2004年03月

■2004/03/30 (火) 『ドア トゥ ドア』『EMPTY HEART』

■高井戸あけみ『ドア トゥ ドア』(芳文社、花音コミックス)
…すごくよかった。なにがって全編三木づくしなとこが(笑。最後の表題作、二人が安定したとこで終わり、という感じでよかった。ラストシーンの三木の笑顔がちょっと違和感あったんだけど、実は二人の出会い編の「汝、病める時も健やかなる時も」のラストシーンと同構図なのね。納得。一方、書き下ろしがもうちょっと欲しかったと言うのはわがままかもしれないけど、やはりちょっと淋しい。あと、オビが今回はちょっと不満(笑。隣にはいつもメガネ君、だったか。なんか違う〜。
ともあれ、BFCシリーズ今後もたまにでも書いて欲しいなあ。

■語シスコ『EMPTY HEART』(松文館、ダイヤモンドコミックス)
…あんまりおもしろくなかった。とくに表題作が不満。アンハッピーエンドがキライというのもあるけれど。その後の国籍不明マンガは雰囲気は結構よかったけど、内容はそこそこというかんじ。しかしそれよりなにより、今回は対談のSSもどきが爆笑してしまった。荒木、漫画家とか出てきて、新連載だとか、効果音を口で言うとかあるけど、まさかなぁ…って思ってたら、許斐、冨樫とか出てきて、おいおいマジかよと。新キャラを描くとエレクトするとか、むちゃくちゃ面白かったけど、あれ出版して大丈夫なんかなあ…。

■2004/03/27 (土) 『夜ごとの月』『よい子の住む街』『感応喫茶店』『春の音』『世の中は僕らに甘い』『GSホームズ・極楽大作戦!!』『兄弟珍技』

■高井戸あけみ『夜ごとの月』(芳文社、花音コミックス)
…最近この作家がマイブーム。BFCシリーズをまたぱらぱらしてる。『ドアトゥドア』がたのしみ。はやく色っぽい三木の目が見たいのだ。それはさておき、表題作がよかった。最後のエレベーターの場面がかわいい。テーマ的に、先行き不安だけど、幸せだとよいですね。

■東城麻美『よい子の住む街』(竹書房、麗人セレクション)
…なごやかなタイトルにそぐわないはげしい内容ですた。表題作の調教お兄さんのが結構面白かったけど、もっと設定しっかりしたシリーズで読みたかった。ほかの作品もはげしめだけど面白かった。

■佐倉ハイジ『感応喫茶店』(角川書店、シエルコミックス)
…最近この作家のカラーがしっかり出てきていいかんじ。裏表紙の「癒し(?)系」は脱力系のまちがいだろう(笑。キャラの顔が数種類しかないのはかわらずだけど、それでもバリエーションは増えてきたかも。

■梶原にき『春の音』(幻冬舎、ルチルコレクション)
…ボーイズというかんじではないし、つまらなくはないけどやはり薄い。何が描きたいのか。最後の侍の出てくるのは内容はイマイチだけど絵がきれいでいい。

■高口里純『世の中は僕らに甘い』2(徳間書店、キャラコミックス)
…このシリーズ大好き。紬がモテモテでおもしろい。ラストが破綻しないといいなぁ。ピンクとかちょっとわやだったし。

■椎名高志『(有)椎名百貨店超 GSホームズ・極楽大作戦!!』
…やっぱり短編を丁寧につくらせるとこの人はほんとすごい作家だと思う。ただ、西遊記のマンガのような、妙にこまっしゃくれたテーマとか設定はあまり向いてないのではなかろうか。ホームズのは面白かった。

■虎丸『兄弟珍技』(マガジンマガジン、ピアスシリーズ)
…以前この作家の別の作品を立ち読みしてイマイチだと思ってたんだけど、表題作のような妙な間のギャグがかなり面白かった。神楽のようなシリアスのものは微妙。ス○トロのが一番面白かった。

■2004/03/14 (日) 『breath』

■越智千文『breath』2巻(海王社、GUSHコミックス)
…なんだかこれも買うのに苦労したけど、売れてるんだろうか。それはさておき、このシリーズは葛井美鳥の敦也と山崎シリーズとほぼおなじ理由で好き。絵がさすがにもうちょっとうまいといいんだけど、この少女漫画的展開はいい。そろそろ一旦柳と新がくっついてほしい。で、でもなんか事件があって新が天のほうが大事とか言い出すとか言うお約束展開を期待。

ところで、この辺りのガッシュ先発隊は結構どれも好き。カンパリサイダーとかさあ恋とか。どっちもまた連載してるようだからコミックス楽しみだ。

■2004/03/13 (土) 『テツ×リカ』『純愛アレルギー』『しのぶこころは』『チャレンジャーズ』

■本仁戻『飼育係・理イ火 テツ×リカ』(ビブロス、SBBコミックス)
…いやいやいや、やはりいいね。飼育係シリーズは出色だね。ということを再確認。めずらしいことに、すべて雑誌で既に読んでいる。わたしがBL雑誌を買うのが珍しいし、雑誌で読んでるのにコミックスを買うのも珍しいのだ。しかしよかった!書き下ろしがすごい。テツの最期にリカが全くいないのがよい。だって、これから第三部でヒロとリカの物語を描いていくのだろうから。
それにしても、あらためてテツのお色気の破壊力はものすごい。他のキャラとどう違うのかよくわかんないけど、テツは一人ごっついオーラがある。しかし、リカちゃんは前の絵のほうがオーラあったなあ。うーむ。

なんか読み直してみると、日本語ヘンだな…興奮しすぎだ。まぁいいか。
とにかく、第三部を期待。…ほんとに描いてね(笑。

■葛井美鳥『純愛アレルギー』(海王社、GUSHコミックス)
…いやいや、相変わらず恥かしいですね。すごい少女漫画。だがそれがいいッ!(笑。いまいちデッサンの整わない人体とか、すべてが独特の雰囲気をつくってて、気恥ずかしいけど楽しい。なんだから、ヘンに生々しいとこ書かないで、朝チュンでいいのに。と思う。
設定のせいでしょうがないんだろうけど、なんかイマイチ山崎さんの影が薄いので、もすこし彼をフューチャーしてあげてほしい。

■松本テマリ『しのぶこころは』(ビブロス、BBコミックス)
…『ぼくらの運勢』よりかは読み応えあったけれど、やはりいまいち。表題作があまり面白くない。雪男のは多少よかった。しかし総じて新刊で買う必要はなかった…くそぅ。

■高永ひなこ『チャレンジャーズ』1巻(海王社、GUSHコミックス)
…もう買うまいと思ってたんだが…また買ってしまった…フウゥ〜。もうどんなに困窮しても買わねぇ…。途中で飽きちゃうんだもん…。

■2004/03/09 (火) 『愛しくて乱暴な』『アニメ店長』

■ほり恵利織『愛しくて乱暴な』(芳文社、花音コミックス)
…手がでちゃう男の表題作はただただ後味が悪かった。ミステリー小説家のは結構よかったけど、全体的に薄味だった。あとこの作者はずっと恵利蔵だと思い込んでた。ねこ田米蔵とまじってたのかな。

■島本和彦『アニメ店長』(一賽舎、ゼロサムコミックス)
…期待したほど面白くはなかった。アニメイトのチラシにのってたみたいだけど、そういうのは買う前に分かるようにしてほしい…。

■2004/03/06 (土) 『from dusk till dawn』途中だけど『前日島』

■麻々原絵里衣『from dusk till dawn』(新書館、ディアプラスコミックス)
…なんだか置いてる書店が少なくて、探してしまった。あんまり刷ってないのだろうか。
まず、無理してBLにしなくてもいいんじゃ…と思った。好きな作家だけど、あんまりBLに向いてないのでは。だってなぜクラレンスがエースケに惚れるのかわからない。はじめての拾い主というわけでもないし。ストーリー自体は、あまりに先が読めてしまうので、もちょっとひねってほしい。絵で得してると思う。絵や構図は上手いので、全体ではあまりヘタレな印象にはなってないから。でもやっぱストーリーはもうちょっと凝って欲しい。
このタランティーノ(だっけ?)のタイトルはかっこよくてわたしも好き。ただ、あとがきで「パクリました!」とか書いてるけど、この言葉を本気でとらえる人がいそうでこわい。名前の著作権はないんだし、タイトルの重ね合わせって本歌取りのようで、やり方によってはうまい技巧になりうると思うのだ。

エーコ『前日島』ちびちび読んでたら、サン=サヴァンの死あたりからやっとなんとか面白くなってきた。というかあれか、語り手が「こんなのえんえん書いてもつまんないよね、ロベルト全然うごかないし。でも、日記のとおりだからしかたない」とか書いたあたりからだね。もしかしてあの部分までが膨大な前フリというか、読者が試されてる部分なのかも、と思う。

■2004/03/03 (水) 『LOVE SEX,KISS』

■捨井タスコ『LOVE SEX,KISS』(松文館、ダイヤモンドコミックス)
…2ちゃんで名前変えただけの版権モノじゃん!とかかれてて、えぇ〜自分にはわかんないや、801パロ業界うといからなぁ…とおもってたら、アレか!バスケ漫画か(検索してやっとわかった)。めちゃ有名な。しかも脇キャラまで。さすがにこりゃフツウの人は気づくよね。…全然気づかねかったよ…。なんで脈絡なく回想場面でロンゲになってんのかとは思ったけど、それだけだった。前から思ってたけど、自分はどうも漫画読むときにはかなり幸せなアタマになってる気がする。かなり集中するし。まぁいいやね。
それはさておき、でもおもしろかった。後半のキバのバンドものも好き。毎回いろんな人が出てくるからよく人間関係がわからないけど…。

■2004/03/02 (火) 『ハウスボーイワタル君』

■本橋馨子『ハウスボーイワタル君』(竹書房、麗人セレクション)
…いやひさびさによかったかも。白泉出て後の作品はどーもいまいちだったんだけど、どうやら自分は続き物を待っていたらしい。評判芳しくなくて不安だったけど、一話ごとに読んだらたしかに薄いだろうなと思うけど、一冊分あればなかなか読める。キャラ立て(なんとなくタイトルからお調子者召使を想像してたので、予想が裏切られて良かった)や一話完結の話の構成、毎回のバリエーションを見てると、やっぱりこの人上手いよなぁと思う。あと、服装や調度も今回は凝っていて、なつかしいかんじ(第三帝国とかね)。ワタルの言葉遣いを安心して読んでられるのもいい。あとワタルの黒髪もいい。絵もなんだかいつもより丁寧な気もする。あと望む事は、豪華なセリフまわしだなあ。詩の引用とか独特な比喩やジョークがスキだったんだ。ボーイズ系だと、雑誌的に難しいのだろうか。あとそのうちもうちょっとだけシリアスなシリーズがはじまったら完璧なんだけど(ようするに第三帝国が恋しいのだ…)。

■2004/03/01 (月) 『遊園地は年中無休』

■語シスコ『遊園地は年中無休』(松文館、ダイヤモンドコミックス)
…うおー久々。かなり古いため、絵がちょっと不安定で、最近の語シスコの独特なネームがなくて、しかしせつなさは今よりデカいかもっていうかんじだった。特に田口とマサトのダメダメな時期は読んでてイタイ。田口のダメっぷりは対ターボでもすごい。そういう心理描写はすごく少女漫画的でリアルなダメ女っぽく(これはボーイズ的にダメってことじゃなく、少女漫画からうけついだ心理描写がいかんなく発揮されてるのだと思う)て、うまいと思う。少女漫画的とえば、この作家の作品はボーイズっぽいかるいノリとか、偶然でなしくずしにはじまっちゃう話がわりあい多いように思うんだけど、最後にはこの二人はケンカしつつもずっとラブラブなんだろーなと感じさせるような作品の締めになってるとこも、案外王道少女漫画っぽいよなぁと思う。まあいずれにしてもとにかくよかった。ところでそろそろ新作も読みたい。