ソバのお話

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更新日:
 2008年6月28日






◎そば (1996年5月2日)
 タデ科の植物で、原産地の中国雲南省周辺から、朝鮮半島を経由して日本に伝わったと推定されている。縄文時代の遺跡からソバの種子や花粉が出土しています。
 世界各地で栽培されているソバには、普通ソバ(F. esculentum)とダッタンソバ(F. tataricum)の2種類があります。それらは植物学的にはタデ科(Polygonaceae)のソバ属(Fagopyrum)に分類されており、その他にもソバ属には野生種を含めて十数種の存在が確認されています。
 中国、朝鮮半島などでは麺にして食べられていますが、ロシアなど「かゆ」で食べる地域も多いです。インド、ネパールなどでは、粉をパンのようにして焼いて食べています。
 日本独自の切りソバは、単身生活者の多かった江戸の町で、簡単に食べられるスナックとして広まったといわれています。そばは、高血圧を予防する効果があるとされるルチンやビタミンB1などを含んでいます。
 
◎ネパールにおけるソバ料理 (1996年5月2日)
 ヒマラヤのふもと、ネパール王国山岳地帯にもソバの料理があります。ネパールでは、ソバはタライと呼ばれる熱帯の低地でも作られています。一方、ネパールの山岳地帯では、ネパール国民の一般的な主食であるコメの栽培が困難であるため、コメの代わりにトウモロコシ、シコクビエ、ジャガイモ、ソバなどが広くつくられています。
 日本では、ソバの花は白が一般的ですが、ヒマラヤ周辺や中国などではピンク色の花もみることができます。
 ネパールでのソバの一般的な食べ方は、ディロ(Dhiro)とロティ(Roti)です。ディロとは日本でいうところの「そばがき」です。ソバ粉をお湯で練って、辛い唐がらしで味付けしたタレ、もしくはカレー味の野菜の煮付けとともに食べるものです。ロティはソバ粉のパンケーキです。
 その他には、ソバ粉を水で練って薄くのばして焼いたチャパティ(Chapathi)や、ロティを油で揚げたプリなどがあります。また、ソバ粉を山羊の血で練って、腸詰めにしたギャンテェなどもあります。そして、ソバ粉を使ってとろみをだしたクー(Ku)と呼ばれるシチューも食べられています。
 またソバの種実だけでなく、葉も野菜としてたべることがあります。ソバの葉を乾燥させて粉にして、ドップラ(Doppra)と呼ばれるスープにして食べるところもあります。