02/10/22up 06/8/11更新

少年(20歳未満)の場合

 

 少年法」という法律により、20歳未満は「少年」とされる。
 反則金の金額と納付の方法、払えば「運転者に不服はなかった」として一件落着すること、そうしたことは成人も少年も同じだ。

 しかし、
1、切られたのは青キップだったが、反則金を納付(本納付)しなかった
2、切られたのが赤キップだった
 という場合は、ちょっと違ってくる。ごく簡単に説明しておこう。

 その場合、少年の事件は必ず家庭裁判所へ送られることになっている。

 上記1の場合、家裁はまず、少年を呼び出して反則金の納付書を渡し、払わせようとする。
 このとき、一度に複数の少年を呼び出し、部屋に集めて説明する、という形がとられるのが普通のようだ。
 この場合の反則金の納付は、納付書を渡し、近くの(または庁舎内の)郵便局で納付させ、領収証を確認して終わる(一件落着して少年を帰す)という形になるのが普通のようだ。確認の作業をするのは、ただ納付書を渡しただけでは、そのまま去って納付しない少年が少なくないからだという。

 少年が、取り締まりに不服があるなどでどうしても反則金を払わないときは、上記2の場合と同様になる。

 まず、少年は、家裁の「調査官」から話を聞かれることになるはずだ。
 調査官が調査した結果、「審判不開始」になることがある。
 「審判」とは成人の裁判に当たるもの。「審判にかけるまでもない」として終わるわけで、これは成人の不起訴に当たる。

 「審判」には、保護者の出席が求められる。どんな親なのか、ちゃんとした家庭なのか、そのあたりを見るのが主な目的のようだ。
 親は関係ねえよと1人で「審判」に臨む少年もいる。「あんな審判官に当たったんじゃお前もタイヘンだな」と親から慰められた少年もいるという。
 「審判」の結果、「不処分」になることもある。これは無罪に相当する。

 しかし多くは「交通短期」と呼ばれる軽い「保護観察処分」とされる。期間は、いちおう数カ月。交通安全の映画を観たり作文を書いたりで終わるのが普通のようだ。
 「審判」は、刑事裁判とは違うので、有罪・無罪はない。罰金や懲役などの刑罰を科すこともない。したがって前科がつくこともない。

 「審判」になじまない、とされて刑事手続きにまわされることもある。あとの手続きは成人と同じだ。
 20歳の誕生日が近いと機械的に刑事手続きへまわす審判官も少なくないようだ。

 私が親だったら「よく考えて、主張したいことがあるならして来い。世の中を見ておいで」と暖かく送り出したい。

  違反点数や、免許停止などの行政処分については、少年と成人の区別はない。

 

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