2004年04月

■2004/04/30 (金) 『きみには勝てない!』『社長のたしなみ』『鬼虫』『ホムンクルス』

■原作・高口里純、漫画・穂波ゆきね『きみには勝てない!』3巻(芳文社、花音コミックス)
…えー、これで終わり??残念。深いところをかかないのが味になってたとは思うんだけど、もう少しくらい読みたかったなあ。

■かぶとまる蝶子『社長のたしなみ』(芳文社、花音コミックス)
…イマイチ。最初のコミックスのほうが面白かった。

■柏木ハルコ『鬼虫』2巻(小学館、ビッグコミックス)
…つまんなくはないけど、あまり展開してない気がする。もうちょっと作り物語的で、エンタメ色つよい展開であってもいいと思う。

■山本英夫『ホムンクルス』2巻(小学館、ビッグコミックス)
…これも展開に時間がかかる…でも面白いけど。

■2004/04/27 (火) 『DEATH NOTE』『転校生・神野紫』

■原作・大場つぐみ、漫画・小畑健『DEATH NOTE』1巻(集英社、ジャンプコミックス)
…やっとみつけた(涙。今まで視界に入ってなかったのか、品切れしてたのかよくわからん。結構面白かった。最初にみたのが5話だったからイメージあんまりよくなかったんだけど(展開がうまくないなと思ってた。面白かった。死者の苗字が実際にないようなものばかりで、気を使ってるなあと思った。でも面白かったけど、WJで連載というのはどうなんだろう。微妙。合ってない気も。でも、そういってWJを囲い込んでいくのもよくないやね。というわけで続きに期待。

■田中鈴木『転校生・神野紫』2巻(幻冬舎、ルチルコレクション)
…待つの長かったなあ。相変わらず面白かったけど、これボーイズである必要ないような。ルチルではなくバーズっぽい。バーズにしては薄い設定かもしれないけど。神野と陣内のどちらにもじんがつくのが気になる。なんか意味あるのかな。あー、あとあれだ、わたしの大好きな奥瀬サキの『低俗霊狩り』に少し似ている。状況とかフンイキが。

あと、エヴァの公認アンソロみたいのも買ったんだが、うう、小畑も沙村もどうせイラストだろうとは確かに思ったが、ほんとにそうだったので落ち込んだ。まだ読んでない。

あと、カナビスの漫画がはやく読みたい。まだ画集の方も買ってないんだけど、昨日見本をみていて思い出したので。

■2004/04/26 (月) 『チャッピーとゆかいな下僕ども』『甘い針』『夢見る少年の昼と夜』『小姓のおしごと』

■ながいけん『チャッピーとゆかいな下僕ども』(大都社、ダイトコミックスFR)
…まだ閣下色がうすいものが多く、のりきれないかんじだった。たまに出てくる閣下的エクリチュールも、あのように埋もれていては黙殺されていたのだろうと推察。後世的には、それをひろいながらつなぎ合わせる読みになってしまうので、やはりちょっと寂しい。

■松山花子『夢見る少年の昼と夜』(ソニーマガジンズ、きみとぼくコミックス)
…ソニーはきみとぼく作ってずいぶんこの分野を荒らしたような印象がぬぐえない。いろんなとこで引き取ってるし(エグジットはどうなったんだっけ?)、バーズやルチルで再版って…どうなんだろう。これも再版出てて、自分が買ったのは古いほうだ。古本です。
それはさておき、面白かった。九州男児のほうの作品しか知らなかったけど、短編とかみるとマジメにつくってるってかんじ。絵はあんましうまくなってないけど。悪くないけど、でもやはりギャグのほうが好きかも。

■松山花子『小姓のおしごと』(ソニーマガジンズ、バーズコミックス)
…上のを読んで蘭丸ネタがおもしろかったので買った。おもしろかった。あ、再版でも内容再編してないことは評価できる。蘭丸ネタをこっちにまとめるとかそういうことしてないってとこね。

■明治カナ子『甘い針』(光彩書房、光彩コミックス)
…短編集かぁ。もっと続きをよみたいものがいっぱい…つまりどれもこれも面白かったんだけどね、欲求不満。

■2004/04/24 (土) 『フラワーオブライフ』『エロイカより愛をこめて』『新世紀エヴァンゲリオン』

■よしながふみ『フラワーオブライフ』1巻(新書館、ウイングスコミックス)
…『月とサンダル』の学校生活みたいなかんじで、面白かった。ちょっとところどころぎこちない気もするけれど。脇キャラの名前の出方とか独白とか。北条さんの名前が出ているのは笑った。よしながさんがボーイズ以外のものを書くんでも、やはり男女物はあんまり読みたくないので、こういうのはうれしい。続くようなので楽しみ。

■青池保子『エロイカより愛をこめて』30巻(秋田書店、プリンセスコミックス)
…いつものことながら、前回の話とうまくつながらなくて最初が苦労する。そして、なんだか今回はあまり引き込まれなかった。伯爵の踊りとかもっと曰くありげだとよかったかも。『ツェット』はコミックスにまとまらないのかな。あれの中にはけっこう好きな話があるので、残念。

■貞本義行『新世紀エヴァンゲリオン』9巻(角川書店、エースコミックス)
…あたしが初めてカヲルくんを見たのは、初めてTVサイズのエヴァを見たときで、それがまさしく23話で、18の冬のおわりのことだった。流石にテレビアニメなんか見なくなってたあたしを強烈に引き込んだ庵野の手法と、摩砂雪の絵、そして貞本のデザインしたカヲルくん。その頃も角川A版『新世紀エヴァンゲリオン』がゆるゆると連載していたけど、その頃のペースで算定すると、マンガにカヲルくんが登場するまではあと10年近く掛かるようだった。そのときは途方もない年月に思えて、あまり考えないようにしていたんだけど、過ぎてみれば早いもんだ(まあコミックス買ってなかったから、待ってなかったせいもあるんだけど。あれから8年、予定よりも早くカヲルくんが登場したのは連載ペースがはやまったからではなく、カヲル登場を第11使徒の場面に貞本が早めたから。それだけではなく、性格、髪型、いろいろ変わっているカヲルくん(シンジに嫌われてるし)なんだが、どうにもなつかしくて9巻を手にとってしまった。あーあ、終了してから一気読みしようと思ってたのに(笑。でも、まぁいい。集中できない性格からか、ずっぷり何かにはまることのないあたしが、カヲルくんだけは何年たっても執着してしまうのだから、これも運命なんだろう(やすい運命だ…。それにこの後、多分映画版で話が進むんだろうし。

今日はボーイズではないマンガばかりでうれしい。ながい閣下も購入。

■2004/04/20 (火) 『ヤバイ気持ち』『月と水の夜』『パーフェクトワールド』『キッド・ピストルズ』『朝焼けのダイヤモンド・ライフ』

■原作・鹿住槇、漫画・穂波ゆきね『ヤバイ気持ち』(徳間書店、キャラコミックス)
…いやいや、なんかものすごくよかった。モテモテ自己中男なんだけど、透が思い切れないのがわかるという、むずかしいところをよく描けてる。すごく魅力あるお話だった。それにしても穂波ゆきねは漫画化がうまいね。こういう小説家原作のものをみてからかえりみるに、『君には勝てない!』は高口里純色が強すぎる、というかまんまだというのがよくわかる。いや、あの作品は好きなんだけど、穂波ゆきねがもったいないとゆうのがだんだん分かってきたよ。

■梶原にき『月と水の夜』1(幻冬舎、ルチルコレクション)
…数年前の作品らしいけど、絵の上達っぷりにおどろいた。つまり、この作品ではまだまだ上手くなくて、驚いたんだけど。そういえば、永田町とかライディーンの芳崎せいむが、金魚堂?の芳崎せいむと同じ人だというのも最近まで信じられなかったなぁ。主人公がカッパ、せまい世界で展開される連作物語というのが斬新。

■不破慎理『パーフェクトワールド』1(二見書房、シャレードコミックス)
…ちょっと古い作品で、絵も構成もストーリー展開も今よりも洗練されていなくて、読みづらかった。

■原作・山口雅也、漫画・霜月かいり『キッド・ピストルズ』1(幻冬舎、バーズコミックススペシャル)
…パンク・マザーグース・パラレルイングランドなミステリ。…って、並べてみると由貴香織里のカインシリーズみたいだな。原作読んでないから大分漫画化にあたって削ぎ落とされている部分があるのかもしれないが、うすい、説明不足、イメージ不足で不満。というか、霜月かいりは以前も思ったけど藤崎竜っぽいフンイキがあっていいと思ってたんだけど、いかんせんそこに個性がない。ないというか、足りない。絵もそんなにヘタでないし、いろいろ凝ってるんだけど、なんだか物足りない感じがのこる。微妙にオタ系の上手さがある絵だけに、これから伸びるのかわからない。人事ながら少しこの先心配だ。

■西村しゅうこ『朝焼けのダイヤモンド・ライフ』(心交社、ショコラコミックス)
…ゴージャス高校生活に庶民がきて野球部発足という、ゴージャスななかで妙に泥臭い主人公が頑張るというわたしのちょっとニガテな話だった。でもそこそこ面白かった。キャラが多くて未消化な部分もある気はする。でも続編は正直もういいやという感じ。

■2004/04/17 (土) 『おイタしちゃった』『あなたにムチュウ』『いつかは熊殺し!!』

■神葉理世『おイタしちゃった』(芳文社、花音コミックス)
…はじめて読んだ作家だけど、どうも表題作の主人公の手癖のわるさがイヤで、なんとなく全体的にイメージ悪かった。二話めのも主人公がわがままだったしそのせいもあるかも。話のつくり、絵なんかは可もなく不可もないかんじだから、とくに執着できず、機会がなければこれからも読まないかも。

■新也美樹『あなたにムチュウ』(海王社、GUSHコミックス)
…内容紹介がイマイチだったんだけど、内容もイマイチだった。もっとはじけたバカなお話を期待。そういえば、この人の六月新刊の『最強(ハートマーク)総理』はタイトルとイラストを見ただけで笑ってしまった。こっちに期待。

■松武『いつかは熊殺し!!』(光彩書房、光彩コミックス)
…マッチョな表紙にひかれて買ったんだが、もうほんとに自分にはダメだった。マッチョな絵柄なのにストーリー展開もキャラの立ち居振舞い、反応、科白もすべてが、なにやら乙女チックかつ漫画っぽい、つまりオタクくさい。これは読んでてかなり精神的にキツイ。そして、そう思って見ると、絵もオタクくさい。絵描きだからわかっちゃうんだけど、どうしてもこれはファンタジー系のゲームや漫画で培われた画力であって、それ自体は別にいいんだけど話に合わなかったりするし、言いたくないけどどうしてもスタイリッシュじゃないなと感じてしまう。…あと、アレはでかけりゃいいってもんじゃないだろう。もう化け物サイズだろう、これは。

■2004/04/15 (木) 『秘密の花園』『スペースカウボーイの逆襲』『ストロベリーちゃんの超華麗な生活』

■えのもと椿『秘密の花園』(ビブロス、BBコミックス)
…なんかあんまし評判よくない人だなあ…と思ってたけど、買ってみた。…紅海、じゃない後悔。

■高野宮子『スペースカウボーイの逆襲』(角川書店、シエルコミックス)
…ボーイズと思ったのに(涙。古いシエルのようだから、しかたないのだろうか。にしても内容もイマイチ。『降って来た男』のほうが面白かった。

■森永あい『ストロベリーちゃんの超華麗な生活』(ビブロス、ZEROコミックス)
…薄い。前作のほうがおもしろかった。男にしかみえないオンナノコの話はベタかもしれないが(いや、ベタこそ森永あいの味だろう)面白かった。これで別に一シリーズ書いて欲しい。

■2004/04/12 (月) 『BROTHER』

■扇ゆずは『BROTHER』(海王社、GUSHコミックス)
…久々のクリーンヒット。いや、ゆーかホームラン。この作家は前作『嵐が丘』の表紙を見て、なんてケッタイな絵をかくひとだろう…と思ってなかなか手にとらなかったんだけど、古書店で見かけてぱらぱらみたらなかなか中身は面白かったので、気になってましたが買わず。今回新刊が出たので買ってみたらこれが大変おいしゅうございました…話づくりはまっとうな上に個性も結構しっかりめに出てるし、キャラ設定や家族構成も魅力的でお話に活きてる、画面構成やトーンワークもかなり凝っているし(ちょっと森美夏っぽいとこも好き)、絵も魅力的でデッサンしっかりしてるし線もわたし好み(昔の本仁戻っぽい線な気がする。ただ、目の下の二重線がなければいいんだが)だし、…なんかベタ誉めになってしまったな(笑。表紙の色使いも一般的な雰囲気になってたし、これはかなり今後期待株ですね。今GUSHで連載しているのも評判いいみたいだし、株上場してたら今絶対買いどき!!という感じ(笑。楽しみです。

■2004/04/11 (日) 『YELLOW』『転居しました。』『うつしみの手』

■立野真琴『YELLOW』3(ビブロス、BBコミックス)
…やはり安心して読めるのがうれしい。別れの前の告白、そしてミズキのもとへ向かうタキという、なんとも少女漫画チックなお約束的展開もいい。かなり好き。しかし、それってハッピーエンドになること前提での評価なんだよね…大丈夫とは思うけど。

■石田育江『転居しました。』(ビブロス、BBコミックス)
…この人にしては普通っぽい漫画だ、なんて思ったけど、ゴージャス攻めに平凡リーマンという設定のせいかな。しかし、どちらにしてもなんだか地味な雰囲気かも。考えて見れば、『デオドラント』が一番華々しい雰囲気だったかもなぁ。それはさておき、面白かった。

■明治カナ子『うつしみの手』(松文館、ダイヤモンドコミックス)
…先月読んだはずなんだけど、感想を書き忘れているようなのでここで。『リアル1/2』のつづき。正直出ると思ってなかったのでうれしい。意外なオチ(シオの本心、そっちなんかい!って)でよかった。

■2004/04/10 (土) 『SWAYIN' IN THE SKY』『いちごが好きでも赤ならとまれ』『百鬼夜行抄』『ドクターズルール』

■雁須磨子『SWAYIN' IN THE SKY』『いちごが好きでも赤ならとまれ』(幻冬舎、ルチルコレクション)
…どちらも今とゼンゼン絵が違うのでおどろいた。この絵のほうが普通っぽいし読みやすい気が。『いちご…』のタイトルは神奈川にある看板の文句らしいけどかわいくて好き。オンナノコにモーションかける話だけはどうも好きになれないので、見ないフリをすることにした。他は夏バテしてサイテーとかいってる話とか、最後の長崎行きの話とか面白かった。『スウェイン…』も好きだし面白かったけど、なんだか物足りない。最後の暗示的な終わり方に不満かも。

■今市子『百鬼夜行抄』6(朝日ソノラマ、ソノラマコミック文庫)
…この名前を雁須磨子と並べるとなんだかもう(笑。相変わらずのクオリティで、感服しどおし。5巻で、ちょっと時系列が後の方の話が多くて、展開がかわるのかと思ってたけど、6巻は今までの雰囲気に近かった。個人的に開さんがモエモエ。というか、開プラス律の関係か。いやへんな意味じゃなく(笑。この二人が対立しないといいなぁ。あとこれは、漫画自体の評価にはかかわらないんだけど、マヨヒガの紹介にちょっと不満が。柳田の『遠野物語』に拠るんなら、フキを採りにいったのは妻のほう。あと、マヨヒガに入ったら好きなものもって帰っていいってことになってる。これまで気づかなかったけど、今までの引用もしっかり再調査はしてないのかも、とちょっと思った。まぁディスクール的にはキャラクター自身の勘違いととれないこともないし、これまでのものもそれで説明ついちゃうからいいんだけどね。

■桜遼『ドクターズルール』(オークラ出版、アクアコミックス)
…結構よかった。絵がデッサンとかちょっとイマイチだけど、医者ものとか弁護士ものとかだし、表題作の不器用な医者がかわいいのでよし。

過去ログがめっちゃ読みやすくなってる。産休さるさる!

■2004/04/01 (木) 『犬も歩けばフォーリンラブ』『ゆびさきミルクティー』

■高嶋上総『犬も歩けばフォーリンラブ』(ビブロス、BBコミックス)
…この表紙がはずかしいのは、パンツなしバージョンを知っているせいなのか。この作家初めて買ってみたけど、思ってたより読めた。やっぱ絵がうまい。はやくスランプがなおるとよいですね。

■宮野ともちか『ゆびさきミルクティー』1(白泉社、ジェッツコミックス)
…女装ものと聞いてつい買ってみたけど、ダメだったなぁ…。絵があんまりうまくないし、話作りも洗練されてないし、女装という設定も活かし切れてない。男子むけなんだから、もうちょっと萌えもほしい。

この二冊を同時に買うなんて、自分は勇者だと思った。裏返してレジに出したヘタレですが。