桜エビのお話
  メニュー

TOPページ 

リンク 

海外情報 

色々な話 

科学の話 

医学の話 

食品の話 

用語辞典 

メモ 

 


更新日:
 2011年5月8日






◎桜海老

 サクラエビは、美しい透明な桜色をした4〜5cm位の小さな海老です。日本では静岡県の駿河湾でだけ、漁がおこなわれているという貴重な海老です。
 桜海老の産卵期は、毎年5月から10月頃までの期間で、そのうち6〜8月頃が最盛期にあたります。このため漁が行われるのは毎年、春(3月下旬〜6月上旬)と秋(10月下旬〜12月下旬)の期間だけです。6月11日から9月30日までは繁殖期のため禁漁となっており、冬はエビが深くにいるため休漁となっています。
 桜海老の卵は1日半で孵化し、孵遊しながら親海老とは全く違った形をしています。変態を重ねて1ヶ月くらいで稚海老となり、10〜12ヶ月で成熟した親海老になります。そして、産卵後2〜3ヶ月で寿命となり、生息期間は15ヶ月ほどです。
 桜海老は、昼間は水深200〜300mほどの場所にいて、夜になると海中のプランクトンを求めて水深20〜50mぐらいまで浮上してくるそうです。このため桜えび漁は、風や波がない天候の良い夜間に行われます。
 サクラエビ漁は、夜に2隻1組で網を引き、網を揚げる際には2隻が横付けになります。このため風が強かったり、雨が降ったりすれば、事故が起きやすいため、漁を行わないそうです。由比では、午後1時に天候などを見て、漁に出るかどうかを決めるそうです。その判断は慎重で、3月下旬から6月下旬まで行われる春漁の期間中、実際に出漁するのは20日ほどしかないそうです。
 桜えび漁は、明治27年(1894年)12月、由比町の漁師、望月七平さんと渡邉忠兵さんがアジ漁に出漁した際、カンタ(浮樽)を忘れたため、網を海中深く沈むのにまかせて漁をしたところ、偶然、多量の桜海老が獲れたことがきっかけだそうです。漁獲量は、最も古い記録が明治34年の294tonで、最近の統計で最も豊漁の昭和42年が9,373ton、最も不漁の平成9年が843tonです。
 この貴重な桜エビを生で食べられるのは産地ならではです。見てください。海のルビーと言った感じですね。桜エビは皮も頭も丸ごと食べられるため、カルシウムなどの栄養素が豊富だそうです。旬の時季だけにいただくことができる新鮮な生サクラエビ、是非、食べてみてください。



       生桜エビです。



     こちらは桜エビ御飯です。