「意見の聴取」体験記
12点90日→60日

 

 意見の聴取に行って参りました。そこでの内容で、少々ですがわかったことがあるのでご報告します。

★私の場合★

 8月に速度超過50以上(51q/h超過)で検挙。
 免停・保留歴なしの12点累積(警視庁)。
 結果「免許停止90日→60日に軽減」。
 平成12年11月1日から12月30日まで免許停止。

★意見聴取の進行★

○「意見の聴取」の約15日前
 住所地に「意見の聴取」通知が到着。内容物は、「意見の聴取」通知と到着確認の返信はがきが入っており、はがきには「違反事実を認める・認めない」の欄がある。
 私は、正式裁判を希望しておきながら、いまだ検察からの呼び出しがこないので、行政処分を回避するための「起訴猶予」「無罪」「嫌疑不十分」がいつ決定するかわからない。
 そこで、意見の聴取前に検察の呼び出しがあったら、意見の聴取前に「不起訴」が勝ち取れ、行政処分が回避できるかもしれないと考え、違反を認めることになるはがきの投函を引き延ばした。ちなみに違反を認めないと記載して投函すると、(免停期間短縮交渉の)心証が悪くなるかなとも思い、結局投函しなかった。(しかし警視庁にいったときは、まったくおとがめなし。投函の意味なし??)

○当日 午後1時
 警視庁玄関にて免許証・意見の聴取通知を係に預け、ネームバッヂ「意見の聴取」を胸につけ、警視庁管内に入場(ちなみに通知・免許証を忘れても聴取は受けられるが、免許証がないと、免停処分が先送りになり、1年間の無事故無違反特例も先送りになる)

○午後1時10分
 3つの小部屋「第一聴聞室」「第二聴聞室」「第三聴聞室」に先着順に振り分けられていく。ただしここでの順番は「意見の聴取」の順番ではない。つまり、一番早く部屋に入っても、聴取の順番はあらかじめ番号で決められている。

○午後1時20分
 警察官(私服)が入場し、意見の聴取についての説明を開始する。発言は以下の通り。
「今回は90日以上の免許停止処分になる予定の方18名様にお集まりいただいております」
「ちなみに水曜日の午後は90日以上、金曜日の午後は免許取消処分になる予定の方にお集まりいただいております」(この発言で会場の雰囲気が少し弛緩)
「今回の意見の聴取では、免許停止処分が90日よりも長くなることはありませんのでご安心ください」
「なお進行は、聴聞官・鈴木一郎(仮名)が務めます。聴聞官が入退出するときには、ご起立の上、礼をしていただきます様、ご協力をお願いします」
「なお意見の聴取は全員(18名)が10分ずつ行なっても3時間かかってしまうことになりますので、なるべく手短にお願いします」
「今回の意見の聴取は、あくまでも行政処分のために行なうものです。ですから違反の事実や量刑を争うものではありません。裁判とは違いますので、取り締まりの事実に対しての論争は控えてください」(ははーん、これでみんなだまされるんだ・・との思いが頭をよぎる)
「今回の処分に不服のある場合は、行政不服審査法に基づく、審査をうけることができます」(どうせ無理なのに、と思ったが、静粛)
「私が名前を1人1人読み上げますので、自分の順番になったら、前の席にご着席の上、氏名・生年月日・住所をおっしゃってください。なお生年月日は昭和、住所は東京都はつけなくて結構です」(そこまで時間短縮するか、と思ったが、静粛)
「そのあと、私が個々人の免許停止事由を述べますので、よく聞いてから、聴取官の質問に答えてください」

○午後1時40分
 聴取官(私服)が入場し、全員起立の上、礼。その後番号順に1人ずつ聴聞開始。そのときも、行政不服審査法の説明が聴取官よりあった。(どうせ無理なのに、と再度思う)

○午後1時40分から午後2時20分
 聴取。

○午後2時20分から午後2時40分
 休憩。

○午後2時40分から午後3時
「ほとんどの方が期間が軽減されています」
 とのせりふに、場内からため息がもれる。
 免停期間通知。
 
結果 60日免停に短縮 16名
    短縮ならず90日が2名(いずれも酒気帯び者)

○午後3時
 解散。

★わかったこと★

 警視庁の場合水曜日の午後は90日免停該当者が呼ばれ、金曜日の午後は免取対象者が呼ばれること(警察官の発言から)。
 
酒気帯び+αの場合は軽減がないこと。(つまり酒酔い運転=免許取消確実か?)(前歴なしの駐停車違反3点,酒気帯び+スピード30超過の9点で合計12点の人でも軽減なし)(前歴1の酒気帯び6点もだめ)(酒気帯び運転は違反であるとわかっていて運転していますからね・・と、酒気帯び2名の退出後、警察官が後で話してくれた。)
 
前歴1の90日免停の場合は軽減対象(前歴2は今回の18人にはいなかった)。
 
ゴールド免許だったり感謝状を提出しても90日免停対象の場合60日以下にはならない。(聴取会が終わった後担当官に確認したら30日になった人は過去いませんといわれました)
 
免停中の運転による検挙は、過去一件も免許取消にならなかった人はいない。(と・・言っていた。運送業の人が免停の事を会社に報告できず、運転してしまって免取。また子供の急病のため病院まで運転してしまった場合も情状酌量があったが結局免取になりましたと言われた。松坂くんも免許取消ですからとのおまけセリフも)
 
首都高速湾岸線で検挙された者3名、環七通りで検挙されたもの3名と、結構多い道路が固まっていた。(中には、30km制限を52kオーバーしている猛者も、30km規制道路では捕まえないというのはデマでした)
○ 
過去3年の免停歴も警察官から公開されるが、なぜそのとき免停になったかまでは言われない。(つまり過去の免停になった理由は関係なく免停を受けたという事実のみを発表する)

★結果★

 自分が酒気帯び+αで90日免停になった場合は何を言っても、反省しても無駄
 逆にそれ以外の場合は、別に反省している態度を示さなくても、はいはいそうですといっていても、ピアスつけていても、たとえどんな格好をしていても軽減された(少々納得いきませんが・・)
 感謝状などは、「免取」になりそうな時まで提出を控えるのが良いと思った。どうせ提出しても30日にはならないからである。なまじ提出して、「免取」の意見聴取時に使えなくなる方がつらい。
○ ただし前歴2回となると厳しいかもしれない。(推測)

★聴取官の質問は以下の通り★

 最初に絶対聞かれた質問

違反事実に相違ないか
運転していたときは仕事かプライベートか

 聞かれなかったり聞かれたりした質問

同乗者はいたか
普段からその道路は走行するのか
罰金は納付したか(前歴ありで今回青キップ免停の場合は反則金は納付したかと聞かれる)
どこに行く途中だったか(スピードの場合)
なぜスピードを出してしまったか(スピードの場合)
規制速度は知っていたか(40km制限以下の道路でのスピード違反の場合)
事故の原因はどこにあるとおもうか(人身事故の場合)
事故の示談は済んでいるか(人身事故の場合)
相手の方の現在の治療経過は(人身事故の場合)
違反をしてしまった感想は?(ゴールド免許あるいは前の違反から長期間あいている場合)
スピード違反は初めてですか?(初めてのスピード違反の場合)
どこで飲んだか(酒気帯びの場合)
どれくらい飲んだか(酒気帯びの場合)

 最後に必ず聞かれた質問

なにか言いたいことはないか
 どうやら、質問の答えはあまり免停日数短縮には関係ないようです。反抗さえしなければ・・酒気帯び以外OKではないでしょうか。

    dir/東京都

 以上のご報告は2000年11月(もっと前?)にいただいていたものです。たいへん貴重なご報告と思います。dirさん、ありがとうございました。
 ただし、これは警視庁におけるその日その聴聞官のもとで行なわれた「意見の聴取」についてのものです。どの場合も必ずこのとおりというわけではないでしょう。そこは踏まえてお読みください。ちなみに警視庁の「意見の聴取」は府中の試験場内でも行なわれます。

 

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