■ 梅花文学賞 現代詩 那珂 太郎・高橋 順子 共選 ■
【児童生徒の部 秀逸】
リー クリスティン (東京都 渋谷区 聖心インターナショナルスクール12年)
小さな喜び、平和へ繋がる

転んだ私に手を差し出した
見知らぬお婆さん
その時の喜び‥‥
心が温かくなった‥‥
熱く燃えた
私の中で‥‥
春の風が吹いた

戸惑いながらも
私は礼を言った‥‥
見知らぬお婆さん
天使の様に
微笑んだ
「礼などいい‥‥
次に困っている人を
助けなさい」
私には
分からなかった
お婆さんの心‥‥
読めなかった‥‥

今‥‥
胸がキュンとなる
苦しくて堪らない
あの時
あの場所で
見知らぬお婆さんが
言った
あの一言
今胸を打つ‥‥
私も
困っている人を助け
助けられた人も
次に困っている人を
助け‥‥
と言う事であろう

あの時
感じた春の風
私も
人に届けたい
小さな喜びが
平和へ繋がる事を
私は
あの時
あの場所で
見知らぬお婆さんから
学んだ
だからこそ、
願う‥‥
この春の風が
あなたの所まで
届くように‥‥