2001/11/13更新 2004/6/19更新  2005/8/5更新

陳述書を書きたい ポイントは?

 

 誤字脱字にはご注意を。

 誰が何の件について、いつ誰宛てに書くのか、はっきりさせましょう。

 FAQ「黙秘権」をお読みください。

 FAQ「いまやっておくべきこと」をご参考にどうぞ。

 事実として何があって、どこに不服なのか(何を望むのか)はっきりさせるべきでしょう。
 事実の部分については、不服や反感をもとにした要約は避け、事実を淡々と書くべきでしょう。

 「この際、警察に対する不服をあれもこれも全部ぶつけてやれ」となる方もおいでのようです。それはご自由ですが、書き方によっては、警察に対する反感からただゴネているように見えかねないかと思います。

 捜査当局と初めて対峙することから緊張すると、やたらと固い文章にし、法律用語(らしき熟語)を連発しがちです。
 素人が法律(用語らしき熟語)を振り回しても、そんなのは付け焼き刃の生兵法。突っ込んでボロボロにする格好のネタを与えるだけです。
 しかし、素人でも、現場で何がありどこが不服なのかは、誰よりも知っているのです。ご自分の言葉で淡々と誠実に書けば十分でしょう。

 刑事訴訟法第248条に、「犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の状況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる」とあります。
 それらのことが、事件をどう扱うかにおいて大事だということです。その項目どおり全部書く必要はないにしても、参考にして良いでしょう。
 248条は「起訴猶予」の根拠となる条文です。「俺は無実だ」という方には本来は関係ないのですが、交通違反の不起訴の約94%は起訴猶予です。無実だという方の不起訴もほとんどすべて起訴猶予です。無視はできないでしょう。

 書面を提出する場合、提出した旨を調書に取ってもらうとか、持参した写しに受領印をもらうとか、たしかに提出した(検察官なら検察官は処分を決めるに当たってそれを参考にした)ことを証せるようにすると良いでしょう。ま、そんなことは常識でしょうか。確定日付印を利用する手もあります。

10 調書もそうですが、自分の陳述・供述としていったん署名押印して提出した書面の内容は、あとでひっくり返すことができません。というか、あとで訂正(訂正の書面を提出)すると「主張・説明が転々と変遷する、信用できない者」と見なされかねません。
 うろ覚えのことを興奮して断言したりせず、はっきり記憶にあることないこと、裏付けのあることないこと、事実の細部は忘れたが印象だけ残っていること、しっかり区別して書きましょう。

 以上、だいたいどれも常識の範囲のことですね。結局、普通のことを普通にしていれば良いんだと私は思います。

「意見書や陳述書を提出していい?」というお尋ねをよくいただきます。
 自分で何かを紙に書くこと、その紙を誰かに渡そう(読んでもらおう)とすることは、自由なのです。
 そして、その紙を、相手が受けとる(読む)かどうかも、相手の自由です。
 裁判では、多くの場合、裁判官の手に渡ることになりますが、しかし捜査段階では、「そんなものは受けとらないことになっている。受けとる義務はない」という者もいますし、「紙に書いたものじゃなくて、あなたの口から直に聞きたい」と言って、書面を受けとらずに調書を取ろうとする者もいます。さまざまです。
 それに対し、被疑者がどうするかも、人さまざまです。「ダメ」と言われてあっさり引き下がる人もいれば、そうでない人もいます。

 

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