インタールード的にエピソードが織り込まれていくのが多すぎず少なすぎず丁度よい。ただ、滝口のアニキと名前もよくわからんメガネの関係がハンパなままなのはちょっと淋しい(なので、よく考えると、このメガネは若干蛇足というか、扱いきれてない気もする)。
でも、そんなこんなで総じてよかったです。

■2004/06/22 (火) 『最強総理』

■新也美樹『最強※総理(※はハートマーク)』(心交社、ショコラコミックス)
…うーん。。。期待したほどには面白くなかったなぁ。激プリの総理で閣僚・議員、大統領までメロメロというのはかなり面白い設定だと思うんだけど、いまいちそれがはじけきれてないのがひとつ。もうひとつは、総理であることの特別性があんまり活きてない(そういう意味では設定が活かしきれてない。総理がかわいいってだけで一冊終わってしまったかんじ。実際の総理の職務とあまりにかけ離れてるし、まぁ漫画なんだし仕方がないのかもしれないけど、それならそれで作品内の現状をしっかり描いて欲しい。ファンタジーならファンタジーらしく、きちんと世界を構築してほしい。例えば、そのかわいさでどのように政治が動いたのかってところをもっと具体的に書く等、背景部分を積み上げていくことが、作品世界を想像させるタネになるはずだと思う。
と、いろいろ不満は残るけど、ポチ(by勝谷誠彦)よりかはこの総理のほうが役に立つんじゃねぇの、ということで締め(いや、ほんとに…ボーイズラブで世相を批評、とまでは我ながら期待しすぎたと思うけど、でもそれが出来てしまう可能性はあったと思う。

■2004/06/20 (日) 『王妃の館』

■浅田次郎『王妃の館』上(集英社文庫)
既にッ!! 読了。昨日買ったばっかりなのにというひさびさなハイスピード(笑、読書の時間はやっぱりつくるものなのね)、そしてそれによるランナーズハイもあって、おもしろかった。どうも以前から浅田次郎の文体はあまりうまいとは思えないんだけど、なんというか麻薬的なところがたまにあって、『日輪の遺産』や『蒼穹の昴』はそこそこそれがあるけど、『シエラザード』とかは途中で飽きちゃったんだよね。で、やはり一番麻薬だったのが『きんぴか』で(あ、プリズンホテルはまだ読んでないんだけど)、シリアスものはこの人よわいかなと思ってたんだ。『王妃の館』は『日輪の』系と『きんぴか』の間くらいで、つまり『きんぴか』よりは薄めなコメディと、そこそこ読めるシリアスっぽさで、丁度いいかんじ。

登場人物が多いのに、きれいに切り回していて、なおかつどの人物にも結構好感が持てるのもポイント高い。とくに、元警官の近藤とオカマが好き(というか正直に言うとそれが目当てだったんだ…。あと、カード詐欺夫婦とか成金カップルという、なんというか邪魔キャラ系かと思ってた人たちも、なんだかキライになれない、むしろほほえましい印象。こういうような人物描写は、浅田次郎の突き抜けきれない短所でもある気もするんだけど、その一方ではむしろ美点なのかもしれないと思う。それが、彼のこれも今一突き抜けない文体と似ていて、不思議なんだよね、あえて言おう、そこが魅力なのかもと思う。

で、ただでさえ登場人物が多いのに、さらにその中にルイ太陽王の物語が入れ子という、かなり散漫になりかねない、読者を飽きさせかねないことをやってるけど、それが今回は上手くいってるのはやはりコメディのスパイスのおかげかなぁ。ルイ太陽王のまじめな描写とイっちゃってる描写が交互に出てきて、それはもう不整合とすら思えるほどなんだけど、わたしは好意的に読んだ。でもニガテな人もいるかもしれないと思う。このあたりも、下巻でどう活かされるのか期待。

■2004/06/19 (土) 『神様の腕の中』『王妃の館』

■ねこ田米蔵『神様の腕の中』(ビブロス、BBコミックス)
…タイミングが悪かったのと、今週は精神的に安定していたのとで、ずいぶん買うのが遅くなりましたが。なかなかよかったけど、雑誌でちらっと見たときには神学校モノだと思っていたけど、ただのパブリックスクールみたいですね。ちょっとガッカリ。まぁあんないいかげんな神学校があっても困る(笑。最初のマウリスとかうらんとかってもう出てこないのだろうか。マリウスとジンジャーが一番すきかも。ジンジャーは他の作品にもちらっと出ている(と思う)ので、これからまた描写があるといいな。

□めも
浅田次郎『王妃の館』がやっっっっと文庫になりました!!!!! ハードカバーをあんまり読めない人間なので、ずっと待っていましたよ。うれしい。読むものたまっているけど、さっそく上巻買ってしまった。ひっさびさのきんぴか系のようで(それは知らなかった)、それもうれしいなぁ。まだちょっとしか読んでいないけど、一応。

■2004/06/17 (木) 『伽羅枕』ほか

□めも
尾崎紅葉『伽羅枕』(岩波文庫)読了。鏡花・一葉に比べりゃちょろいもんだ!!(笑。あと書いてないのでは乱歩「押絵と旅する男」鴎外「舞姫」などは再読。

■2004/06/16 (水) 『白の無言』、おしらせ

■大竹直子『白の無言』(竹書房、麗人セレクション)
…無言と書いてしじま。軍服の表紙が気になって、少し前から読んでみようか迷っていたんだけど、これまたなかなかよかった。こういう作家が出てくるから、麗人は好きなんだ(笑。
主に第二次大戦もので、予科練同期の軍人と蔵相の下役人の二人、とか軍医とか、おいしい設定な上、言葉や服装、風俗なども、少なくともわたしが違和感感じない程度にはきちんと書かれていて、しかも作画も丁寧かつ緻密、読んでいて清清しい。ただ、こういうシリアスに傾く設定ものの性か、萌えは今ひとつ突き抜けない。でもそれで余計に軍医もののコメディっぽいところ(悪いおぢさんの軍医…)とかがおもしろく感じて、かなりそこでポイントアップだった。軍記舞台ものが一作品あったけど、こっちは絵はきれいなんだけど、でもでも義経と敦盛だなんて有名人すぎてちょっと萎えてしまった。

■2004/06/13 (日) 『最後のドアを閉めろ!』『伽羅枕』

■山田ユギ『最後のドアを閉めろ!』2(ビブロス、BBコミックス)
…山田ユギ。ボーイズ読み始めのごく最初のころに結構ハマって、ボーイズの大海を縦横無尽に駆け回りだしてからは、やはり好きだけどでもちょっと荒さが目に付くようになっちゃってて、というかんじだったんだけど、やっぱりスゴイ。
いやいやよかった。実は、どうせ斉藤がからんで本田と永井さんがズタボロになって、結局ハッピーエンド、という流れだろうと読む前は思ってたので、二人が辛そうな部分は読みたくないなと少し面倒な気すらしてたんだけど、結構幸せマンサイな雰囲気で、しかもおもしろかった。永井さんの斉藤への打ち明け場面も、キツイ場面かなぁと思ってたら、そう来るかってかんじでよかった。
そして、わたしの大好きな読みきり「誰にも愛されない」が入ってて、これもほんと〜によかった。というか、収録されてるのは知ってたけどもう読んじゃってるからなぁと思ってたら、自分が読んでいたのは後編だけだったのだと分かって、前編も合わせて読めてスゴクよかったし、その前編がまた…!!! ますますこのシリーズ(シリーズなのかな、続編またあるといいなぁ)が好きになった。なんだろ、キャラづくりがしっかりしてる(直情な飯島がいい話によわいってのもしっかり繋がってる感じだし、日下のキャラもただ冷たいだけとか冷たい事にすごく悩んでるっていうかんじでもないのが陳腐にならずに書けててとても好き)上にチェコ、翻訳家(まぁ広い意味での作家)とわたしの好きな要素があったためかな、とにかく今年のボーイズベスト5に入るってくらい好き。

□めも
いやでいやで仕方ない紅葉「伽羅枕」を読み始めたら、意外とおもろい、読みやすい…。まぁ当時の流行作家だしね。ただ、あんまり時間がないんだよね。急いで読まなきゃ(ところで「こうよう」の第一変換が「綱要」になっちまった…クソ)。

■2004/06/12 (土) 『僕と彼女の×××』

■森永あい『僕と彼女の×××』2(マッグガーデン、ブレイドコミックス)
…×××には何がはいるんだらう。きっと共産主義的な単語が入ってて(略。なんか読むまではちょっとめんどくさいな〜と正直思ってたんだけど(惰性ではないけどそれほど惚れこんでないマンガとか、新刊までの間が空きすぎるとどうもこうなる)、でもやっぱり読んだらおもしろかった。わたしらしく、分かりやすく、千本木が好きだ(笑。あきらとくっついちゃえばいいのに(笑。でも、どうせ桃井さんとあきらがくっつくんだろ〜な、けっ、と思いつついつも読んでるけど、このはじけっぷりを見てて、あぁ少女漫画じゃなかったっけ、と思い出して、破天荒なエンディングを超期待。

□めも
ピストルズ買っといてよかった。どこでも売り切れてる。そして、最後のドア、間違えて一巻買っちゃったよ…(涙。くそう。これを楽しみに仕事がんばったのに。二巻があったのかどうかはわからない。今日もアホみたいに品川、快速のとまる定期券圏内の駅、最寄駅の駅ビルと三軒まわってしまった。つくづく自分のこういう体力には呆れるばかり(徹夜明けの上、打合せ・作業の帰りなのに。そして、上記のふたつめの本屋が、なぜかビブロスの新刊がいっこもなくて、先月の新刊を平積みしているのが気になる。なんでだろう…。

■2004/06/10 (木) 『SEX PISTOLS』『ハレムでひとり』

■寿たらこ『SEX PISTOLS』2(ビブロス、SBBコミックス)
…嗚呼、これのために三鷹で二軒、地元で二軒の本屋を巡ったよ…。即完売って…ビブロスどれくらい刷ったんだろう。初版が売り切れ続出なら、探してでも買っておかなきゃしばらく読めないかと思って頑張ってしまったよ。で、帰宅して、食事しながらパラパラ見たら、いいんちょ編(ヨネクニ編でわない)に加筆が…しかも、あのシーンに!!!!! って、息を呑んで食事できなくなってしまったので、中断(笑。再開。…あんまし変わってなかった!!(笑。でもわかりづらかったセリフとかがちょっとわかりやすくなったかも。絵のなおしはざっと見てないみたい。トーンだけはってごまかしてるようなとこが何ヶ所かあって、それは残念。場面に合っていないかんじ。熊編は後編だけ読んでたけどおもしろかった。しかし、クニマサとのりりんがなんかせつないな…現行シリーズを考えると。

■星野リリィ『ハレムでひとり』(ビブロス、BBコミックス)
…ファンタジイィィッ!!ですね。もはやボーイズというジャンルであることが枷になっているような。ファンタジーとしてはいろいろ中途半端でものたりない。そんなにひどくもないけれど。最後の生徒会長のはちょっとよかったけど、生徒会長の顔がちょっと上がり眉なとこがいつもと違う感じでよかったのであって、すぐにいつものめそめそ受けになってしまったのでガッカリ。うーん。

□めも
ちなみに、最後のドアも売り切れが多かったけど、ピストルズを買った本屋ではいっぱい積んであった。ピストルズは残り二冊だった。

■2004/06/08 (火) 閑話休題、「たけくらべ」

□めも
いまさらやっと「たけくらべ」を読んでも全く威張れないですが、自分的には快挙です。大変だった。…でも、でも、信如さんがモエモエ(美しい出家が好きなので、ちょっと妄想込みで)!! なので、思っていたより苦ではなかった。結局、この辺の読みづらい明治作家は、町の描写とかがクリアできればなんとかなるんだよね。鏡花とか二葉亭とか。…最近文学作品読むときに「萌え」がかなり重要な要素になってしまっています。我ながらどうかとも思うんだけど、それでテクストが楽しくなればいーかも、と。でも枯木灘はやっぱつらい。秋幸に萌えられるとよいのだけれど。

マガビーのセックスピストルズを読んだ。またまたベタながらも、そして絵も話もちょっと雑なんだけど…それでも引き込まれるなぁ。のりりんの最後のモノローグ、「それを失ってつらい」ってのは、内容上からは「それ」はのりりんの国政への恋心と読めるんだけど、ディスクールからは国政がのりりんをどーでもいいというような発言したことにも見えて、深いね。米国が国政を批難してるので、お兄ちゃん案外マトモだよななんて思った。意外なような納得なような。国政とのりりんはどうせちゃんと落ち着くんだろうから、国政がのりりんにめろめろな話で終わるんだろうけど、それは読めてるので途中まだ一ひねりあるといいなぁ。

■2004/06/07 (月) 『狂四郎2030』『GANTZ』

■徳弘正也『狂四郎2030』19巻(集英社、ジャンプコミックスデラックス)
…燃えるね。相変わらず。ちょっとハンパなところで終わっているので、評価は保留。というか、もうこの展開はエンディングに向けて進んでるんだろうけど。だから終わりにとても期待してる。本誌ではかなり最悪な状況まで落ち込んでるけど、ここからどう終わるのか。前も書いたけど、正味な話、このマンガだけは、ハッピーエンドじゃなきゃ納得できないだろうなぁ。

■奥浩哉『GANTZ』13巻(集英社、ヤングジャンプコミックス)
…ここ数巻買ってなかったんだけど、つい最新巻買っちゃった。面白すぎ!! 恐竜編(カッペ編だっけ?)。間の巻も買わなきゃ。ゼロワンを思い出すに、ガンツのストーリーが収束へ向かって動いていく事はあまり期待してなかったんだけど、しっかり動いてるし。玄野がどんどんカッコよくなってくのと、タエちゃんとの話がいいかんじ。タエちゃん死なないといいなぁ…。でももう一回くらいヒロイン替わりそう。ヒロインではないけど、加藤すら死んじゃったし。でももしかして敗者復活とかありなのかな。ベタかもしれないけど、でもちょっと期待。

■2004/06/05 (土) 『HUNTER×HUNTER』

■冨樫義博『HUNTER×HUNTER』20巻(集英社、ジャンプコミックス)
…今日買いにいけばよかったんだけど、昨日の飲み会の帰りにやはり読みたくなって、ひさびさにコンビニ買いをしてしまったよ。ナックルとか出てきたし、前巻よりはよかったけど、やっぱりなんか前(グリード編くらいまで)のようなワクワク感が薄れてしまったなぁ。絵もひどいんだけど、ストーリー展開を見ても、設定にしても、表紙の本編との関係のなさっぷりをみても、NGL編の主眼がよくわからないし、愛が感じられない。淋しいよ〜。でもまだまだ期待してるよ〜。

□めも
今月もビブロス新刊を四冊買う。もちろん、最後のドア、ハレムでひとり、神様の腕の中、セックスピストルズなんだけど。今月こそは大丈夫だろう。難点はピストルズをほとんど読んじゃったことか。あと、星野リリィがやや心配。しかしいずれにせよ、先月のようなガッカリ感はさすがになかろう。

『今月のビブロス新刊で、この花京院典明に
 選択ミスによる精神的動揺は決してない!
 と思っていただこうッ!』

いやしかし、先月だって、藤井咲耶は面白そうだったけどガマンして買わなかったのにね(何度も失敗したから。選択ミスをしたつもりはなかったんだけど。まぁ、なんというか。…やれやれだわ。

■2004/06/01 (火) 『愛とはカラダで語るもの』

■月原繭里『愛とはカラダで語るもの』(マガジンマガジン、ピアスシリーズ)
…またキバツな表紙だなぁ…。この人は絵が安定してしまっているみたい。読みづらいがこれからあまり絵がかわらなそう。表題作のイタリア人の出てくるものが面白かったけど、全体としてはイマイチだった。

□めも
織田作『土曜夫人』を読んだ。『われらの狂気―』がオモシロイ。半分くらい読んだ。